あなたの心のサイエンス:すやまたくじです。

アニメをより楽しむためのアニメ講座、今回はそんな『Dr.STONE(ドクターストーン)』の感想・考察を。

最新23話に登場した発明品や文明、科学史などをまとめました。

これを見れば千空たちの凄さがより分かる解説。

そして、学生時代よりも科学の勉強をしている(笑)

動画解説:アニメ【Dr STONE(ドクターストーン)23話】ヒックマンポンプや携帯電話の科学史の考察&感想(約13分)

Dr.STONE(ドクターストーン)23話『科学の波』の感想

23話はケータイ作りに合わせて石神村も発展する回。

石神村に訪れるまさにタイトル通りの科学の波回、そしてまさにおはようGood Morning Worldな展開でした。

印象深かったのは寒さに震えるスイカたちのために暖炉を作って温めてあげるシーン。

またまた、千空のツンデレが飛び出しましたw

冬に死人が出るのが当たり前の暖房器具がない原始な世界だからこその問題。

それを科学の力で変える。

元村長のコハクの父親との『作っているものは一見無関係のものなのにこうして村が豊かになっていく、それが科学!』やり取りはまたまたグッとくるものがありました。

そして、グッとくると言えば、やはりわたくしはカセキのシーンに弱い。

50歳近く年が離れていようと友達に関係ないだろ?という言うクロムと千空にホロリとするカセキ。

こんなの見せられたらこっちもホロリとするよ!

その後はすぐにムキムキに笑わせてきましたけどw

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Dr.STONE(ドクターストーン)23話の発明品・科学史の考察

とまあ、23話の感想はこれぐらいにして、ここからはそんな千空やクロム、カセキたちが今回生み出した科学史の考察や解説に入っていきたいと思います。

ちなみに、千空が来る前の石神村は約200万年前の文明レベル、歴史でいうと縄文時代よりも前の紀元前の石器時代。

今回の発明品によって200万年前の文明からどれぐらい駆け上がったのか!

 

タングステンフィラメント

23話最初の発明品はケータイの心臓部タングステンフィラメント

電球の熱線を作るときにもたびたび話題として出てきたやつですね。

1900年代初頭に電球用としてタングステンフィラメントが発明されています。

熱に強く丈夫なので細い線が作りやすい、さらに熱が逃げるのも遅いのでケータイや電球の熱線などに使われます。

ちなみに、『焼いてハチミツと混ぜる!』しかゲンが理解できなかったタングステンの粉を作る方法ですが、こちら思った以上に面倒臭い工程を何個も何個もやっていましたw

この化学の部分を考えた人のツイートに解説があるので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

読み上げるだけでも大変な量なので。

 

ヒックマンポンプ

真空管づくりの仕上げのためのややこしいガラス細工ヒックマンポンプ。

1936年にK. C. D. Hickmanにより考案されました。

タングステンフィラメントに続き、1900年代と千空の科学は20世紀まで到達しております。

こちらアニメで言ってた通り、熟練したガラス技術者が手作業で作る。

そのため、職人がいれば作りやすい利点があり、戦前の日本など工業水準の低い国でもよく使われていたらしいです。

科学とは関係ないですが、カセキがこれを作るときに千空とクロムがやっていたハイタッチからのテメーに任せるをおねだりしていたのも印象深いですね。

こういった所はやはりジャンプ的でイイ!

 

暖炉

人類を寒さから救う暖炉、ストーブとの違いは熱調節ができるかどうか。

焚き火よりも使いやすく、これによって石神村の住宅事情や料理に及ぶまでグッと文明レベルを上げてきましたね。

暖炉の上でスープや肉を焼いているのはちょっと美味そう。

わたくしも寒がりなので、暖房器具がない時代なんて想像もできないですね。

暖炉の歴史は思った以上に古く、紀元前の中国やローマでも薪ストーブや暖炉に類するものがすでに使われていたらしいです。

ただし、これらの技術は後世に伝わらなかったため、今の暖炉の技術とは違うみたいですね。

今回の千空が作った形式の暖炉は1500年代に誕生したものですね。

ちなみに、1500年代は戦国時代だった日本では暖炉はなく囲炉裏。

 

