
リアルでは野球よりもサッカーが好きなすやまたくじです。
今回は野球マンガをタイプ別に分けてそれぞれ解説してみました。
目次
歴代野球漫画をタイプ別に分類
スポーツマンガの中でも野球作品は特に多い。
さらに歴史を重ねるごとにどんどん新しいタイプが出てきているのですよね~
そこで今回はそんな野球漫画のタイプを徹底解剖してみました。
『巨人の星』タイプ
巨人の星タイプは投手は必殺魔球、打者はそれに対抗するような必殺打法がある野球漫画。
巨人の星タイプのその他のマンガでは、
- アストロ球団
- ドカベン
- エース!(キャプテン翼の高橋陽一先生の作品)
- Dreams(ドリームス)
- 侍ジャイアンツ
- ミラクルジャイアンツ童夢くん
などがあります。
必殺技によってはそれ一つで相手は手も足も出ないほどの強力なもの。
また、必殺技を持っているキャラクターは才能もずば抜けているため、そのキャラ一人でゲームを決めてしまうことも多いのが特徴。
だいたいどの作品も必殺技がある主要キャラ+必殺技がないその他大勢といった構図ですね。
他のキャラは何してんだっ!?
と今みるとツッコミを入れたくなる作品も多い。
巨人の星や侍ジャイアンツなど、作品によっては必殺技を習得するためにトンデモない特訓を行うことも。
タイトルを見て分かる通り、巨人関連の作品多め。
現実感がないためか、リアル志向が多めの最近はほとんど絶滅寸前のタイプです。
『キャプテン』タイプ
キャプテンタイプは魔球のような絶対的な必殺技はなく(多少の必殺技がある場合もある)、巨人の星の星飛雄馬(ほしひゅうま)やドカベンの山田太郎のような一人で試合を決めるようなスターもいない。
チーム一丸となって勝利を目指すタイプの青春野球マンガ。
また、主人公だけでなくチームメイト全員で猛特訓をするのも特徴です。
キャプテンタイプのその他の漫画は、
- 県立海空高校野球部員山下たろーくん
- 名門!第三野球部
- ROOKIES(ルーキーズ)
などがあります。
キャプテン・山下たろーくん・名門!第三野球部は毎回のようにボロボロになっている印象がありますね。
あきらかにオーバーワークだろうっ!?
と、キャプテンタイプはツッコミたくなる。
リアルで部活の激しいトレーニングや体罰が問題となったことからこちらのタイプも絶滅寸前ですね。
キャプテンタイプの現代版がルーキーズタイプ。
特訓要素を抑え、チーム一丸で勝つという青春部分が強調されています。
『タッチ』タイプ
タッチ(画像は続編のMIX)タイプは野球よりも恋愛要素がメインとなっているマンガ。
そのため、野球漫画より恋愛(またはラブコメ)漫画といった方が正しいという意見も。
とはいえ、これだけ野球を絡めているので僕の中では野球マンガですね。
タッチタイプのその他の作品は、
- ジャストミート
- 青空エール
- 最強!都立あおい坂高校野球部
- H2
- クロスゲーム
などがあります。
H2とクロスゲームはタッチと同じあだち充先生の作品。
MIXも含めると、一体どんだけ野球+恋愛が好きなんだと。
タッチタイプは野球も恋愛もうまくいく作品が多いため、
とにかくけしからん!
と僕は言いたいわけですよ。
『MAJOR(メジャー)』タイプ
MAJOR(メジャー)タイプは主人公が天才投手の野球マンガ。
投手のタイプはストレートメイン(または1本の)がんがん力で押すスタイル。
巨人の星タイプから必殺技をなくしたような感じですね。
メジャーなど、作品によっては打撃力もあり、主人公一人がほとんど試合を決めてしまうことも珍しくありません。
メジャータイプのその他の野球漫画は、
- GO ANd GO
- 青空
- ストッパー毒島
- あだち充作品全般
などがあります。
タッチやH2など、投手が主人公のあだち充作品もだいたいこのタイプですね。
メジャータイプの特徴としてはリアル以上に投高打低の傾向が強いこと。
なにしろストレートのみでガンガン珍しくありませんから。
いくら豪速球とはいえ、
ストレートのみでどんだけ抑えられているんだよっ!?
