あなたの心の0話切り:アニメマンガ名探偵すやまたくじです。

そんな今回のテーマは、2022年夏アニメ0話切り誤算ランキングー!

良くも悪くもコミコミで!

今回はTwitterのトレンドと、僕が独自にやっているTwitter投票で選ぶ週間アニメランキングのデータを元に、良くも悪くも前評判とは違う動きを見せた作品をピックアップ。

その衝撃度で順位付け、さらにその理由も考察していきます。

2022年夏アニメ0話切りの誤算ランキング

このランキングでは、良くも悪くも予想以上に大きな動きをした作品が上位に行くシステムになっています。

6位:ユーレイデコ

今期作品の中でもトップクラスに0話切りラッシュを喰らっているのがこのユーレイデコ。

公式Twitterのフォロワーもたった2000人ちょっとと、人によっては、

0話切り当たり前じゃねえか!

と思った人も多いと思いますが、そう思った人にはちょっと待ったコール、ちょっと待ったコールと言いたい。

当たり前じゃねえからなという理由があるから、このランキングに入れたのです。

というのも、ユーレイデコは、数々の賞を受賞した『映像研には手を出すな!』などのヒット作を生み出しているサイエンスSARUと湯浅政明が制作に関わっているから。

パンチの効いたキャラの影響で、見た目を重視する深夜アニメ層からは0話切りや途中切りラッシュを喰らいましたが、それでもアニメ制作を独自の切り口で描く見せ方が評価され、一般層やライト層も巻き込んで作品としては大ヒット。

ユーレイデコもその流れを狙いましたが、

今のところ、全然ライト層や一般層にも刺さってねえーーー!!

原作がある映像研と違って、原作ファンの口コミブーストがかけられないのが痛い。

そんでもって、深夜アニメ層からはキャラの見た目で0話切りされまくって口コミも少ないから、映像研みたいにそもそもアニメをそんなにチェックしない、ライト層や一般層には存在すら知られていない。

中身が面白くても、まずは観てもらわないと始まらないという典型的なパターン。

ちなみに、映像研もあれだけヒットした割には、オタクが選ぶ2期が来て欲しい作品にはだいたい入ってないと、

とにかく深夜アニメ層は、面食いなんじゃあ~!

>>ユーレイデコも対象SFアニメおすすめランキング

 

5位:転生賢者の異世界ライフ

転生賢者も深夜アニメ層からは0話切りラッシュ。

このタイトルを見て、どうせいつもの異世界なろう系チートだからでしょ?と思ったあなたはちょっと待ったコール。再びちょっと待ったコールと言いたい。

仲間にしたスライムの方が活躍するという違いはあるものの、たしかに内容的にはいつもの異世界なろう系チート。

ただ、他の作品と違って原作シリーズがびっくりするぐらい売れています。

どれぐらい売れているかというと、発行部数500万部突破と、

これは同じなろう系ではアニメで大ヒットする前の無職転生本好きの下剋上に関してはアニメでヒット後と同じぐらい。

今期夏アニメで比較するなら、よう実と同じレベルで原作シリーズは売れている。

なので、この3作品と同じぐらいヒットしてもおかしくないのですが、

1話目のスタートダッシュはスン!な0話切りラッシュ。

もちろん、原作ファンは観ているみたいなのですが、アニメ派が0話切り・1話切りしまくっているのが原因みたい。

つまり、発行部数500万部では、原作ファンだけが盛り上がっても、Twitter上でトレンドを起こすのは難しいようです。

>>転生賢者も対象の異世界漫画おすすめランキング

 

4位:Engage Kiss(エンゲージ・キス)

エンゲージ・キスは悪くない滑り出しですけれど、想定していたほどは伸びてない。

というのも、A-1 Picturesが予算とスタッフに力を入れまくった期待のオリジナルアニメだから。

特に、脚本に起用された丸戸史明(まるとふみあき)先生は、大ヒットラノベラブコメ『冴えカノこと冴えない彼女の育てかた』の原作者であると同時に、様々な大ヒットエロゲーのシナリオライターもやっている人気者。

つまり、エンゲージ・キスはA-1 Pictures好きはもちろんとして、ラノベ好きやエロゲー好きが興味を持つ要素がありまくり。

今期の覇権アニメの一角として、1話目がバズってもおかしくなかったのですが、

同じA-1 Picturesのリコリス・リコイルに喰われちゃったんじゃあ~!

