
あなたの心の覇権候補:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
そんな今回のテーマは2022年冬アニメ、1話特集第3弾ー!
今回の5作品は覇権候補が多い!
前回の2022年冬アニメ6作品、第2弾考察に続きまして、今回は失格紋の最強賢者、怪人開発部の黒井津さん、からかい上手の高木さん3、明日ちゃんのセーラー服、その着せ替え人形は恋をするの5作品を。
Twitterの反応と配信も数字が出ている作品はプラス。
さらに、アニメを観た感想や原作との違いを分析しながら、1話での手応えや今後の人気がどうなるのかを予想していきます。
特に0話切りした人は、これを見て再検討してみるのはいかがでしょうか?
この記事で分かる目次
からかい上手の高木さん3 1話
からかい上手の高木さん3期1話の感想を一言でまとめると、3期はいきなり攻めてきたーーー!!!
説明不要のからかい系ラブコメのパイオニア。
基本、高木さんと西片くんの二人をメインに、からかいという名のイチャイチャを魅せる。
ただこれだけ。ただこれだけだけど、ありそうでなかった日常系をプラスしたようなラブコメ。
それがアニメでも大当たりして、原作漫画も1000万部突破の大ヒット。
この高木さんのヒットにより、次々とこのパターンの作品が増えた、まさにからかい系ラブコメのパイオニアです。
1期2期で結果を出した高木さんですから、当然今回も2022年冬アニメの覇権候補と推す人も多かった。
そんな3期の第1話は、2期で見せたアニメオリジナルでまたまた魅せてきた。
花火や桜のシーンなどは、ゆったりとした日常系ラブコメとは思えない気合の入れっぷりで、この後の劇場版を意識しているようかの作画クオリティ。
また、作中の夢オチに合わせて、EDはラッツ&スターの『夢で逢えたら』を持ってきたことで、Twitterでは3万に迫る大トレンドとなっていました。
3期でこの数字はスタートダッシュ成功。
配信もdアニメストアのデイリー再生数ランキングで第2位と、今期も覇権候補の一つであることは間違いない。(ちなみに第1位は終末のハーレムでした)
失格紋の最強賢者 1話
失格紋の最強賢者1話の感想を一言でまとめるなら、いや、1巻を1話で描いちゃったーーー!!!
最強の賢者がさらに強くなるために500年後に転生する。
そんな500年後の世界は魔法衰退していて、さらにチートになるという異世界なろう系の王道的な展開。
これだけ聞くと、アニメ派は『どうせ~、いつものテンプレなんでしょう~?』と思うかもしれませんが、
なんと原作はシリーズ累計500万部突破。
250万部のビスクドールよりも売れてるし、アニメ化で高木さんの半分も売れている大人気作。
なので、原作ラノベを読んでみたら、紋章や世界観の設定が細かくて、また主人公の中身が1000歳を超えるおじいちゃんということで、その心の声のギャップとかのコメディが王道的な異世界なろう系が苦手が僕でも面白かった。
が、アニメではその面白かった部分がことごとくカットさてるんですけどー!?
幼少期編に出てきたバカ兄貴とか物凄くいいキャラしてたのに、そこは丸々カットされてたしね。
500万部を超える人気作なのに、原作1巻をアニメでは1話で描いちゃう。
作画クオリティも低かったし、多分メインとなるスポンサーがあまりお金が出せなかったんでしょうね。
メインがお金出せないと、主導権を握るため、周りにもお金を出させないというアニメ製作委員会の弊害が出た形です。
結果、デカいトレンドを起こすどころか、異世界なろう系嫌いが多いアニメ勢は0話切りラッシュ&1話見た人も酷評ラッシュ。
原作ファンも1巻を1話で描くという暴挙に激おこする人が続出。
かなり厳しい立ち上がりとなってしまいました。
怪人開発部の黒井津さん 1話
怪人開発部の黒井津さん1話の感想を一言でまとめると、宇宙刑事シャリバンが出て来たーーー!!!
邪神ちゃんやリケ恋など、パンチの効いた作品を送り込み続けるCOMICメテオの新たなる刺客は、ヒーローと戦う敵側のお話。
悪の組織で予算や上司に振り回されながらも怪人開発にがんばる黒井津燈香(くろいつとうか)のコメディ。
この流行なんて関係ねえ!と言わんばかりのCOMICメテオさんのスタイルが大好物。
結果、やっぱりね!というぐらいに第1話の話題性は低かった。
作画のクオリティも高くないし、配信でも伸びないだろうなと思うのですが、この作品、少ない予算の中でがんばってます。
アニメオリジナル展開として、ご当地ヒーローが登場し、むしろご当地ヒーローの方がトレンド入りしてました。
さらに、みんなから募集したアニメオリジナル怪人を登場させ、ナレーションは昭和の大ヒーロー『宇宙刑事シャリバン』と、本気で特撮好き人気を集めにかかっている。
また、原作ではなぜか生まれたばかりのウルフが服を着て出て来ましたが、アニメではしっかりとあられもない姿で出てくるなど、何気に原作改変をうまいことしてるぜ!という作品です。
邪神ちゃんも一部に刺さって2期・3期と決定しましたし、黒井津さんもそんな成功パターンにハマるかもしれない。
>>黒井津さんも対象のギャグコメディアニメおすすめランキング
その着せ替え人形は恋をする 1話
その着せ替え人形は恋をする1話の感想を一言でまとめると、覇権候補がキターーー!!!
