
SFロボットアニメと言えば、まずガンダムが頭に浮かぶたくじです。
今回はそんな『ガンダムシリーズ』の感想レビュー評価・考察を観たことない人でも分かるように一覧でまとめました。
好きな漫画100冊お得に読める 30日間無料でアニメ見放題ガンダムとは?1979年から始まった名作シリーズ
- ジャンル:SFロボット
- 発表期間:1979年からテレビ・映画・OVAと多数シリーズ
- 原作:サンライズ&富野由悠季原作のアニメオリジナル
ガンダムシリーズはサンライズ&富野由悠季監督(2010年以降はあまり関わっていない)のタッグで1979年(昭和54年)に放送された『機動戦士ガンダム(通称:ファーストガンダム)』から続く名作SFロボットアニメ。
シリーズによってテーマや特徴は違いますが、全てに共通するのはガンダムなどの巨大ロボット(主にモビルスーツと呼ばれる)が登場することです。
また、ファーストガンダムから続く宇宙世紀を舞台としたものと、宇宙世紀以外の世界を舞台にした二つのシリーズが存在します。
ここではテレビアニメ・劇場版・OVAなどの主要な作品を紹介。
新しい作品が増えたら随時更新していきます。
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宇宙世紀シリーズ一覧&初心者におすすめの作品
宇宙世紀とは第1作の『機動戦士ガンダム(通称:ファーストガンダム)』で登場した西暦以後の架空の年号。
宇宙への移民が開始された年を0001年(元年)とします。
この宇宙世紀を舞台としたものがメインのガンダムシリーズ。
モビルスーツと呼ばれる巨大ロボットなどの現実感があるリアル兵器が登場し、スペースノイドVSアースノイドの戦争(別パターンもある)をテーマに各キャラクターのリアリティのあるドラマが作品を盛り上げる。
ここでは制作順ではなく、初心者にも分かりやすく宇宙世紀の時系列順で作品を紹介していきます。
最初から観るなら時系列順に視聴するのが一番おすすめ。
ただ、数が多いので初心者なら『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムUC』の3つの中から好きなものを1本。
まずは好きになるところから始めないとその後が続きませんからね。
メインどころを一通り押さえておきたいのなら、
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 機動戦士ガンダム(テレビ版)
- 機動戦士Zガンダム(テレビ版)
- 機動戦士ガンダムZZ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダムUC(OVA版・テレビ版どちらでもOK)
の順番でチェックするのがおすすめです。
残り作品は気に入ったら時間がある時にでも。
ファーストガンダムとZガンダムはそれぞれテレビアニメ版を再編集した劇場版三部作がありますが、時間の都合上カットされたエピソードが多いのと新作カットがテレビ版と違う展開になるものもあるので最初に視聴するのはおすすめしません。
ガンダムUCに関してはテレビ版はOVA版を編集しただけなのでどちらでもOKです。
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- ジャンル:群像劇、SFロボット
- OVAリリース期間:2015~2018年・全6話、テレビ版 2019年 全13話
- キャスト:キャスバル・田中真弓、シャア・池田秀一、アルテイシア・潘めぐみ、ギレン・銀河万丈、ドズル・三宅健太
- 主人公機:シャア専用ザク
- 宇宙世紀:0068~0079年
- 主な出来事:ジオンの独立から連邦軍との一年戦争開戦まで
- 備考:安彦良和の漫画のオリジナルエピソードをアニメ化
通常の3倍のスピード…まるで赤い彗星だ
ファーストガンダムの舞台となった一年戦争が起こるまでのエピソードを描いたのがこのTHE ORIGIN(ジ・オリジン)
ファーストガンダムでは詳しく語られなかったジオンの誕生から独立、そして地球連邦軍との一年戦争開戦まで。
それをファーストガンダムの主人公:アムロ・レイのライバルであるキャスバル・ダイクン(後のシャア・アズナブル)の視点で描かれる。
シャア・セイラ編4章はキャスバルとその妹アルテイシア(後のセイラ)を中心に群像劇的に展開(こちらではモビルスーツ戦はあまりない)
シャアの父でジオン共和国の首相だったジオン・ズム・ダイクンが急死。
その後、デギンを筆頭とするザビ家により独裁国家に変貌し、ジオン公国として台頭。
ザビ家に追われ地球に逃げる幼少期、その後のザビ家の復讐に燃え軍人となるまでが描かれています。
ルウム戦役編2章では一年戦争序盤で起こった大規模な戦闘が描かれています。
こちらではモビルスーツの本格的実戦投入の様子がシャアなどのジオン軍エースパイロットの活躍を軸に描く。
ジ・オリジンはもともとはファーストガンダムのテレビアニメ版を原典とし、ファーストガンダムでキャラクターデザインを務めた安彦良和が2001~2011年にかけてコミカライズした作品。
テレビアニメ版のおかしな部分や2000年代に合わなくなった設定を見直し、いくつかの独自エピソードを追加した漫画となっています。
そして、その独自エピソードをアニメ化したのがこのOVAアニメですね。
ガンダムが登場しないのがネックですが、新しい分、第1作よりも圧倒的にクオリティが高いので初心者が最初に見るのにおすすめ。
今のところ一年戦争の部分はアニメ化されていませんでしたが、2022年6月に『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の公開が決まりました。
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機動戦士ガンダム
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:1979~1980年・全43話、他劇場版三部作(1981~1982年)
- キャスト:アムロ・古谷徹、シャア・池田秀一、セイラ・井上瑤、ララァ・潘恵子、ブライト・鈴置洋孝
- 主人公機:ガンダム
- 宇宙世紀:0079年9月上旬~12月下旬
- 主な出来事:ジオンVS地球連邦の一年戦争終盤
- 備考:ガンダムシリーズの第1作
君は、生き延びることができるか
記念すべきガンダムシリーズ第1作。
リアリティのある巨大ロボット:モビルスーツや宇宙への革新をテーマとしたニュータイプという設定もここから始まった。
それまで主流だったマジンガーZやゲッターロボといったスーパーロボット系は違い、リアルロボット系のパイオニアとしての基盤を作った作品でもあります。
第1作では一年戦争終盤の9ヶ月目から終結までを描く。
圧倒的な物量の多さで有利と思われていた地球連邦軍。
が、いざ開戦してみるとモビルスーツ開発でジオンに遅れをとり、一年戦争序盤は大敗。
その巻き返しを図るためにV作戦を発動。
ガンダムやホワイトベースなどの強力なモビルスーツや戦艦の開発に成功する。
そのガンダムに偶然乗り込むことになった15歳の少年:アムロ・レイを中心に1年戦争末期の戦いを描く。
モビルスーツによるロボットアクションだけでなく、アムロやそのライバルであるシャアといったキャラ達の人間関係や心理描写をリアルに描いているのも特徴です。
ここからガンダムシリーズを観るのが初心者には分かりやすくおすすめですが、1979年と作品が古いので絵などのクオリティが低いのがネック。
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機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- ジャンル:SFロボット、ミリタリー
- OVAリリース期間:1996~1999年・全11話、他特別編と劇場版
- キャスト:シロー・檜山修之、アイナ・井上喜久子、ギニアス・速水奨、カレン・小山茉美、キキ・西村ちなみ
- 主人公機:陸戦型ガンダム⇒ガンダムEz8(イーズィーエイト)
- 宇宙世紀:0079年10月中旬~11月下旬あたり
- 時系列:第1作のランバラル交戦からジャブロー侵攻あたり
- 備考:ミリタリー色や青春ドラマ色が強い
オレは生きるっ!!生きてアイナと添い遂げるっ!!
