
あなたの心の未来少年すやまたくじです。
アニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ制作な作品『映像研には手を出すな!』第1話の感想を考察も交えながら語りたいと思います。
見た目も内容もパンチが効いた作品!
多くのベテランアニメファンの心をざわつかせました。
動画解説:【映像研には手を出すな!第1話】未来少年コナンから始まるアニメ制作の感想・考察(約11分)
この記事で分かる目次
映像研には手を出すな!第1話の感想
さぁさぁ、やって参りました!
パンチが効いた漫画を原作としたパンチの効いたアニメが!
さっそく1話目から賛否両論分かれております。
とはいえ、内容の方については概ねみんな評価していて、引っ掛かるっている人は絵柄の方がなかなか受け入れられないみたいですね。
たしかに女子高生3人組が主人公とはいえ、その三人が決して可愛くはないですもんね(笑)
萌えとか流行りとかからは完全に外れているクセの強い絵。
しかも、主人公は見た目も喋りも声も男の子っぽいという意見もありますし。
これに関しては、わたくし狙いがあるように感じますが(ここについては後の考察で触れます。)
とまあ、ワーワー言うとりますけれども、今回も気になったポイントに絞って映像研には手を出すな!第1話の感想を考察も交えながら語りたいと思います。
ちなみに、わたくしは冬アニメ紹介のために原作1巻だけ読んだのみ、その先は知らない状態で考察しております。
>>映像研には手を出すな!も含む2020年冬アニメおすすめランキングへ
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映画じゃないよ、アニメ制作だよ
映画じゃないよ、アニメ制作だよ
これね、僕も最初に勘違いしていたのですが、映像研というタイトルなのでてっきり実写映画を作る話かと思ってましたw
絵の方もアニメのキャラっぽい感じがなく、クセの強いメンバーがクセの強い実写映画を作っていくみたいな。
『ナイスですね~』の全裸監督もちょうど話題になっていたので、そっちにも引っ張られちゃいましたw
それがまさかのシロバコ以来のアニメ制作だったとは!
アニメ好きでございますからもちろんアニメ制作にも興味がありますし、シロバコでこういったジャンルの作品にはどハマりした経験もありますし。
まあ、シロバコほど女の子は可愛くはないけど!(笑)
とはいえ、今度のアニメ制作者はプロではなく高校生。
脳内で自らのアイデアを展開するなど、よりファンタジー色が強い自由なアニメ制作な現場が覗けそうです。
未来少年コナンから始まるアニメ制作への道
浅草みどりがアニメ制作に興味を持ったのは未来少年コナンから(劇中では残され島のコナンとなっていましたが)
ここでコナン好きがファー!?とテンション上げておりましたねw
コナンと言ったら名探偵じゃない!未来少年や!というベテラン勢を中心にプチフィーバーが起こっておりました。
ちなみに、未来少年コナンもNHKで放送していたということで、このコラボの関係もあって映像研もNHK放送なんでしょう。
みどりもAmazonプライムっぽい動画配信サービスで見ていたので、世代じゃないんでしょうけどもそれがキッカケとなっているということで、それがベテラン勢のハートをくすぐったようでございます。
ある意味でこの映像研には手を出すな!は、未来少年コナンならぬ、宮崎駿アニメから始まった漫画でありアニメでもあると言っていいんじゃないでしょうか。
ジブリならぬ宮崎駿アニメのオマージュか?
そして、スタジオジブリならぬ宮崎駿アニメのオマージュか?という部分がかなり感じられる。
未来少年コナンはもちろん、その他の部分でもちょいちょいオマージュの部分が感じられる。
未来少年コナンなどもあるので、スタジオジブリというより宮崎駿アニメという感じですね。
ここからはそのオマージュの部分も含めて、感想や考察を語っていきたいと思います。
未来とも過去でもない不思議な世界観
日本の女子高生がアニメ制作を行う!…と最初は思ったのですが、世界観を見ると日本なのかどうなのかよく分からん世界観をしてましたよね。
冒頭のみどりの幼少期はPCやAmazonプライムも出てくるなど、現代日本が舞台なのかな?と思わせておいて、女子高生に成長したら急に、
世界に何かあったのか!?
という急に退化してんだよという雑多な昭和感が出ておりました。
街並みやコインランドリーの描写などが昭和の下町というか、入り組んだ路地など高度成長期時代の無計画な都市開発してた頃の日本に見えてしょうがなかった。
もちろん、わたくしも世代じゃないのであくまでイメージですが、あきらかに今の日本ではないですよね。
そういえば、みどりが未来少年コナンを熱弁する時も、一言も宮崎駿の名前は出してなかったので、日本じゃないから駿もいないということなのかもしれませんね。
特にみどり達が通う水上に浮かぶ学校は破天荒がすぎる!w
こんな所に通えるんだったら嫌いな学校もドキドキしちゃうじゃねえか!という感じで(笑)
この海と陸が融合した世界観も宮崎駿イズムを感じる。
未来少年コナンの世界観も都市が海中に没したことで一部の島のみが残った海が多い世界観でしたからね。
映像研には手を出すな!の学校を見たときは、わたくしは未来少年コナンのインダストリアを思い出しました。
出会った仲間と行うワクワクするアニメ制作
そして、映像研には手を出すな!で外せないのはアニメ制作でしょう!
