
あなたの心の終了宣言:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
そんな今回のテーマは2021秋の異世界アニメに異変あり編ー!
なろう系の無双終了宣言?
ここからなろう系アニメの流れが変わるかもしれない。
動画解説:異世界アニメの無双終了宣言?【2021秋のなろう系に異変あり】暗殺貴族や真の仲間だけじゃない(約9分)
この記事で分かる目次
あいかわらずなろう系の異世界無双が続いていると見せかけて
無職転生、異世界食堂2、進化の実、真の仲間、最果てのパラディン、暗殺貴族と、合計6作品と2021秋アニメのなろう系もボリューム満点。
動画配信の再生数でも上位に入りまくりと、無双状態!…と見せかけて、その内容の方がいつもとかなり違うんですよね。
なろう系の王道といえば、普通の人が異世界に転生、もしくは転移して無双する異世界チートや、ヒロインたちに囲まれるハーレム要素。
これらが昔から漫画&アニメの二大要素と言われるヒーロー性とモテ要素をバチコーン!と押さえて、アニメライト層を中心に大人気となって、最近の異世界アニメの動画配信無双を起こしています。
逆にそれがアニオタ勢を中心にマンネリと嫌われる要素でもあるのですが。
しかし、今期のなろう系は6作品もあるのに、その王道的な作品が一つもない。
なろう系ブームはもうすぐ終わる終わるなんて言う人もいましたが、もしかしたら変化しながらまだまだ続くかもしれない。
今期はそんなラインナップとなりました。
異世界食堂2は別格
まずは続編もののなろう系から見ていきましょう。
異世界食堂2については説明するまでもないでしょう。
なろう系アニメの初期の作品でありながら、チートもハーレムも一切なし!
異世界の住人が日本の洋食屋に来て食事をする。
こっちの世界の食べ物を美味しそうに食べる異世界人の様子を描く、ただそれだけ!
なろう系アニメというよりも、孤独のグルメのような実写ドラマに近い雰囲気。
そんな一見地味な感じですが、アニメライト層だけでなくて、アニオタからもけっこう観られていて、動画配信の再生数は好調。
みんな飯テロにやれています。
無職転生はタイトルで騙されたけれど
タイトルからアニメ派は『どうせ~、いつもの異世界チートなんでしょう~?』と思わせておいてからの、
全然違ったーーー!!!
というファーストインパクトで、なろう系が嫌いなアニメ派のハートも鷲掴み。
主人公は天才だけどチートではない、魅力的なヒロインはいるけれどハーレムではない。
そんなリアル感も重視するアニオタも納得の絶妙なバランス設定に加えて、
主人公を筆頭に人間のダメな部分や醜い部分もしっかりと見せることで、人間が描けていない!と叩かれがちななろう系とは一線を画す作品となりました。
結果、日本はもちろん、世界でもお色気で配信停止となった中国などの一部の地域を除いて、鬼滅の刃と覇権を争うレベルで見られまくり。
こういった作品ばかりだったらなろう系のオタクの評価もガンガンに上がるのでしょうが、なろう系に限らず、ここまでキャラと世界観を深掘りする作品は、そんな簡単に作れませんからね。
進化の実はたしかにそうだけど
見た目がブのスで学校にイジメに遭っていた主人公が、異世界転移でチートだけではなくイケメンになって、ヒロインたちにもモテモテ。
設定だけみれば、なろう系の王道中の王道じゃねえか!って感じですが、
メインヒロインがゴリラなんですけどーっ!?ストーリーもチートというよりギャグなんですけどーっ!?
というのが王道チートとの大きな違い。
その作風に合わせたようなギャグ作画が、アニオタには叩かれまくって不人気ですが、ライト層からは人気ありまくりで、国内海外共にベスト5に入るぐらい動画配信で見られまくり。
やはりなんだかんで、昔から続くヒーローとモテ要素は強いのか?