第1作と同じく一年戦争を舞台に東南アジアで活動する小隊にスポットを当てた作品。
他のガンダムシリーズと比べるとミリタリー色が強い。
戦場の生々しさやリアリティを追求。
他の作品と比べるとモビルスーツ戦も泥臭いものが多いのが特徴です。
一方で主人公:シロー・アマダは理想と敵パイロットの色恋の間で揺れ動くなど、青春物語としての側面も持つ。
メインストーリーとの絡みも少なく、他の宇宙世紀シリーズと比べると派手さも少なく中級者以上向けのアニメですね。
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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- ジャンル:SFロボット、成長物語
- OVAリリース期間:1989年・全6話
- 登場ガンダム:ガンダムNT-1(アレックス)
- キャスト:アル・浪川大輔、バーニィ・辻谷耕史、クリス・林原めぐみ、シュタイナー・秋元羊介、ミーシャ・島香裕
- 宇宙世紀:0079年12月
- 時系列:第1作のソロモン攻略からア・バオア・クー攻略あたり
- 備考:非戦闘員の子供が主役
バーニィ、忘れないよ
一年戦争末期、地球連邦軍の新型ガンダム開発の情報を掴んだジオンがその機体を奪取するために特殊部隊を送り込んだところから始まる物語。
ガンダムシリーズでは珍しい非戦闘員の子供:アルが主人公。
さらに、ジオンの新米パイロット:バーニィと交流を深め、ジオン側中心で話が進むというのもそれまでに作られたシリーズではなかった形。
その後、連邦側の新型ガンダムのテストパイロット:クリスとも交流を深めたアルを通して戦争の悲しさを描いた成長物語的なストーリーでもあります。
新型ガンダムは第1作の主人公:アムロ・レイ用に開発されたものですが、直接的な繋がりは特にないサイドストーリー。
が、全6話と短くなおかつ完成度が高いため、初心者にもおすすめできるアニメです。
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機動戦士ガンダム サンダーボルト
- ジャンル:SFロボット、音楽
- OVAリリース期間:2015~2016年・全4話、セカンドシーズン 2017年・全4話
- キャスト:イオ・中村悠一、ダリル・木村良平、クローディア・行成とあ、カーラ・大原さやか、ビアンカ・古川由利奈
- 主人公機:フルアーマーガンダム、サイコ・ザク(第1部)、アトラスガンダム、サイコ・ザクMk-II(第2部)
- 宇宙世紀:0079年12月~0080年7月
- 時系列:第1作のア・バオア・クー攻略前から一年戦争終結後の世界まで
- 備考:漫画が原作(漫画はまだ続いている)
このジャズが聴こえたときはお前の最後だ
ファーストシーズンでは一年戦争末期のサンダーボルト宙域の戦いを、セカンドシーズンでは一年戦争終結7か月後の戦いを描いたもの。
こちらでは地球連邦とジオン側それぞれに主人公がいる形。
さらに、ガンダム VS 赤いサイコザク。
ファーストガンダムを彷彿とさせるような戦いに加え、両主人公がジャズとポップスの音楽をこよなく愛しているという特徴もあります。
そのため、バトル中にそれらの音楽がガンガン流れるなど、ジャズ VS ポップスという側面もある。
軽快な音楽に乗ったスピーディーな戦闘は見応えがありますが、サイドストーリーなのに加えモビルスーツなどのデザインなどの独自性が強く、宇宙世紀の中でもパラレルワールドな世界観となっているため中級者以上向けのアニメですね。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- ジャンル:SFロボット
- OVAリリース期間:1991~1992年・全13話、他劇場版
- キャスト:コウ・堀川亮、ガトー・大塚明夫、ニナ・佐久間レイ、デラーズ・小林清志、シーマ・真柴摩利
- 主人公機:ガンダム試作1号機⇒ガンダム試作3号機
- 宇宙世紀:0083年
- 主な出来事:デラーズ紛争
- 備考:第1作とZガンダムの間を埋める外伝的な作品
再びジオンの理想を掲げる為に!
星の屑成就のために!
ソロモンよ、私は帰ってきた!!
ファーストガンダム(0079)とZガンダム(0087)の間を埋めるジオンの残党とそれを追う地球連邦『アルビオン隊』の戦いを中心に描いた作品。
物語開始時にジオン軍のエースパイロット:アナベル・ガトーがガンダム試作2号機を奪取。
そこから始まるアルビオン隊のガトーを追い続ける物語。
実は奪取されたガンダム試作2号機に条約で禁止されていた核が搭載されていたり、逆にジオン側のガトーやデラーズが武士のような潔さを持つなど、善悪がハッキリ分かれていないガンダムシリーズの中でもそれがもっとも顕著な作品。
ガンダムのテーマの一つであるニュータイプは一切登場しませんが、ガトーを中心とする魅力的なキャラクター、気合が入ったロボットバトル、Zガンダムに繋がる設定が登場するなどこちらも初心者にもおすすめなアニメ。
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機動戦士Zガンダム
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:1985~1986年・全50話、他劇場三部作(2005~2006年)
- キャスト:カミーユ・飛田展男、クワトロ・池田秀一、フォウ・島津冴子、シロッコ・島田敏、ジェリド・井上和彦
- 主人公機:ガンダムMk-II⇒Ζガンダム
- 宇宙世紀:0087~0088年
- 主な出来事:グリプス戦役
- 備考:地球連邦軍内部の軍閥であるエゥーゴとティターンズの戦い
君は、刻の涙を見る
一年戦争終結から7年後の世界で展開される地球連邦軍内部での戦いを描いたガンダムシリーズのテレビアニメ第2作。
第1作のジオンVS地球連邦から一転、こちらでは連邦の内部争いに変化。
エリート集団『ティターンズ』が増長、それを打倒するために結成されたエゥーゴとの戦いをアーガマ隊を中心に展開していく。
新たに登場したニュータイプの少年:カミーユに加え、第1作で登場したアムロやシャア(クワトロの名前で)も登場。
新しいストーリーを構築しつつも第1作のテイストもしっかりと入れるテイストとなっています。
さらに、主人公機が途中で変わる、Zガンダムなどの変形するモビルスーツが登場する、サイコガンダムなどのモビルスーツよりも大型な可変モビルアーマーも出てくるなどロボットバトルも熱い。
そのため、第1作は見てないけど第2作のZガンダムから見たというファンも多い。
第1作は古くてちょっと…という初心者はこっちから見るのもおすすめです。
2005年に既存の映像と新作映像を混ぜて再構築された劇場三部作が公開されていますが、エピソードカットや結末がテレビ版と違うため(ZZに繋がらない)、観るならテレビ版を見た後がおすすめですね。
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機動戦士ガンダムZZ
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:1986~1987年・全47話
- キャスト:ジュドー・矢尾一樹、ハマーン・榊原良子、プル・本多知恵子、ルー・松井菜桜子、グレミー・柏倉つとむ
- 主人公機:Ζガンダム⇒ΖΖ(ダブルゼータ)ガンダム
- 宇宙世紀:0088~0089年
- 主な出来事:第一次ネオ・ジオン抗争(ハマーン戦争)
- 備考:序盤は明るいガンダム、19話からシリアス路線になっていく
子供はみんなニュータイプ!見せてやろうじゃないの!大人たちにさ!
