
ブラックな笑いも大好物なすやまたくじです。
今回はそんなブラックコメディアニメ&漫画『邪神ちゃんドロップキック』の感想レビュー評価・考察を。
目次
邪神ちゃんドロップキックとは?
- ジャンル:ギャグコメディ、ブラックユーモア
- 放送期間:2018年・7~9月・全11話+TV未放送1話
- アニメーション制作:ノーマッド
- キャスト:邪神ちゃん・鈴木愛奈、花園ゆりね・大森日雅、メデューサ・久保田未夢、ぺこら・小坂井祐莉絵、ミノス・小見川千明
- 原作:マンガ『COMIC メテオ』・ユキヲ
ザザース ザザース ナスナザース
呼び出された私は邪の神
東京都神保町で繰り広げられる天使と悪魔と人間によるギャグコメディ。
そこにブラックユーモアという過激なスパイスを混ぜたのが邪神ちゃんドロップキックという作品。
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悪魔と天使と人間によるブラックコメディ
うあー、本当に誰もいませんの~♪
毎週やってるいつものやつといった感じで始まる第1話(画像は第12話のもの。こっちの方がキャラ全員見やすかったので)
なんの解説もなくいきなり天使と悪魔と人間が一緒に集まって仲良くしている所から始まるのはなかなかにシュールな開幕w
みんなで楽しくやっている所で邪神ちゃん(上は美少女、下半身は蛇の悪魔)が悪さをする。
そして、それを人間のゆりね(ゴスロリファッションの小柄な女の子)がきっついお仕置きをしてこらしめるのが基本パターン。
なぜ人間のゆりねが悪魔の邪神ちゃんに勝てるかなどは一切秘密w
ドタバタコメディにブラックユーモア、謎も絡めた作品となっています。
ちなみに邪神ちゃんの必殺技はタイトルにもなっているドロップキック(下半身は蛇なのにw)
また、それぞれのキャラにスポットを当てた日常コメディも展開されます。
人間のゆりねが悪魔:邪神ちゃんを召喚したことが始まり
ザザース ザザース ナスナザース
始まりはゆりねが興味本位で邪神ちゃんを召喚したところから。
興味本位で召喚したので呼び出せただけで満足。
もう十分なのですぐに帰れというけれど、その帰し方が分からない。
邪神ちゃんが魔界に帰る方法は帰還魔法が書かれた魔法書を見つけるか、契約者であるゆりねの死。
そこで邪神ちゃんが取った行動はドロップキックでのゆりね抹殺!
が、逆にゆりねに返り討ちに遭い、そのままゆりねのアパートに居候をすることになるという始まりです。
とまあ、こんな感じなのですがこれがアニメ版だと詳しく描かれないのですよね(笑)
邪神ちゃんドロップキックの原作漫画とアニメ版を比較
- 作者:ユキヲ
- 掲載誌:COMIC メテオ
- 連載期間:2012年~
- 他にスピンオフ漫画『ミノスのビーフ100%』もあり
アニメ版は原作漫画1~8巻のエピソードをピックアックし、アニメオリジナルも混ぜて順不同に映像化。
原作マンガでは徐々にキャラクターが増えていきますが、アニメではある程度揃った所から第1話が始まる形です。
原作漫画でもアニメとノリは同じですね。
邪神ちゃんが色々と悪さをしてゆりねがお仕置きをするというパターンが基本。
攻めたギャグとブラックユーモアは原作マンガでも健在w
また、邪神ちゃんとゆりねの因縁の始まりも原作漫画ではしっかりと描かれています。
1巻では最初はこの二人をメインに展開していくのですが、最初のゆりねはけっこうアニメ版では見せてない顔を見せるのですよね。
基本は邪神ちゃんが悪いことをした時だけドSな一面を見せるゆりねですが(たまにそれ以外でもパワハラ的な言動もしますが)、原作漫画1巻では邪神ちゃんに負けないクズな発言も少し飛び出します(笑)
アニメ以上にゆりねの秘密に迫れるのが原作漫画となっています。
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邪神ちゃんドロップキックの独自評価・考察
邪神ちゃんドロップキックの魅力を3つに絞って解説。
ここからはその三つに注目して感想・評価・考察を語っていきます。
噛めば噛むほどクセになる邪神ちゃん
愛してくれよ!愛してくれよ!ありのままの私をよぉ!
すべてのアニメ・漫画の中でも屈指のクズキャラがこの作品の主人公である邪神ちゃん。
人の食料を平気で食べたり、親友を金づるにしたり、自分よりも弱い相手には常に強気なイキリ悪魔。
このパンチが効いたキャラクターと過激なブラックユーモアからアニメ序盤は嫌悪感を示す人も多かった。
そして、そのまま視聴をやめてしまう人も多かった(笑)
が、そこで踏み止まった人達は邪神ちゃんの本当の魅力を知ることになるのでした。
クズだけど小心者。
本気で見捨てられそうになると画像のように汚い顔で号泣するw
さらにたまに見せる優しさもスパイスとなり、
しょうがねえなぁ~
といった感じで愛おしくなる(笑)
まさに邪神ちゃんの術中にハマってしまう人が続出です。
ちなみにブラックユーモアも好きな僕は最初から最後まで頭がおかしい面白い奴という印象ですw
裏主人公的なホームレス天使:ぺこら
この国は給与に対して物価が高すぎる!
悪魔側の主人公が邪神ちゃん、人間側の主人公がゆりねなら、天使側の主人公はこのぺこら(二人と違って公式には認定されていませんが)
天界で優雅な生活を送っていましたが邪神ちゃんと出会ってしまったのが運の尽き。
天使の力を失い地上でホームレス生活をすることに。
その後も邪神ちゃんにはダンボールの家をメチャクチャにされたり夕食にしようと思っていたパンの耳を食べられたりとひどい目に。
さらに、天使なのになぜか不幸体質で邪神ちゃん関連以外でも散々な目に遭う。
その影響で人相が悪くなってしまい、今では天使とも思ってもらえない不幸なキャラ。
でも、そんな状況でも常に天使としてのやさしさを忘れない応援したくなる女の子でもあります。
また、生活のために様々なアルバイトを行っており、そのブラックな待遇にこの世界というか日本に物申す労働者のジャンヌ・ダルク的な一面も見せる?w
邪神ちゃんとは別のベクトルの笑いと世の中の世知辛さを届けてくれる裏主人公的な存在であるぺこらにも注目です。
原作以上に攻めに攻めたパロディギャグ
アニメ版のパロディは攻め過ぎw
『進撃の巨人』を知っている人ならこの絵を見ただけでその攻めっぷりが伝わるはず。
あるいはこっちのドラゴンボールなんかも(ちなみに声優も野沢雅子)
原作漫画でもパロディはありますが、アニメ版ではそれ以上にさらにガンガン攻めてくる。
アニメ・漫画ネタだけでなく、クールポコの『な~〜にぃ〜~!? やっちまったな!!!!』といった芸人ネタなんかも。
アニメ版ではメインとなるブラックコメディ共にこのパロディも見逃せませんね。
邪神ちゃんドロップキックの感想・評価・考察まとめ
邪神ちゃんドロップキックは嫌悪感から始まり徐々に邪神ちゃんのクズっぷりがクセになる作品。
あと、アニメ版はパロディも凄いよ。
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