
このアニメにもある田舎からの上京&Uターン&Iターンも経験したすやまたくじです。
今回はそんなお仕事アニメ『サクラクエスト』の感想レビュー評価・考察について。
この記事で分かる目次
サクラクエストとは?
サクラクエストとは、2017年4~9月にかけて全25話で放送された地方創生・観光・町おこしをテーマにしたお仕事アニメ。
町おこしを通して主人公たちの成長と田舎の問題点に迫っていく作品となっております。
『花咲くいろは(温泉旅館)』『SHIROBAKO(アニメ業界)』に続くお仕事シリーズの第3弾。
田舎町の町おこし・地方創生・観光がメインテーマ
この作品のメインテーマは田舎町の観光と地方創生と町おこし。
『間野山(富山県の架空の町)』という田舎町が舞台となっております。
アニメの公式サイト以外にも舞台となる『間野山観光協会』のサイトも作っているというのが手が込んでいますね(笑)
東京に憧れる主人公が観光大使に任命される
主人公は別の田舎から短大進学のために上京。
そのまま東京で就職しようと思っていたけれど、就活がことごとく全滅した短大生『木春 由乃(こはる よしの)』が間野山の観光大使に就任することに。
いや、名前はサクラじゃないんかいっ!?
と思わずツッコンでしまいました(春っていう字は入っているけど)
タイトルと内容からてっきり『サクラ』という女の子が地方創生・町おこし・観光というクエストに挑むとばっかり思っていたのでw
間野山が行っている町おこしが『チュパカブラ王国』というミニ独立国の設定で、
観光大使が国王という設定なのでクエスト感というかドラクエ感は強いですが(笑)
東京に憧れている主人公はもちろん自分で進んで観光大使に就任したわけではなくなりゆきです。
4人の仲間と共に挑む町おこし・地方創生・観光というクエスト
こちらが主人公を含めた5人組。
間野山観光協会のスタッフは他にもいますが、メインはこの5人組となります。
ちなみに5人を簡単にまとめると、
- 木春由乃・・・主人公。東京に憧れる別の田舎出身者
- 四ノ宮しおり・・・地元の観光協会職員
- 緑川真希・・・東京の小劇団にいたUターン者
- 織部凛々子・・・地元の商店街会長の孫
- 香月早苗・・・東京からIターンで来たWEBデザイナー
と、5人中3人が元東京住民と、
地元色よりも東京色強いな!
といった感じになっております。
町おこしの反応は最初は冷ややか(町の人を含めて)
地方創生・町おこしといっても最初は何をやっていいか分からないもの。
分かっていれば、もっといろいろな県の町おこしも成功しているでしょうし。
最初はこんな
サクラクエストと言うよりドラゴンクエストじゃんっ!?
というような声も聞こえてきそう動画を撮って町をPRしたりもします。
ちなみに後ろに映っているキン肉マンのアトランティスみたいなのがマスコットキャラである『チュパカブラ』(どんなマスコットだよw)
当然、結果はイマイチ。
僕も動画を撮っているから分かりますが、動画って情報量が多くて強力なのですが、
最初は全然見てもらえないのですよね~
とはいえ、外の人はともかく、町の人の反応もイマイチというのはどうなのよって感じですが。
まあ、観光協会が依頼してきたとはいえ、町が一枚岩ではないのは分かりますが。
外の集客はもちろん、主人公たちはこの町の雰囲気も変えていけるのか?
サクラクエストの独自評価・考察
なんと言っても地方創生・観光・町おこしをメインテーマに持ってきたのが大きいですね~
社会的に話題になっているとはいえ、アニメにするには堅いテーマかなと思うので。
が、
そんな堅いテーマの中でもしっかりと盛り上げてくれる!
のはさすがだなと。
また、このサクラクエストは、
地方創生・町おこしだけでなく、いつまでも東京一極集中ではダメ
といったメッセージも込められているのかなと感じました。
実際の地方創生・町おこしもうまくいってませんし、間野山の住民も最初は町をよくするよりも『このままでいい』といった姿勢。
結局、権限も財源も与えず、当事者じゃない国(東京)が号令をかけたところで地元民はしらけるだけですよね。
それなら
権限も財源も与えて自由にやらせんかい!
と。
町おこしをミニ独立国、観光大使を王様としているのはもしかして地方分権をして欲しいというメッセージが込められているのもしれません(ちなみにアニメ制作会社があるのも舞台となる富山県)
また、主人公を含めて主要登場人物5人中3人を東京経験者とした点も、東京に出るだけが人生じゃないよというメッセージが込められているのかなと。
サクラクエストの感想レビュー評価・考察まとめ
サクラクエストは地方創生や町おこしを楽しめるだけではなく、東京一極集中に物申すお仕事アニメ
以上、東京に憧れる主人公が地方創生・観光・町おこしに挑むお仕事アニメ『サクラクエスト』の感想レビュー評価・考察でした。