映画 青ブタ・ガルパンが変えるテレビアニメ業界『劇場アニメ革命』

あなた心の業界人:すやまたくじです。

まずは映画『青ブタ』&『ガルパン』興行収入1億円突破おめでとうー!

この記事を書いている時点では上映3日での快挙。

上映する映画館が300を超えるコナンやドラえもん、人気の実写映画と違い、『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』は60上映で1.4億円、青ブタ映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』に関しては31上映で1億円突破とこれはすごいですね~

今回はね、そんな青ブタ&ガルパンがアニメ業界、詳しくはテレビアニメ業界の常識を変えるキッカケとなるという革命的映画だとお話をしていきたいと思います。

ちなみに、青ブタやガルパンの映画の内容には一切触れないのでネタバレを心配している人はご安心ください。

今回はね、そういう話ではないので。

それぞれについてはネタバレなしの映画感想もアップしていますので。

また、青ブタやガルパン見たことないよという方でも問題ない内容となっています。

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動画解説:映画 青ブタ・ガルパンが変えるテレビアニメ業界【劇場アニメ革命】(約12分)

テレビアニメに新しい可能性が生まれた

無料のテレビアニメでどうやってアニメ業界は潤っているのか?

これ知ってる人にとっては常識ですが、知らない人のために少し解説を。

無料で放送しているテレビアニメにも収益源はあります。

アニメはエンタメですけれど、ビジネスでもあるんで。

どんなエンタメだって収益がないと続けられない。

あの夢の国だってがっぽりと稼いでおりますから。

アニメにとってその収益源のメインとなるのがグッズ販売。

特にBlu-rayやDVDの円盤と呼ばれるものですね。

これが円盤の前のビデオテープも含めると、1990年代からこの円盤商法をやっているわけですよ。

これだけね時代の移り変わりが激しい時代に、

いつまでそれ一本でやってんだ!引っ張りすぎだろ!

という声も挙がっていましたが、ついにテレビアニメ業界にも円盤とは別の2つの収益源が生まれました。

その一つがAmazonプライムとかネットフリックスとかdアニメストアなどの動画配信サービスですね。

前は円盤5000枚以上売れないとアニメ2期は難しいと言われていましたが、たいして円盤が売れなくても続編が作られる作品が増えたのはこのためですね。

たまに動画配信はたいしてお金にならないという情報が飛び交ってますが、まあそれはないでしょうw

そもそもそんなたいしてお金にならないんだったら、円盤の売上を落とす動画配信をわざわざ制作側が許可するメリットがないですからね。

そして、もう一つが劇場アニメですね。

 

今までの劇場アニメの形

もちろん、劇場アニメは昔からありました。

が、アニメ映画と聞くとまずジブリ作品や『君の名は。』などのオリジナル作品が思い浮かびません?

あとはコナンとかドラえもんとか、長期続いてる作品が定期的にやる劇場版とか。

逆に深夜アニメの劇場版というと、総集編とかOVAのようなお祭り的な内容とか、あとは何年か経ってやる2期を狙うような、もしくは2期に繋げるようなものだったり。

もちろんね、全部が全部そういうわけではありませんが、あくまでテレビアニメの補足的な位置づけとして劇場版をやるパターンが多かった。

その流れが変わってきたのが2018年頃ぐらい。

最近思いません?テレビアニメの劇場版が妙に多いなと。

円盤頼りだったテレビアニメ業界がついに映画にも力を入れ出したわけですね。

その成功例がガルパンであり青ブタというわけです。

 

ガルパン&青ブタから見る新しいアニメ映画の形

ガルパンと青ブタが今までのOVAや映画と違うところは他との連動が高い点。

ガルパンの場合

ガルパンはテレビアニメを2013年までに放送し、その後にOVAや劇場版と展開。

そして、今回の『ガルパン 最終章』はOVAを販売する前に劇場上映する。

OVAは前からあったんですけど、販売前に劇場上映するのは今の主流ですよね~

そして、ガルパン最終章は1話約1時間で全6話

…って、これもうアニメ2期をOVAでやってるようなもんじゃん!?

こういったOVAシリーズは前からありましたが、最初からじゃなくてテレビアニメから2期でOVAに切り替え、さらに気合の入ったクオリティで劇場で行きたくなるように仕上げたのが新しい。

形的には『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』も同じような感じですね。

あっちはOVAじゃなくて劇場版という形ですが、ここまでクオリティが高いとOVAと劇場版の違いがあるのかというのが疑問ですが。

結果、最終章第1話は興行収入は約6億円、第2話も最初に言ったとおり1.4億円と同じぐらいの数字になりそうです。

ちなみに6億を円盤で稼ぐとしたら、1枚6000円として10万枚売らないといけない。

さらに、

ここにそのOVAの円盤売上6万5千枚も加わる。

もうトンデモナイ数字ですよね。

これを普通にテレビアニメで2期をやっていたら円盤16万5千枚売らないと同じ数字にならない…今じゃ絶対無理!

