京アニの作品と歴史を徹底解説~ハルヒ・けいおん・ユーフォニアムなどの京都アニメーション

あなたの心の京都アニメーション:すやまたくじです。

今回はそんな日本を代表するアニメ制作会社『京都アニメーション(略称:京アニ)』の歴史と作品について語りたいと思います。

響け!ユーフォニアムの3年生編が決まりましたが、あれが3期ではなく3年生編としている理由もこの歴史を振り返ると見えてくるかもしれません。

動画解説:京アニ作品と歴史を徹底解説~ハルヒ・けいおん・ユーフォニアムなどの京都アニメーション(約17分)

京都アニメーション(略称:京アニ)とは?

言わずと知れた数々の名作を生み出した人気制作会社。

ハルヒ・けいおん・ユーフォニアム・Free・ヴァイオレットエヴァーガーデンだとか。

そんな日本のアニメ制作会社の中でもトップクラスの知名度ですが、規模は意外とこじんまりとしています。

資本金1000万円・従業員は150人程度と中小企業レベルですね。

まあ、アニメ制作会社に大手企業はあまりないんですけども。

京アニがなかなか作品を作らないのは作品を絞っているという理由もありますが、この規模感も関係しているでしょうね。

1985年設立とアニメ制作会社の中では歴史が古い。

ただ、最初はね、今みたいにアニメの制作、元請けというのですが、この元請けはやっておらず仕上げ、アニメ制作の手伝いみたいなものですね。

あとはグロス請け、こちらはアニメの1話を丸ごと下請けとなって制作することですね。

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最近で言ったら『五等分の花嫁』の神回と言われるシャフト回がそれのグロス請け。

制作協力と言われることもあります。

今では京アニと言えばアニメ制作ですが、2000年以前は仕上げやグロス請けなどの下請けのみとなっています。

京アニの歴史が動き出すのは2000年代に入ってからですね。

 

表舞台に立った2000年代前半

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京アニが元請けとして表舞台に立った第1作が2003年の『フルメタル・パニック?ふもっふ

こちら人気ライトノベルを原作とするアニメの第2弾。

第1弾は別の制作会社ですが、この第2弾と2005年に制作された第3弾フルメタTSRは京アニが担当。

どちらも円盤売上5000枚前後(各巻の平均)を叩き出すスマッシュヒットを出しました。

そして、

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京アニの最初の円盤売上1万枚以上を叩き出したのが泣きゲーで数々のヒットを生み出すゲーム会社Keyの作品を原作とした2005年の『AIR(エアー)』

なんと2万枚超えの売上となっています。

これ以降もちょっと2000年代後半に入ってしまいますが、

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2006年に『Kanon(カノン)』2007年に『CLANNAD(クラナド)』2008年にその2期となる『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』を制作しますがこれら全て円盤売上2万前後とトンデモない数字を叩き出しています。

ただね、京アニのすごいところはこういった成功体験を引っ張らないこと。

こんだけヒットしたKeyゲームのアニメ化をこれ以降一切やってないんですよね~

普通成功したら引っ張りたくなりません?

このKeyのゲームに限らず、京アニは大成功していてもある程度やったらスパン!とそこから撤退して新しいところに行く。

これがマンネリにならないで、いい刺激となって新しい成功を生み続ける活力となっているんでしょうね。

 

フィーバーが起こった2000年代後半

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そして、京アニの名前を全国に轟かせたのが2006年の『涼宮ハルヒの憂鬱』

円盤売上はその後の2009年版も含めてどちらも4万枚前後となっています。

売上だったら2005年のAIRもすごいですが、知名度的にはやっぱりハルヒが断トツですよね。

見たことない人でもその名前を知っている人は多いでしょう。

なんといっても新しいことをして、アニメ業界の歴史を変えたとも言われるぐらいのインパクトを残しましたから。

ハルヒは日本だけでなく海外でも人気になりましたし。

今では当たり前ですがその当時はあまりなかった学園ものの日常系。

その新しいジャンルの裏側にSFとセカイ系を絡めるという1歩も2歩も先をいくというアニメ。

もちろん、原作ライトノベルがよかったというのもありますが、それをアニメで魅力的に表現したというのが京アニの力ですからね。

さらに、今ではプリキュアなどの様々なアニメで見られるキャラクターが気合の入ったダンスを見せるEDやOP。

このダンスの火付け役となったのも涼宮ハルヒの憂鬱のEDですね。

2000代後半はこれ以降もヒットを連発。

先ほど触れたKanon・CLANNAD、

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そして2007年の『らき☆すた』が3万枚前後。

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さらに、2009年には音楽アニメの歴史を変えたと言われる『けいおん!

2010年の2期も含めてどちらも円盤売上4万枚以上。

それまでも『マクロスシリーズ』や『BECK(ベック)』といった音楽をテーマした作品はありましたが、歌は気合入っていても演奏シーンやライブでの動きがイマイチだったんですよね

そんな演奏シーンやライブの細かい動きなどで初めて魅せたのがこのけいおん。

同じガールズバンドの『バンドリ!』はもちろん、アイドルアニメである『アイドルマスター』や『ラブライブ!』にも影響を与えた作品と言っても過言ではないでしょう!

