ドラゴンクエストの世界パロディ漫画やアニメといえば、一番にこれを思い浮かべるすやまたくじです。

今回はそんな『魔法陣グルグル』の感想レビュー評価・考察を。


魔法陣グルグルとは?

  • ジャンル:ドラクエ風ギャグファンタジー
  • 作者:衛藤ヒロユキ
  • 掲載誌:エニックス『月刊少年ガンガン』
  • 連載期間:1992年~2003年・全16巻で完結済み
  • テレビアニメ:1994年~1995年・全45話、第2作 2000年・全38話、第3作 2017年・全24話

魔法陣グルグル(略称:グルグル)は、連載当時に人気だったロールプレイングゲームの世界観を漫画で表現して発行部数1200万部以上の大ヒットをしたギャグファンタジー。

アニメ化も1994年から何度もされています。

また、2003年に一度完結していますが、2012年に『魔法陣グルグル2』として復活。

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  • 掲載サイト:スクウェア・エニックス『ガンガンONLINE』
  • 連載期間:2012年~

グルグル2は1のすぐ後の続編となっています。

 

ドラゴンクエスト的な世界観パロディ

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物語は世界征服を狙う魔王を打倒するために勇者と魔法使いが旅立つというもの。

上で解説した通り、世界観はRPGゲーム、特にエニックスの『ドラゴンクエスト(ドラクエ)』の特徴が色濃く出ている作品。

同じ会社の作品ということでドラクエの世界観やプレイヤー視点などのパロディをガンガン仕掛けてくるのがグルグルの魅力。

上の画像のようなドラクエ風の黒地に白抜き文字のメッセージウィンドウが解説やツッコミを行ないます。

これが魔法陣グルグルの笑いの増幅装置となっていますね。

 

王道&シュール(非現実的な光景)ギャグも満載

もちろん、ドラクエやRPGゲームパロディ以外のギャグやコメディも満載。

王道的なボケ&ツッコミやドタバタ、ど突き漫才のようなツッコミがちょいと激しめなものまでw

なかには下の画像のようなシュールギャグも。

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テントに入ってテンション上げていたら、頭上にふんどし姿の下半身があるという不思議な構図。

あとは美味しい美味しいと思って食べていたおにぎりがおやじが脇の下で握っていたなんてものもありました(笑)

 

勇者の男の子と魔法使いの女の子が主人公

ここでは主人公の勇者と魔法使いを紹介します。

父親に勇者に仕立てられた『ニケ』

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男の子の方が勇者・ニケ(13歳)

勇者になりたかったけど当時は魔王がいなかった父親に勇者に仕立てあげられたちょっと不憫な子w

というか、父親(40歳)は年齢的にがんばれば自分でいけるんじゃないかと思うのですが(笑)

なので、本人は全くやる気なし!

性格はちょいとスケベ調子に乗りやすく、面倒なことはなるべくスルーしたいタイプ。

なので、面倒な勇者から逃げ出そうとしたところを母親にしびれ吹き矢を放たれてとっ捕まるような展開も(母親もひどいな)

ただ、才能はあるようで旅を続けていくうちにどんどん勇者らしくパワーアップしていきます。

また、グルグルの世界では勇者は職業ではなくただの称号みたいで、途中で分かる職業もなんともニケらしいものとなっています。

 

伝説のグルグル使い『ククリ』

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こちらの女の子が魔法使いのククリ(13歳)

伝説のミグミグ族の末裔でこの世にただ一人の『グルグル使い』

グルグルとは使い手の心の中を呼び出す強力な召喚魔法みたいなもの。

旅の途中で新たなグルグルを覚えたり、ミグミグ族にまつわる話が深く関わってくるなど、ヒロインかつ実質的な主人公でもありますね。

性格は天真爛漫で勇者にゾッコン。

また、独占欲が強く勇者が他の女の子にデレデレすると嫉妬する一面も。

スケベなことにはちょいと厳しく、ラッキースケベなどが発生すると見た相手をボコボコする(たとえ勇者であろうと)激しいツッコミの使い手でもあります(笑)

 

魔法陣グルグルの独自評価・考察

時代にマッチした作品。

まず、この言葉が一番に思い付きます。

それぐらいドラゴンクエストシリーズとの一体感がありましたからね~

1992年の連載当初はちょうど『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が発売する頃と売れに売れまくっていた時代ですし。

ドラクエは1988年のIIから2000年のVII(グルグルが連載されていた期間で最後の作品)まで約200万本~約400万本売れていたので、プレイしたことがある、プレイしたことなくても見たことがある子供が非常に多かったですから。

ドラクエ以外のネタやギャグも面白いですが、さすがに時代がズレていたらここまでヒットしなかったかなと。

というか、その頃のドラクエを知らない世代からはどう見えるのでしょうか?

新しいドラクエはファミコンやスーパーファミコン版はかなり違いますし、グルグルを見てもドラゴンクエストの世界観パロディと気付かなかったりするのですかね。

2017年のリメイク版アニメも僕のように当時を知っている視聴が多いようですし(前2作と違って深夜放送という影響もあるでしょうが)

80年代や90年代のドラクエを知らない世代が見たらどんな反応をするのか気になる作品でもあります。

 

2017年のリメイクアニメではさらにギャグがパワーアップ

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ここでは2017年リメイクアニメについて紹介。

全16巻を2クール全24話にまとめたことからアニメ1作・2作と比べると大幅カットなスピーディーな展開となっていますが、パロディと笑いの方は大幅強化した内容となっています。

ドラクエの演出強化

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知っている人なら、

ドラクエⅠじゃん!

