あなたの心のラブコミュニケーション:たくじです。

今回はNo.1を走り続けるマンガ雑誌『週刊少年ジャンプ』のラブコメ恋愛漫画の歴史を語っていこうと思います。

アニメ化された有名作は多いけれど、量は決して数は多くない。

そんな量より質、少数精鋭な週刊少年ジャンプのラブコメ漫画の歴史を。

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動画解説:週刊少年ジャンプのラブコメ恋愛漫画はエリート揃い~ニセコイがNo 1じゃなかったよ(約12分半)

週刊少年ジャンプのラブコメ恋愛漫画の歴史

まず聞きたいのは、週刊少年ジャンプのラブコメ恋愛マンガといえば何個ぐらい思い浮かびまあすか?

人気作はだいたいアニメ化されているので数作品ぐらいならポンポン出ると思います。

が、これが10作品以上、もしくは5作品以上でも出て来ない人は多いのではないでしょうか?

それもそのはず、週刊少年ジャンプのラブコメ恋愛漫画は少数精鋭状態で常に連載されている1~3作品ぐらいだから。

ここ数年はだいたい王道ラブコメor恋愛ものと、お色気要素もあるハーレム系のタイプが違う2作品の組み合わせですね。

ちなみにライバル誌である週刊少年サンデーはこの倍ぐらい、週刊少年マガジンに至っては掲載作品の1/3ほどがラブコメ系となっています。

現在はラブコメ人気が高いこともあり、マガジンさんは攻めに攻めておりますw

逆にジャンプは数が少ないながらもキッチリアニメ化されて存在感を放ってくる。

今回はそんなジャンプの少数精鋭のエリート戦士の歴史を振り返っていきましょう。

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ニセコイ(2011年~2016年)

現時点でもっとも知名度が高い週刊少年ジャンプのラブコメといえばニセコイでしょう!

すでに完結していますが10代・20代を中心に根強いファンが多く、2018年には実写映画化もされて色んな意味で再び話題となった(笑)

小咲(こさき)という好きな子がいながら親の関係で第一印象最悪の千棘(ちとげ)とニセの恋人を演じることになるというストーリー。

二人のメインヒロインを軸にサブヒロインも絡んでくるハーレム要素もあり。

でも、お色気は控えめの今なお続くジャンプの王道ラブコメですね。

ジャンプ史上もっとも長く連載されたラブコメ漫画として知名度も抜群。

さらに、売上も全25巻で1200万部突破とラブコメではトンデモない数字をたたき出しています。

ちなみにジャンプじゃなくマガジンですが、2010年代後半でもっとも売れたラブコメ漫画

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『五等分の花嫁(2017年~2020年)』は1600万部と、ニセコイは五等分の花嫁に近い大フィーバーを起こした形になります。

まあ、五等分の花嫁は全14巻で1600万部なので、1巻平均は歴代の中でもトップを争うレベルですが。

とはいえ、ニセコイはジャンプラブコメ漫画の中で、もっとも知名度が高いと言っても過言ではないほど売れまくりなのは間違い

が、この発行部数に関してはニセコイは意外とジャンプラブコメ史上1位じゃない、というか3位です。

1位と2位もこの後に登場します。

 

ぼくたちは勉強ができない(2017年~2020年)

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ニセコイのジャンプ系王道ラブコメの系譜を受け継いでいるのがこのぼくたちは勉強ができない。

ちなみに作者はぼく勉連載の前に、

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ニセコイのスピンオフ『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』を連載していたので絵柄に通じるところもあり。

こちらは勉強を通して様々なヒロインと関係を築いていく物語。

ニセコイとの最大の違いはこちらはメインヒロインが決まっていないところ。

そのため、5人それぞれのヒロインにバランス良く見せ場があり、誰が最終ヒロインになるか分からないドキドキもある。

ちなみに、第1回の人気投票では後発ヒロインの桐須先生が第1位。

こういったラブコメで年上の先生が人気というのもなかなか珍しい。

ぼく勉の発行部数は全21巻で440万部。

アニメ化した割には、その後に意外と伸びませんでした。

 

To LOVEる -とらぶる-(2006~2009年、ダークネス 2010~2017年)

ニセコイのような王道系ラブコメと対をなす、お色気ハーレム系ラブコメといえばとらぶる。

春菜という好きな子がいるけれど、宇宙からやってきたララの婿候補になったことで次々とうらやまけしからん!出会いやラッキースケベに巻き込まれるSF要素もあるお話。

週刊少年ジャンプでは攻めに攻めたポロリもお触りもドッキングもあるお色気要素強めのハーレム系ラブコメ。

その後、掲載誌をジャンプスクエアに移し、さらに攻めたお色気も展開されましたw

とらぶるのみで発行部数800万部、ダークネスも含めると合計1600万部売れています。

合計ではニセコイを抜いてますが、少年ジャンプ連載分だけでは5位となります。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん(2016年~2020年)