この頃の京アニさんはノリにノッてましたね~

自分が社長だったら毎日のように寿司三昧でしょう(笑)

よっぽど自分に厳しい人でもなければ、これだけ当たれば少しは調子に乗りますってw

 

まさかの大誤算2010年代前半

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そんな京アニさんの勢いが止まったのが2010年代前半。

2010年はけいおん2期でドン!と行ったのですが、2011年に初めて挑戦したギャグアニメ『日常』でまさかの大コケ!

円盤売上3000枚以下と初期のフルメタル・パニックにも負けています。

ちなみに、京アニさん、これ以降ギャグアニメは作ってません!w

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その後の2012年の『氷菓』が1万枚超え、

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同じく2012年の『中二病でも恋がしたい!』が1万5千枚超えと盛り返しましたが、

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2013年に初めて挑んだ原作なしのオリジナルアニメ『たまこまーけっと』も3000枚前後という日常に続く敗北。

ちなみに、京アニさん、これ以降オリジナルアニメは作ってません!w

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その後も同じく2013年の『境界の彼方』

2014年の『中二病でも恋がしたい!2期』と、

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『甘城ブリリアントパーク』が全て円盤売上5000枚前後と2000年代後半と比べるとあきらかに勢いは落ちました。

そんな中、

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大フィーバーしたのが女性をメインターゲットとした2013年の『Free!』が3万枚前後、2014年の2期が2万枚前後。

さらに、2018年の3期も1万枚前後と今の京都アニメーションの大黒柱と言ってもいいですね。

また、2011年に京アニが発行するライトノベル文庫レーベル『KAエスマ文庫(ケーエーエスマぶんこ)』が誕生。

中二病でも恋がしたい!・Free!・境界の彼方・無彩限のファントムワールド・ヴァイオレットエヴァーガーデン・ツルネと、

自分のところで原作を作り出してアニメ化するという流れを2010年代前半に確立しました。

 

転換期の2010年代後半

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2010年代後半に入ってからギュッと作品を絞るようになった京アニさん。

2015年の『響け!ユーフォニアム』はドラマ性の高さで熱狂的なファンを生み出す一方、好き嫌いが激しく2016年の2期も合わせて円盤売上7000枚前後と意外と伸びず。

他の制作会社も含めた周りと比べればいい方なんですが、絵とストーリーとか気合入れてのこれはコスパが悪い。

なので、2年生編は3期じゃなくて映画だったのかなと思います。

続編も3期じゃなくて3年生編としてたので、テレビアニメより劇場版が濃厚そうです。

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2016年の『無彩限のファントム・ワールド』と2018年の『ツルネ』では3000枚以下と日常並の数字。

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2017年『小林さんちのメイドラゴン』は4000枚前後と伸び悩み。

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2018年は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は8000枚前後、Free!3期が1万枚前後と結果を出していますが、

2010年代後半は円盤売上のトップ争いに食い込んでないのがちょっと意外ですね。

動画配信サービスの登場により円盤全体の売上が落ちましたが、それでも2万枚を超える作品もいくつか登場しているので。

ただ、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは海外でもヒット。

ネットフリックスで世界同時配信をしたのも大きいですが、絵柄やテーマが海外向けだったことも大きいですね。

この辺が同じドラマ性がある作品でも海外では分かりづらい日本の部活をテーマとしているユーフォニアムとの大きな違いですね。

また、国内では円盤の売上があまり変わらない両作品ですが、ツイッターなどのSNSを見る限り、日頃アニメをそこまで観ないライト層がより多く見ていたのもヴァイオレット・エヴァーガーデンなんですよね~

この辺は円盤の売上だけでは見えてこない部分です。

2010年代後半は響け!ユーフォニアムの2期も含めた7作品のみとかなりの少数精鋭。

その中の4作品はKAエスマ文庫原作と、前半も含めて2010年代は完全に自社で完結する作品中心ですね。

 

京アニ作品と歴史のまとめ

京都アニメーションは今後も日本のアニメ業界の中心にいるのは間違いない。
ただ、その形は変わってきそう。

今後の流れとしては、2010年代で培った自社の原作をアニメ化する流れは変わらないでしょう。

そして、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのような海外志向の作品はより増えるでしょうね。

ドラマ性が強い作品も海外向けに作られるかもしれませんね。

日本ではドラマ性が強い作品がそこまでウケないのなら、海外向けに作ろうといった感じで。

あとは女性向け作品もまだやりそうですね。

Free!はハルヒやけいおんでもやらなかった京アニ初の3期をやった作品ですから。

2019年と2020年にまだ劇場版も作られますし。

4期はどうかなと思うので、より女性向けを攻めるなら新作も欲しいところですね。

ツルネは滑ってしまったので。

逆に2000年代から続くハルヒ・らきすた・けいおん・中二病でも恋がしたい!のような作品は縮小傾向にあるのかなと思います。

2010年代後半も小林さんのちのメイドラゴンしかやってませんしね。

部活のスポ根もののようなユーフォはまたタイプが違う。

アニメ2期も今のところ京アニが続投という発表もないですしね。

常に新しく生まれ変わるのが京アニのスタイル。

2020年代はまた違った姿を見せてくれるのでしょう。

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