Zガンダム直後の第一次ネオ・ジオン抗争を描いたガンダムシリーズのテレビアニメ第3作。
前作の終盤で登場したハマーンとの決着を描く物語。
組織名もアクシズからネオ・ジオンに改め、エゥーゴ VS ネオ・ジオンの戦いが勃発する。
物語の第1話で前作の主人公カミーユが退場。
それを引き継ぐような形でジュドーなどの子供達がアーガマ隊に加わる。
とはいえ、ジュドー達は軍人というわけでなく(カミーユも違いますが)、ガンダムを盗むためにアーガマに忍びこんだジャンク屋と前作とは打って変わって物語は明るいテイスト。
19話以降にシリアス路線になっていく形となっています。
ネオジオン・ハマーン・ミネバ・プルシリーズなど、後の作品にも登場するキーワードが多く出て来るのでこちらも押さえておきたい。
ちなみに、当初は終盤にシャアの登場も予定されていましたが(OPにはその姿がある)、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の制作が決定したため見送られる形に。
シャアが登場してたらまた違った評価になっていたでしょうね。
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- ジャンル:SFロボット
- 劇場公開:1988年
- キャスト:アムロ・古谷徹、シャア・池田秀一、ブライト・鈴置洋孝、クェス・川村万梨阿、ハサウェイ・佐々木望
- 主人公機:リ・ガズィ⇒ν(ニュー)ガンダム
- 宇宙世紀:0093年
- 主な出来事:第二次ネオ・ジオン抗争(シャアの反乱)
- 備考:アムロとシャアの決着戦
νガンダムは伊達じゃない!
ファーストガンダムから14年後の世界を舞台にアムロとシャアの決着戦を描く。
第1作から続く二人の戦いにピリオドを打つ今なお高い人気を誇る劇場アニメ。
なお、地球連邦軍VSジオン公国軍の戦いはその後のガンダムUCまで持ち越しとなります。
また、ネオ・ジオンとハマーンが率いた組織と名称は同じですが、ザビ家のミネバを擁しジオン公国の復活を目的とするハマーンと、ニュータイプ論を提唱する父:ジオン・ズム・ダイクンの意志を継ぐ形のシャアとでは理念が全く違う別組織。
そのため、新生ネオ・ジオンと呼ばれることも。
νガンダム、サザビー、α・アジール、ヤクト・ドーガなど魅力的なモビルスーツが多くロボットアクションも抜群。
アクシズ落しなどの見せ場もあり、劇場アニメという短い時間ながら完成度が高い作品となっています(むしろもっと長く見たかった)
他のシリーズとの関連性も高いため、初心者がまず見て欲しい作品の一つ。
>>逆襲のシャアが公開された1980年代名作アニメランキングへ
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)
- ジャンル:SFロボット
- OVAリリース期間:2010~2014年・全7章、テレビ版 2016年・全22話
- キャスト:バナージ・内山昂輝、オードリー(ミネバ)・藤村歩、フル・フロンタル・池田秀一、リディ・浪川大輔、マリーダ・甲斐田裕子
- 主人公機:ユニコーンガンダム
- 宇宙世紀:0096年
- 主な出来事:ラプラス戦争(第三次ネオ・ジオン抗争)
- 備考:地球連邦とジオンの抗争に一応の決着を付ける総括的作品
君の中の可能性(ニュータイプ)が、目を覚ます
2007~2009年に連載された福井晴敏の小説を原作にアニメされたもの。
地球連邦政府の秘密が隠されたラプラスの箱を巡る地球連邦とネオジオン残党の戦い。
物語は宇宙世紀0001年(元年)に起きたテロ『ラプラス事件』から始まるという壮大なストーリー。
そのテロの生き残りでその秘密が隠されたラプラスの箱を手に入れたサイアム・ビスト。
そのビスト家の血縁者であるバナージとザビ家の生き残りであるミネバ(第1作やZでも登場)を中心に展開するラプラスの箱を巡る。
そこにシャアの再来と呼ばれるネオ・ジオン残党の指導者『フル・フロンタル』も絡んでくるとガンダムシリーズのメインストーリーへの大きく関わってくる濃い内容。
OVAということもあり、この年代に制作されたアニメの中でロボットアクションは最高レベル。
初心者にもおすすめな作品です。
また、前のシリーズは一切観てないけどここから見始めた10代・20代の若い世代もかなり多いようで。
新しい宇宙世紀シリーズの軸となっているガンダムですね。
それもあり、この前後の作品が続々と制作されています。
ちなみに『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』はOVAをテレビアニメ用に再編集したものなのでほぼ内容は同じです。
>>ガンダムUCがリリースされた2010年代名作アニメランキングへ
機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)
- ジャンル:SFロボット
- 劇場公開:2018年
- キャスト:ヨナ・榎木淳弥、ミシェル・村中知、リタ・松浦愛弓
- 主人公機:ナラティブガンダム
- 宇宙世紀:0097年
- 主な出来事:不死鳥狩り
- 備考:機動戦士ガンダムUCの外伝『不死鳥狩り』を原案に再構成
ニュータイプ神話の行き着く先―――
ガンダムUCのすぐ後の話、行方不明になっていたユニコーンガンダム3号機を捕獲する小説外伝『不死鳥狩り』を原案に再構成。
ヨナ・ミシェル・リタの三人の幼馴染を中心に展開する人間ドラマとニュータイプ論。
ニュータイプ論に関しては旧シリーズのものを良く言えば手堅く、悪く言えば新しい発見はあまりない構成。
なので、ストーリーを楽しめるかどうかはメインの三人に共感できるかどうかに掛かっていますね。
ロボットバトルに関してはさすがの一言。
最新技術を取り入れたモビルスーツ戦が僕の中での一番の見せ場でしたね。
ガンダムUCを筆頭に旧シリーズも少し登場しますが思ったほどはありませんでした。
ガンダムUCの続編ではなく、あくまで単体でも完結している外伝ですね。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- ジャンル:SFロボット
- 劇場公開:2019年秋以降三部作で公開予定
- キャスト:ハサウェイ・小野賢章、ギギ・上田麗奈、ケネス・諏訪部順一
- 主人公機:Ξ(クスィー)ガンダム
- 宇宙世紀:0103年
- 主な出来事:マフティー戦争(マフティー動乱)
- 備考:ジオン終焉後の腐敗した地球が舞台
マフティーとしていいたいことはいった。
いつかは、人類の健やかな精神が、この地球をまもると信じている。
それまでは、人の犯した過ちは、今後ともマフティーが、粛清しつづける
ブライト・ノアの息子であるハサウェイ・ノアが反地球連邦組織のリーダー『マフティー・ナビーユ・エリン』となり反乱を起こす(小説版では)
第1作から主要な宇宙世紀シリーズには全て登場している地球連邦軍に所属しているブライト・ノアの息子が反乱軍のリーダーとなるなんとも皮肉なストーリー。
ハサウェイ自身も逆襲のシャアで主要人物の一人として登場しています。
機動戦士ガンダムF91
- ジャンル:SFロボット
- 劇場公開:1991年
- キャスト:シーブック・辻谷耕史、セシリー・冬馬由美、ザビーネ・梁田清之、カロッゾ・前田昌明、ビルギット・塩屋翼
- 主人公機:ガンダムF91(エフきゅうじゅういち)
- 宇宙世紀:0123年
- 主な出来事:コスモ・バビロニア建国戦争開戦
- 備考:地球連邦VS私兵組織クロスボーン・バンガード
人間だけを殺す機械かよ!
