
アニメは1960年代の作品から2010年からは年間130作品・1500話ペースでチェックしているアニメマンガ名探偵すやまたくじです。
軽く3000を超える作品を観たオタクならぬアニメ名探偵が選ぶ究極の殿堂入りベスト版。
バトルアクション・ラブコメ・日常系・ギャグコメディ・SF・ファンタジー・サスペンス・ハーレムお色気系など、ジャンルを問わず最新のものも入れていきます。
殿堂入りベスト版アニメおすすめランキング
昭和・平成・令和の神アニメを厳選してピックアップ。
なお、ランキングは円盤売上・動画配信の再生数、独自でやっているTwitter投票週間ランキング、すやまたくじの好みもプラスして順位付けしています。
泣ける感動神アニメおすすめランキング
号泣ポイントが満載の名作たち。
ジャンルを問わず泣ける感動アニメを集めました。
1位:宇宙よりも遠い場所(よりもい)
- 青春、冒険
- 2018年・全13話
全話がクライマックス!全13話中7話も号泣した人がいたほど。
僕はさすがに7回は泣かなかったですが、5回泣いてしまいました。
それぞれ違った目的で、キマリ・報瀬(しらせ)・日向(ひなた)・結月(ゆづき)の4人の女子高生が南極を目指す青春物語。
そんなファンタジーと思いきや、実際に南極には行けるらしく、リアルをベースに盛り上げてくる。
最初はコメディありの元気な青春物語かと思いきや、この旅がキッカケで初めて一緒に行動するようになった4人が、様々な出来事を乗り越えて友情を深めていく展開が熱い。
どんな名作にもある息抜き回、それがないのがよりもいの凄い所。
友情が深まった時に、青春物語もピークに達する。
特に日向の過去に迫る11話、
報瀬が南極に来た理由に関わる12話は号泣必至。
全話通しての涙の降水確率は120%
絶対に泣けるドラマがここにある。
2位:四月は君の嘘
- 音楽、青春、恋愛
- 2014~2015年・全22話+OAD
音楽・青春恋愛のどちらもダブルインパクトで神アニメ。
中学生のピアニストとヴァイオリニストの音楽と恋愛を描いた青春ストーリー。
メインストーリーでは、四人の少年少女の青春を描き、そのアクセントとしてクラシック音楽を絡めてくる。
恋愛も音楽も、どちらか一つだけでも神アニメなのに、その二つが同時に観れるのが四月は君の嘘の醍醐味。
音楽面では深夜のゴールデン、フジテレビのノイタミナ枠の本気を活かしたクラシック音楽が展開される。
特に、4話の二人揃ってコンクールに出場するライブシーンは鳥肌もの。
恋愛や青春に興味がなくても、この4話までは観ておいて損はありません。
ヒロインの状況が劇的に変わる後半は、一変して主人公メインのライブを中心に、青春と恋愛を盛り上げていく。
前半戦が熱い音楽アニメなら、後半戦は泣ける青春恋愛アニメ。
ダブルインパクトで盛り上げてくるのが、君嘘のニクイところ。
3位:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
- ファンタジー、群像劇、感動ドラマ
- 2018年・全13話、劇場版 2019年と2020年
美しすぎる京都アニメ―ションの傑作物語。
戦場しか知らなかったヴァイオレットが愛を知るために自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)と呼ばれる代筆屋となる。
手紙を通じ依頼者と触れ、感情というものを知っていく。
第1話では、ほとんど感情や表情がなかったヴァイオレットが、劇的じゃないけれど確実に変わっていく様に成長に心動かされる作品です。
1話完結を基本に、ストーリー自体は王道的なものが多いけれど、丁寧にそして繊細に描くことで、大号泣も発生する感動を魅せてきます。
ただし、話によって当たり外れが大きい。
おすすめの神回は、第3話・7話・9話・10話
どれも涙の降水確率80%、特に10話の「愛する人はずっと見守っている」は、涙の降水確率100%と言っても過言ではない。
4位:喰霊-零-
- ノンストップ退魔アクション、ホラー、感動ドラマ
- 2008年・全12話
愛するものを、愛を信じて殺せるか
CM・ホームページも駆使した第1話のサプライズは歴史に残る大どんでん返し。
そこから始まる、黄泉と神楽の二人の退魔師の少女が主役のホラーアクション。
序盤は黄泉と神楽が姉妹となって、徐々に仲を深めつつ、二人で妖魔退治を行っていく。
このパートでは二人の少女のエモエモエモ、百合百合百合な世界が楽しめる。
ところがどっこい、最初にキャッチフレーズの通り、中盤からは二人の世界が壊れ始まる。
終盤の悲劇性と、真剣ならでは一撃必殺のバトルアクションは、他にはない緊張感がある。
最終回を観たときの涙の降水確率120%
5位:響け!ユーフォニアム
- 吹奏楽、青春
- 2015年・全13話、2期2016年・全13話、3期2024年予定、他劇場版
京アニが吹奏楽部の青春物語を本気クオリティで描いた。
リアルの部活をベースした青春ものなので、京アニ好きの間でも合う合わないがハッキリ分かれる作品ですが、大人を中心にどっぷりと沼にハマる人が続出。
ユーフォニアムを担当することになる主人公・黄前久美子が入学したのは、元強豪ながら今はすっかりと落ちぶれた高校。
そんな吹奏楽部に一人の顧問が来たことから、全国を目指して動き出す物語。
展開はよくある王道設定なのですが、主人公も含めて、主要な女性キャラクターがほぼ面倒くさいクセ強という点が大きな違い。
この作品では、顧問を除いて男はほぼ脇役。
一癖も二癖もある女性部員がそれぞれ、またはぶつかることで大きな問題へと発展していく。
ギスギスとした生々しさに賛否両論分かれるけれど、女性ならではの可愛さや美しさもある青春物語。
ここに他の青春ものとは違う、オンリーワンを感じる人が多い。
6位:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)
- 恋愛、青春、ファンタジー、感動ドラマ
- 2011年・全11話、劇場版 2013年
涙の降水確率90%。月9のような青春感動ドラマがここにある。
超平和バスターズというグループを結成していた小学生の幼馴染6人組が、その一人、芽衣子(あだ名:めんま)の死によって疎遠となってしまう。