エンゲージ・キスについては、このリコリコとの違いを考察していきましょう。

冴えカノや丸戸先生効果もあって、PV再生数は圧勝しているなど、前評判はエンゲージキスの方が高かった。

リコリコの衝撃的な第1話は置いておいても、エンゲージキスは設定やキャラの見た目が濃すぎるのが人を選んだのかなと感じます。

ヒモ主人公にヤンデレヒロインに加え、キャラの見た目やいきなりベロチューをかますなど、色んな意味でリコリコと比べると濃厚。

この辺は丸戸先生ということで、ラノベに多い濃い男女設定を取り入れたということでしょうか。

ただ、配信がメインとなった令和に入ってからラノベラブコメが苦戦しているように、濃い設定はライト層や一般層のウケがすこぶる悪い。

それがネックとなって、エンゲージキスはラノベ好きやエロゲー好きを中心に、濃い男女関係がOKな人には刺さっているけれど、

それ以外の層に広がっていないのがリコリコとの差になっているんじゃかないかなと。

とはいえ、ウマ娘など、配信で苦戦しても濃いファンだけでバズることはあるのですが、エンゲージキスはそこまで行ってないということは、深夜アニメ層にもけっこう刺さってない人も多いということでしょう。

文字離れが叫ばれている昨今ですから、ラノベ好きやエロゲー好きが減っているのも影響しているのは間違いないでしょう。

 

3位:彼女、お借りします(かのかり)2期

原作マンガは発行部数1100万部突破、今期の中でもトップクラスに売れているアニメの2期なのに、想像以上に伸びんのじゃあ~~~!!!

しかも、かのかりは今までのランキング入りとはちょっと違う。

Twitter投票のポイントは低いけれど、トレンドは3万を超えてリコリコとトップを争うレベル(リコリコと違って、2話は1万ちょっとに落ちたけど)

つまり、原作ファンやライト層は多く反応しているけれど、他の人のツイートにも反応するオタク層はイマイチというアンバランスな形になっています。

ちなみに、1期のときは倍ぐらいコア層も反応していたので、2期になってガクンと落ちた形。

この違いを分析すると、あきらかに1期の時と比べると、賛否両論の声が激減した。

1期のときは嘘付き主人公や、腹黒カノジョ麻美ちゃんに賛否両論の嵐が飛びかってましたが、2期は台風が過ぎ去ったかのように平和なもの。

むしろ主人公カッコイイや男らしいと言った賞賛の声の方が多いかもしれない。

賛否両論が激しいとマイナスイメージ取られがちですが、激しいということはそれだけ熱心に観ている人も多いということ。

逆にその熱がなくなると、2期のかのかりのように、無風状態に近づいていくので、作品的にはこっちの方が危ない。

また、かのかりは一見ハーレムラブコメのように見えて、勝ちヒロインは水原一強なので、恋のドキドキが話数が進むごとに減っていくのも原因の一つかなと。

形はだいぶ違うけど、カップルが決まっているという点では、

からかい上手の高木さん的に、もはやラブコメというよりも二人の日常系みたいな感覚になっていっているのかもしれない。

>>かのかりも対象ラブコメアニメおすすめランキング

 

2位:リコリス・リコイル

リコリコは今期夏アニメ一番のサプライズ枠。0話切りされない方のうれしい誤算でランクイン。

もちろん、こちらも予算と豪華スタッフを揃えたA-1 Picturesのもう一つのオリジナルアニメということで期待はされていましたが、ビッグネームの丸戸先生がいた分、PV再生数やTwitterのフォロワー数が負けるなど、前評判はエンゲージキスの方が高かった。

PVに関しては41万再生と、全体で17位、これは春アニメのサプライズ枠と言われたパリピ孔明よりも低い数字。

それが第1話が放送されたら、同じA-1のエンゲージキスはもちろん、

パリピ孔明も超える大爆発ーーー!!!

オリジナルアニメでここまでバズったのは、2021年春アニメのVivy -Fluorite Eyes Song-(ヴィヴィ-フローライトアイズソング)以来。

ここまでバズった理由を考察すると、やはり話題にもなっている女の子+ガンアクションのギャップが一番大きい。

特に第1話の冒頭でいきなりぶっぱな!&ぶっころ!の連続を見せてきた衝撃的な掴みが強烈でした。

また、女の子のガンアクションと言えば、2000年代にヒットしたGUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)がありますが、あっちのように重い話にせず、今の時代に合わせて明るい話にしたこと。