新たなガンダムシリーズを目指して公開された劇場アニメ。
第1作の一年戦争から40年以上。
腐敗した地球連邦打倒のため、コスモ貴族主義を掲げる私兵組織クロスボーン・バンガードは反旗を翻した。
それまでのキャラは一切登場せず、新たな人物と時代でここから新ガンダムシリーズを創っていくぞ!と立ち上げた作品。
この劇場版は予定ではテレビアニメ版へと繋げるコスモ・バビロニア建国戦争(宇宙世紀0123~0128年)の開戦を描いたものですね。
結果は興行成績が振るわず失敗。
テレビアニメも全く設定が違う『機動戦士Vガンダム』に変更され、今のところそれ以外の内容は漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム(劇中の時代は宇宙世紀0133年)』で大まかな歴史が語られるのみにとどまっています。
今までの作品との繋がりも薄いので初心者にはおすすめしない中級者以上向けですね。
2010年以降一気に宇宙世紀シリーズの制作が活発化されましたし、F91の続編も作って欲しいところ。
>>ガンダムF91が公開された1990年代名作アニメランキングへ
機動戦士Vガンダム
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:1993~1994年・全51話
- キャスト:ウッソ・阪口大助、シャクティ・黒田由美、カテジナ・渡辺久美子、クロノクル・檀臣幸、オデロ・中田雅之
- 主人公機:ヴィクトリーガンダム⇒V2ガンダム
- 宇宙世紀:0153年
- 主な出来事:ザンスカール戦争
- 備考:ジオンはすでに存在せず地球連邦も形骸化した未来
冬が来ると、わけもなく悲しくなりません?
子供向けと見せかけてシリーズの中でも最もハードの作品の一つ。
主人公の年齢を13歳と従来のシリーズから引き下げ、序盤は当時流行っていたRPG要素を入れた分かりやすい展開を意識。
が、フタを開けてみたら途中から重く複雑なテーマや敵も味方もガンガン死んでいくというシリーズ屈指のハード系(汗)
現時点ではもっとも後の宇宙世紀が舞台とそれまでのシリーズのキャラが一切登場しないなど関連性も薄く、初心者にはおすすめしない中級者以上向け。
ただ、ハードな展開が物語に重さを生み、心に残るシーンが多い作品でもあります。
最終回はシリーズの中でも屈指の泣ける話で個人的には好きなガンダム。
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アナザーガンダム一覧(宇宙世紀シリーズ以外)&初心者におすすめの作品
こちらは年号に宇宙世紀を使わないパラレルワールド的なシリーズ(ロボの名称もモビルスーツと呼ばないものもある)
宇宙世紀以外のシリーズを平成三部作(G・W・Xの三作品)、新世紀ガンダム(SEEDから続くそれ以外)とそれぞれのグループで分けて呼称する場合もありますが、ここでは面倒なのでアナザーガンダムで統一。
こちらは年号が統一されていないので制作順で並べました。
アナザーガンダムはそれぞれ世界観が違うのでどれから視聴しても問題ありませんが、初心者がこれから観るなら、
- 機動戦士ガンダムSEED
- ガンダムビルドファイターズ
- 機動戦士ガンダム00(特に女性におすすめ)
の三作品のいずれかがおすすめですね。
機動武闘伝Gガンダム
- ジャンル:SFロボット、格闘技
- 放送期間:1994~1995年・全49話
- キャスト:ドモン・関智一、レイン・天野由梨、東方不敗・秋元羊介、キョウジ・堀秀行、アレンビー・日高奈留美
- 主人公機:シャイニングガンダム⇒ゴッドガンダム
- 年号:未来世紀
- ロボット名称:モビルファイター
- 備考:ガンダムファイトという格闘技大会がある世界観
俺のこの手が真っ赤に燃える!
勝利を掴めと轟き叫ぶ!
ばあああああああああくぬぇつぅ…ゴッド…フィンガアアアアアアアアアアアアアッ!