残りの5人が高校生になった時、グループの中心だった仁太ことじんたんの前に、成長した姿でめんまが幽霊として現れる。
めんまの願いを叶えるため、5人の時が再び動き出す。
幽霊というファンタジー要素はあるけれど、それ以外はリアル路線の月9ドラマ的な展開。
最初は疎遠となっていた5人が距離を近付けるところから。そして、5人がそれぞれ抱えていためんまの死に向かっていく。
終盤からは怒濤の展開。
涙なしでは見れないラストシーンに号泣必至。
7位:THE IDOLM@STER(アイドルマスター)
- アイドル、青春群像劇
- 2011年から複数シリーズ、他別物のロボットアニメもあり
原作がアイドル育成ゲームということもあり、プロデューサー目線で描く、駆け出しからトップアイドルになるまでのサクセスストーリー。
アイドルアニメと言ったら、今はラブライブ!の方が有名ですが、最初の本格的なグループアイドルアニメはこのアイマス。
しかも、アイマスはプロアイドルなので、売れるまでの下積みからしっかりと描いているというのが大きな違い。
序盤は営業やバラエティの仕事中心の日常コメディ的な展開ですが、
6話で3人ユニット竜宮小町が登場してからは、同じプロダクションの中でも格差が発生。
ここから始まる本格的なアイドル活動、そして2クール目からのそれぞれのドラマで盛り上げてくる。
特に作中で二度だけ入ってくる全員でのライブは、今みたいにフルCGで動かすのではない、手書き中心のダンスやカメラワークの限界に挑んでいます。
ラブコメ・恋愛が面白い名作神アニメおすすめランキング
昔からアニメで人気のラブコメ・恋愛もの。
青春・学園・ファンタジーが楽しめる名作たちです。
1位:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(俺ガイル)
- 残念系学園ラブコメ
- 2013年・全13話、2期 2015年・全13話、3期 2020年・全12話
ラノベ原作だけじゃない。マンガ原作・オリジナルを含めても、史上最高のラブコメアニメがコレ。
青春とは嘘であり、悪である。
そんなひねくれ主人公:比企谷八幡を中心に、
ひねくれヒロイン:雪ノ下雪乃と、明るく人当たりのいい由比ヶ浜結衣の三人が奉仕部という部活動を通し、数々の学校のイベントに関わっていく。
キャラはクセ強だけど、俺ガイルも学園ものしては、設定は珍しいわけじゃない。
しかし、それを補って余りあるキャラクターの魅力と、ドラマ性があるのが俺ガイル。
三人のやり取りを中心に、トークのコメディ力はギャグアニメランキングに入れてもいいほど一級品。
そこに、2期目からは本格的なラブコメの切なさも加えてくる。
恋の結末も描かれる、3期俺ガイル完は涙なしでは観れない。
ちなみに、コメディ色が強い1期は制作会社も違い、イケメン度と美少女度が上がっている2期・3期よりも、見た目もコメディになっています。
2位:めぞん一刻
- 青年ラブコメ、恋愛
- 1986~1988年・全96話
ラブコメアニメの生みの親、高橋留美子先生の原点にして頂点。
一刻館という昭和のボロアパートを舞台に、七年半の時間経過を描く壮大なラブストーリー。
主人公はそこに住む浪人生、ヒロインは管理人としてやってきた年上の未亡人。
ラブコメアニメは数多いけれど、令和の今でも年上の未亡人がヒロインの作品は他にない。
さらに、主人公側に別のヒロインが現れる展開はよくありますが、めぞん一刻ではヒロイン側にもライバルとなるキャラが現れる。
しかも、ライバルの方がイケメンで金持ちで性格もいいという主人公のスペック超えまくり。
さらに、そのライバルの方にも別のヒロインが現れ、最大で合計十角関係が成立。
こんなラブコメ、他に見たことない!
他の作品にはできない、七年半という壮大な時間を使ったからこそ出来る、唯一無二の恋愛物語がここにあります。
3位:俺の妹がこんなに可愛いわけがない(俺妹)
- ホームドラマ、ラブコメ、オタク
- 2010~2011年・全15話、2012年・全13話(1期の別バージョン)、2期 2013年・全16話
ラノベラブコメに多い、お兄ちゃん大好きな妹とか、実は血のつながっていない義妹だったというラブコメではありません。
妹・桐乃はスポーツ万能で読者モデルもしているほどだけど、
主人公の兄・京介とは口も利かないほど仲が悪い。
そんな妹が18禁も込みのオタクだったことが判明して始まる『人生相談』という名のホームドラマ。
序盤は桐乃関連の問題を解決するために、京介が奮闘するホームコメディ。
そこから他のヒロイン達も増えてきて、ラブコメ展開も増えていく。
どいつこいつもパンチは効いているけど、クセ強な可愛さはある。
メインヒロインの妹より、他のヒロインの方が人気の珍しいタイプのラブコメ。
が、終盤戦になると、その状況はガラリと変わる。
賛否両論激しいラストの展開は僕も嫌いですけれど、そこまではランキングTOP10にも負けない面白さがあります。
4位:その着せ替え人形は恋をする(着せ恋)
- ラブコメ、コスプレ
- 2022年・全12話
歴史に残る大ヒットとなったラブコメアニメ。
その要因は、男性向けラブコメでありながら、女性ファンや日頃ラブコメアニメを観ない層も多く取り込んだから。
基本設定は陰キャ男子と陽キャギャルの定番ですが、そこにコスプレを入れてきたことで大きく状況が変わった。
コスプレ衣装作りを担当する主人公とコスプレがしたいヒロイン、リアルなキッカケと、お互いを知ることで好きになる流れに説得力が出た。
特に陰キャ主人公が、衣装作りを通して徐々に成長していく姿は、女性だけでなく男性ファンからも支持されました。
また、ヒロインがコスプレにより、様々な姿に変身するため、一途を貫きつつもハーレムアニメのような魅力もあり。
女性からは嫌われるけれど、男性には好きな人も多い。
そんなハーレム要素が入ったのも大きい。
さらに、セクシーさでも攻めるヒロインを、神作画で描いたことで勝負アリ。
令和の時代に、記録にも記憶にも残る神ラブコメが爆誕しました。
5位:かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~
- ジャンル:新設定ラブコメ、学園、ギャグコメディ
