
この作品が2017年春アニメでもっとも予想外に面白かったすやまたくじです。
今回はその『正解するカド』の感想レビュー評価・考察を解説。
目次
正解するカドとは?
- ジャンル:異方と人類のSF
- 放送期間:2017年・全12話+総集編+未放映話
- アニメーション制作:東映アニメーション
- スタッフ:村田和也、野崎まど
- キャスト:三浦祥朗、寺島拓篤、M・A・O、斉藤壮馬
- 原作:オリジナル
正解するカドとは、2017年4~6月にかけて全12話・1クールで放送された東映アニメーションが手がけるオリジナルのSFアニメ。
東映アニメーションが初めてTVシリーズでセル調のフルCGキャラクター表現に挑戦した作品でもあります。
CGもここまで進化してきたんですね~
異方の存在『カド』が羽田空港に出現する
正解するカドの物語はこの画像の『カド』が羽田空港に出現したところから始まります。
その際に乗員乗客251名を乗せた飛行機を取り込んでしまう。
そのカドから『ヤハクィザシュニナ』と名乗る人物が登場。
自らを宇宙の外の存在(周りからは異方存在と呼ばれる)と名乗るその人物と乗員乗客の開放のため日本政府が交渉を行う流れとなっています。
交渉の中心となるのはこの3人
異方と日本政府の交渉を行う中心となるのがこの3人。
真ん中の男性が異方存在の『ヤハクィザシュニナ』、右の男性が異方側の交渉役を務める『真道 幸路朗(しんどう こうじろう)』、女性が日本側の交渉役『徭 沙羅花(つかい さらか)』
ネゴシエイターの真道は、カドに取り込まれた飛行機に乗っていた縁で異方側の交渉役を務めることに。
なので、年齢不詳の謎の存在『ヤハクィザシュニナ』と『真道 幸路朗(30歳)』はまだいいとしましょう。
が、徭 沙羅花は24歳と、
日本側の交渉役はさすがに若過ぎないっ!?
とツッコミたい(笑)
一応、外務省 国際交渉官らしいですが24歳でもなれるものか?
なれたとしてもこんな大事に交渉役に若手を抜擢するのか?
という疑問もありますが、そこはまあアニメですからね(笑)
おっさん・おばさんばかりの交渉なんて見ていて楽しくものではありませんし。
徭を含めて、主要なキャラクターの何人かは若い女性で、しっかりと華を添えてくれています。
おっさん連中はどこかで見たことがある
若手が中心とはいえ、正解するカドは交渉がメインとなるSFアニメ。
なので、官僚や政治家などのお偉いさんは当然おっさん中心。
さすがにここまで若手だとリアル感がないですからね。
しかも、若手と違いおっさん連中にはモデルがいるのかどこかで見たことがある顔がチラホラ。
上の画像は左が官房長官で右が内閣総理大臣。
官房長官は石破茂さん、内閣総理大臣は小渕恵三さんに似ているんじゃないかなと。
他にも僕が気付いていないだけでまだまだこういったおっさんキャラがいそうですね。
異方から提供される無限のエネルギーで人類が試される
異方存在『ヤハクィザシュニナ』の目的は『世界の推進』
そのために日本政府に譲渡されたのが無限の電力が取り出せる2つで対になっている球『ワム』
このワム1セットで日本中の電力をまかなえるレベル。
このワムを世界中に提供することで世界の推進を促したいらしいですが・・・。
それに対する国連、さらに日本国民の対応など、
実際に無限のエネルギーが手に入ったらこんな感じになりそう
という反応でした。
正解するカドの独自評価・考察
まずは思うのがCGがここまで進化したか!
ということですね。
CGというとどうしてもまだまだ違和感があるというイメージでしたから。
セル調のCGというだけあって普通のアニメと比べても違和感が少ない。
この流れでアニメ界も未来はCGメインになりそうですね。
アニメの中身の方は交渉メインのSFという点がなかなか斬新かなと。
SF&CGアニメという動きが激しい作品が多かったですからね。
さらに、若手が中心とはいえ、中年がこれほど数多く出てくるアニメも珍しい。
数が多いだけでなく、総理などの重要なキャラも複数人いますからね。
若手とベテランの融合、リアルでも必要と言われている社会問題をこの作品ではすでに行えている。
そして、なんといっても異方存在をキッカケとして始まる世界の推進・人類の進化。
エネルギー問題などを解決すれば人類は一つとなれるのか?
異方を通して試される人類進化の結果はどうなるのか。
正解するカドの独断レビュー評価・考察まとめ
正解するカドはアニメ手法・ストーリー・設定と挑戦的な内容
以上、異方から人類が試されるSFアニメ『正解するカド』の感想レビュー評価・考察でした。