アナザーガンダムの第1弾、ガンダムたちがパンチやキックで戦いを繰り広げる。
初めて観たときは度肝を抜かれましたね。
今までのシリーズとはまるで違いますから。
格闘戦に加え、必殺技もありとまるでバトル漫画のような展開でしたから。
さらに世界の覇権はガンダムファイトで優勝した国が握るという戦争の仕方までまるっきり違うw
最初はかなり抵抗あったのですが、これが見てみると熱血すぎる展開が意外とハマる。
とはいえ、他のシリーズと違い過ぎるので中級者以上向けですね。
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新機動戦記ガンダムW
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:1995~1996年・全49話、OVA Endless Waltz 3話、他劇場版
- キャスト:ヒイロ・緑川光、デュオ・関俊彦、トロワ・中原茂、カトル・折笠愛、張五飛・石野竜三
- 主人公機:ウイングガンダム⇒ウイングガンダムゼロ
- 年号:アフターコロニー
- ロボット名称:モビルスーツおよびモビルドール(無人機)
- 備考:女性ファンを獲得した作品
任務…了解…
宇宙世紀シリーズに近い世界観に美少年やヒーロー要素をプラスした作品。
Gガンダムから一転、コロニーや兵器など宇宙世紀シリーズに近い世界観に、メインである5人全員が主人公扱いでガンダムに搭乗させる。
さらに5人共美少年でそれぞれにキメ台詞的なものがあるなど、ヒーロー要素的なものもプラス。
それによってガッチリと女性ファンを獲得した作品でもあります。
その影響か続編&完結編となるOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(エンドレスワルツ)』では設定上は同じ機体なのに、5人のガンダムが全てより派手なデザインへと変更されています。
特にヒイロが乗るウイングガンダムゼロ(EW版)は背中に天使を彷彿とさせるような4枚の翼が付けられるなど、
王子様かっ!?
といったイケメンの扱いが加速。
内容的にはアナザーガンダムの中では初心者におすすめですが、後述するガンダムOOと含めて男性はそこが抵抗あるかもしれませんね(女性にはおすすめ)
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機動新世紀ガンダムX
- ジャンル:SFロボット、アドベンチャー
- 放送期間:1996年・全39話
- キャスト:ガロード・高木渉、ティファ・かないみか、ジャミル・堀内賢雄、ウィッツ・中井和哉、ロアビィ・山崎たくみ
- 主人公機:ガンダムX⇒ガンダムダブルエックス
- 年号:アフターウォー
- ロボット名称:モビルスーツ
- 備考:ファーストガンダムからの卒業がテーマ
戦争に正義も悪も無い
ただ互いに正義がぶつかり合い血を流すだけだ
ガロードとティファの出会いが世界を変えていく。
こちらもモビルスーツやコロニー、さらにニュータイプという言葉も存在し大きな大戦があったなど、宇宙世紀シリーズを彷彿とさせる世界観。
ただ、物語はその大戦後の世界を舞台に少年少女の恋愛を絡めた冒険譚的な内容となっています。
ニュータイプも宇宙世紀シリーズのものとは意味合いが違うなど、ファーストガンダムからの卒業をテーマに制作されたシリーズ。
が、視聴率がふるわずに放送期間も1クール短縮されるという不遇な作品。
その割に根強いファンも多く、個人的にもガンダムWなどと同じぐらいに好きですね。
とはいえ、扱い的な面で初心者にはおすすめできない中級者以上向け。
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∀ガンダム(ターンエー)
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:1999~2000年・全50話、他劇場版
- キャスト:ロラン・朴璐美、キエル&ディアナ・高橋理恵子、ソシエ・村田秋乃、グエン・青羽剛、ギンガナム・子安武人
- 主人公機:∀ガンダム
- 年号:正暦
- ロボット名称:機械人形
- 備考:富野由悠季監督による全てのガンダムの集大成
ガンダムにはお髭がありますか!?ありません!
宇宙世紀もアナザーも含めて全てのガンダムが行く着く先。
ガンダムの生みの親である富野由悠季監督の挑戦作。
格闘路線のGガンダムとは別のベクトルで従来のイメージをぶっ壊しにかかった作品。
ガンダムに髭を生やし、SFでありながらかぐや姫などの要素や19世紀ヨーロッパの牧歌的雰囲気な世界観。
戦場の描写も抑え目に政治的駆け引きが多いのも特徴。
が、なんと言っても一番の特徴は、舞台は宇宙世紀の遥か未来という設定で遺跡からガンダムやザクなどのモビルスーツが発掘される。
さらに、宇宙世紀シリーズだけでなくパラレルワールドであるアナザーガンダムも全て含めて、人類が戦争を繰り返した過去の黒歴史として扱っているところ。
ちなみに∀は『全ての~』を意味する。
パンチが効きすぎた内容からガンダムファンでも抵抗を持つ人も多く上級者向け。
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機動戦士ガンダムSEED(シード)
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:2002~2003年・全50話、SEED DESTINY 2004~2005年・全50話
- キャスト:キラ・保志総一朗、アスラン・石田彰、ラクス・田中理恵、カガリ・進藤尚美、マリュー・三石琴乃
- 主人公機:ストライクガンダム⇒フリーダムガンダム⇒ストライクフリーダムガンダム
- 年号:コズミック・イラ
- ロボット名称:モビルスーツ
- 備考:新世紀(21世紀)のファーストガンダム
キラ・ヤマト!ガンダム!行きます!!
21世紀のファーストガンダムをコンセプトに新しい世代のファン層をガッツリと開拓したシリーズ。
第1作のオマージュ的な展開にガンダムWを意識した5体編成のガンダム。
それぞれの良いとこ取りした戦法が大ヒットしDVDやガンプラが売れまくり。
続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(前作の2年後が舞台)』も含めて100話も放送されたビッグタイトルとなりました。
宇宙世紀シリーズよりもガンダムを強化したことでバトルをシンプルに盛り上げ、様々なタイプのイケメンの登場により女性ファンも取り込んだ。
宇宙側を遺伝子操作した新しい形の人類:コーディネイター(遺伝子操作していない人間はナチュラル)として地球と宇宙の対立を分かりやすくしたのも入りやすかった。
コーディネイターはナチュラルよりも身体能力や学力が優れ、種割れ(頭の中で種のようなものが弾ける演出)が起こるとさらに力が覚醒するなどニュータイプ的な存在もシンプルになっていました。
アナザーガンダムの中でも特に初心者におすすめな作品の一つです。
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機動戦士ガンダム00(ダブルオー)
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:2007~2008年・全25話、セカンドシーズン 2008~2009年・全25話、他劇場版
- キャスト:刹那・宮野真守、ロックオン・三木眞一郎、アレルヤ・吉野裕行、ティエリア・神谷浩史、マリナ・恒松あゆみ
- 主人公機:ガンダムエクシア⇒ダブルオーガンダム⇒ダブルオークアンタ
- 年号:西暦
- ロボット名称:モビルスーツ
- 備考:ガンダムシリーズの中でも特に女性人気が高い
武力による戦争根絶、それこそがソレスタル・ビーイング!
ガンダムがそれを成す!オレと、共に!
そうだ!俺がっ…!俺達が、ガンダムだ!