- 放送期間:2019年・全12話、2期 2020年・全12話
天才たちの恋愛頭脳戦…という名の本当の意味でのラブコメディ。
お互い好きだけど、自らは告白せず、
いかに相手に告白させるように仕向けるか争う新感覚ラブコメ。
かぐや様以前のラブコメって、なんだかんだでコメディが弱かった。
ドタバタで賑やかな雰囲気はあるけれど、笑いという面ではギャグコメディほどではない。
それをこのアニメでは、かぐやと白銀会長の心理戦で笑わせるだけでなく、会長と藤原書記との特訓編など、恋愛と関係ないところでも笑わせてくる。
アニメでは原作マンガ以上に演出に力を入れ、かぐや様はラブコメという名のギャグアニメとも言われたほど。
もちろん、肝心のラブの方も気合入れまくり。
1期では東京ラブストーリー風のBGMを入れたり、こちらでも原作以上に演出強化。
そして、サブタイトルがウルトラロマンティックとなった3期は、終盤にシリアスラブで畳みかけてくる。
真の意味でラブとコメディを楽しみたい人におすすめです。
青春・スポーツがまぶしい名作神アニメおすすめランキング
恋愛がメインじゃない青春ものやスポーツ・競技もので面白い作品を。
ラブコメだけが学園ものじゃない。
1位:ウマ娘 プリティーダービー
- 萌え擬人化、競馬、学園、アイドル
- 2018年・全13話、2期 2021年・全13話
アニメファン+競馬ファンも熱狂させた。
ウマ娘とは、スペシャルウィーク・サイレンススズカ・トウカイテイオー・ナリタブライアン・オグリキャップ・エルコンドルパサー・グラスワンダーなど、歴代の名馬の名前と魂を受け継いだ女の子達。
アニメファンはこの見た目に、競馬ファンはこの名前に、まずはむむむっ!となる。
そんなウマ娘が見せるレースとドラマの数々は、
かわいいだけじゃないスポ根的な熱さがある。
しかも、このレース展開というのが、実際にあった史実をそのまま採用。
これによって、競馬ファンはさらに熱くなり、結果を知らないアニメファンはその歴史的レースで熱くなれる。
マンガやラノベとは違う、これもある意味で原作付きと言えるアニメ。
特にスペシャルウィーク・サイレンススズカを主役とした1期より、
ドラマが多いトウカイテイオー・メジロマックイーンを主役とした2期の方が大ブレイク。
奇跡の名馬と呼ばれたトウカイテイオーには、熱いだけじゃない、ホロリとくるドラマがある。
2位:明日ちゃんのセーラー服
- 青春、学園
- 2022年・全12話
昭和から待望され続けた、正統派の青春アニメをハイクオリティで描く!そんなアニメが令和wでやっと爆誕しました。
田舎でずっと一人で育ってきた明日ちゃんが、中学校で友達作りをしていく。
テーマ的には、アニメどころか今では実写ドラマでもなかなかやらない平凡なもの。
それを魅力的なキャラクターと独特の世界観、美しすぎる演出と背景美術で芸術的に魅せてくる。
アニメ化するのは難しいと言われていた原作漫画を、CloverWorksがハイクオリティに仕上げた。
最終12話を筆頭に、
木崎さん回の第6話、水泳対決の8話、スピッツ回の9話と、1クールの中に神回がギッシリ。
テーマが平凡でも、それを極限まで磨けば神アニメとなる。
それを体現したのが明日ちゃんのセーラー服。
3位:スーパーカブ
- 日常、青春
- 2021年・全12話
親もいない友達もいない趣味もない。ないない尽くしの少女がスーパーカブと出会って世界が変わる物語。
最初は一人暮らしの女の子のシュールな日常系と見せかけて、
カブを通じてどんどん青春が進行していく。
序盤は主人公・小熊とカブの物語。
礼子と友達となってからは、なんとも独特な友情と、カブつながりのエピソードが増えていく。
カブのパワーアップと共に主人公も成長していくリンクさせた成長物語に、特に40代以上の大人層が大ハマ。
よくある日常系とも青春アニメともまったく違う。
独特の物語を楽しみたい人におすすめです。
4位:ガールズ&パンツァー(ガルパン)
- 戦車ミリタリー、学園、オリジナルスポーツ
- 2012~2013年・全12話+総集編2話、他劇場版とOVA
戦車ミリタリー×萌え=神アニメ
通称:ガルパンは、
戦車道という架空のスポーツで競い合う女の子達を描いたシリーズ。
現代日本をベースとしながらも、茶道などと同じポジションに戦車道があり、学園艦という船の上に学校や街がある独特の世界観。
また、殺伐としやすい戦車アクションをスポーツにすることでポップにし、それでいて戦車のデザインやアクションは本格的に描く。
スポーツ用の弾が命中しても人は死なず、戦車から白旗が挙がるだけのゲーム的演出。
けれど、その戦い方はリアルをベースと、このギャップにハマるおじさまが続出。
『ガルパンはいいぞ』そんな名言も生まれました。
5位:YAWARA!(ヤワラ)
- スポーツ(柔道)、ラブコメ恋愛
- 1989~1992年・全124話、他劇場版とスペシャル版
ヤワラちゃん愛称を住みだした柔道×ラブコメの国民的アニメ。
柔道アニメも珍しければ、スポーツアニメでここまでガッツリと恋愛を絡めてくるのも珍しい。
その二つを絡めたことで、平成はもちろん、令和の今でもオンリーワンな作品となりました。
さらに、スポーツアニメでありながら、主人公が無敗の天才という点も異質。
そのため、スポーツでよくある負けて成長、ライバルを倒すために特訓するなどは一切なし。
努力の部分は途中から登場する友人の富士子さんに任せ、柔は圧倒的な強さを見せるという他には展開。
かと思えば、恋愛の方は柔道とは正反対。
奥手な上になかなか自分の気持ちにも気付けず、三角関係は最後の最後までもつれる。
柔のオリンピックや世界選手権での金メダルに加え、恋の金メダルを手に入れるまでを壮大ストーリーで描くのが醍醐味。
異世界&ファンタジーが面白い名作神アニメおすすめランキング
平成後期から令和に入って圧倒的人気の異世界なろう系。
さらに、昔から人気の王道ファンタジーやダークファンタジーも。
1位:無職転生~異世界行ったら本気だす~
- 異世界転生ファンタジー、なろう系
- 2021年・全23話
無職の引きこもりニート男が異世界転生するいつものなろう系チート…と思ったら、大間違いだったんですけどーーーっ!?