ここの制作場面で熱くなったという声も多かった。
みどりとツバメが意見を交わして合ってスケッチブックに絵を描いていくシーンも良かったですが、その過程でアニメの中に没入していく演出も熱かったですね~
このシロバコでもやっていた演出、リアルとファンタジーが融合するような感じで大好物な演出でございますね。
実際にアニメを制作しているようなアイデアから下書き、そしてそれを完成させていく描写も交えて完成したらアニメがいよいよ動き出す。
この一連の流れが『ファッ!?』となるアニメ好きにはたまらない。
ここで描いているトンボ型の飛行機は『天空の城ラピュタ』に出てきたフラップターを思い出しましたね。
現実の飛行機とは違う、昆虫の羽根で空を飛ぶというのはなんともロマンを感じさせる。
また、映像研にも出てきた壁にぶつかりそうになって急上昇というのも天空の城ラピュタでも出てきたシーンなので、ここはまあ意識しているでしょう!
ちなみに、ラピュタではこの後、華麗に復活したドーラから、
最後のチャンスだ。すり抜けながらかっさらえ!
という名言が飛び出すシーンに繋がります。
一癖も二癖もあるパンチの効いたキャラクター
女子高生だけどパンチが効きまくったキャラクター。
絵柄も性格もパンチ効きまくりでございますからねw
映像研の評価はここで賛否両論分かれましたね。
これはアニメに限った話ではないけれど、やっぱりキャラって大事だなと感じさせます。
モデルをやっているということもあり、3人の中では性格も喋りもノーマルなツバメが可愛いという声はちょこちょこありましたけれど、みどりとさやかはすべてパンチ効きまくりでございますから。
特にみどりへの反応が多かったですね。
逆にさやかへの反応はほとんどなくて、逆にあそこまで突き抜けるともう言うこともなくなるのかもしれないですね。
みどりは見た目や喋り方、声が男の子っぽいという感想が多かった。
カワイイは正義なんていう名言もありますし、そこで抵抗を持っちゃった人も多かったみたいですね。
わたくしはみどりについては、キャスティングも含めて宮崎駿イズムを感じましたね。
というのも、未来少年コナンにもジムシィという見た目も声も性別を超えたパンチの効いたキャラクターがいるのですが、みどりにこのジムシィの波動を感じるんですよね。
まあ、ジムシィは男の子なんですけれども、声は女性声優が担当して、みどりと同じく男とも女とも取れる不思議な声で喋るんですよね。
また、みどり役を務める伊藤沙莉(いとうさいり)さんは女優でこの映像研がアニメ声優デビューですが(吹き替えやナレーションはその前に少しやってますが)
そして、ジムシィ役を務めた青木和代(あおきかずよ)さんも女優で未来少年コナンがアニメ声優2本目と、声優としてはほぼ新人という経歴も同じ。
キャラの特徴や担当声優の声や経歴に通じるところを感じますね。
ちなみに、青木和代さんはこの未来少年コナンのジムシィ役が当たり、その後もガンガン声優の仕事もしています。
伊藤沙莉さんも映像研のみどりが当たれば、同じような道をたどるかもしれませんね。
未来少年コナンはそのまま出て来ちゃったよw
これは宮崎駿イズムというか、
いや、未来少年コナンがそのまんま出てんじゃねえかよー!?
わざわざタイトルものこされ島のコナンと変えていたので、Amazonプライムっぽいのに出てるだけかなと思っていたら、普通に上映会してるしw
ここまでやるんだったらタイトル変えなくてもいいんじゃね?と思いますが。
しかも、映像もそのまま使うんじゃなくて、ちょっとアレンジしてるし。
ちなみに、原作漫画では未来少年コナンというタイトルのままで、映像の方もAmazonプライムで流れているようなやつを切り取っていました。
また、声が付いたアニメ版ではコナンやラナのセリフがありましたが、あれもオリジナルじゃなくて声優も変更してました。
最初はなんで声優も変更したのかな?と思いましたが、コナン役の小原乃梨子(おはらのりこ)さんもラナ役の信澤三惠子(のぶさわみえこ)さんも大ベテランでございますからね。
さすがに今12歳の声を出すのは無理があるのかなと。
映像研には手を出すな!第1話の考察・感想まとめ
映像研には手を出すな!第1話の感想をまとめると、パンチの効いたキャラと世界観、アニメ制作の場面にワクワクする作品。
そして、今後も宮崎駿イズムが出てくるのか?というのも楽しみですな。