4体のガンダムを所有する私設武装組織『ソレスタル・ビーイング』が戦争・内乱など、世界中のあらゆる紛争に武力をもって介入し戦争根絶を目指す物語。
圧倒的な強さを持つガンダムにパイロットは美少年、ヒーロー的なキメ台詞があるなどガンダムWを発展させたような作品。
当然こちらでもガッツリと女性ファンを獲得しました。
また、ファーストガンダムのオマージュを入れてきたり、一時的に3倍のスペックを発揮させる『トランザム』など、ロボットバトルを盛り上げる要素も多彩。
シンプルにガンダムの強さを楽しめる作品としてこちらも初心者におすすめです(女性だけでなく男性にも)
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機動戦士ガンダムAGE
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:2011~2012年・全49話、他OVA版
- キャスト:フリット・豊永利行&井上和彦、アセム・江口拓也&鳥海浩輔、キオ・山本和臣&樋口智透
- 主人公機:ガンダムAGE-1⇒AGE-2⇒AGE-3⇒AGE-FX
- 年号:A.G.(Advanced Generation)
- ロボット名称:モビルスーツ
- 備考:100年3世代に渡るストーリー
三つの運命が 歴史になる
主人公が3世代(親・子・孫)と変化していく壮大なストーリー(物語は4部構成)
100年に渡って主人公がバトンタッチするだけでなく、AGEシステムによりガンダムも経験を積むごとにパワーアップして引き継がれていく。
さらに戦う少年の悩みや苦しみといった宇宙世紀シリーズのようなシリアスな要素も入れてくる。
が、その割にはデザインは子供向けというアンバランスさで大コケ。
今までも子供向けと言いつつ複雑な設定にしたものはだいたい失敗しているのでこのパターン辞めてターゲットをどちらかに絞ればいいと思うのですが。
第2部のアセム編やAGE-FXなど随所に光る部分はありましたが初心者におすすめしない上級者向けですね。
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ガンダムビルドシリーズ
こちらはこれまでのシリーズと違い、戦争ではなくガンプラ(ガンダムプラモデル)をテーマとした作品シリーズ。
ガンダムAGEの失敗を受けて?今回は見た目だけなく内容もシンプルに分かりやすくを重視した子供向けに。
架空の競技『ガンプラバトル(特殊なシステムを使って自分で操縦できる)』を通してカッコよさを伝えることに注力した結果、ガンダムを知らない世代にもガンプラが売れる大ヒットに。
さらに、ガンプラの懐かしさと過去作のキャラやシーンなどを入れるお遊び的な仕掛けが当たり、子供のお父さん層にも火を付けて父子揃って楽しませることに成功。
数々の失敗を活かし、念願だった新しい世代へのガンダムシリーズをやっとこさ確立することに成功しました。
こちらもシンプルで分かりやすくガンダムの魅力を伝えているので初心者の入門編としておすすめですね。
先にこっちのシリーズを観てから宇宙世紀シリーズを視聴する逆バージョンも楽しめそうです。
ガンダムビルドファイターズ
- ジャンル:SF、ホビー(ガンプラ)
- 放送期間:2013~2014年・全25話、他GMの逆襲やバトローグ
- キャスト:セイ・小松未可子、レイジ・國立幸、チナ・石川由依、アイラ・早見沙織、メイジンカワグチ・佐藤拓也
- 主人公機:ビルドストライクガンダムシリーズ(ストライクガンダムの改造機)
- 備考:1対1のガンプラバトル
僕が作って、君が戦う―――そして世界へ
第1弾のガンダムビルドファイターズでは1対1のガンプラバトルで世界王者を目指すというもの。
王道スポ根アニメのような熱さと分かりやすさがあります。
主人公はガンプラ制作と指示担当のセイと操縦担当のレイジの二人。
さらにこの二人を巡ったラブコメ展開やセイのお母さんが若々しくスタイルの良い美女と大人を楽しめる要素もけっこう入っています。
ガンダムビルドファイターズトライ
- ジャンル:SF、ホビー(ガンプラ)
- 放送期間:2014~2015年・全25話、他特別編やバトローグ
- キャスト:セカイ・冨樫かずみ、ユウマ・内田雄馬、フミナ・牧野由依、ミライ・遠藤綾、ギャン子・広橋涼
- 主人公機:ビルドバーニングガンダムシリーズ(オリジナル)
- 備考:3対3のガンプラバトル
3人で戦う最高のガンプラバトル
第2弾ガンダムビルドファイターズトライは前作の7年後で今回は3対3のチーム戦で世界を目指す物語。
基本的な世界観は前作と同じですが、こちらではチーム戦になったことで仲間との友情や連携などが描かれています。
さらに、チームの一人が女性だということもあり、その他のチームの女性陣も加わり前作以上にラブコメ要素が強い内容に。
また、主人公機も含めて前作よりもオリジナルガンプラが多いのも特徴です。
ガンダムビルドダイバーズ
- ジャンル:SF、ホビー(ガンプラ)、オンラインゲーム
- 放送期間:2018年・全25話
- キャスト:リク・小林裕介、ユッキー・藤原夏海、モモ・稗田寧々、サラ・照井春佳、アヤメ・沼倉愛美
- 主人公機:ガンダムダブルオーダイバーシリーズ(ダブルオーガンダムの改造機)
- 備考:仮想世界で行われるガンプラバトルやアドベンチャー
愛と欲望の力を借りて
今、必殺のラブ・アタァァァーーーック!!!
第3弾のガンダムビルドダイバーズはさらに未来(具体的な年数は不明)が舞台で、現実世界で行われる対戦競技のガンプラバトルがオンラインゲームに移行。
オンラインゲームに移行したことより、ガンプラバトル以外にもフォース(チーム)を組んで様々なミッションを行うアドベンチャー要素が強まりました。
また、前作まであったラブコメ要素はほぼなし。
主人公達の見た目も幼くなっており(年齢は前作までとあまり変わらない)、より子供層を意識した作りとなっています。
ただ、あいかわらずのそれまでのシリーズのオマージュに加え、ガンダム以外のサンライズ制作のロボネタも入れてくるなど、大人層を楽しませる仕掛けも多くなっています。
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
- ジャンル:SF、ホビー、ロボット
- 放送期間:2019~2020年・全26話
- アニメーション制作:サンライズ
- キャスト:ヒロト・小林千晃、カザミ・水中雅章、メイ・渕上舞、パルヴィーズ・南真由、フレディ・加隈亜衣
- 備考:ダイバーズの2年後の世界
ガンダムビルドシリーズの第4弾、第3弾の『ガンダムビルドダイバーズ』の2年後を描いた作品。
まったく新しい主人公グループにガンダムビルドダイバーズのキャラも少し絡める。
今回の舞台はさらにリアルとリンクしている世界。
ガンプラバトルなアクションで楽しむのではなく、それにそっちの世界の住人の人生が関わっている点も見逃せないですね。
ガンダム Gのレコンギスタ
- ジャンル:SFロボット、冒険譚
- 放送期間:2014~2015年・全26話
- キャスト:ベルリ・石井マーク、アイーダ・嶋村侑、ラライヤ・福井裕佳梨、ノレド・寿美菜子、ノベル・高垣彩陽
- 主人公機:G-セルフ
- 年号:リギルド・センチュリー
- ロボット名称:モビルスーツ
- 備考:もう一つの富野由悠季監督の集大成ガンダム
つかめプライド つかめサクセス
元気のGは 始まりのG
Gのレコンギスタ
富野由悠季監督による『宇宙世紀』の延長上の未来『リギルド・センチュリー』が舞台の∀ガンダムとは違うもう一つの集大成的ガンダム。
監督によれば、脱ガンダムをテーマに小学校高学年~中学生などの若い世代に見て欲しい作品。
ただ、決して子供向け=分かりやすいではなく、未来志向な人達に考えさせる内容にしたいとのこと。
随所にダンスを入れる、元気なEDなどの分かりやすいエンタメがある一方、あいかわらずの複雑なテーマに加え、今回はニュータイプ的で直感的な会話がさらに進化しているので長年のファンでも理解するのがかなり難しい。
さらに、書籍では∀ガンダムの前の時代とする一方、監督自身は∀ガンダムの後の時代と発言するなど(個人ではシリーズ全体の設定を決定する権限はないらしい)、
どっちやねんっ!?