その最大の違いは、異世界ボーナスな才能はあるけれど、
無双やチートはなく、能力もキャラクターもリアル路線というところ。
異世界なろう系は転生や召喚されると、なぜか前世のことがほとんど描かれない、見た目だけでなく、性格もガラリと変わることが珍しくないですが、無職転生はしっかりと前世を踏襲。
前世のトラウマを引きずって失敗したり、逆にその経験を活かして成長する。
原作者が『異世界だからの一言で済ませたくない。』という世界観や心理描写にリアル感があり、キャラがすかすかの異世界なろう系チートと違う説得力がある。
また、心の声が前世の声優・杉田さんのままというのも、他のなろう系と違う大きな魅力です。
そんなこだわりの原作をアニメではハイクオリティで描く。
バトル描写はもちろんとして、人間ドラマの描き方も秀逸。
無職転生にはうまくいっている時だけじゃない、失敗した時にこそ、そこから立ち直るためのグッとくるドラマがある。
2位:この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)
- 異世界転生ファンタジー、コメディ
- 2016年・全10話+OVA、2期 2017年・全10話+OVA、3期予定、他劇場版
笑いすぎて腹筋崩壊に要注意。
家で引き籠りニートをやっていた佐藤和真が事故で亡くなり、バカにされた腹いせに女神アクアも一緒に異世界に連れていくという話。
しかし、その女神アクアは駄女神と言われるほどポンコツで、異世界で仲間になるキャラも一発屋の魔法使いとドMのクルセイダーと使えない奴らばかり。
一見、ハーレムラブコメ的な展開と見せかけて、ポンコツたちのお守で苦労するけど、主人公のカズマさんもクズマさんと呼ばれるぐらいゲスいから、笑いの方が先行する異世界転生ファンタジー。
2020年代に入って気付いた人も多い、実はこのすばも異世界なろう系。
しかし、チートなし、甘やかしモテモテハーレムなし、ヒロイン全員がポンコツでクセ強と、異世界なろう系が嫌いな人もハマるギャグがある。
笑いたければ観ればいいじゃん。
そんなアニメがここにあります。
3位:灰と幻想のグリムガル
- 異世界冒険ファンタジー、感動ドラマ
- 2016年・全12話
なろう系チートとは真逆、リアルな異世界アニメがここにある。
記憶を消された現代人が異世界に召喚されるも、特に王様などにサポートされることなく、傭兵として働くことになる。
けれど、チートどころか特殊能力は皆無なので、ゴブリン一匹倒すのにパーティ6人がかりでやっと。
そんな6人がコツコツと、経験を積んで、少しずつ成果を出していく。
なろう系チートに飽きた人におすすめしたい、異世界のリアルを追求したらこうなるよというアニメとなっています。
しかし、リアルなのは戦闘や生活だけじゃない。命に関わることもリアル。
ちょっとしたキッカケで、一瞬で死んでしまう仲間のシーンも、他の異世界アニメとは全く違います。
4位:魔女の旅々
- ファンタジー
- 2020年・全12話
この可憐で美しい美少女は誰でしょう?そう、私です。
そんな自画自賛の魔女が気ままに世界を旅する王道ファンタジーと見せかけて、鬱やグロも混ぜてくるのが油断できない作品。
基本は魔女イレイナが世界を旅し、その先々で起こる出来事をコメディタッチに描く。
また、自画自賛するだけあって、イレイナは天才魔女。魔法を駆使した戦闘でも圧倒的な強さを誇ります。
そんな明るい話の中で急に混ぜてくる鬱話。
特に、性被害に悩む少女に気づながらそれを見捨てた第3話、
『本作品には刺激的な描写がありますので、ご視聴は十分にご注意ください。』放送前に注意書きがあった第9話は、魔女の旅々ファンでも賛否両論が分かれ、炎上するほど強烈な鬱&グロ話となりました。
この普段とシリアスのギャップの激しさが、王道ファンタジーともダークファンタジーともまた違う独特な世界観を構築しています。
5位:メイドインアビス
- ダークファンタジー、冒険
- 2017年・全13話、2022年・全12話
見た目に騙されちゃいけない。油断していると痛い目に遭うアニメがここにあります。
アビスと呼ばれる大穴の底への冒険に憧れた探窟家の少女リコが、ロボットのレグと出会ったことから動き出す大冒険。
そんな朝や夕方に放送していそうなほのぼのとしたキッズアニメと見せかけて、視聴者を鬱に叩き落とすダークファンタジーがメイドインアビスです。
アビスに住む原生生物は凶悪で、女子供も関係なく次々と犠牲になる。
さらに、アビスの呪いと呼ばれるものが存在し、そのルールに触れると最悪人間性を保てなくなるという惨劇までが起こります。
そんなハードな世界の一方で、描かれるストーリーは胸をえぐる本格的なものに加え、
バトルでは深夜アニメトップクラスの神作画を連発してくる。
クオリティもハードさも見た目とのギャップありまくり。
デザインが好みじゃないと0話切りすると絶対に損する内容がここにあります。
6位:異世界おじさん
- 異世界ファンタジー、ギャグ
- 2022年・全13話
世界一かなしい異世界ものがここにありました。
17年ぶりに異世界から日本に戻ってきたおじさんから、甥っ子が聞かされた話は思っていたのは全然違った。
異世界チートなし・歓迎してくれる王族とかなし・異世界人は美男美女ばかりで、おじさんは常にオークと間違われて襲い掛かられる。
こんな異世界ものは嫌だーーー!!!
異世界のお約束をことごとく裏切ってくるのが異世界おじさんです。
ただ、ちゃんと話を聞いてみると、ツンデレエルフを筆頭にかわいいヒロインは周りに揃っている。
しかも、しっかりとフラグを立てている。
けれど、コミュ障なおじさんは嫌われていると勘違いして、孤独な旅を続けるというなんだか自業自得なところもあり。
さらには、日本に戻ったおじさんは、ユーチューバーとして活躍し、好きなセガのゲームで遊びまくりと、どんな不幸な目に遭っても幸せそうなおじさんだからこその笑いがあります。
ギャグとセガ好きなら、ハマる確率120%
>>異世界おじさんも対象2020年代令和アニメおすすめランキング
大人がハマる名作神アニメおすすめランキング
バトル・ラブコメ・ギャグなどの人気ジャンル以外。
特に大人が観ると面白い名作を集めました。
1位:カウボーイビバップ
- SF、スペースオペラ、ハードボイルドアクション
- 1998~1999年・全26話+総集編
あんた自分の値段知ってるか?
