あなたの心のジャガーノート:すやまたくじです。

アニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回のテーマは『86 エイティシックス』1話の感想&解説ー!

春の覇権候補No.1!

ちなみに、わたくしアニメで放送された部分の原作を読んだ上で、アニメだけでは分かりづらい部分の解説も加えて感想や考察を語っています。

動画解説:【86 エイティシックス】1話感想・考察~アニメでカットされた原作の世界観や専門用語をサクッと解説(約9分)

アニメ『86 エイティシックス』第1話の感想・解説・考察

今回の第1話の感想を一言でまとめるなら、圧倒的ハイクオリティーーー!!!

さすが電撃文庫がSAOの次のエースに据えようと力を入れているだけのことはある。

初回からバトルもドラマもトップクラスの完成度でした。

ただ、原作では序盤から詳しく解説されていた難解な世界観や用語の解説がアニメではなかったので、この辺が分かりづらいという感想もチラリホラリ。

アニメでは後から徐々に解説していくのか?それとも、アニメでは難しい部分は敢えてあまり触れず、詳しくは公式サイトの解説を見てねという方針なのか?

なので、今回は原作で語られていた世界観の解説を中心に行っていきます。

解説はアニメで待つよ~という人や、解説がないならならでもいいという人は、今回はここでストップしてください。

ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で、原作ラノベとマンガ版の試し読み、その他の関連動画をまとめています。

気になる方はそちらもチェックしてみてください。

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世界観

物語の始まりは星歴2139年、舞台は9年後の2148年のサンマグノリア共和国。

西暦の漢字が違うことから分かる通り、地球を舞台とした近未来の世界ではありません。

1話目の冒頭にキレイな街並や無人機などが登場していたことから分かる通り、SF近未来的な異世界が舞台となっています。

漢字が違う星歴と2139年という数字から、地球によく似た世界で、今の地球よりも文明が発達してまっせと表しているんでしょう。

そんな中、舞台となるサンマグノリア共和国は、自由と平等、博愛と正義と高潔を表す五色旗を掲げる移民を受け入れる多民族国家。

 

隣の大国が全世界に宣戦布告

そんなサンマグノリア共和国の隣にある大国ギアーデ帝国は、世界初の完全自立無人戦闘機械レギオンの開発に成功し、調子に乗って周辺諸国全てに宣戦を布告。

このレギオンが無人で戦えるだけでなく、高性能AIであるものだから、周辺諸国はガンガン劣勢に立たされていく。

サンマグノリア共和国も開戦からたったの半月で正規軍が壊滅。

その開戦から9年経ったのが、今の舞台となる時間軸です。

ついでにギアーデ帝国の方も、AIが暴走したのか、それとも革命でも起きたのか、消滅しちゃってるらしい。

レーナとアネットの会話であと2年で戦争が終わると言ってたのは、帝国が消滅しちゃってるから、レギオンの整備ができず、全レギオンが停止するのが2年後と予想されているからですね。

 

徹底した差別エイティシックス

正規軍が壊滅したサンマグノリア共和国はレギオンに9年もどう対抗したのか?

表向きは共和国も対抗する無人戦闘機ジャガーノートの開発に成功し、これでレギオンを押し返しているという報道しています。

アニメ1話でもニュース映像が流れ、『我が国の損耗は軽微、今日も人的被害は0です』などと言ってましたよね。

しかし、実は裏でエイティシックスと呼ばれる人権をはく奪された人々が、強制的に戦わされているというのが、この作品の根幹となる部分。

人権をはく奪されているから人間じゃない。人間じゃないから人的被害は0という理屈です。

開戦すぐに大損害を被った共和国は緊急法案を決議。

銀髪に銀の瞳を持つ白系種(アルバ)以外を、

有色種(コロラータ)とし、帝国に協力する市民とでっち上げの罪をなすりつけて人権をはく奪。

自分たちは85区に分かれた壁の中で安全に暮らし(この辺、進撃の巨人なんかを知っている人は想像しやすいかなと)、

コロラータを85区の外側の強制収容所86区で劣悪な生活をさせ、戦争の全てをその86区で暮らすエイティシックスと呼ばれるようになった人たちに任せているという究極の差別と言ってもいい状況となっています。

安全な街の中には銀髪と銀の瞳のアルバしかいなかったのはこういう理由。

強制的に戦わせて守ってもらっているのに、人類の豚とか言った差別もしているという白系種(アルバ)はトンデモない人種となっています。

 

無人機レギオンに対抗したジャガーノート

ところで、主人公のシンが隊長と務めるスピアヘッドなどが乗っていたジャガーノート。

無人機として開発されたのになんで人が乗ってるの?という疑問ですが、これは単純に戦闘が行える高性能AIの開発に失敗したから。

しかし、ギアーデ帝国がレギオンの開発に成功したのに、優秀な人種である(と信じてる)アルバが認めるわけにはいかん!と、アルバ市民にも秘密してジャガーノートにはエイティシックスを乗せているわけですね。

プライドばっかり高い!

ちなみに、ジャガーノートのその他の性能は、アルミの棺桶と呼ばれるほどダメダメ。

この呼び方でロボットアニメ好きの人とかはピーン!と来たんじゃないですかね?

量産機の中でも低性能。

しかも、もともと無人機で開発したので、エアバックや脱出装置もないので、被弾したら生還率もひじょーうに低い機体。

対する敵のレギオンは高性能な上に、疲れ知らずのAIということで、

勝てる要素が見つからねえー!あと、2年も持ちこたえるのもかなりしんどいー!

というのが戦場からの報告となります。

 

情報処理装置 (プロセッサー)と指揮管制官 (ハンドラー)などの用語解説

今回、専門用語が出てくるのに、その解説が一切ないから混乱してる人も多かったですよね。

ここでは主な専門用語もサクッと解説。

まずは今回よく出て来たハンドラーとプロセッサーについて。

ハンドラーはレーナが行っていた作戦指揮官、

プロセッサーはジャガーノートの操縦者のこと。

ハンドラーは、電話よりもかなりの優れモノのパラレイドという技術で知覚同調し、遠くにいながらも相手と面と向かって会話するぐらいプロセッサーとコミュニケーションが取ることができる。

なので、本気を出せばかなりのサポートが行えるのですが、アニメ1話を見て分かる通り、レーナ以外のアルバはほとんど真面目に仕事を行っていない状態。

仮にレーナみたいに真面目に仕事してても、自分たちは安全な壁の中から指示を出しているだけですから、そりゃエイティシックスからは嫌われるよね。

また、パラレイドは作中でも言ってた通り、同調率を上げることでより深くシンクロできる一方、リスクも上がるという諸刃の剣。

 

アニメ『86 エイティシックス』第1話の感想&解説&考察まとめ

今回の話をまとめると、原作通りにやってたら序盤から解説と用語の連発で、アニメ1話で切っちゃう人が続出しただろうな。
難解な設定や世界観をなるべくシンプルに見せた第1話、アニメスタッフのファインプレーじゃなかろうか。