
ラノベ原作のアニメに好きな作品が多いすやまたくじです。
今回はそんなライトノベルとアニメの関係性について解説します。
ライトノベル原作のアニメにヒット作が多い
ライトノベルがアニメ原作の宝庫と言う一番の理由は特に最近ヒット作が多いから。
「2016年最も面白かったアニメ」ランキング(ドワンゴ調べ)では、『Re:ゼロから始める異世界生活』『この素晴らしい世界に祝福を!』『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『響け!ユーフォニアム2』と、10作品中4作品がラノベ原作アニメ。
同じく漫画原作のアニメも4作品(残り2作品はアニメオリジナル)ですがこちらはうち1作品が『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』と古い作品、もう1作品は『おそ松さん』と原作が古くさらに中身はアニメオリジナル。
つまり、
最新の作品ならマンガよりラノベ原作の方がヒットが多い
また、漫画はライトノベルより全体的に売上が多く、知名度が高いことも考えるとこの結果はジャイアントキリング(番狂わせ)と言っても過言ではないでしょう。
ラノべ原作のアニメは漫画より新鮮さがある
ライトノベルアニメがマンガのものより強いのは、原作を読んでいる人がかなり少ないから。
結局、ストーリーを知っている作品より初めて観る作品の方が新鮮さがあっておもしろいですから。
なので、ジャンプ・マガジンなど売れている雑誌でしかも売れているコミックス原作のアニメはヒットしづらい(進撃の巨人などの例外もありますが)
その点、ライトノベルは漫画より読んでいる人が少なく、さらに原作は文字メインのため絵が付くだけでも新鮮。
このアドバンテージは非常に大きい。
漫画よりラノベの方がオリジナル要素を入れやすい
また、ライトノベルはマンガより内容をいじりやすい。
というのも、原作が文字メインですからね。
原作で書かれていない部分はオリジナルで埋めるしかない。
結果、このオリジナルの演出や解釈がウケることも多い。
原作を知っていても新鮮さを与えることができるからですね。
作品によってはかなりオリジナル要素を入れているものもありますし。
これが絵がある漫画原作だとなかなかこうはいかない。
基本的に原作に沿って展開する作品が多いですからね。
これを見る限り、ライトノベル業界の方が改変に寛大で漫画業界の方が厳しいのかなとも感じます(作者が決めているのか出版社が決めているのか分かりませんが)
キャラクターや絵も変更しやすい
ストーリーや演出だけでなく、キャラクターや絵の変更が多いのもライトノベル原作のアニメですね。
まあ、ラノベはもともと絵がほとんどありませんからね。
表紙と挿絵に少し絵がありますが、それも主要なキャラのみがほとんど。
また、動かすことを前提にしていない絵なので、アニメ用に動かしやすいように変更することは必須。
その結果、原作の絵よりかなり変わる作品も多くなるのでしょう。
漫画も含めて、絵が粗い作品をアニメ化するとほぼ100%変更されるのが当たり前になっています。
結論を言おう
ライトノベルが原作だとアニメに合わせるといった口実でアニメスタッフの自由にしやすい!
結果、アニメスタッフの好きなように仕上げるからヒットが生まれやすい
決まったことやるより、自分達で好きに出来る部分が多い方が人間やる気がでますからね。
言われたことしかやらない社員より、自分で考えて動く社員の方が生産性が高いというわけです。
以上、『ライトノベルはアニメ原作の宝庫』でした。
ではではまた。