たったの250万ウーロンだぜ。
安い男だな
シビれるセリフと、ジャズを中心とするBGMが熱い。
サンライズ制作のスパイク・ジェット・フェイ・エドの4人組を中心に、令和の今では絶滅寸前のSFスペースオペラ・ハードボイルドアクション。
日頃はかわい子ちゃん好きの僕も、この作品に限っては、スパイク&ジェットの男性陣に夢中。
その姿とセリフ回しに、リアルなそこにシビれる!あこがれるゥ!と言いたくなる男の生き様がある。
スパイクは、第1話『アステロイド・ブルース』第6話『悪魔を憐れむ歌』最終26話『ザ・リアル・フォークブルース(後編)』など、主役だけあって見せ場となるエピソードが目白押し。
ジェットは、第10話『ガニメデ慕情』や第16話『ブラック・ドッグ・セレナーデ』など、メインエピソードは少ないけれど、どれも哀愁漂う男の生き様がある。
ハードボイルド好きなら絶対におすすめしたい神アニメ。
そして、令和の時代にも、こういったハードボイルドアニメを、たまには作って欲しいと願うばかり。
>>カウボーイビバップも含む1990年代アニメおすすめランキング
2位:STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)
- SF、科学アドベンチャー、セカイ系
- 2011年・全24話+スペシャル、ゼロ2018年・全23話、他劇場版
最初のお前を騙せ。世界を騙せ。それがシュタインズ・ゲートに到達する条件だ。
考察好きには堪らない、現時点で最強のSFミステリーサスペンスがこの作品。
秋葉原を拠点とする未来ガジェット研究所が、ひょんなことからタイムリープマシンを完成してしまい、これが原因で秘密の組織に命を狙われることになってしまう。
この運命の流れを変えるためにタイムリープを行うというストーリー。
このSF展開にも惹きこまれるのですが、
ストーリー以外にも主人公の岡部倫太郎を筆頭に変人ばかりの登場キャラクターが好き過ぎる。
緻密な世界観と設定、それと相反するような破天荒なキャラクターがシュタゲの醍醐味。
前半ではパンチが効いたキャラクター達の掛け合いを中心に展開されるのですが、この笑いがヘタなコメディアニメよりもかなり面白い!
前半戦だけなら、コメディアニメとしてもベストランキングに入れたいほど。
が、後半戦はその笑いが一変。
一瞬にして凍りつくサスペンスから、その出来事を変えるためにタイムリープの旅へと出る。
終盤の怒濤の展開と、伏線の回収はお見事の一言。
最終回まで観たら、もう一度最初から観たくなる、そんな考察ポイントが詰まりまくりの作品がここにある。
3位:シティーハンター
- ハードボイルドアクション、コメディ
- 1987~1991年・51話+63話+13話+13話=全140話(4期に分けて放送)、他劇場版とスペシャル版、2019年 新劇場版
俺が依頼を受ける時、それは心が震えた時だ。
東京・新宿でボディガード・探偵などの仕事を請け負うスイーパー(掃除屋)『シティーハンター:冴羽りょう』の活躍を描いたハードボイルドコメディアニメ。
主人公がスイーパーなので、物騒でハードな展開になりそうですが、
日頃の主人公は美人な女性を見るとすぐにナンパ&もっこり(下ネタ)に走る三枚目キャラ。
そのため、日常シーンはハードボイルド色なしのコメディアニメ。
かと思いきや、シリアスシーンになると、
ハードボイルドに決めるギャップがたまらない。
そのため、アニメやジャンプの原作漫画を読んだ層からの冴羽りょう人気はものすごく高い。
男に愛される主人公がここにいます。
また、1980年代のアニメでは珍しいTM NETWORKなどの人気アーティストをメインに据え、『Get Wild』などの後世に残るヒット曲も連発。
さらに、本編のラストシーンからEDがフェードインしてくる今では定番の演出手法も、このシティーハンターから始まりました。
>>シティーハンターも対象1980年代漫画おすすめランキング
4位:ひぐらしのなく頃に
- 萌えと見せかけたミステリーサスペンスホラー
- 2006年・全26話、2期2007年・全24話、業2020~2021年・全24話、卒2021年・全15話、他OVA
どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。
正解率1%、惨劇のミステリーサスペンス。
昭和58年の雛見沢という小さな村で起こる連続怪死・失踪事件の数々。
絵柄はカワイイ感じで、最初の展開も萌えも感じさせる日常コメディ的。
しかし、その日常が徐々に壊れていく。
絵柄とのギャップもあって、
狂気に走ったときのキャラクターの衝撃度は120%
物語は複数のエピソードで展開し、狂気に走る人物もその度に変わってくる。
前のエピソードでは優しかったキャラが変貌する姿も衝撃的。
また、前半の出題編と後半の解答編に分かれており、なぜ狂気に走るのか?そして、なぜ複数エピソードがあるのかも判明していく。
この構成もお見事なミステリーものとしてもレベルが高い。
ちなみに、2020年代に放送された業と卒はリメイクではなく、旧作続く続編となっています。
こちらは旧作と比べると超展開も多く、賛否両論激しい。
けれど、その超展開も個人的には嫌いじゃない。
5位:SHIROBAKO(シロバコ)
- アニメ業界群像劇、感動ドラマ
- 2014年・全24話+OVA2話
アニメ好きなら一度は見ておきたいアニメの制作現場を舞台にした青春群像劇。
実在の人物をモデルにしたキャラも登場しますが、そこに華のある宮森あおい(制作進行)・安原絵麻(アニメーター)・坂木しずか(声優)・藤堂美沙(3Dクリエイター)・今井みどり(脚本家志望)の5人の女の子を中心に描くから面白い。
女の子5人が主役などのファンタジー50%、あるあるなリアル50%で描いているから、お仕事アニメなどのリアル路線が苦手な人も楽しみやすい。
万策尽きたー!!
などの名言も飛び出した仕事風景は、スケジュールの無さなどはリアルに描きつつも、キャラのコミカルさも忘れない。
ギリギリの現場で起こるスタッフの大変さや、作画崩壊、資金繰りの苦労なども分かる。
そして、完成した時の感動も強烈と、だからアニメ業界はやめられないという想いも伝わります。
6位:PSYCHO-PASS サイコパス
- ジャンル:近未来SFアクション、クライム・サスペンス、警察ドラマ、ディストピア群像劇
- 2012年・全22話、2期2014年・全11話、3期2019年・全8話、他劇場版
踊る大捜査線×本格派SF近未来アニメ。
2112年の公安局刑事課の活躍を描く物語。
この作品の最大の特徴は、人間の心理や性格などを全て数値化する『シュビラシステム』に管理された社会という点。
シュビラシステムは絶対で、就職や結婚をサポートしてくれるだけでなく、犯罪係数が高いと強制的に収監されてしまうほど。
そんな社会で起こる犯罪を、
ドミネーターという特殊な武器を使って取り締まる。
特に踊る大捜査線の本広克行が総監督を務めた第1期は傑作と呼ばれ、
カリスマ的犯罪者・槙島聖護とキャラクターも生み出した。
槙島と公安の心理戦、そして1期の主人公である狡噛慎也との戦いは、アニメ史上でも屈指のライバル関係となりました。
さらに、自動運転車やサポートロボ、ホログラム技術などは、本当に近未来に実現しそうなものばかり。
練り込まれた近未来SF設定もこの作品の醍醐味。
7位:パリピ孔明
- 音楽、転生ファンタジー
- 2022年・全12話
三国志で有名な天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に転生をする。
もはやこれだけでパンチ効きまくり。
けれど、放送前はそのパンチの効き過ぎた設定でB級コメディ扱いされていたけど、
第1話の衝撃ライブでそれをすっ飛ばした!
