
ツッコミの重要さを教えてくれるアニメ『ガヴリールドロップアウト』に続くツッコミシリーズ第2弾をお送りするすやまたくじです。
今回は叱るツッコミでボケを成立させるコメディアニメ『小林さんちのメイドラゴン』の考察や感想レビュー評価について。
目次
コメディアニメ『小林さんちのメイドラゴン』とは?
- ジャンル:異種間交流、ファンタジー日常コメディ
- 放送期間:2017年・全13話
- アニメーション制作:京都アニメーション
- キャスト:小林さん・田村睦心、トール・桑原由気、カンナ・長縄まりあ、エルマ・高田憂希、ルコア・高橋未奈美
- 原作:漫画『月刊アクション』
小林さんちのメイドラゴンとは、2017年に放送された漫画を原作とする日常ファンタジーコメディアニメ。
主人公の小林さんが異世界のドラゴン『トール』を助け、そのお礼にメイドとなって奉仕(姿も人間に変身)をするという物語。
頭には角がお尻には尻尾が生えている。
その上、現代日本で常にメイド服とツッコミどころ満載ですが、そこはコメディアニメということで(笑)
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出てくるドラゴンのほとんどはボケ
コメディアニメということもあり、小林さんちのメイドラゴンに登場するキャラクターもボケの人材豊富。
というか、主人公の小林さんを含め、それぞれのキャラクターがなにかしらのボケ要素を持っています(笑)
その中でも、
特に強烈なのがドラゴン勢
まあ、見た目は人間に変身していますが、中身はドラゴンですからね。
自由にドラゴンに変身できる上、人間の状態でも炎(ブレス)を吐いたり超人的な身体能力を誇る。
普通に生活していても問題を起こしそうなスペックに加え、性格にも難ありと毎回騒動を巻き起こす連中です。
特に問題を起こすのはこの3人!
- トール・・・ドラゴン側の主人公。小林さんに過剰な求愛行動を取る(女性同士なのに)&他の人間を敵視していて、たびたび殲滅しようとする。
- ケツァルコアトル・・・豊満ボディと露出の多い服で小学生の男の子を常に色気で翻弄する痴女的存在。
- ファフニール・・・誰にも仕えてないのになぜか執事のような姿をしている。常に恨みを抱いたような表情で人間嫌い。さらに人間界に来て極度のゲームオタクとなる。
ドラゴンというスペックがなくても問題児ばかり。
ちなみにドラゴン同士が絡むと遊びでも建物を破壊したり地面にクレーターをたくさんこしらえたりします(後で魔法で修復&目撃者の記憶も消す)
強烈なボケに対するは人間の小林さん1人
そんな存在も性格もボケ揃いのドラゴンに対してツッコむのは基本的には人間の小林さん一人。
ツッコミシリーズ第一弾の『ガブリールドロップアウト』ではボケの充実に対してツッコミが弱い!と書きましたが、小林さんちのメイドラゴンではそんなこと一切なし!
なんと人間の小林さん一人で強烈なドラゴン共をしっかりとさばいているから。
それも
なんでやねん!といった強烈なツッコミを使わずに
小林さんはツッコミのテクニシャン
小林さんはキレのあるツッコミをビシッ!
と決めるのではなく、叱るツッコミ(親が子供にするように)でボケを成立させるテクニシャン。
芸人時代は常に強いツッコミばかりを意識していた自分はなんだかとっても敗北感(悔)
相手が強烈なドラゴンでも叱るという行為が力関係を逆転させるんだな~と気付かせるアニメでした。
小林さんちのメイドラゴンの考察・評価・感想レビューまとめ
叱るツッコミはドラゴンという存在の強さも無効化できる笑いのドラゴンキラー。
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