
ビーチバレーを考えた人は天才なんじゃないかなと思うすやまたくじです。
今回はそんなビーチバレーを題材にしたスポーツアニメ(原作漫画)『はるかなレシーブ』の感想レビュー評価・考察を。
この記事で分かる目次
はるかなレシーブとは?
- ジャンル:スポーツ(ビーチバレー)、お色気
- 放送期間:2018年・7~9月・全12話
- アニメーション制作:C2C
- キャスト:大空遥・優木かな、比嘉かなた・宮下早紀、クレア・種﨑敦美、エミリ・末柄里恵、遠井成美・島袋美由利
- 原作:マンガ『まんがタイムきららフォワード』
女子ビーチバレーから始まるスポ根とお色気と百合。
その手があったかっ!?
というスポーツがここにはある。
熱いだけではない、萌えだけでもない、百合だけでもない。
その全てが詰まっているのがはるかなレシーブ。
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沖縄を舞台にしたビーチバレーアニメ
団体競技の中でも二人でしかできないスポーツ
それがビーチバレー
広い砂のコートにたった二人だけ
だから私たちはかけがえのない一人を選ぶ
長身でおおらかな性格の大空遥(おおぞらはるか)と小柄で引っ込み思案な比嘉かなた(ひがかなた)の再会から始まる物語。
二人はいとこ同士。
親の都合で東京から沖縄に引っ越し、かなたの家でお世話になることになったはるか。
おお―――!
ビーチバレーって意外と・・・・!
そんな引っ越し先のかなたの家は海の目の前。
それを見たはるかは海だ、夏だ、沖縄だ!
とさっそく水着に着替えて出掛けることへ。
そこで出会ったのがビーチバレーの高校生チャンピオン・遠井成美(とおいなるみ)と立花彩紗(たちばなあやさ)からなる『なるあや』ペア。
二人の練習を見ているうちにはるかはビーチバレーに興味を持ちます。
ところが、二人の練習に参加させてもらったはるかの何気ない一言で成美と険悪なムードになってしまう。
どうして!?
ならどうしてあの時戻ってきてくれなかったの!?
そこに水着に着替え終わったかなたも登場。
そこで判明するかなたと成美の関係。
かなたと成美はかって二人でペアを組んでビーチバレーをやっていたものの、かなたが身長が伸びなかった挫折から逃げたことで気まずい関係になってしまっていた。
そんな気まずい空気を察してか、彩紗が二対二のビーチバレー対決を提案する。
正反対な二人が『はるかな』ペア結成
大空さん、一回試合やってみない?
7点マッチで大空さんが1点でも私たちから取れれば勝ちってことでどう?
その方が(ビーチバレーのことが)ちゃんとわかると思うから
成り行きとはいえ、高校生チャンプに挑むことになった即席ペア。
運動神経が良く身長が高いとはいえ素人の遥と、経験者とはいえ身長を理由にビーチバレーから逃げてしまったかなた。
そんな二人でも1点ぐらいなら王者相手でも取れる!…と挑んだもののあえなく惨敗!
リベンジ!!
もう一回勝負しよう!!
普通ならここで終わりですが、遥のおおらかで前向きな性格がここでさく裂w
かなたに確認も取らずに勝手にリベンジマッチをお願いする。
ここから始まる『はるかな』ペアの歴史。
経験者のかなたに教えてもらいながらはるかは驚速に成長していく。
また、はるかの前向きで明るい性格に引っ張られ、かなたも挫折前のかっての自分を取り戻していく。
ちなみに、レシーブの語源となった言葉には取り戻すという意味があるらしく、タイトルもそこから来ているです。
はるかなレシーブの原作漫画とアニメ版を比較
- 作者:如意自在
- 掲載誌:まんがタイムきららフォワード
- 連載期間:2015年~
アニメではほぼ原作通り(少し端折った部分や追加されたエピソードもありましたが)に原作5巻までの話を映像化。
原作漫画の方もきらら系らしい萌えを感じさせる可愛い女の子が魅力ですね。
同じく水着シーンが多いのでお色気も健在。
が、表紙やカラーページはいいですが、白黒ページだとやはりセクシーさは落ちますね。
アニメのカラフルな水着と肌色のコラボレーションの前では白黒はなかなかに苦しい。
こういった作品こそ、カラー版マンガを出して欲しいところ。
今はAIの自動着色によるカラーを採用している出版社もありますし。
また、試合を中心としたビーチバレーのシーンも原作漫画はちょっとパワー不足ですね。
どうもスピード感や迫力が足りないといった感じで。
この辺、アニメだとうまく演出を足しているので、原作漫画でもこの辺の演出を逆輸入して今後は動きがあるシーンを盛り上げて欲しいなと思います(特にアニメ版の決勝が熱かっただけに)
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はるかなレシーブの独自評価・考察
水着・スポ根・友情。
はるかなレシーブの感想をコンパクトにまとめるならこんな感じ。
ここからはその点に注目して考察・評価をしていきます。
ビーチバレーという名の悪魔的発想のスポーツ
ビーチバレーにユニフォームはないの
みんな普通の水着だよ
ズレやすいとこは止めちゃうのが定番かな
あとはパンツを小さく詰めちゃう人もいるらしいよ
余ってると中に砂が入りやすいからって聞いた
(女子)ビーチバレーを考えたやつは天才かっ!?