と、かなり複雑に入り組んだ上級向けなガンダムアニメですね。
今のところテレビアニメではこれが最後の富野由悠季作品となっています。
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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- ジャンル:SFロボット、青春群像劇、ミリタリー
- 放送期間:2015~2016年・全25話、2期 2016~2017年・全25話
- キャスト:三日月・河西健吾、オルガ・細谷佳正、クーデリア・寺崎裕香、アトラ・金元寿子、マクギリス・櫻井孝宏
- 主人公機:ガンダム・バルバトス
- 年号:Post Disaster
- ロボット名称:モビルスーツ
- 備考:生きるために戦場で戦う少年達の青春群像劇
俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!
だからよ、止まるんじゃねぇぞ…。
鉄血のオルフェンズは生きるために戦う少年兵をテーマにした青春群像劇アニメ。
今までのガンダムにあったような大国間同士の戦争やそれに巻き込まれる主人公、戦争や紛争を止めるために戦うといったテーマはなし。
生きるために戦う少年兵がPMC(民間軍事会社)的な『鉄華団』を組織し、自分達の幸せを目指すという物語。
ミリタリー性の強いガンダムは今までにもありましたが、少年兵を中心とした青春群像劇という今まではない新しいパターン。
これが時代にバッチリはまり、新しいジャンルを確立したガンダムともなりました。
作品としては面白いですが、今のところは異色のガンダムなので初心者向けというより中級者以上向けですね。
とはいえ、鉄血のオルフェンズの成功を受け、このパターンのガンダムもこれから増えるかもしれませんが。
機動戦士ガンダム 水星の魔女
- ジャンル:SFロボット、学園、百合
- 放送期間:2022~2023年・全25話
- キャスト:スレッタ・市ノ瀬加那、ミオリネ・Lynn、プロスぺラ・能登麻美子、ニカ・宮本侑芽、グエル・阿座上洋平
- 主人公機:ガンダム・エアリアル
- 年号:A.S.(アド・ステラ)
- ロボット名称:モビルスーツ
- 備考:学園を舞台にした決闘と政治
逃げればひとつ、進めば二つ
令和のガンダムは新たな形を示して、今までシリーズを一度も観たことない層もたくさん取り込みました。
水星の魔女は宇宙世紀シリーズのような大人たちの政治群像劇がありながらも、そこに学園ものという子供たちの世界を大きく広げてきました。
今までとは違う学園生活という要素を加えながらも、
そこにモビルスーツ同士の決闘というガンダムらしさも入れてきました。
大人たちが難しい政治の話を行い、子供たちはモビルスーツでスカッとするバトルを見せてくれる。
さらに、主人公のスレッタとミオリネに百合要素を入れてきて、
この世界では同性の結婚も認められていることから第1話から大フィーバー。
これによって、ロボットバトルに興味がない百合勢も取り込むことに成功しました。
令和の時代は百合&バトル。
初心者から上級者まで楽しめるガンダムがここにあります。
ガンダムシリーズアニメおすすめランキング~機動戦士な宇宙世紀シリーズからアナザーまで
ここからは僕の独断と偏見で選ぶ好きなガンダムおすすめランキング。
1979年放送の第1作『機動戦士ガンダム』から始まった宇宙世紀シリーズはもちろん、1994年放送の『機動武闘伝Gガンダム』から始まった宇宙世紀シリーズ以外のアナザーガンダムシリーズも。
最新作まで全てを対象にベスト10を選出しました。
1位:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- SFロボット
- OVA 1991~1992年・全13話、他劇場版
ファーストから3年後、Zの4年前を描いたOVAシリーズ。
宇宙世紀シリーズとはいえ外伝、さらにOVAで全13話と短めなのにこれを1位としたその理由は。
単純にキャラやモビルスーツ、そしてロボットバトルが最高だから!
OPも主人公のコウ・ウラキのダッシュに合わせて、ファーストの0079から0083へと年号を進める。
勝利などいない
という一年戦争の結果を暗示するかのような歌詞から始まるOPでガツン!とガンダムファンのハート鷲掴みにしてくる。
また、他の作品以上に敵側ジオンの方に魅力的なキャラが多く、コウのライバルであるアナベル・ガトーはまさにサムライ!といった感じのキャラなので、
観た人だったらガトーのファンになった人も多いでしょう。
ガトーは、
ソロモンよ!私は帰ってきた!
などの名言も多く、これを見た僕の友達は僕の家に来るたびにこのセリフを言ってきてちょっと鬱陶しいw
ここソロモンじゃないし、お前の家でもねえよと毎回突っ込まないといけないのでね。
2位:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- SFロボット
- 劇場公開:1988年
シャアとアムロの決着を描いた劇場アニメ。
ファーストから14年後、Zガンダムから7年後の世界となります。
なので、シャアとアムロの二人の物語をまず追いたいのなら、オリジン・ファースト・Z、そしてこの逆襲のシャアの順番に見ればOK。
2時間という短い時間の中で、シャアとアムロ、さらにモビルスーツ戦の魅力もぎっしりと濃縮された作品。
サイコー!
唯一、ネックがあるとすれば、シャアのオールバックはやめて!