もう一人の主人公・英子をくすぶるアーティストにしたことで、孔明がプロデューサーという名の軍師となって、現代の音楽業界に挑む。
才能はあるけれど、チャンスに恵まれなかった英子に、三国志の歴史を絡めて成り上がっていく。
三国志ネタとサクセス青春ストーリーを同時に楽しめるのがパリピ孔明の醍醐味。
さらに、初の漫画原作のアニメを制作したP.A.WORKS(ピーエーワークス)が制作したことで、その魅力は倍率ドン!
もともとクオリティに定評がある会社でしたが、そこに脚本も加わったことで、画とストーリーがガチコン!とハマった。
序盤と終盤の怒濤のライブシーンは、音楽アニメとしてもハイクオリティな仕上がりとなっています。
バトル&アクションが面白い名作神アニメおすすめランキング
ジャンプアニメを筆頭とした大人気ジャンルの鉄板。
バトル・冒険・アクション・格闘ものの名作を紹介。
1位:機動戦士ガンダム(宇宙世紀シリーズ)
- SFロボット
- 1979年から複数シリーズ
ここまで完成されたSFロボットアニメは令和の今でも出てきていない。
昭和~令和まで、1979年のサンライズ制作・富野由悠季監督による第一作から続く大名作シリーズ。
個別作品ごとに分けると、これだけで10作品ぐらいはこのおすすめランキングにランクインするぐらい好きな作品ですね。
レーダーや戦闘機が活躍できない技術が確立され、宇宙戦を想定することから生まれた人型巨大兵器モビルスーツ。
ツッコミどころが多いSFアニメが今もたくさんある中、ガンダムは昭和発でありながら、その説得力が素晴らしい。
そこに大河ドラマのような群像劇と、壮大なストーリーも加わり、大人層のハートを鷲掴みにした。
ちなみに、ガンダムは大きく分けて、第1作から続く宇宙世紀シリーズと、(直接の続編でなくても、歴史上は続いている)
それ以外の独立したアナザーシリーズがあり。
アナザーシリーズは、他の作品との関連性がないので、どれから観てもOK。
2022年放送の最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』もアナザーシリーズです。
初見におすすめなアナザーシリーズは、新しさで水星の魔女・人気の鉄血のオルフェンズ・見やすさでガンダムビルドファイターズの3作品。
僕が好きな宇宙世紀シリーズをこれから観るなら、見やすさでガンダムUC(映像が新しく、歴史も飛ぶので入りやすい)・順番に追いたいなら第1作のファーストガンダム(無印)・面白さでZガンダム(第1作の7年後の世界)の3作品がおすすめです。
2位:Fate/stay nightシリーズ
- 英雄による伝奇バトル
- 2006年・全24話、Zero 2011~2012年・全25話、UBW 2014~2015年・全26話、他劇場版と複数シリーズ
鬼滅の刃で大ブレイクしたufotable(ユーフォーテーブル)の神作画伝説はここから始まった。
Fateは、TYPE-MOONのゲームを原作とし、2006年の『Fate/stay night』から続くシリーズ。
アーサー王やヘラクレスなどの過去の英雄たちが魔術師たちにサーヴァント(英霊)として召喚され、何でも願いを叶えてくれる聖杯をかけて戦うというストーリー。
世界の英雄が集まって戦う展開だけでも熱いですが、ufotableが担当した作品は、
そこに神作画も付いてくる。
そこから生み出されるバトルと必殺技はもはや芸術レベル。
初めてFateシリーズを観るなら、Fate/stay night [Unlimited Blade Works](UBW)か、その前日譚となるFate/Zeroがおすすめ。
ちなみに、同じシリーズのFate/stay night(無印)・UBW・[Heaven’s Feel](HF)は、原作ゲームのヒロインが変わるルートをそれぞれアニメ化したもの。
HFはすでに他のシリーズ観た人向けのストーリー展開、無印はufotableが制作しておらず作画がイマイチのため、最初はUBWをおすすめしています。
3位:エヴァンゲリオン
- SFロボット
- 1995~1996年・全26話、旧劇場版 1997年、新劇場版 2007~2021年・4部作
いろんな意味で一大ムーブとなった庵野秀明監督による大傑作。
大災害『セカンドインパクト』が起きた世界を舞台に、謎の敵『使徒』とそれに対抗する巨大汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗る14歳の少年少女たちの戦いを描く。
一見、ロボットアニメのような設定ながら、その中身は謎と伏線がありまくり。
使徒の正体、エヴァに乗るシンジ・レイ・アスカの正体と選ばれた理由。
これらが徐々に明かされる展開は考察勢をうならせた。
また、伝説の『おめでとう!』ENDで終わったテレビ版もそうですが、その続編となる新劇場版でも話題になりまくり。
テレビ版のリメイクと見せかけて、その続きとなる別展開という内容も驚きですが、全4部作を14年にも渡って描いた点も。
作画のクオリティの方は待った甲斐がありましたが、その終わり方は賛否両論。
僕の中ではラストエピソードはイマイチだったので、総合4位からランキング順位を下げました。
4位:とある科学の超電磁砲(レールガン)
- SF超能力ファンタジー、科学と魔術のバトルアクション
- 2009年・全24話、2期2013年・全24話、3期2020年・全25話、他別シリーズも
どの女の子も主役になれる。
『とある科学の超電磁砲(レールガン)』は、超能力者が住む学園都市を舞台とした『とある魔術の禁書目録(インデックス)』に登場するヒロインの一人、超電磁砲の能力を持つ御坂美琴(みさかみこと)を主人公としたスピンオフ。
女の子たちの学園日常ものに、超能力バトルを加えた作品。
基本は御坂美琴や後輩の準主役・白井黒子を中心に展開しつつも、他の主要キャラや時には敵キャラサイドが主役になる。
しかも、これらもメインに負けないドラマを生み出す上に、持っている能力も違うため、メインの二人とはまったく違った超能力バトルも展開する。
結果、どの子がメインになっても外れなし!
