
視聴前に思っていたジャンルと違った!?すやまたくじです。
今回はそんなシリアスなSFと見せかけてコメディなアニメ『あかねさす少女』の感想レビュー評価・考察を。
目次
あかねさす少女とは?
- ジャンル:SF、コメディ
- 放送期間:2018年・全12話
- アニメーション制作:ダンデライオンアニメーションスタジオ、十文字
- キャスト:土宮明日架・黒沢ともよ、灯中優・Lynn、みあ シルバーストーン・東山奈央、七瀬奈々・小清水亜美、森須クロエ・井上麻里奈
- 原作:メディアミックス(スマホゲームもあり)
あなたの日常は、だれかの非日常だ。
5人の女子高生が様々な並行世界(パラレルワールド)を巡るSFアニメ。
並行世界の先には別の5人がいる(顔や年齢はそのままで環境などが変化している)
並行世界に行く際は一人が媒体となり、そのキャラが並行世界先の自分と同化するというのがルール。
さらに別の並行世界から来たキャラも入り乱れるのが本作の特徴。
ちなみにキャラクター原案は『電影少女』や『I”s(アイズ)』などが有名な漫画家の桂正和(かつらまさかず)
しかも、『D・N・A² ~何処かで失くしたあいつのアイツ~(ディー・エヌ・エー・ツー どこかでなくしたあいつのあいつ)』の頃のような絵柄にして欲しいと発注したとのこと。
今のとはまた違う懐かしい絵柄に仕上がっていますね。
4時44分、並行世界(パラレルワールド)の扉が開く
遥か時空の彼方より集いし旅人よ
昼と夜が混じり合う境界の番人よ
我らは空の主人にして時のしもべ
どうか導き給え
此方ならざるよすがへ
黄昏の眠る褥へ、我らを招き入れ給え!
ご神木にラジオのチューナーを合わせると並行世界へ移動できる。
鉱石ラヂオ研究会に所属するあすか・ゆう・みあ・なな・クロエの5人はそんな都市伝説を検証していた。
最初はうまくいかなかったその儀式もある変わった石を拾ったことで本当にパラレルワールドに移動してしまうことに。
そこは金色に輝く不思議な世界だった。
そこでうさぎのようなモンスターに襲われることとなる。
そんなピンチを救ってくれたのは異世界のあすか。
そこから始まる自分達の世界に戻るための冒険バトル…では全然なかったっ!?
この辺は放送前にPVを見て予想していたのは全然違いましたねw
そこから始まるのはシリアスなSFというより、コメディタッチなSFでした。
あかねさす少女の独自評価・考察【ネタバレ注意】
あかねさす少女の魅力を3つに絞って紹介。
ここからはその三つに注目して感想・評価・考察を語っていきます。
様々な並行世界へ行ったり来たり
けっこう軽いノリで様々なパラレルワールドに行ったり来たりする。
ここが放送前に予想していたのとは全然違いましたねw
最初の世界でモンスターに襲われる怖い目に遭ったのに、主人公たち5人は懲りずにまた別の世界にすぐ行くのですよ。
最近の女子高生はパワフルです(笑)
行くパラレルワールドも最初は元の世界に近い世界観ですが、そこからカウボーイや見渡す限り海な世界など差が激しくなっていく。
1つの作品で様々な世界が楽しめるのがいいですね。
テンポの良い少女たちのコメディ
一緒に行くとこまで行っちゃお…
はい…ユウお姉さま…
こら明日架!そこで乗る!?
ごめんごめん、血が騒いで…
それでこそ私の明日架!
パラレルワールドなSFやラストで繰り広げられるバトルはおまけ。
そんな印象を受けるぐらいに5人のコメディ劇が目立っている。
5人共にそれぞれ個性が違うイマドキの女子高生キャラ。
特に主人公のあすかは暴走気味で趣味がちくわ占いとパンチが効いていますw
そんな5人にプラスしてパラレルワールドの4人(媒体の一人は元の世界のキャラと同化するため)、それに加えてさらに異世界から来たあすかなども加わるため常にキャラの大渋滞状態。
そこから繰り広げられるトークやストーリーは、
ギャグかっ!?
といったノリの良さとなっています(笑)
バトルでもこのノリは変わりませんし。
僕は好きなノリですが、この辺はアクが強過ぎて賛否両論。
1話目からそのノリ全開なので、まずは1話目を観て判断してみてください。
壊れかけのRadioなレトロなアイテム
レトロな仕掛けがガンガン出てきます。
主人公たちが鉱石ラヂオ研究会ということもあり、ラジオなどの古いアイテムがガンガン出てくる。
研究会が集まる喫茶店もジュークボックスなどのレトロなアイテムを置いてある喫茶店。
さらにバトルパートでは変身するのですが、その時に使用する変身アイテムがソニーのウォークマン(笑)
あかねさす少女のソニー推しが止まらない。
また、エンディングは名曲『壊れかけのRadio(レディオ)』とラジオ推しも止まらないw
ただ、歌詞は、
思春期に少年から 大人に変わる
の部分は少女に変えないんだとは思いましたがw
やっぱり少女だと語呂が悪かったからですかね。
ネタバレ注意の全話視聴後の感想
ちくわ様は世界を救う!
アスカを筆頭とした5人の少女のキャラが良かったですね~
どんな状況やバトルの後でもシリアスになり過ぎない雰囲気が大好物。
5人のトークを軸とするコメディはカウボーイ編では特に光ってました。
逆にシリアスになるとそのキャラが死んでイマイチになるのがネックでしたね~
変にまじめなところを入れるより、コメディ一色でも良かったのでは?
そんな印象を受けた作品でした。
あかねさす少女の感想・評価・考察まとめ
あかねさす少女はシリアスなSFと見せかけて、5人の少女たちの活躍をコメディタッチに描くアニメ。