
大人になってからは才能がない者が活躍する漫画もおもしろくなったすやまたくじです。
今回はそんな作品の一つ『僕のヒーローアカデミア(通称:ヒロアカ)』の感想レビュー評価・考察を解説。
目次
僕のヒーローアカデミアとは?
- ジャンル:ヒーローバトルアクション
- 作者:堀越耕平
- 掲載誌:集英社『週刊少年ジャンプ』
- 連載期間:2014年~
- テレビアニメ:2016年・全13話、第2期 2017年・全25話、第3期 2018年・全25話
- アニメーション制作:ボンズ
- キャスト:緑谷出久・山下大輝、オールマイト・三宅健太、爆豪勝己・岡本信彦、麗日お茶子・佐倉綾音、オール・フォー・ワン・大塚明夫
僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)は、堀越 耕平(ほりこし こうへい)さんにより2014年から週刊少年ジャンプ連載のヒーローバトルアクション漫画。
テレビアニメ化もされています。
ジャンプらしい熱血バトルに加え、アメコミ(アメリカン・コミック)風のヒーローが活躍する設定が大当たりしたマンガです。
人類の約8割がなんらかの個性(超能力)を持ち、ヒーローが活躍する社会
僕のヒーローアカデミアは現代社会をベースに、8割以上の人が個性という名の超能力が使える社会。
個性は、硬化・透明化・爆破・無重力・エンジン・酸・蛙・創造・尻尾・帯電など多種多様。
他の漫画ではあんまり聞かないようなものやピンポイントな能力も多いのが特徴。
また、これらの個性を活かして活躍するヒーローという職業もある。
ヒーローになるにはヒーロー学校に通い、ヒーロー資格試験を受けて合格しないといけないなど公務員的な感じもする職業です。
主人公は無個性だけどヒーローを目指す落ちこぼれ少年
そんなヒーローを目指すのはジャンプ系主人公に多い熱血少年!・・・ではなく、
むしろ弱気で泣き虫でヒーローオタクな普通の少年『緑谷 出久(みどりや いずく)』(画像前)
しかも、ヒロアカの世界では全人類の8割が何かしらの個性に目覚めている中、主人公はこの世界では珍しい無個性。
子供の頃からヒーローに憧れ、ヒーローになるために個性の発現を待っていたのについに発現しなかった。
それでもヒーローになる夢を持ち続けていましたが、個性がない人間がヒーローになることはできないので周りからは止められるしバカにもされる。
そんな時に目の前に現れたのが画像後ろのアメコミ感満載のNo.1ヒーロー『オールマイト』
オールマイトと出会うことで無個性だった主人公が個性に目覚め、そこからNo.1ヒーローを目指す物語です。
個性を活かしたバトルアクション
僕のヒーローアカデミアといえば、やはり個性を活かしたバトルアクションが魅力。
それぞれの個性を利用した真っ向勝負あり、またはうまく個性を利用した変化球的なバトルもあり。
戦闘に参加するメンバーによってバトル展開が大きく変わるのもこのマンガの魅力ですね。
もちろん、敵側にも個性があるため相手の個性の相性なども大事になってきます。
また、個性を応用した上の必殺技もある。
バトルシーンの熱さはやっぱりジャンプの人気作!といった感じですね。
ダークヒーローのようなライバルなど、個性的なキャラ達
主人公は地味な見た目なのですが、主人公の師匠的な存在オールマイトを含め、敵も味方も見た目も性格も個性なキャラが多い。
周りを個性的にすることで主人公の地味さや普通さを逆に際立たせているのかもしれませんね。
その中でもひと際存在感を放っているのが主人公のライバル的な二人。
一人こちらの『爆豪 勝己(ばくごう かつき)』
なんか敵キャラにも見えるダークヒーローっぷり(笑)
見た目だけでなく性格も暴力的な熱血キャラとなっています。
さらに個性も『爆破』と全てのおいて熱いキャラ。
一昔前の漫画だったらこっちの方が主人公になりそうです。
爆豪は主人公と幼馴染&いじめっ子とバカにしていた相手が急に個性に目覚めて強くなったことから主人公に対してライバル心むき出しとなっています。
そして、もう一人の存在感を放っているライバルキャラが『轟 焦凍(とどろき しょうと)』
こちらは右半身で凍らし、左半身で燃やす『半冷半燃』の個性ダブル持ち(普通は一つ)に加えて天才。
さらに内に闇を抱えているという爆豪とはまた違ったダークヒーロータイプ。
同じく少年ジャンプで連載されていた『NARUTO -ナルト-』に出てくるサスケに雰囲気が似ているんですよね。
この二人がどういった道を歩んでいくのかも気になるところ。
僕のヒーローアカデミアの独断評価・考察
一番のポイントはやっぱり主人公が能力が落ちこぼれなだけでなく、性格も弱気で泣き虫でオタクな普通っぽいところでしょう。
能力は落ちこぼれでも性格は熱血主人公というキャラは昔から多いですが、性格も弱気で普通っぽい主人公が増えてきていますね。
見た目も能力も性格も普通っぽいキャラが天才を超えていく、この流れが少年マンガのトレンドとなってきているように感じます。
また、ヒロアカの世界では全人類の8割がなんらかの個性を持っているという点も気になる。
ということは、無個性の残り2割は完全なマイノリティというわけですからね。
主人公以外の無個性人間はほとんど出てきていませんが、この世界ではどういった扱いを受けているのかが気になります。
主人公の子供時代のようにバカにされたりイジメられたりするのか。
無個性 VS 個性持ちなんていうバトルもありそうな予感がします。
そして、ダークヒーロー的なライバル二人の今後の動向ですね。
ヒロアカの作風からしてこのままライバルヒーローとして切磋琢磨していくという流れが濃厚ですが、
ダークサイドに堕ちる時は予想外であればあるほどインパクトがありますしね。
『NARUTO -ナルト-』のサスケもいきなりでしたし。
僕のヒーローアカデミアの感想レビュー評価・考察まとめ
ヒロアカは弱気な落ちこぼれ少年が天才以上の活躍をしていく物語。