マンガン電池

ゲンの不思議な歌も飛び出したあっーと言う間にマンガン電池。

作り方はこれで完璧ですね。

原作漫画だと当然歌のリズムは分からなかったので、初めて聞いたらこんなノリがいいんだという感じでしたがw

電池というとアルカリ電池のイメージの方が強いですが、アルカリよりも容量が少ない分、しばらく休ませると回復するという強みを持っているのがマンガン電池。

マンガン電池は1866年にフランスのジョルジュ・ルクランシェによって発明されたルクランシェ電池がマンガン乾電池の原型といわれています。

ちなみに、アルカリ電池の開発は1959年とマンガン電池よりも100年近くも後に出来ているんですね。

 

プラスチック

こっからラストにかけての発明ラッシュ。

まずはプラスチック!

プラスチックなのかプラスティックなのか?今ではモノづくりに欠かせないアイテム。

プラスチックは原料である合成樹脂が成形され硬化した完成品のことで、1835年にその元となるものが発見されています。

ただし、本格的なものは1909年にアメリカのレオ・ベークランドが工業化に成功した商品名ベークライトが初。

アニメでは石油から作るみたいなことを言っていましたが、それ以外の材料でも製造可能。

サトウキビやトウモロコシなどを原料としたバイオプラスチックなんてものもありますね。

ドクターストーンでも銅・石炭・木炭・ハチの巣で製作していました。

 

電線

そして、スイカたち子供や老人が一生懸命つくった電線。

電気を伝導するためのお馴染みの電線。

今回の携帯などの家電に使ったりとか、外の電線とか電気があるところには欠かせない必須アイテム。

ちなみに、電気は1600年のエリザベス王朝時代、電線はそれから100年以上後の1744年が出発地点といわれています。

日本では1887年(明治20年)が初めて電線が使われた年。

 

真空管

真空管は1884年のエジソンの電球の実験中の発見から始まっています。

千空が電球から真空管につなげたのもそういった歴史があったからなんですね。

ちなみに、真空管はフレミングの法則のフレミングが1904年に、そしてエレクトロニクス時代の父と呼ばれるリー・ド・フォレストが1906年により進化した真空管を発明。

エジソン・フレミング・フォレストと天才の系譜を感じる科学アイテムでもあります。

そして、ドクターストーンでは千空がつなぎました。

 

マイク

マイクロフォンことマイクの元祖はカーボンマイク。

1877年にこちらもエジソンが特許取得していますが、それよりも前にイギリスのデイビッド・エドワード・ヒューズが先に発明していたとされています。

ちなみに、千空はワインと海藻でマイクを作りましたが、これは可能らしく実際に作った例もあるそうです。

また、原作漫画だとマイクだけ次の話で作っていたのですが、アニメでは1つにまとめることで最後のシーンがよりカッコよく決まってました。

 

携帯電話

現代人には欠かせない携帯電話がついに原始社会に爆誕!

携帯電話は第二次世界大戦中にアメリカ軍が使用した『ウォーキートーキー』という無線機がその前身と言われてます。

ただし、こちらは回線を使用していない所謂(いわゆる)トランシーバーですね。

とはいえ、千空たちのも当然回線は使用していないので、正しくはトランシーバーということになるのでしょうが、ここはより身近な携帯電話にしたんでしょう。

携帯電話は今のような片手で持てるコンパクトな形になったのは1990年代に入ってからですね。

ついでにスマートフォンの歴史も触れておくと、こちらも1990年代にはその元となるものが生まれていて、今のスマホの元祖と呼ばれるものが1999年に発売されています。

それは日本で大人気のAppleのiPhone…ではなく、アニメのイメージ画像で使われているアンドロイドスマホ…でもなく、カナダのブラックベリー。

iPhoneが出てきた2007年よりかなり前に発売されていましたが、まだ環境が整っていないことから普及しなかった早すぎスマートフォン。

その後、2016年にブラックベリーはスマホ事業から撤退。

タイミングが違えば、iPhoneのような存在になっていたかもしれませんね。

 

Dr.STONE(ドクターストーン)23話の感想と科学史の考察まとめ

23話はついに携帯電話完成ということでいよいよ司帝国との決戦間近。
なので、24話は発明品に少なめになるかもしれませんね。

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