この作品にヒーロー要素があるのか?という点については疑問はありますけれど。
裏がある真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
真の仲間は、スライム倒して300年のヒットによって、アニメでも浸透していきそうななろう系の異世界スローライフ系。
いきなりヒロインと同居生活でキャッキャウフフのモテ要素で、王道に近いのかな?と思わせるけれど、主人公は異世界転生でも転移でもなくて異世界の住人。
さらに、チートどころか、実力不足で勇者のパーティーを追い出された。
ただし、周りは評価しているので、アニメではまだあまりないけれど、ちゃんと見れば有能だけど周りが無能で不遇な扱いを受けるという、なろう系の方では増えている追放系と呼ばれるやつ。
今後なろう系アニメでもこういった追放系が増えてきそう。
また、真の仲間の場合は主人公がキャッキャウフフなスローライフを行う一方、
残った勇者パーティーの方はけっこうな残虐ファイトも見せる。
けっこうギャップがエグイやんけと、一つ一つは珍しくないけれど、それを組み合わせることで新たな切り口を見せてきた。
結果、それが大当たりしたのか、国内でも海外でも動画配信はベスト5に入るレベルで見られまくり。
今後のなろう系アニメは、こういった複合系も増えてくるかもしれない。
最果てのパラディンは異世界転生ものなのに
だって、異世界転生のバトルものなのに、4話が終わってもチートもモテ要素も全然ないんだぜ!
バトルの方はまだ若干強さを感じせているけれど、
モテ要素の方はまったくないんだぜ!
というか、女性キャラが今のところミイラのお母さん役しかいないんだぜ!
しかも、
主題歌を見る限り、ヒロインらしいヒロインもいなさそうだし。
なろう系の異世界転生ものでありながら、なんか90年代とか2000年代のラノベアニメみたい。
結果、それがヒーロー要素とモテ要素が足りないと思われたのか、日本ではあんまり観られていない。
けれど、海外ではけっこう観られているということで、この海外の評判によっては、今後こういったなろう系アニメも増えるかもしれない。
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
設定的にはヒーロー&モテ要素ある王道的ななろう系異世界ものですが、
決定的に違うのが主人公が前世でも世界最高の暗殺者で、ナイスミドルなおじいちゃんだった点。
平凡な学生や会社員が異世界転生するより共感度は落ちますが、これだけ王道系作品が多くなった影響か、逆に新鮮な設定とストーリー展開になった。
結果、国内でも海外でも無職転生と1位を争うレベルで動画配信見られまくり。
2期ほぼ確定と言っても過言ではない大黒字状態。
なろう系アニメにうまいこと変化を付けることで、大成功した例となりました。
変わるなろう系の異世界アニメ
もちろん、異世界食堂やこのすばやリゼロといった王道のなろう系とは違う作品もたくさん出てきました。
とはいえ、いつの時代も王道チートななろう系ありまくりなので、どうしてもラノベを読まないアニメ派は、王道チート=なろう系のイメージがつきまくり。
特になろう系の作品数が増えてからはさらに増えまくり。
しかし、今期は6本もあるのに、王道チートは1本もない(進化の実は、人によっては王道だよと思うかもしれませんが)
そんでもって、2022年も今のところは日本人の一般人が異世界に行って、チート&モテモテの王道なろう系はそこまで多くはない。
これは王道異世界チートななろう系はお役目終了と言わんばかりに数を減らし、こっからはそれ以外の作品が中心となってくる、なろう系の第二段階に入っているのかもしれません。
なろう系の無双終了宣言?2021秋の異世界アニメに異変ありまとめ
今回のなろう系の無双終了宣言?2021秋の異世界アニメに異変ありをまとめると、なろう系もバトルものやラブコメのようなに新たな段階に突入してきたのかもしれない。
そして、この変化が成功すれば、異世界なろう系も王道ジャンルの一つとして、今後も残っていくのは間違いない。
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