とツッコミたくなるほどに。
変化球を絡めることもありますが、だいたいその変化球も速い系ですからね~
緩急も付けてないのに打者が抑えられすぎ。
『やったろうじゃん!!』タイプ
やったろうじゃん!!タイプは監督が主人公の野球マンガ。
野球に限らず、スポーツ漫画はだいたいプレーヤーが主人公ですからね~
監督が主人公というだけでインパクトがあります。
とはいえ、監督が主人公だと動かしにくいのか作品数が非常に少ないのですよね(その他のスポーツを含めても)
やったろうじゃん!!タイプのその他の野球マンガは、
ラストイニングぐらいしか思い付きません。
とはいえ、選手の育成や指導方法、メンタルケアなどその他の野球漫画では味わえないおもしろさが詰まっているのもたしか。
僕は部活経験はあまりないですが会社員時代に
こんな指導者に教えてもらいたかった!
と思うわけですよ。
『おおきく振りかぶって』タイプ
おおきく振りかぶってタイプはリアル志向の野球マンガ。
現実の野球の要素をふんだん取り入れているのが特徴。
2000年以降はこのタイプの作品が主流ですね。
というより、マンガ界にリアル志向の流れが来ているような感じです。
試合内容はもちろん、トレーニング方法や理論まで徹底してリアル。
おもしろいだけでなくタメになる内容が多いのも特徴。
おおきく振りかぶってタイプのその他の野球漫画は、
などがあります。
上でも紹介したラストイニングは監督が主人公で内容はリアル。
バトルスタディーズはPL学園をモデルとしたリアルな高校野球と体罰問題などを描いた作品となっています。
特に面白いのがダイヤのAで、主人公が緩急・変化球・コントロールで勝負するおおきく振りかぶって(リアル)タイプでよくある投手なのに対し、ライバルがメジャータイプの豪速球でねじ伏せる投手。
タイプを超えたエースナンバーをかけた争い
もおもしろい。
『ONE OUTS(ワンナウツ)』タイプ
ONE OUTS(ワンナウツ)タイプは上で紹介したどれにも当てはまらない野球マンガ。
いわゆる邪道タイプというやつですね。
ONE OUTSタイプのその他の野球漫画は、
- グラゼニ
- 砂の栄冠
- 高校球児ザワさん
- セーラーエース
- 群青にサイレン
などがあります。
金勘定・ブラックな高校野球界・高校生の女子選手が主役・JK野球・嫉妬や劣等感などの心理描写などなど。
まったくもってまとまりがない!
その中でもパイオニアであり、さらに邪道度が高いのがONE OUTS。
ワンナウトいくらの契約に加え、主人公は練習をまともにしない・金髪・ベンチでタバコを吸う・物凄い球を投げるわけでもなく駆け引きで抑えるといった内容ですから。
唯一共通点があるとするのなら。
もっと野球に真剣に取り組まんかいっ!?
ぐらいですね。
タイプ別に分類した野球漫画のまとめ
こうやって並べてみると時代と共にメインとなっているタイプが違いますね。
最初は巨人の星&キャプテンタイプ、次にタッチ&メジャータイプ、最後におおきく振りかぶって&ONE OUTSタイプが登場してきています。
今はタッチ・おおきく振りかぶって・ONE OUTSタイプが主流。
ここから先はどうなっていくのでしょうか。
とまあ、以上で『必殺・根性・リアル・邪道など、野球漫画をタイプ別に分類してみました』を終わります。
ではではまた。