少年ジャンプ史上、シティーハンター(City Hunter)ほど異色のヒット作はないと思っているすやまたくじです。
今回はそんなすごいぞ!『シティーハンター』の感想レビュー評価・考察をまとめました。

ハードボイルド漫画『シティーハンター』とは?

  • ジャンル:ハードボイルドアクション、コメディ
  • 作者:北条司
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 連載期間:1985年~1991年・全32巻で完結済み
  • テレビアニメ:1987~1991年・51話+63話+13話+13話=全140話(4期に分けて放送)、他劇場版とスペシャル版、2019年 新劇場版

シティーハンター(City Hunter)とは、1985年~1991年まで週刊少年ジャンプで連載されていたハードボイルドアクションコメディ漫画。

1987年~1991年までアニメ化もされています。

また、2019年に23年ぶりにテレビアニメの声優を起用した新劇場版を公開。

ジャンプ黄金期を支えた名作マンガですが、現在の名作を含めてもシティーハンターは一味違う。

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少年ジャンプなのに主人公がおっさん

シティーハンターの主人公『冴羽 獠(さえば りょう)』は正確な年齢は分かりませんがだいたいアラサーぐらい。

大人から見ればアラサーでおっさんはひどい!

と思うかもしれませんが、週刊少年ジャンプの読者ターゲットは小学校高学年~高校生ですからね。

しかも、少年誌と言いつつ大人の読者が多い今と違い、当時は学生の読者の方が多かった。

学生から見ればアラサーなんて十分おっさんです(悲しい現実)
そんな中、シティーハンターでは学生が感情移入しづらいおっさんを主人公にしている点が異色。

こち亀が終了した2017年2月時点の週刊少年ジャンプで主人公が20代なのは『銀魂』と『磯部磯兵衛物語』だけ。

しかも、どちらもギャグ漫画(銀魂はシリアスもありますが)&20代前半ですから。

少年ジャンプで主人公がおっさんはかなり珍しい

ことが分かると思います。

 

しかも、内容もハードボイルド

主人公がおっさんに加えて、さらに内容も少年ジャンプではなかなか見られないハードボイルド!

どんだけ攻めるんだっ!?

とツッコミたくなるほど攻めています。

途中で『もっこり(下ネタ的なこと)』という名のコメディ要素を入れてきましたが、それでも終始ハードボイルドがメインでしたからね。

 

さらに、ライバルキャラもおっさん

しかも、ライバルキャラなんかにもおっさん&ハードバイルドなキャラが多いですからね。

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こちらは主人公のライバルで海坊主(本名:伊集院 隼人)
スキンヘッドにいかつい見た目となかなかパンチが効いているキャラ。

詳しい年齢は明かされていませんが、見た目的に

30代~40代前半ぐらいとライバルはさらにおっさん!

ちなみに『銀魂』でも星海坊主(うみぼうず)というキャラが出てきますが、見た目や雰囲気などから多分シティーハンターをパロっているのでしょう。

銀魂の星海坊主と違い、こっちの海坊主は準レギュラーなのでガンガン登場してきます。

 

少年どころか男性ウケしないヒロイン

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ならば、ヒロインがグッ!と少年の心を掴むんだと思いきや、ヒロイン『槇村 香(まきむら かおり)』は少年どころか男ウケをしないキャラ(汗)

見た目は画像のとおりボーイッシュ&主人公がエロに走るとハンマーで強烈なツッコミを入れるおてんばなキャラとなっています。

もちろん、ボーイッシュ&おてんばが好きな男性もいるとは思いますが、人気なタイプではないですからね~

実際、『男ウケするキャラではない』という判断から毎回依頼人という形で男ウケする美女を登場させていましたし。

 

依頼人は美女だけれど・・・。

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ヒロインが男ウケしないという判断から毎回別に男ウケする美女を登場させていた。

とはいえ、

男ウケはするけど少年ウケはしないんじゃっ!?

というセクシー美女が中心なんですよね~

もちろん、セクシー美女も少年人気は高いですが、それ以上に人気が高いのがカワイイ系ですから。

これはアイドル人気を見れば分かりやすい。
AKBの総選挙などでもそうですが、アイドルは美人よりもカワイイ方が圧倒的に人気が高いですから。

なんでも日本男性の7割が童顔(かわいい)好きと言われるほど。

時代が違うとはいえ、この頃にはすでに松田聖子やおニャン子クラブが人気を集めていましたから。

 

なのに、大ヒットした異色作が『シティーハンター』

これだけ週刊少年ジャンプで連載するには不利な条件が揃っているのに全35巻の長期連載。

さらに、

単行本の累計発行部数4600万部の突破

の大ヒット&4度のテレビアニメ化!

さらに2019年には久しぶりに劇場アニメが制作されるほど。

これがシティーハンターが他の名作と一味違う!という理由ですね。
不利な条件をはねのけてでの長期連載&大ヒットですから。

しかも、シティーハンターはコミックスは売れていたのに、上の条件などの影響で雑誌でのアンケートの評価はイマイチ。

その影響でジャンプでは打ち切り(今より当時はさらに打ち切り基準が厳しかった)に遭ってしまっため、それがなければもっと記録を伸ばせた作品でもあります。

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打ち切りから生まれた続編『エンジェル・ハート』

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突然の打ち切り(4週後での終了を急に告げられた)によって生まれた描き切れなかったという強い思い。

その思いから生まれたのが続編『エンジェル・ハート』
ただし、こちらは家族愛をテーマとしてリメイクしたシティーハンターのパラレルワールド的な世界観となっています。

大きな違いはヒロインの香が事故で死亡していた代わりのパートナーを義娘の『香瑩(シャンイン)』が務めるところ。

シティーハンターとは違うヒロインを失ったからこそ見える主人公の寂しさなどが見えるのもこの作品の魅力の一つです。

 

シティーハンターの感想レビュー評価・考察まとめ

少年ジャンプで連載するには不利な数々の条件を揃えながら、ロング&大ヒットした『シティーハンター』は普通の名作とは一味も二味も違う!

以上、少年ジャンプなのに主人公がおっさん&ハードボイルド漫画『シティーハンター』の感想レビュー評価・考察でした。

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