さらに、千束(ちさと)が弾をよける超人的な能力を発揮したり、なぜか女の子だけ死なないなどのファンタジーも強化したことで、令和のアニメ層にバチコン!とハマった。

また、GUNSLINGER GIRLよりも明るいノリで、女の子たちが裏の仕事をするアニメと言えば、2017年にプリンセス・プリンシパル、2018年にRELEASE THE SPYCE(リリース ザ スパイス)もありましたが、リコリコはこれら以上に大ヒット。

その要因としては、カモフラージュとして女子高生の制服を着たことと、キャラデザがうまくハマったのも大きいと思います。

見た目は日本の女子高生がガンアクションをすることで、より非日常のギャップが生まれた。

そして、アニメ化もされた『この美術部には問題がある!』の原作者が担当したキャラデザは、エンゲージキスと比べるとクセもなくカワイイので、より多くの視聴者に受け入れられたのが大きい。

オリジナルアニメに大事な、内容と予算とスタッフの予算がバチコーン!とハマったからこそのこのスタートダッシュの大成功。

>>リコリコも対象ベストアニメおすすめランキング

 

1位:ようこそ実力至上主義の教室へ(よう実)2期

覇権候補の最有力がまさかの開幕ダッシュならず。

決して悪くはないのですが、前評判を考えると、リコリコぐらいバズってもおかしくない。

それがTwitterポイントでもトレンドでも、リコリコの1/3ぐらいだったので、これは大誤算と言っても過言ではない。

この理由として、YouTubeのコメントでも多かったのが、原作と比べて出来が良くないと賛否両論が激しかったからというもの。

もちろん、評価が高い方がいいですが、転生賢者でも語った通り、数が少ない原作勢の評価が分かれても、数の多いアニメ勢で取り返せば問題なし。

実際1期も原作勢には叩かれましたが、アニメ勢も取り込んで2期・3期を決める人気作になりましたし。

また、かのかりで触れた通り、賛否両論が激しいということは、それだけ熱心に観ている人が多いということですから。

今回開幕ダッシュがうまくいかなかった一番の原因は、

大人層が思った以上に0話切りしまくっていたから。

この人たちは否定の意見すらない、これだけ話題となっているよう実が始まっても、まるでなかったかのように、スン!と一切話題にすら出してないからね。

1期の途中で切っちゃったのか?それとも、1期も0話切りしちゃったのかは分かりませんが。

学生が主人公なので、大人層が切りやすい傾向にありますが、それでも同じ学生が主役の着せ恋なんかは大人もけっこう観ていた。

なのでわたくし今回、1期の感想から振り返って、なぜ大人層に切っちゃってる人が多いのが調べてみました。

色々と理由がありましたが、多かったのは主に二つ。

一つ目は、あれだけ金がかかる学校が、なんで国立なんだよと。

2期でも登場している豪華クルーザなど、国の税金であんな豪遊してたら国民から叩かれまくるだろう!と、いきなりなかなかシビアな意見が。

お堅いイメージが強い国立学校で、茶柱先生とか胸をカーン!と強調してたりするし。

ここはラノベでよくある私立設定にしておけば良かったと思うのですが、国立した意味が何かあるんでしょうか。

大人層がよく引っ掛かっていた二つ目は、Aクラスだけですが、希望する進学・就職率共に100%という点。

国立で100%のコネを約束するのはどうなの?という意見もありましたが、

それ以上に多かったのが、龍園とか坂柳とか、各クラスのリーダーはあんなに強キャラ感出しているのに、国からのコネ狙っとんのかい!?といったツッコミも。

あんな自信マンマンだったら、進学や就職じゃなくて、起業すればいいじゃないとか。

特に龍園とか、組織で活きるタイプじゃないだろうといった、社会に出ている大人層ならではの気になる部分みたいですね。

ここも進学や就職だけでなく、起業も全面サポートとか加えるだけで良かったと思いますが。

なので、よう実が覇権を取るには、賛否両論が激しい原作ファンや学生層を納得させるのも大事ですが、0話切りしちゃってる大人層をどう動かすかが、実は大きなポイントとなりそうです。

>>よう実の個別レビューを見る

 

2022年夏アニメ0話切りの誤算ランキングまとめ

今回の2022年夏アニメ0話切りの誤算ランキングをまとめると、実は表に見えている激しい賛否両論よりも、裏で静かに切っちゃってる人達の方が気付きずらい上に数が多い。
このサイレント0話切りをどう取り込むかどうかが、ヒット作を生み出す上では欠かせない。

>>2022年夏アニメ個人おすすめランキング