
よく見るアニメや漫画などは昔の作品の方が好きな作品が多いすやまたくじです。
が、それは単純な勘違いというのが今回のお話になります。
昔は良かった、年々よい作品が減っているなど
昔はおもしろい作品が多かった、数年前と比べるとおもしろいと思える作品が減ってきた。
アニメ・漫画・ラノベ・ドラマ・映画・音楽など、特にエンタメでこういったことを言う人が多い。
が、
それは勘違い!
という説を唱えたい。
単純に慣れただけ
理由は簡単。
それは単純に慣れただけ。
アニメ・漫画・ラノベ・ドラマ・映画・音楽など、ジャンルは違えど、どのジャンルでも共通すること。
それは好きなものを徹底的に楽しむということ。
食事で想像すると誰でも分かりやすいと思うのですが、どんな大好物でも毎日食べると飽きますよね?
もう二度と食べたくない!とはなかなかならないと思いますが、それでも慣れると最初ほどの感動はもう味わえません。
これと同じことがアニメ・漫画・ラノベ・ドラマ・映画・音楽などでも起きているだけです。
時代の進化とタイミング
時代は進化し続けているので、普通は新しい作品ほどクオリティが高いもの。
ここは家電などが分かりやすい例ですね。
今の薄型テレビに比べて昔のブラウン管の方が使いやすくてイイ!と言う人は一部のマニアを除いていないでしょう。
アニメ・漫画・ラノベ・ドラマ・映画・音楽などのエンタメは家電とは違う!
という人もいるかもしれませんが、エンタメ界だって昔と比べると今の方が格段に技術は進んでいます。
もちろん、エンタメは技術だけで作品の評価はできないジャンルですが、
昔の作品と比べて今の作品の方がツマラナイと感じる最大の要因はタイミングです。
先に昔の名作を見て、後で今の名作を見るからそう感じているだけもかもしれません。
つまり、さっき言った『慣れただけ』が原因となっている可能性が高い。
今の10代に30代・40代がハマっている作品を見せても、自分が今ハマっている作品以上におもしろいと答える人は少ないでしょう。
若い人はセンスがない!
いや、上の世代こそセンスがない!
とかではなく、単純に見る順番の問題。
新鮮なほどその感動が大きいのですから。
今の作品は昔の作品のパクリといった意見に対して
これについてはパクリというより過去の作品を参考にしながら進化させているだけだと思うのですが。
これだけ作品が出された誰も見たことがない全く新しい作品を生み出すのはかなり難しい。
結果、どこで見たことあるような内容や設定が出てくるのは避けられないでしょう。
というか、これもなぜかエンタメだけ厳しいのですよね。
家電なんて過去のものを進化させるのが基本ですし、料理なんかはラーメンなど同じ料理だけど味や見た目が違うだけというものも多い。
でも、ラーメンがパクリなんて言われることは滅多にありませんよね?(全く同じ味なら言われるでしょうが)
エンタメも料理のような違いが出せれば、設定や内容に被る部分があっても別にいいと思うのですが。
また、
パクリについても慣れが影響
します。
なぜなら、内容や設定が似ていようが、最悪ほんとうにパクリだろうとその元となる作品を知らなければ見る側には関係ありませんよね?
おもしろければそういったパクリ疑惑の影響を受けずに純粋に楽しめます。
慣れを解消して楽しむ方法
昔のアニメ・漫画・ラノベ・ドラマ・映画・音楽が良くて、今の作品が楽しめない原因が分かったところで、
次はこの慣れをどうやって解消するか。
先に言っておくと、記憶がなくならない限り、完全に解消することはできません。
ファーストインパクトと比べると、どうしてもセカンド・サードは落ちますからね。
ただ、ある程度なら新鮮な状態にすることはできます。
それはジャンルの幅を広げること。
例えば、アニメ好きでもアニメの全ジャンルを観ていない人もいますよね?
それなら今まで観ていなかったジャンルに手を出してみる。
新しいジャンルならまだ慣れていないので新鮮な気持ちで見ることができます。
また、アニメを全部制覇しているのなら実写映画やドラマといった違うジャンルに手を出しましょう。
ジャンルの幅が広がると視点の幅も広がるので、今までハマっていたジャンルもまた違った楽しみ方ができるというメリットもあります。
ジャンルは真逆なものほど幅が広がるのでおすすめ。
例えば、アニメ・漫画を組み合わせるより、アニメ・ビジネス実用書といった感じで。
ハマらないと意味がないので、いろいろと試してみて面白かったものを組み合わせてみましょう。
もちろん、インドアなものでなく、アウトドアな趣味を組み合わせるのもOKです(むしろ幅が広がる)
結論
昔の作品の方が良かったと感じるのは慣れが原因でただの勘違い。
慣れを解消し新鮮な気持ちになるには新しいものを取り入れるのが一番。
以上、『アニメ・漫画・ラノベ・ドラマ・映画・音楽など、昔の作品の方が良かったは勘違い説』でした。
ではではまた。
娯楽に対する記憶って時間が経つにつれて、当時体験した時よりも感情が増幅されている気がします。そういうのもあるかもしれないですね…