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とらぶるの系譜を受け継いでいるのがゆらぎ荘の幽奈さん。

とらぶるが宇宙人なら幽奈さんは幽霊や妖怪。

そんな幽霊や妖怪が集まる元温泉宿を舞台に起こるファンタジーなお色気ラブコメディ。

温泉ハプニングをいつでも繰り出せるこちらもうらやまけしからん!設定となっていますw

幽奈さんの発行部数は全24巻で350万部突破。

幽奈さんもアニメ化しましたが、ぼく勉以上にその後が伸びませんでした。

 

いちご100%(2002年~2005年)

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王道なニセコイやお色気なとらぶるの原型を感じさせるジャンプ系ラブコメがいちご100%。

いちごパンツから始まるラブコメディ。

いちごパンツの少女の正体である東城と、その正体と勘違いして付き合うことになった西野のメインヒロイン二人を軸にサブヒロインも絡んでくる。

ニセコイよりもエッチで、とらぶるよりはお色気控えめなハーレム系ラブコメですね。

いちご100%は、ニセコイに抜かれるまで週刊少年ジャンプのラブコメ作品最長連載、発行部数800万部となっています。

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また、同じ作者で2007年~2008年連載の『初恋限定』もあり。

こちらは打ち切りになりましたがアニメ化もされています。

複数の男女のオムニバス形式のラブコメで、個人的にはこっちの方が好きでしたが…。

また、ここまで紹介したジャンプ系ラブコメではすべて僕が応援していた方のヒロインが敗れ去るという嫌なジンクスがあり。

とらぶるのように最終ヒロインが明確に決まってない作品は別ですが、ニセコイもいちごもことごとく…。

決着をつけるなら、ぼく勉や幽奈さんで今度こそ推しヒロインのハッピーエンドを!(切実)

 

電影少女・I”sの桂正和作品(1989年~1992年、1997年~2000年)

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1990年代のジャンプのラブコメ枠を支えたのは桂正和先生。

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最近は『タイガー&バニーやダグ&キリルなどのバディシリーズ』や『あかねさす少女』といったアニメのキャラクターデザインもやっているので世代じゃなくても絵を見たことがある人は多いはず。

また、電影少女もアイズもOVAで当時アニメ化されただけでなく、2018年にそれぞれ実写ドラマ化もされています。

桂正和作品はラブコメというより、コメディ要素少なめの恋愛マンガといった感じで今のジャンプ系ラブコメとは違った形。

電影少女ではテレビの中から女の子が出てくるといったSF要素はありますが、女の子の心理描写などの細かさは女性から支持されたほど。

あと、コメディじゃない男と女のお色気要素は男性を中心にフィーバー。

アイズではSF要素はなく、主人公の周りに4人のヒロインが現れるという男性向けの王道的な恋愛もの。

さらに女性の心理描写が見えないので直接口に出さないと相手の気持ちが分からないのも特徴的。

アイズは発行部数1000万部

電影少女は1400万部とニセコイを抑えて歴代第2位の売上。

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また、1993年~1994年に『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』というこちらもSFとお色気要素がある作品も連載しました。

打ち切りなのに、なぜか電影少女やアイズでは出来なかったテレビアニメ化された作品でもあります。

 

きまぐれオレンジ☆ロード(1984~1987年)

昭和の時代にもいくつかの週刊少年ジャンプの名作ラブコメはあるけれど、その中で一際輝くのがきまぐれオレンジロード。

なんと発行部数2000万部とニセコイや電影少女を抑えて歴代第1位。

ダークネスも含めたとらぶるシリーズでも届かない数字となっています。

漫画の売上は落ちていますし、この数字は今後も抜けないかもしれませんね~

ストーリーの方は三角関係を軸とした王道的なラブコメですが、やはり今読むと昭和という時代の古さを感じます。

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ただし、メインヒロインの鮎川まどかはテレビアニメ化されたことで日本だけでなくフランスなどの世界でも人気。

中学生とは思えない大人っぽい雰囲気で数々の男を魅了しましたw

週刊少年ジャンプのラブコメ恋愛漫画の歴史まとめ

週刊少年ジャンプはラブコメは少数精鋭でじっくりと育てる方針。
雑誌でヒットした作品のテレビアニメ化率がハンパない。

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アニメ・漫画を専門に紹介するブログ&YouTubeチャンネルを運営。
アニメは3000作品ほど、漫画は5000作品ほどチェック。
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