せっかくクワトロがカッコよかったのに、オールバックにしたから一気に老けて見えたんだよね~
年齢的になかなかいってるので分かるけれど、アムロがあんまり変わってなかっただけに、シャアもそんなに変えなくても良かったじゃないと。
そんな背伸びはいらないよと。
3位:機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 群像劇、SFロボット
- OVA 2015~2018年・全6話、テレビ版 2019年 全13話
ファーストガンダム以前のシャアが誕生するまでと、ファーストガンダムに続く一年戦争序盤が描かれたOVAシリーズ(ファーストガンダムは一年戦争末期の物語)
そのOVAを再編集したテレビ版も2019年に放送されました。
ガンダムの始まりを最新技術で描く。
もともとストーリーの見応えはあるので、もはやこうなったら完璧ですね。
ただ、このオリジンはファーストガンダムをベースに再設定&外伝的エピソードを追加して描かれた漫画版を映像化したものなのですが、
マンガ版ではこの後の一年戦争終結まで描かれているのですが、アニメだとファーストガンダムに続く部分で終わってるのですよね~
ファーストの部分までアニメ化してくれたら1位に躍り出るのは間違いない作品です。
4位:機動戦士Zガンダム
- SFロボット
- 1985~1986年・全50話、他劇場三部作(2005~2006年)
君は刻の涙を見る
でお馴染み、世代によってはファーストは見てないけどZは見たよという人も多い名作。
時系列的にはファーストガンダムの7年後、新たなガンダムと新たな主人公カミーユが登場するだけでなく、
アムロもシャアもこちらでも登場という点がガンダム好きにはうれしい。
特にクワトロ・バジーナと名前を変え、特徴的なヘルメットとバイザー姿からグラサンに変えたシャアの姿が歴代の中でも一番カッコイイという人も多い。
わたくしもクワトロ時代のシャアが大好物ですね。
ストーリー的にもファーストにも負けない見応えとなっているのと、ファーストよりは絵がキレイな全50話と長いですがまだ見やすい。
こちらも劇場版三部作があるのですが、なぜか劇場版の新しい絵にテレビ版の古い絵を混ぜるというよく分からん手法をやっているのと、ファースト以上にストーリーが変わるのでテレビ版の方がおすすめですね。
5位:機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)
- SFロボット
- 1979~1980年・全43話、他劇場版三部作(1981~1982年)
記念すべきガンダムシリーズの第1作、シャアとアムロの対決を筆頭に、一年戦争やニュータイプといった言葉など、全ての物語はここから始まった。
アムロが所属することになる地球連邦軍とシャアが所属するスペースコロニーを本拠地とするジオン公国軍の一年戦争末期から始まる人間ドラマ。
ストーリー的にも大好物ですが、やっぱり古い!
古いから今のアニメの絵と比べるとやっぱり気になる点が多い!
特にテレビシリーズは全43話と長い上に、使い回しのシーンも多いのでファンでも思い出補正がないとなかなか全話観るのは辛いものがあります。
なので、初めて観るならその後に作られた劇場版三部作からがおすすめ。
ただ、劇場版だとテレビ版とちょっと話が変わっている部分と、なぜかBGMや効果音が変わっているのがとっても嫌なんですが。
ビームライフルの音なんかを変えてんじゃないよ、あの感じがいいんだから。
6位:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- SFロボット、成長物語
- OVA:1989年・全6話
ガンダム初のOVAシリーズ、全6話なので見やすくなっています。
他とは違い、ガンダムに乗り込むパイロットが主人公ではなく、民間人の少年アルが主人公。
そのアル目線を通して戦争の悲しさを描いている作品です。
ロボットバトル要素は弱めですが、仲良くなったバーニィとクリスが敵味方になって戦うなど、
嘘だと言ってよ、バーニィ
なドラマ性の強さが魅力。
7位:ガンダムビルドファイターズ
- SF、ホビー(ガンプラ)
- 2013~2014年・全25話、他GMの逆襲やバトローグ
他のガンダムと違ってモビルスーツに乗ってロボットバトルを行うのではなく、ガンダムのプラモデル、ガンプラを作ってそれを戦わせる、今でいうeスポーツ的な競技を行う作品です。
夕方放送の子供向けだったので最初は侮っていましたが、ガンプラだからこそ出来る作品の枠を超えた夢の対決。
さらには、ガンダムの名シーンや名言などをオマージュする遊び心も随所に加えてきて、子供だけでなく大人のガンダムファンも虜にしてヒット作品。
このガンダムビルドファイターズを第1弾とし、ビルドシリーズとして第2・第3の作品も作られています。
8位:機動戦士Vガンダム
- SFロボット
- 1993~1994年・全51話
STAND UP TO THE VICTORY
という軽快なOPで乗せておいて、ガンダムシリーズでも屈指の鬱展開が多い作品。
ファーストガンダムよりもだいぶ後の宇宙世紀の話で、アムロもシャアも出て来ない。
そして、子供をターゲットに13歳の少年が主役で夕方に放送していたにも関わらず、政治的・宗教的な話が多く、さらにハードが展開が多いと、
子供に見せる内容じゃねえー!?
と、むしろ大人の方に人気があったなかなかにパンチが効いたガンダムでもありますw
また、こちらシャクティとカテジナというヒロイン的なキャラが二人いるのですが、
どちらもびっくりするぐらい嫌われている(笑)
最近のアニメでは考えらないようなヒロインを見れば見るほどイライラする。
最終的にどっちも主人公になかなかのひどいことしますからね。
が、そんなハードな一面があったからこそのラスト。
最終回ではホロリとくる名場面がございやす。
9位:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- SFロボット、青春群像劇、ミリタリー
- 2015~2016年・全25話、2期 2016~2017年・全25話
止まるんじゃねぇぞ…
でお馴染みのここ最近のアナザーガンダムの中では特にゴツゴツしたミリタリー色の強い作品。
少年たちが生きるために戦場に身を投じていくという物語ですからね。
ガンダム好き、ロボット好き、ミリタリー好きなわたくしとしては、テーマ的にはかなり大好物。
が、キャラクターとガンダムを始めとするロボットのデザインがこの作品はいまいちハマらなかったんですよね~
あと、賛否両論巻き起こしたあの最終回。
わたくしも最終回に関しましては否。
ラスタル・エリオンという憎いあんちくしょうに一発ガツン!とかまして欲しかったですね。
10位:機動武闘伝Gガンダム
- ジャンル:SFロボット、格闘技
- 放送期間:1994~1995年・全49話
最初見たときは『なんじゃこれ?』と思った作品w
ファーストガンダムから続く宇宙世紀シリーズ、そんな初めての脱宇宙世紀、アナザーガンダムシリーズの第1弾がこれ。
それまでの兵器としてのガンダムじゃなく、ガンダムに格闘技要素を入れた全くの別物ですから。
俺のこの手が光って唸る!
など、ガンダムが必殺技を繰り出したりするので、当時はかなり世間をざわつかせたみたいですね。
Twitterがある時代だったら大荒れだったでしょうね(笑)
ファーストガンダムを最初に観た僕もかなり抵抗があったのですが、見れば見るほどクセになるw
そして、必殺技のフレーズが頭から離れない!
そんなスルメのような味わいのある作品となりました。
ガンダムシリーズアニメおすすめランキングまとめ
やっぱりガンダムはなんだかんだ宇宙世紀シリーズが好き。