
この作品ではOPと中身の違いに良い意味で裏切られたすやまたくじです。
今回はそんな今でもちょこちょこ観ているアニメの感想レビュー評価・考察を。
目次
らき☆すたとは?
京都アニメーション制作で2007年春(4月)にチバテレビなどの独立UHF局を中心に放送された女子高生達の日常をまったりと描く空気系学園コメディアニメ。
原作は美水かがみさんによりKADOKAWA(角川書店ブランド)の月刊ゲーム雑誌『コンプティーク』などで連載の4コマ漫画です。
ちなみに、空気系とは登場キャラクターのたわいもない会話やのんびりとした日常生活をメインに描く作品のこと。
タイトルのらき☆すたは、Lucky Star(ラッキー スター)からです。
興味を惹かれるハイテンションなオープニングテーマ
らき☆すたを見たことない人は是非とも最初のオープニングテーマだけでも観て欲しい。
OPテーマ『もってけ!セーラーふく』はそれぐらいインパクトがありますから(タイトルからパンチが効いてますしw)
最初に『怪物くん』風のオープニングから始まり(15話以降は『3年B組金八先生』風)、ノリのいいハイテンションな曲に合わせて登場キャラクターがダンスする。
途中で新垣結衣さんがCMを担当していた頃のポッキーダンスも入ってくるしw
同じ京都アニメーションが2006年に制作した『涼宮ハルヒの憂鬱(すずみやはるひのゆううつ)』が大ヒットしたことにより(涼宮ハルヒの憂鬱のEDのダンスも話題になった)
らき☆すたも放送前から注目されていたみたいですが、この頃の僕はブラック企業に勤めていてほとんどアニメを観れなかったのでどちらも存在を知りませんでした。
なので、最初は全く観る気がなかったけど、たまたまテレビCMでOPテーマに興味を惹かれて、
こりゃ観るっきゃねぇ!
と視聴することになりました。
らき☆すたが面白かったので、その後に『涼宮ハルヒの憂鬱』も視聴することに。
中身は意外とまったりとした空気系日常アニメ
オープニングテーマがあれだけハイテンションなんだから、本編の方もハイテンションギャグやコメディなのかな?
と思っていたのですが、
全然ハイテンションなストーリーじゃなかったっ!?
と衝撃を受けることになります(笑)
まあ~、とにかくまったりとした内容。
1話目でチョココロネをどういった風に食べるといった話から始まり、その他のお菓子やタン塩などの食べ方についての話が延々と続けられる。
こんなとりとめのない話が10分ぐらい続いたときは、
マジかっ!?
リアルの学生の方がもっと動きがあるよ!
と戦慄のようなものが走ったものですw
原作が4コマ漫画なので場面転換といった動きはありますが、それ以外ではらき☆すたはとにかく動きが少ないのですよね。
こんなに動きが少なくて飽きないかなと最初は心配していたのですが、チョココロネの話なども普通に楽しく見れました。
こんな省エネで楽しませるのはすごいなと(作る方もラクでしょうし)
クオリティの高い小ネタ&パロディ
随所に小ネタやパロディが入ってくるのもらき☆すたの魅力。
パロディのネタ元はアニメや漫画だけでなく、ドラマ・映画・実在する人物まで幅広い。
しかも、なかには版権者の協力を得たものもあり。
上の画像の『アニメ店長』と『ケロロ軍曹』に関してはもはやコラボレベルの登場の仕方(笑)
普段はまったりのんびりとした作風のらき☆すたですが、こういったパロディなど一部のテンション高めなキャラがスパイスとして盛り上げる。
また、どちらも作中に登場するだけでなく次回予告も担当しています(しかも、ケロロは自分とこのアニメ版風に次回予告をする)
毎回変わるエンディングテーマ
ハイテンションなOPテーマから始まり、毎回変わるEDテーマとらき☆すたは最後まで走り続けますw
1話~12話は主要キャラの4人がカラオケボックスで歌っているという設定で、4人の掛け合いから始まりそれぞれが歌う歌がエンディングテーマになるという画期的なシステム。
主な登場曲を紹介すると、
- セーラー服と機関銃
- バレンタイン・キッス
- 地上の星
- 負けないで
- CHA-LA HEAD-CHA-LA(ドラゴンボールZのOP)
- それが、愛でしょう(フルメタル・パニック? ふもっふのOP)
- ドラえもんのうた
- 宇宙鉄人キョーダイン
と、アニソンだけでなく懐メロから特撮、古すぎてよく分からん曲まで幅広く歌っています(笑)
13話以降は実写のエンディングとなっており、こっちはシュールすぎてさすがについていけませんでした(汗)
らき☆すたの独自評価・考察
らき☆すたの功績と言えば、やっぱり空気系アニメと言われる何気ない会話や日常生活のみで楽しませてくれる作風を定着させたことでしょう。
僕もそれまでは動きが少ない淡々としたアニメはあまり好きではありませんでしたからね~
とはいえ、考えてみればリアルのお笑い番組などでは、ハイテンションな漫才だけでなく、シュールなコントなんかも好きでしたからね。
そういったノリをアニメのスパイスを加えて再構築したと思えば。
コメディ面に関してはやっぱりパロディがいいですね~。
上で挙げたアニメ店長やケロロ軍曹ネタが特に好きでしたが、その他では京都アニメーション(京アニ)制作の他作品ネタが。
特に『涼宮ハルヒの憂鬱』は劇中劇で登場するなど頻繁にネタにされていました。
上の画像では『らき☆すた』の主役が『涼宮ハルヒの憂鬱』の主役のコスプレをしてあっちのダンスを踊っていますし。
人気が出て話題になっていたのと、主役声優が同じだったのでやりやすかったのでしょう(もしくはこのために同じにしたのか?w)
らき☆すたのひとこと感想
らき☆すたは空気系日常アニメとクオリティの高い小ネタ&パロディが楽しめる作品。