
あなたの心の敏腕プロデューサー:すやまたくじです。
アニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ制作な作品『映像研には手を出すな!』第2話の感想を考察も交えながら語りたいと思います。
一人の女性の実力に震え上がりました。
動画解説:【映像研には手を出すな!第2話】敏腕プロデューサー金森氏の活躍&アニメ制作動き出すの感想・考察(約11分)
この記事で分かる目次
映像研には手を出すな!第2話の感想
第2話もごめんなすって!
引き続き、未来少年コナンや宮崎駿ワールドを感じさせる世界観とパンチの効いたキャラクターはあいかわらず。
特に浅草のキャラはまだまだ賛否両論が激しいみたいですね。
『こんなのはオタクの喋り方じゃない!』という意見もありましたが、たぶんこれ浅草という名前からして、オタクの喋り方じゃなくて江戸っ子が喋りがベースになっているんじゃないですかね。
ごめんなすって、てやんでえとか、これ完全に江戸っ子の言葉ですからね。
浅草=江戸っ子だから男っぽい喋りになっている、そう考えると抵抗も減るかもしれませんね。
とまあ、今回も気になったポイントに絞って映像研には手を出すな!第2話の感想を考察も交えながら語りたいと思います。
ちなみに、わたくしは冬アニメ紹介のために原作1巻だけ読んだのみ、その先は知らない状態で考察しております。
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マンホールの下に秘密通路は鉄板
うまく撒けましたか、水崎氏?
美女の登場はマンホールの下から。
いきなり2話の掴みはOK!w
地下には秘密の通路が広がっている。
この辺は未来少年コナンにもありましたし、アニメではよく設定でございます。
実際、マンホールの中に入ったら臭くて敵わないと思いますけど、そんな野暮は言いっこなしということで。
こういった地下にあるというのが夢が広がるということで。
まあ、映像研の世界は日本よりも川とか水がキレイそうなので、もしかしたら臭くないかもしれないしね。
これが格差社会か
これが格差社会というやつか…。
庶民とお金持ちのお年玉と金銭感覚の差。
お金持ちのお年玉って10万円も貰えるんだ…。
10万円といったら、ちょっとした仕事の一月のバイト代ですからね。
そりゃバイトなんてしませんよ。
お年玉やお小遣いだったら一瞬でそういった金額が手に入るんで。
逆に浅草氏の21,000円はもの凄く親しみがもてる!
わたくしのお年玉もそれよりもちょっと少ないぐらいだったので。
しかも、それを一気にリュックに使うなんて、江戸っ子だね~!浅草氏、江戸っ子だね~!!
わたくしはちまちま使う派だったので、その豪快さには惚れちゃう。
映像研、爆誕す!
そして、第2話のタイトル回収『映像研、爆誕す!』
その過程で浅草氏の意気地のなさとポンコツさ、金森氏の有能さが際立っておりました。
いつもは威勢がいいのに、いざとなると意気地がなくなる浅草氏の江戸っ子っぷりが良かったですなw
その分、金森氏の有能さが際立ちましたがw
顧問はレオニダス1世ならぬ、ダレイオス1世ならぬ、シャムシ・アダド1世ならぬ藤本先生。
ちなみに、それぞれ軽く解説すると、レオニダス1世は紀元前に活躍したスパルタ王(現在のギリシャ南部)、FGOや映画にも出てきましたね。
ダレイオス1世は紀元前に活躍したペルシアの大王(現在のイランあたり)、シャムシ・アダド1世も紀元前に活躍したアッシリア王(現在のイラク北部)
3人共、歴史に詳しいねw
個人用ヘリコプター
出ました!映像研の一番の見せ場妄想モード!
ボロい部室も浅草氏たちにかかれば、豪華な部室へと変化する。
屋根がオープンするのもド派手でしたが、個人用ヘリコプターでございましょう。
ただ妄想するだけでなく、設定図までキッチリと描いてくるのが映像研の特徴でございますね。
また、妄想している本人以外も巻き込むというのが、映像研の独特のおもしろさ。
浅草氏の個人用ヘリコプターに、
飛べませんよ!プロペラと反対方向に体が回ってしまいます!