CloverWorks(クローバーワークス)がやってくれました。
陰キャ男子と陽キャギャルのラブコメというよくある設定に、コスプレというテーマを加えたことで他との決定的な違いを作りました。
結果、原作漫画は人気が偏りやすいラブコメでは非常に珍しい男女比7:3。
無料で見れるアニメだともうちょっと広がりを見せるのですが、マンガでこの比率は快挙と言ってもいいレベル。
そんな男女共に人気があるラブコメを、クローバーワークスが想像以上のクオリティで仕上げてくれた。
まずヒロインの海夢(まりん)が可愛いと絶賛の嵐。
もともと綺麗な原作の画をベースに、冴カノで作画監督も務めたスタッフが、ビスクドールではキャラデザ&作画監督を担当して、アニメ向けにマイナーチェンジ。
冴えカノ要素もプラスして、もはや可愛さ保証付きと言っても過言ではない。
アニメ勢も原作勢も大満足な仕上がりとなっていました。
さらに、この海夢が今後は様々なキャラクターにコスプレする。
その時は見た目もキャラもガラリと変わるので、一人ハーレム状態・合法ハーレムと言っても過言ではない。
そんなキャラに加えて、ホリミヤでも見せたクローバーワークスの本気が詰まった背景美術も美しい。
ストーリーの方も原作をベースとしつつ、ちょいちょい補完する形で細かいアニメオリジナル演出が入っていた。
これだけでも一つの記事が出来そうなレベルに。
当然、Twitterでも3万を超える大トレンド。
配信も集計時間が短い不利な状況でありながら、翌日のdアニメストアのデイリー再生数ランキングでは11位。
続編を除く新作冬アニメの中では覇権候補の筆頭。
あとは続編にどこまで迫れるかですね。
明日ちゃんのセーラー服 1話
明日ちゃんのセーラー服1話の感想を一言でまとめると、CloverWorksが連続でヤバいんですけどーーー!!!
ビスクドールと合わせて、2022年冬の土曜の夜はクローバーワークスが1時間もハイクオリティアニメを提供するクールになることが決定しました。
セーラー服に憧れて、名門女子校に通うことになった明日ちゃんが同級生一人一人と友人関係を深めていくストーリー。
女の子がメインですけど、ラブコメでも日常コメディでも百合でもない。
どストレートな青春ものと、アニメでは非常に珍しいジャンル。
また、原作漫画は描き方や空気感がかなりクセ強なオンリーワン的な作品なのですが、
そんな世界観をクローバーワークスが圧倒的な作画クオリティで描いてきた。
もはやこれだけで存在感たっぷり。
さらに、四月は君の嘘やホリミヤで美術監督をしたスタッフはこっちで参加してるなど、背景美術に関しては同じクローバーワークスのビスクドール以上に気合を入れているのが伝わります。
そんな明日ちゃんですが、原作漫画では写真を切り取ったような独特の描き方をするのが特徴。
例えば、最初の明日ちゃんが側転とかバク転とかしているシーンは、原作漫画では1枚絵で14ページも使うコマ撮りしたような描写。
アニメでもコマ撮り演出するかな?と思いましたが、ここは普通のアクションで、さすがにアニメではこの演出入れないのかなと思っていたら、
明日ちゃんが初めてセーラー服を着たシーンや、木崎江利花(きざきえりか)との出会いではコマ撮り演出入れて来た。
元々の作画が美しいのに加えて、こういう演出も入れてくるから、劇場版アニメを観ているような気分になったよ。
そんな想いは他の人も同じようだったようで、こちらも感想は空気感がやばいと絶賛の嵐。
Twitterのトレンドの方は、明日ちゃんとセーラー服で割れちゃいましたが、それぞれ1万超えるトレンドも起こしてました。
配信の方はビスクドールよりもさらに遅い時間だったので、翌日のdアニメストアのデイリー再生数ランキングでは21位でしたが、今後伸びてくるんじゃないでしょうか。
見た人の反応的には明日ちゃんも覇権候補の一つ。
ただ、この独特の絵柄の影響で、けっこう0話切りしている人も多かったので、あとはこの人たちを口コミでどれぐらい取り込めるかが、今後の伸びのポイントになってくる。
第3弾特集:2022年冬アニメ1話覇権考察まとめ
今回の2022年冬アニメ1話考察をまとめると、覇権候候補と開幕ダッシュ失敗に分かれた。
個人的なおすすめ順は、明日ちゃん・ビスクドール・高木さん・怪人開発部の黒井津さん・失格紋の最強賢者の順番。
特にクローバーワークスの2作品は0話切りは大損と言っても過言ではないアニメクオリティ。