そんなことも言いたくなる悪魔的発想のスポーツ。
なにしろユニフォームが水着ですからね(笑)
普通のアニメならお風呂やプールや海などでしか出て来ない女の子の露出が高いサービス回。
それがはるかなレシーブでは毎回で出てくる。
つまり、全話サービス回ってわけですよw
ビーチバレーに競技用の決まったユニフォームはなく、ペアで同じデザインの水着を着用していればOK。
ただし、市販の水着は激しい運動を想定していないためスポーツには不向き。
なので、動きやすいように余計な部分は切ったり詰めたりするのが定番です。
結果、ただでさえ露出が高いのにさらに倍率ドン!
ブラを詰めることで夢と希望が詰まった女の子のパイとオツは張りを増し、
成美さんのパンツはエグかった!!
砂が入らないようにパンツを小さく着ることで露出のエグさもアップ!
けしからん!
状態になってしまうわけですw
特にV字ラインへのこだわりをこの作品からは感じますね。
もちろん、表側だけでなく裏側のお尻の露出もアップ。
また、ビーチバレーではサーブを打つ前にこんな風に背中でサインを出すため、お尻がアップになるシーンも自然に出てくるという完璧な流れ。
スポーツアニメでありながら、この辺のセクシーさはお色気アニメにも負けないレベルですね。
女子ビーチバレーは男子の目を釘付けにする悪魔的発想のスポーツ!
なので、逆に男子ビーチバレーは女子の目を釘付けにするのかもしれません…まあ、僕は男子の方には興味ないですけど!w
でも、試合などのスポーツシーンは本格派
自然と女の子のお色気を楽しめる悪魔的発想なスポーツ:ビーチバレー。
が、はるかなレシーブはそれだけに頼らず、スポーツシーンにも非常に力を入れているのが特徴。
ここに関してはアニメ版では原作漫画よりかなり強化していますね。
スパイクを打ったときのスピード感や無回転サーブを打ったときのブレ球の描写など、スポ根アニメのような本格的な演出を加えてくる。
随所で入れてくるコマ割り演出もいいですね。
コマ割りで二人のバトルをより強調したり、ボールの行方を追っている4人の目線を一斉に表示するなど。
また、動の試合展開に静のタメを作る効果もありますし。
これもスポ根アニメなどでよく使われる演出ですね。
さらに、アニメならではのカメラワークも熱い。
マンガでも見られるアップや選手に近い描写に交えて、そこから引いて全体を魅せたりアングルを変えたりしてくる。
アニメ版ではこのカメラワークにかなりこだわっているのがうかがえます。
例えば、画像のスパイクとブロックの攻防シーンではスローになり、360度回転させるといった演出を加えています。
これで試合がさらにグッと熱くなるのですよね~。
かと思えば、こういったコミカルなシーンもある。
スポ根だけじゃない抜きの笑いも入れてくる。
この辺の緩急の使い方もうまいな~と思う作品です。
ちなみに普段の日常シーンは基本的にはコメディタッチ。
男子でよくあるゴツゴツとしたスポ根というより、明るいノリで楽しめる作品となっています。
ビーチバレーはスパイクが取れなくて当たり前なの
だって、室内バレーは6人で9mのコートに対して、ビーチバレーは2人で8mだよ、しかも砂の上でね
つまりね、マンガみたいな必殺スパイクじゃなくていいの
重要なのはいかに相手のスキをつけるかってこと
他にも、ビーチバレーの基本的な情報、テクニックや戦術などを解説するミニ講座も随所に挟んできます。
ビーチバレー初心者のはるかにかなたや他の選手が解説するといった体で。
コンパクトに分かりやすくまとめているので、ビーチバレーを詳しく知らない人でも楽しめますね。
とまあ、スポーツ面にもかなり力を入れていてこれだけでも楽しめるレベル。
実際、6人制バレーをやっているシーンが少しだけ登場しましたが、それもかなり見応えがありましたしね。
百合百合しいシーンも満載
ひゃんっ!
お色気・スポ根だけでなく、百合百合しいシーンも満載w
まあ、この辺は百合というより女の友情という形ですね。
女の子二人がペアを組んで徐々に関係を深めていくという。
最近ではこういった女の友情もライトな百合として扱う人が増えているのでここでも百合と解説しますw
コンビ組み立てで性格も悩みも違うはるかなペアはコメディとシリアスを織り交ぜて仲良くなっていく。
(お尻を叩いて)まずは1点!
また、はるかなペア以外にも色々なペアが登場。
双子姉妹で結成された『エクレア』ペアは、がさつでノリがいいクレアが眼鏡でまじめなエミリを振り回すといったパターンが多い。
この二人はクレア主導のコメディな百合百合シーンを数多く見せてくれる。
ううん…ただ、遥のほうがちょっとだけ器用だっただけだよ。
成美の優しさは間違ってない…だから泣かないでよ、成美…
そして、はるかなペアの最大のライバルとなる『なるあや』ペアはシリアスで王道的な百合的なシーンも。
ペアによって様々な形を。
そして、ペア以外の交流でも女の友情を魅せてくれる作品です。
はるかなレシーブのひとこと感想まとめ
はるかなレシーブはお色気・スポ根・百合の三位一体で攻撃してくるアニメ。
どれか一つが好きなら見る価値は十分にアリ。