あなたの心のピリオド:すやまたくじです。

アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回はそんなアニメ『ブルーピリオド』第1話の感想&考察。

いきなり2万を超えるトレンド入り!

原作漫画の情報も交えて、ブルーピリオドの魅力について解説していきます。

動画解説:リアルすぎて実写を超えた美術アニメ【ブルーピリオド】が1話目から神と話題沸騰(約12分)

アンチ神アニメ『ブルーピリオド1話』の考察・感想・解説

ブルーピリオド第1話の感想を一言でまとめると、アンチ神アニメーーー!!

というのも、ブルーピリオドは漫画が原作なんですが、マンガはマンガでも実写化する確率の方が高い青年漫画。

しかも、美術大学を目指す高校生という普通にあるリアルなテーマ。

これいつものパターンだったら、アニメ化するよりも実写化するパターン。

その媒体の違いもあって、アニメはファンタジー色が強い作品が圧倒的に多く、実写はリアル色が強い作品が圧倒的に多いですから。

なのに、ブルーピリオドは実写化するのではなく、アニメ化。

しかも、深夜アニメでは驚異的な2万を超えるトレンド入りをするという結果をいきなり残した。

今回はそんなブルーピリオドのアンチアニメっぷりと、その成功要因について原作情報も絡めて徹底解説していきます。

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現実的すぎる美大受験

まずはアンチアニメ感を感じさせる3つのポイントから紹介。

1つ目はテーマが現実的すぎる美大受験。

アニメの人気ジャンルといったら、バトル・異世界・ラブコメ・SFと、圧倒的にファンタジー色が強い作品が人気ですから。

そして、リアルな世界を舞台とするんだったら、アニメではほぼラブコメか日常ものですが、そのどちらでもない。

美術というちょっと変わったテーマではあるけれど、その受験に挑むという実際にあるドラマを現実的に描く。

って、地味~!アニメにしてはとっても地味なテーマ!

美術系のアニメは他にもありますが、他の作品のようなコメディとか、なぜか登場人物のほとんど女の子ばっかりといったそんなファンタジーも許さない。

また、アニメではカットされてましたが、原作マンガではもっと美術大学について詳しく解説あり。

芸大以外は授業料が高いし、入るのも難関。

芸大なんかは倍率200倍、ある意味で東大を超えるレベル。

そんなに入るのは難しいのに、美術で食っていける人は一握りだけ。

って、夢も希望もないんですけどーーーっ!?

大丈夫?これ、やっぱりアニメじゃなくて、リアルがウリの実写ドラマ化した方がいいんじゃないの?と、いきなりツッコミたくなるアンチアニメ感。

ちなみに、これもアニメではカットされていたのですが、有名な美大に入ると就職には有利になるらしいです。

 

主人公が高スペックの陽キャ

2つ目は主人公がアニメでは異色なタイプ。

一時期は多かったジャンプアニメの熱血タイプや破天荒な天才タイプは数を減らし、今のアニメ業界で多いのはどちらかというと陰キャ寄り。

同じ天才タイプでも、天才です!と分かりやすい主人公より、実力隠している系とか、実は大きな才能を持っていたというパターンの方が今は多いですからね。

そんなどこにでもいそうな主人公が何かしらと出会って覚醒し、努力して成長していく姿に共感する。

または、今流行りの異世界ものだったら、何かしらのチート能力を経て無双する姿に夢を見させるというのが、今の主人公像の大きな流れじゃないかなと思います。

なのに、ブルーピリオドの主人公・矢口八虎はスペック高すぎの陽キャ。

渋谷でガンガン夜遊びしちゃう不良でありながら、成績優秀・コミュ力チート級。

これアニメではカットされていたのですが、原作ではこの辺のもっとやらしいエピソードもありまして、勉強は早慶だったら確実に受かるレベル。

陰キャとも会話するコミュ力で、学校では不良やDQNと一部では言われながらも人気者という

いや、主人公に共感させる気ねえーーーっ!?

むしろ、こういうタイプ嫌いなんですけどという人も多いんじゃないでしょうか。クラスにいたらイライラッとするんですけど。

ここまでの仕上がりなのに、なぜか彼女だけいないのが救いみたいなね。

当然そうなってくると、憧れるような主人公にもなりづらいですし、アニメ業界の中ではアンチ主人公といってもいいぐらいのキャラクター。

 

生々しい両親

3つ目は両親が生々しい。

これは主人公と合わせて、キャラクターとひとまとめにすることも出来ますが、ただ最近のアニメにおいては、この両親の存在が非常に重要になっている。

ラノベアニメが特に顕著ですが、高い確率で両親が出て来ないんですよね。

亡くなってるとかの理由で子供たちしかいない(これはこれで現実ではありえないですが)、または家にいるけどなぜか全く出て来ないパターンも多い(どんだけ働いているんだよ?)