とツッコミも入る(知らない人はドラクエⅠのパッケージイラストをチェック)ドラクエ感の強化ですね。

原作漫画や旧アニメでも強かったドラクエ感が2017年のリメイク版ではさらに強化されています(笑)

80年代・90年代のドラクエを知っている人ならちょいちょい見覚えがある演出が入ってきます。

 

ファミコン感も満載

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さらに攻めたのがこの演出。

もはやイラストとかメッセージウィンドウとかのレベルではありません。

ほぼほぼドラクエがドット絵だった頃のゲーム画面です(笑)

2017年版の次回予告は毎回この形。

さらにストーリー中もこの表現がされることもあります。

 

FF(ファイナルファンタジー)要素も入ちゃった!

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そしてさらにスタッフの遊び心に震え上がったのがこの画像。

FFじゃん!

とツッコんだ人も多いはず。

ドラクエだけでなくファイナルファンタジーのパロディまで入れてくる攻めっぷりw

連載当時は掲載雑誌の出版社が『エニックス』だったのが、今では『スクウェア・エニックス』になったからこそ出来たパロディですね。

時代の経過と共に笑いの幅を広げてきやがりました(笑)

 

もちろんそれ以外のギャグの演出も強化

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強化されたのはドラクエやゲームのパロディだけではない!

上の画像のようにその他のギャグも原作や旧アニメよりも気合を入れています。

特にこんな風に劇画タッチになる演出が僕は大好物ですねw

この辺は漫画版よりも旧アニメと比較した方が分かりやすいですね。

下の画像はニケの『料理人グルグル』ネタ。

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旧アニメではこんな感じだったのが(ちょっと画質が悪いですが)

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新アニメではここまで進化!

時代の流れと共にたしかな技術の進化をうかがわせる作画となっています。

ちなみにこの後のククリのツッコミの方もしっかりとパワーアップ。

 

周りのキャラクターも個性的

ニケとククリもパンチが効いたキャラクターですが、それ以上に周りにパンチが効いたキャラクターが多いのがグルグルの魅力。
ここではその中でも特に好きな3キャラを紹介します。

キタキタ踊りの最後の伝承者『アドバーグ・エルドル』

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上半身裸に腰みのという見るからにパンチが効いた怪しいキャラクター。

ちなみに常にこの格好です(笑)

町に代々伝わる神聖な女性の舞踊『キタキタ踊り』を守るため、女でも若くもない自らが踊り続けることでキタキタ踊りも町も急激にさびれさせたある意味すごい男。

アドバーグ・エルドルというちょっとカッコイイ名前がありますが、周りからは『キタキタおやじ』と呼ばれています。

その強烈なキャラクターから上の画像のようにキタキタおやじを主人公とした外伝も生まれたほど。

戦闘では常にキタキタ踊りを踊っているだけなので全く戦力にならないだけでなく、その動きと踊る時に『キタキタキタ!』と発するのでとても鬱陶しい存在。

また、女性陣からはその風貌からよく変態扱いされる。

鬱陶しさで味方や敵キャラに激しいツッコミを入れられ、気持ち悪さで女性キャラからも強烈な攻撃を加えられることもあるが、どんな攻撃を受けても気絶すらしない強靭なタフネスを誇る(HPは1650)

特に勇者一行というわけではありませんが、ニケ達が行く先々で現れる謎のキャラ。

一人でどうやって敵モンスターがいるフィールドを移動してんだ?

といった疑問も常に付きまといます。

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また、画像のような顔芸も含め、多彩なギャグパターンを持つおやじでもありますw

 

怒れるトランスルナー『ジュジュ・クー・シュナムル』

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こちらがプラトー教の巫女・ルナー(戦う神官)を務める少女・ジュジュ。

普段は周りからキレイと言われるルックスとクールな性格からお淑やかなヒロイン風にも見えますが、戦闘時などでトランス状態になると以下の画像のように変化するふり幅が非常に大きいキャラ。

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トランス状態になると過激な行動や発言をするようになります。

表情も画像のようなパンチが効いた状態に。

また、クールでテンション低いけど、普段の性格の方もなかなかにパンチが効いていたことが物語が進むにつれてバレてきます(笑)

 

クサいのは許さない精霊『ギップル』

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そして、僕が全キャラクターの中で一番好きなのが道案内役で勇者たちに同行する風の精霊ギップル。

へんてこりんな見た目でありながら女の子を中心にカワイイと言われることも。

が、マントの下はふんどし一つとその姿を見た数々の女性キャラにトラウマを与える存在。

ちなみにマントは伸ばせばテントになり、シュールギャグの所で紹介したテントの上にある謎のふんどし姿はギップルの下半身ですね(笑)

クサい台詞と行動が極度に嫌いで聞き続けると死亡するらしい。

戦闘時はすぐに逃げる、何かにつけて故郷に帰って留守にするくせに、ニケ達がクサい台詞や行動をすると画像のようにどこからでも出て来る。

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クサさ最高潮!

とツッコミのように激しくリアクションすることもあれば、

ときには言葉は発さず悶絶した表情で画面に登場するだけ(その場合、周りはギップルの登場に気付かないことも)など、そのリアクションのパターンも豊富。

さらに、クサいリアクションにかける執念も相当なもの。

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勇者達が音速で行動していてもクサい行動や言葉を発すれば、画像のような追撃してリアクションする仕事人w

大好物なキャラクターです。

 

魔法陣グルグルのひとこと感想まとめ

魔法陣グルグルはドラクエパロディや個性的なキャラクターが楽しめる漫画。
あと、2017年アニメならFF要素もちょっと楽しめるよ。

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