そんな懐の深さを見せてくれるSFバトルファンタジー。
5位:SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)
- 特撮ヒーロー、SF
- 2018年・全12話、続編ダイナゼノン2021年・全12話
ロボットアニメ×特撮ヒーロー×美少女
三位一体の要素で楽しませてくれるのがグリッドマンシリーズ。
SSSS.GRIDMANは、円谷プロの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とする完全新作アニメ。
怪獣が出てきたら主人公が巨大ヒーローに変身して戦うという特撮ならではの展開に、アニメならではの要素をプラス。
それによって、特撮ファンにもアニメファンにも大ヒットしました。
まず原作のグリッドマンを活かしつつ、
アニメでは巨大ロボットアニメのような見た目で描いたきた。
かと思えば、バトルの方はガンダムなどのよくあるSFロボットアクションではなく、重さを感じさせる特撮ならではの動きを採用。
これによって、実写の特撮ともロボットアニメとも違う、独自のポジションを確立。
さらに、深夜アニメでは欠かせない美少女ヒロインもしっかりと。
特に敵側にも美少女ヒロインを配置したことで、味方のヒロイン以上に人気を集めることにも成功。
ロボにも特撮にも興味がない層のハートを鷲掴みにしました。
6位:サマータイムレンダ
- サスペンス、SF、バトルアクション
- 2022年・全25話
影を見た者は死ぬ。シュタインズゲートやひぐらしのなく頃に以来の本格派SFタイムリープサスペンス。
事故で亡くなったと思った幼馴染のヒロインに、実は他殺の疑いがあった。
そこから始まる犯人探しのミステリーと見せかけて、
序盤から怒濤のサスペンスで畳み掛ける。
名探偵コナンや金田一少年の事件簿みたいな展開を想像していたら痛い目に遭う。
その人にそっくりの影をテーマに、物語は早い段階で謎解きだけでなく、激しいバトルアクションも追加されます。
そこにタイムリープ+その定番を利用する演出もあり。
さらに、サマータイムレンダは潮と澪という姉妹ヒロインも魅力的。
金髪で水着姿の姉・潮(水着の意味も後で判明)、黒髪で小麦肌の妹・澪。
それぞれタイプが違うヒロインが、関西弁を喋ることで魅力の倍率ドン!
何気にセクシーも随所に入れてくる心憎いアニメ。
7位:エウレカセブン
- SFロボット
- 2005~2006年・全50話、第2作2012年・全24話、他劇場版
ボーイ・ミーツ・ガール×SFロボット×ボード
レントンとエウレカの出会いから始まる少年少女の成長物語。
ボーイ・ミーツ・ガールの王道的な設定でありながら、他と大きく違うのは命を賭けたロボットアクションとエウレカが人間ではないという点。
殺し合いや戦争、別種族との戦いなど、リアルでは描けないファンタジーがここにある。
また、始まりはラブコメ的でありながら、種族の違いから発展していく恋愛の悲劇性も高い。
そして、なんと言ってもエウレカセブンはロボットバトルが魅力的。
LFOというロボットがサーフィンのボード(リフボード)のようなものに乗って戦うスタイルは、三次元のハイスピードアクションを実現。
実際のテクニックも混ぜるなど、空中サーフィンしながら戦うスタイルは、他のロボットアニメにはない衝撃があります。
8位:BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)
- クライムガンアクション
- 2006年・全24話、OVA 2010~2011年・全5巻
世界中の悪という悪が集まったアニメ。
そんなタイの架空の犯罪都市『ロアナプラ』を舞台に、裏社会の住人の活躍を描いた作品。
二挺拳銃(トゥーハンド)のレヴィの激しいガンアクションと、日本からロアナプラに住むことになったロックの交渉を軸に、裏社会の住人たちの活躍を描く。
敵も味方も悪党ばかりのこの作品の特徴は、無慈悲なガンアクションと挑発の数々。
けれど、口汚いセリフの中には、名言めいたものもあるから、ハードボイルド好きや厨二好きたちにも刺さりまくった。
また、なかには社会問題に斬り込むエピソードもあり、悪党ならではの矜持や信念も感じさせる。
特に印象に残ったのは、第14話に登場した双子のヘンゼルとグレーテル。
カワイイ見た目に反して、やりたい放題の残虐ファイトを繰り広げるのですが、その生い立ちは悲しいものになっている。
最後の結末に、思わずホロリとくる名エピソードです。
9位:リコリス・リコイル(リコリコ)
- ガンアクション、喫茶コメディ
- 2022年・全13話
ハードなガンアクションと美少女たちの喫茶コメデを融合。
世界一の治安の良さを誇る日本を影から守っていたのは、リコリスと呼ばれる暗殺技術を叩き込まれた少女たち。
事件が起こる前に犯罪者を問答無用で排除していく姿は、いつもの平和な美少女アニメと油断していた視聴者たちの度肝を抜きました。
かと思いきや、主人公の千束は非殺傷弾を用い、犠牲者を出さずに戦うスタイル。
そんな千束とリコリスとしての使命を果たそうとするもう一人の主人公たきながバディを組んだことで、笑いとハードの化学反応が起こりました。
日常の喫茶店パートでは、
コメディかよっ!?
ハイテンションなキャラの掛け合いと笑いが。
バトルパートでは、本格的なガンアクションを見せてくる。
そこに千束とたきなの絆を深めるエピソードで百合好きを巻き込み、さらにシリアスな話でストーリー派も巻き込んだ。
結果、近年のオリジナルアニメではNo.1レベルの大ヒットとなりました。
癒される日常系&笑いのギャグコメディ名作神アニメおすすめランキング
爆笑系のギャグコメディからほのぼのとした日常系まで。
笑って幸せになれるアニメを集めました。
1位:けいおん!
- 学園空気系、ガールズバンド
- 2009年・全12話+番外編2話、2期 2010年・全24話+番外編3話
現時点で最強の京アニ作品はこれだ!
唯(ギター&ボーカル)・澪(ベース&ボーカル)・律(ドラムス)・紬(キーボード)、途中から梓(サイドギター)を加えた5人組のガールズバンド『放課後ティータイム』の日常を描いたきららアニメ最大のヒット作。
基本は軽音部の部室で、みんなでダラダラとお茶をしながらお話するだけの空気系日常コメディ。
が、
ライブなどの音楽シーンではキッチリ魅せてくる。
ライブと日常の緩急の付け方が絶妙。
そこにシビれる!あこがれるゥ!