と突っ込む金森氏。
しかも、たしかに!という的確なツッコミだしw
そして、それをすかさず修正してくる浅草氏。
妄想の中で修正してくるというこの形が映像研は非常にいいですよね。
ちなみに、現実にも個人用ヘリコプターはないですけれど、ジェットパックという個人で飛べる器具はすでに開発されております(もの凄く高いけれど)
敏腕プロデューサー金森さやか
映像研、爆誕す!というかこの第2話のMVPは金森さやかと言っても過言ではないでしょう!
ただの守銭奴ではない!まさかここまでの敏腕プロデューサーだったとは。
先生との交渉はもちろん、まずは浅草と水崎に好きにさせて二人のアニメーターとしての実力を見る。
さらに、利益や資金の計算をするだけでなく、浅草のハプニング映像を使って稼ぐ。
交渉力・マネージメント力・数字力・行動力の全てを兼ね備えている!
いや、もはや高校レベル超えちゃってる!?
という器でございます。
なんか社会に出たら普通に会社とか経営しそうな逸材でございますな。
なんだかんだで三人の中で才能がずば抜けている金森氏。
デキる女:金森さやかから学ぶ交渉力と知識
金森氏の能力は働くだけでなく、損しないで人生を生きるためにも持っておきたいスキルが揃ってます。
マネージメント能力も組織だけでなくて、友人や家族といった人間関係全般に関わることですからね。
その中でも損をしないためにも身に付けておきたいのが知識と交渉力。
知識があれば交渉がしやすくなるので、二つセットと言ってもいいですね。
例えば、身近なところでは賃貸の部屋を借りるときや出るときのお金はほとんどの人がぼったくられていると言っても過言ではありません。
気になったら是非調べてみてください、こういった知識があるのとないのとでは損をする回数と金額が大きく変わってきますから。
もちろん、これは不動産に限らず、知識不足で損をすることはたくさんありますから。
逆に金森氏はその知識を使ってハプニング映像をお金に換え、さらに教師との交渉も有利に進めましたね。
まずは映像研を設立して既成事実を作り、そしてアニ研の実態を調べて、アニメ制作を突っ込まれたときにそれを交渉材料にねじ伏せる。
まさに知識と交渉をうまく使った見事な手腕でした。
一見すると、浅草氏や水崎氏のクリエイターとしての才能の方が派手に見えますが(水崎氏に関してはルックスの才能もありますが)、金森氏の実務能力はそれを超える才能を感じさせる。
ということで、2話のMVPは金森氏かなと。
アナログアニメは大変です
とはいえ、映像研といえばアニメ制作。
今回はついに本格なアニメ制作を行った!
まあ、アナログでしたけど(笑)
そして、旧アニ研の道具を水辺に置くんじゃありません。
あんな所にほったて小屋建てたら、川が氾濫したらすぐ水没しちゃうじゃないのよと。
この作品は何かと川とか水辺の描写をたくさん出してきますよね。
ここら辺も宮崎駿イズムを継承してるんじゃなかろうかなと。
ほったて小屋の中で見つけたセル画などのアナログアニメ時代の道具の数々。
もちろん、今はデジタルアニメが基本なので、こういったアニメ制作はやっております。
ちなみに、1990年代後半からセル画などのアナログアニメ制作は行われなくなり、2000年代でほぼ淘汰されています。
それだけに逆に懐かしい。
けれど、浅草氏や水崎氏の作業を見れば分かる通り、アナログアニメ制作は手間も時間も非常にかかる。
水崎氏が『これで1枚いくらなんだっけ?』と聞いたら、浅草氏が『我々は無給ですぞ』と答えていましたが、実際の単価は1枚150円~200円となかなかに厳しい金額となっています。
これだけで食っていくのはかなり厳しい世界でございます。
映像研に話を戻すと、そうやって情熱を注いで作ったアニメが、またまた妄想モードを交えたとはいえ、形になっていくのが熱いものがありますね。
この辺の今はあまり見ない独特の描写は懐かしさも感じさせる趣がある。
映像研には手を出すな!第2話の考察・感想まとめ
映像研には手を出すな!第2話の感想をまとめると、金森氏とアナログアニメ制作が熱かった!
そして、次回は更なる映像研の躍進が見れそうです。