
プロレスは新日本プロレスよりも先にキン肉マンで覚えたすやまたくじです。
今回はそんなギャグありの格闘系マンガの感想レビュー評価・考察を。
キン肉マンとは?
ゆでたまごさんにより1979年~1987年まで集英社『週刊少年ジャンプ』で連載されていたギャグありのプロレス系格闘漫画。
東映動画制作で1983年4月~1986年10月まで、『キン肉マン キン肉星王位争奪編』のタイトルで1991年10月~1992年9月まで2度アニメ化もされ、日本テレビ系列で放送されました。
原作漫画は一旦終了し、キン肉マンの息子を主人公とした『キン肉マンII世』を1997年~2011年まで週刊プレイボーイなどで連載。
そして、2010年に再び『キン肉マン』を復活し、2011年11月28日より集英社『週プレNEWS』で24年ぶりにその続きを描くという珍しい作品です。
キン肉マンの世界では人間を超越した超人が存在。
主人公:キン肉マンはその中でも『ダメ超人』と呼ばれながらも悪と戦い続ける正義超人。
そんなキン肉マンの成長物語です。
独自評価・考察
キン肉マンの最大の魅力と言えばやっぱり超人という設定。
この設定で他の格闘マンガとは一味違う存在を確立しています。
人間じゃありえないようなことでも、
人間を超越した超人だから!
という力技で突っ走れますから(笑)
超人が繰り出す必殺技にはその魅力が詰まっています。
キン肉マンが繰り出す『キン肉バスター』や『キン肉ドライバー』はもちろん、その他の超人の必殺技も一度見たら忘れられないインパクトがあるものばかり。
その辺はストーリーにも強く出ていますね。
先週登場した超人が次週出てなかったり、デザインが大幅に変わっていたり、
また、
あれ?こいつ前に死んだじゃん!
という超人も普通に後で出てきたりしますから。
盛り上がれば物語の整合性や伏線は超人の前では関係なし!といったスタイルが逆に気持ちいい!(笑)
また、ゆでたまご先生が考えた超人はもちろん、読者から募集して生まれた超人も含めて魅力的で個性的な超人が満載。
ここからはその中でも僕が好きな超人を紹介したいと思います。
主人公よりも人気がある正義超人の面々
正義超人の中で一番人気があるのはタイトルにもなっているキン肉マン!・・・というわけではありません(ちょこちょこ人気投票では上位に入ってますが)
が、それはキン肉マンが人気がないというより、仲間の正義超人がそれ以上に魅力的だったから!
その中でも特に人気なのがこの3超人かなと。
- イギリスのエリート超人:ロビンマスク
- ロボ超人:ウォーズマン
- 中国拳法の達人:ラーメンマン
しかも、この3超人共に読者考案のキャラクターというのも驚き。
3超人共に見た目も必殺技もカッコイイですからね~
その中でも僕が特に好きなのがラーメンマン。
ラーメンマンが使えばプロレス技の『キャメルクラッチ』だって立派な必殺技。
また、ラーメンマンを主人公としたスピンオフ作品『闘将!!拉麵男(たたかえ!!ラーメンマン)』も連載ほどの人気っぷり(こちらもアニメ化)
どんだけ人気なんだよと(笑)
ちなみに最初は別人とされていましたが、途中から闘将!!拉麵男の設定や必殺技も取り入れられました(さすが整合性より盛り上がり重視w)
敵役の超人達も魅力的
正義超人だけでなく、敵超人の人気も高いのもキン肉マンの魅力。
正義超人で戦うこともありますが主な敵となるのが、
- 悪魔超人
- 完璧超人
- 残虐超人
敵超人の中で特に好きなのが悪魔超人界のトップ『悪魔将軍』
もうね、名前も見た目も必殺技もすべてカッコイイんですよ!
必殺技の『地獄の断頭台』って
名前からしてかなり痛そうです(笑)
他にも体の硬度を自由に変えられるなど、キン肉マンをもっとも苦しめた敵超人の一人です。
主人公チームよりも人気な超人血盟軍
キン肉マンはシングル戦だけでなく、普通のプロレスのようにタッグマッチやチーム戦も行うのですが、
チーム戦を行なったときにキン肉マンチーム以上に人気だったのがキン肉マンソルジャー率いる『超人血盟軍』
リーダーのキン肉マンソルジャーはもちろん、その他のメンバーも人気投票で上位に食い込んでくる人気っぷり!
座る位置でサインを送る謎の陣形(Xの陣形だと相手の攻撃に注意せよ)や
弱気なタッチ要求には敢えて応えず、慣れ合いと友情の違いを説くなどの漢気あふれる世界観が人気なチームでした。
キン肉マンのひとこと感想
キン肉マンは敵味方すべての超人に魅力が溢れているマンガ。あと、整合性より盛り上がり重視。