もしくは、出て来てもヒロイン並に若々しいお母さんとか(ファンタジーを魅せるのはだいたいお母さん)

それに比べて見てくださいブルーピリオドの両親の生々しさ。

普通にいそうだぜというルックスに加えて、中身の方もファンタジーなし。

こちらもアニメではカットされてましたが、原作では母は勉強していいとこに行けと、逆に父は勉強ばかりしていると人間つまらなくなるぞと言ってました。

そのくせ、自分たちはお母さんは勉強してないし、お父さんは自分の人生より野球に夢中って、

いや、そういうならまず実践しろやー!

と、口うるさい親の元に育った経験がある人なら、一度は思ったことあるんじゃないでしょうか?

こういう萎えさせるイメージが強いから、夢がウリのラノベアニメでは両親カットされがちなのかなと。

なのに、現実感あふれる両親を出してくる、このブルーピリオドのアンチアニメ感よ。

 

アニメだからこその美術演出

こんなアンチアニメ感丸出しなのに、ブルーピリオドはドラマや美術好きのアニメをあんまり観ないライト層だけでなく、がっつり深夜アニメを観るコア層にも刺さってトレンド入り。

なかには1話時点で神アニメ!傑作!と絶賛する人も続出。

そんなブルーピリオドがアンチ神アニメとなった要素も3つにまとめて解説します。

1つ目はアニメならではの美術演出。

原作漫画では美術の絵は原作者とは別の人が描いている気合の入れよう。

アニメではこれを完全に再現するだけでなく、アニメならではの動きも付けてくる。

リアルな世界にファンタジーな要素を入れてくる。

この辺は実写よりも、アニメの方が強い。

特に渋谷の街を描いている時の八虎の描写が顕著でした。

青い渋谷の街という神秘的な画だけでなく、その中を自由に飛び回る八虎。

ここはファンタジー要素に加えて、色んな思い込みで自分の心を縛っていて八虎が、絵を描くことで初めて自由になれたと感じさせるシーンでもありました。

 

実写を超えた人間ドラマ

2つ目は、リアル過ぎて実写を超えちゃったよ。

ハイスペックな陽キャという八虎のキャラクター性には全く共感できないですが、抱えてる悩みに共感できる人は多かったんじゃないでしょうか。

コミュ力が高い上に周りに合わせた会話や立ち振る舞いをいつもしてしまう。

勉強は本当は嫌いだけど将来のために嫌々やっている。

なんでも出来る反面、特に好きなことはなくて、何をやっても達成を得られない。

スーパー陽キャと見せかけて、一皮剥けば誰もが抱えている悩みを持っている。

そんな八虎がやっと美術というやりたいことを見つけて、それにのめり込んで行く。

けれど、今までの価値観とは全く違う美術という世界に加え、出会ったのが高校二年生という今から芸大を目指すには、かなり遅いタイミング。

そう思って諦めようとしつつも、ついつい絵を描いてしまう。

そして、ついには美術の佐伯先生を訪ねて、おそるおそる『美大って、俺、入れると思います?』と口を引き攣らせて聞くシーンは、実写を超えたリアルすぎる人間ドラマが詰まった名シーン。

逆に実写だったらあの空気感は出せなかったんじゃないか?

そう思ってしまうようなグッと世界に引き込む緊張感がありました。

ファンタジーが強過ぎる作品では逆に描きづらい、リアルすぎる人間描写が最大のアンチ神アニメポイントでしょう。

 

心に刺さりまくる名言

3つ目は心に刺さりまくる名言の数々。

現実が舞台で、リアルなキャラが言うから出てくるカッコイイよりも、観てるこっちにも突き刺さってくるセリフの数々。

そんな名言が第1話からさっそく話題となっていました。

その中でも今回特によく挙がっていたのがこちら。

「好きなことは趣味でいい」これは大人の発想だと思いますよ。頑張れない子は好きなことがない子でした。

好きなことをする努力家はね、最強なんですよ!

これは特に大人に刺さりまくる名言。

好きなことは仕事にできるわけがないと、好きじゃない仕事に就いたけど、好きじゃないことはなかなか努力できない。だから、なかなか結果も出せない。

逆に好きなことをしている人は放っておいても努力もするので、どんどん結果も出していく。

そんな人生あるあるが飛び出しまくるのも、ブルーピリオドの醍醐味の一つ。

 

美術アニメ『ブルーピリオド1話』感想・考察・解説まとめ

ブルーピリオドをまとめると、アンチアニメなリアルすぎるリアルがここにある。
ドラマ好きや美術好きのアニメライト層はもちろん、異世界ものなどで『ファンタジーはお腹いっぱいだよ!』というコア層も楽しめる人間ドラマが詰まっている。
また、ブルーピリオドがヒットしてこういったアニメが増えれば、アニメファンの幅も広げてくるポテンシャルも秘めている作品です。

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