放課後ティータイムの曲は、オリコンチャートにもガンガン登場し、トップ10入り&CD100万枚突破の売れまくり!
そんな大ヒットの曲で、京アニクオリティの作画で描いたら、ライブが盛り上がらないわけがない。
ラブライブ!やアイドルマスターの前に、ライブで盛り上げたのがけいおん!です。
2位:ゆるキャン△
- キャンプ、旅行、グルメ、日常、学園
- 2018年・全12話、2期2021年・全13話、他劇場版
けいおん!以来の大ヒットきららアニメが爆誕す!
それは、女子高生がキャンプとグルメで、アウトドアの魅力を伝える作品。
きららの萌えキャラ+キャンプで、アウトドア層も取り込んだのが大きかった。
さらに、ゆるキャン△を見てキャンプに行きたくなったアニメファンも続出。
それが2000年代のけいおん!以来の作品はもちろん、それ以外の部分でもムーブメントになるのに繋がりました。
アウトドアのウンチク情報も交えながら、キャンプの魅力を伝えるだけでなく、きららお得意の可愛さとコメディは健在。
特に、LINEを駆使した小ボケの数々は笑いのセンスも感じる。
キャンプを抜きにしても面白い5人のやり取りがあったからこそ、ここまでのヒットに繋がったのは間違いない。
萌えやきららアニメが苦手でも、一度はチャレンジをおすすめしたい作品です。
3位:ゾンビランドサガ
- ゾンビ、コメディ、アイドル、音楽、ご当地(佐賀県)
- 2018年・全12話、2期2021年・全12話
開始数分で衝撃を受けるアニメがここにある。
正統派アイドルアニメが始まるのかな?と思ったら、まさかのゾンビ展開でB級感たっぷり。
1話目から突き抜けた展開とギャグで笑いを放り込んできた。
そのままギャグアニメとして突っ走るのかと思ったら、
アイドル・親子・ヤンキーなど、青春や感動まで怒涛の展開で見せてくれる。
序盤はギャグで笑わせつつ、中盤からはアイドルと青春で熱く。
さらに、メンバーそれぞれの過去を掘り下げる回では涙もあり。
大爆笑から大号泣まで、感情のアップダウンの激しいアニメがここにある。
1期の12話は天才的な怒濤の構成。
逆に、2期はネタを使い果たしたのか、当たり外れが大きいので要注意。
面白い回は1期並におもしろいのですが…。
>>ゾンビランドサガも対象2010年代アニメおすすめランキング
4位:NEW GAME!(ニューゲーム)
- ゲーム会社の日常コメディ、萌え
- 2016年・全12話+OVA、2期 2017年・全12話
萌え+シリアスのきららお仕事アニメ。
ゲーム会社を舞台に、社員はなぜか女性だけというきららお得意のファンタジーはありますが、
仕事風景はリアル路線。
締切直前の泊まり込みラッシュなどのブラック環境(それを女の子可愛さで中和)
社内にも政治や競争があり、主人公が思ったように結果を出せないなど。
そのシリアスさがあるから、よくあるほのぼのとした日常もので終わらないドラマがある。
もちろん、『今日も一日がんばるぞい!』の名言を生み出した新入社員の主人公・青葉を筆頭に、きららならではのカワイイキャラクターは健在。
これによって、きらら特有の世界観で、真剣なお仕事アニメも楽しめるダブルで魅せてくれるアニメとなりました。
きららアニメが苦手という人も、一度チェックして欲しい。
社会人がハマる要素ありまくり。
5位:銀魂
- SF時代劇、ギャグ
- 2006~2018年まで4期放送・全367話
パロってパロって大正解!
宇宙人との戦争の末に開国させられた江戸を舞台に、銀さんたち万事屋のメンバーがクセ強なやつらと騒ぎを起こすドタバタコメディ。
基本は銀さん・新八・神楽の三人を中心に巻き起こる短編エピソードを、ハイテンションやボケとツッコミで畳み掛ける。
とにかく手数が多いのですが、それに加えて、
ドラゴンボール・ガンダム・ドラクエなどのパロディもギリギリ過ぎる。
聖闘士星矢回な282話『フェニックスは何度も蘇る』などは、OPやEDなども使ってきて、そのギリギリの攻めは元ネタを知っているなら腹筋崩壊級。
かと思えば、時折挟まれる長編エピソードでは、
いつものギャグのノリを残しつつも、シリアス度が格段にアップ。
人情ドラマも混ぜてくるので、思わずホロリとくる神エピソードまである。
笑いだけじゃない、泣きもレベルが高い名作です。
6位:ヒナまつり
- 日常ギャグコメディ、SF
- 2018年・全12話
シュールコントの完成形。
未来からやってきた超能力少女ヒナが、インテリアヤクザの新田の家に無理やり転がり込んでくることから始まる物語。
そんな新田やヒナもクセ強ですが、その周りのキャラはさらにパンチが効いている。
原作漫画でも話題のクズ中のクズ詩子やヤクザ関連のキャラはもちろんとして、アニメで話題となったのは普通と見せかけて実は異常な瞳。
原作ではアニメ以降のエピソードで大ブレイクしますが、アニメでは声優の本渡楓さんの熱演もあって、中盤のスーパー中学生っぷりを発揮したところでブレイクしました。
さらに、ヒナを倒すためにやってきたアンズは、超能力対決で原作通り笑わせるだけでなく、アニメでは天使としてもブレイク。
アンズとホームレスとのエピソードは、作中でも一番の神回と言われているほど。
原作以上に女の子が可愛くなっているのがアニメ版の醍醐味。
7位:SPY×FAMILY(スパイファミリー)
- ホームコメディ、アクション、感動ドラマ
- 2022年・全24話
父・スパイ、母・殺し屋、娘・超能力者。
アニメ化前に発行部数1000万部を超えた怪物マンガは、アニメ化後に更なる怪物に進化しました。
それぞれ正体を隠す疑似家族三人のホームコメディを軸に、スパイ・殺し屋の仕事も描いていく。
なかなか物騒な設定ながらも、娘のアーニャのキャラと心が読めるエスパーという設定によって、ガンガンにコメディを絡めてくるから全く暗くならない。
そんなアーニャは性別年齢問わず、
かわいいーー!!!
とアニメ好き以外からも絶賛の声が集まり、家族でも観れる作品として大フィーバーしました。
>>スパイファミリーも含む2022年春アニメおすすめランキング
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作品数が多い見放題もアニメ専用なら月額はかなり安い。
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