このテレビアニメで知名度を高め、後に映画とOVAで続編を作る方式の大成功例となっています。

 

青ブタの場合

ガルパン以上に新しいと思ったのが青ブタ。

ガルパン方式は前にも少しだけありましたからね。

まあ、ここまで話数が多い上に大成功させたのはFateやガルパンぐらいだと思いますが。

が、

青ブタのようにテレビアニメと同時進行で劇場版を製作し、テレビ終了後すぐに(半年で)劇場公開した作品は記憶にないですね。

テレビ版の最終章を映画にするといった形は。

形的にはこれが映画の一番理想的ですよね。

テレビ版で盛り上がった熱が冷めないうちにすぐ劇場公開ですから。

結果、最初に言ったとおり3日目で1億円突破と大当たり。

公開している劇場31でこの快挙ですからね~

これから上映する劇場が増えてくれば、出足は同じぐらいですしガルパンの興行収入6億ぐらいはいくでしょう。

調子良ければ10億とかいくかもしれませんね。

ちなみに10億行けば、今年のアニメ映画で言えば『ラブライブ!サンシャイン!!』や

コードギアス』と同レベルとなります。

そして、6億だとしても円盤にしたら10万枚売った計算。

ちなみに、

青ブタテレビ版の円盤の売上は1巻あたり約8000枚。

最終巻だけドン!と10万枚売れたようなものですよねw

さらにここに映画の円盤も後で出ますし、その売上もプラスされる形。

これはもう大成功ですね。

テレビで普通に最終章まで放送していたらこの売上はなかったわけですから。

まあね、青ブタサイドとしてもここまで人気が出るとは思ってなかったんでしょうね。

公開する映画館は少ないですし、なぜか前売り券はネット予約できない紙タイプだし、そしてグッズが少なすぎて転売騒ぎが起こったりしてますから。

 

青ブタとガルパンに続け

この青ブタとガルパンの成功に続けと、これからどんどん劇場版とリンクさせる作品は増えてくるでしょうね~

というか、すでに京都アニメーションはその流れに乗ってきてますね~

響け!ユーフォニアム、Free!、ヴァイオレット・エヴァーガーデンと、

2019年~2020年にかけてどんだけ劇場版やるんだよっ!?

という状態ですから(笑)

ユーフォニアムについてはたぶん劇場版の続編の発表もされていますし。

そしてね、青ブタスタイルもこれから増えていくでしょう。

テレビアニメと劇場版を同時に制作して、テレビが終わって熱が冷めないうちにすぐ上映!というスタイルが。

ちなみに、1巻あたり8000枚とテレビ版青ブタ2018年秋アニメの中でもヒットした作品ですが、さらにそれ以上にヒットした作品もあるんですよね。

それは円盤売上1万枚以上のグリッドマンと、

さらにその上の2万枚以上を達成したゾンビランドサガ

この2作品がね、テレビで終わらせずに劇場版で集大成を持ってくる青ブタ方式をやっていたらどうなっていたんだろうというのはちょっと気になりますね。

円盤の売上から考えると青ブタ以上のヒット、グッズもバカ売れだったでしょうね。

青ブタのヒットを見て、グリッドマンやゾンビランドサガの製作陣は歯ぎしりしているかもしれませんね。

俺たちもやれば良かった!…よとw

この青ブタ方式は今後増えてくるでしょうね。

ただ、この場合、テレビシリーズが滑ると自動的に劇場版も滑るというダブル事故を抱えるリスクがありますが。

作る側のプレッシャーはハンパないでしょうね。

僕が監督だったら絶対に引き受けたくない!

テレビシリーズが滑ると映画も滑っちゃう

劇場ガラガラでグッズ余っちゃう

といった感じで(笑)

そう考えると、青ブタの増井壮一(ますいそういち)監督はメンタル強いですよね~

 

青ブタ・ガルパンが変えるテレビアニメ業界の常識まとめ

青ブタやガルパンなどの成功を受け、これからのテレビアニメ業界は円盤商法からどんどん脱却していく。
特に今までなかった青ブタ方式は今後どんどん増えていきそう。

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