
これを読んで少年サンデーが攻めてきたなと感じたすやまたくじです。
今回はそんな夫婦のラブコメ漫画『トニカクカワイイ』の感想レビュー評価・考察を。
目次
トニカクカワイイとは?
- ジャンル:ラブコメディ、ギャグ、少年漫画
- 作者:畑健二郎
- 掲載誌:週刊少年サンデー
- 連載期間:2018年~
愛と幸せの夫婦コメディー
『ハヤテのごとく!』の畑 健二郎(はた けんじろう)の新たな挑戦。
少年誌のラブコメもここまで進化?しました。
主人公とヒロインがくっ付くまでを描くなんてもう古い!
これからは夫婦になってからのいちゃいちゃを描くのがラブコメ界のトレンド!…になるかもしれないw
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主人公とヒロインが即結婚するラブコメ
【ナサ】病院に行ってほしい気持ちは分かります!!
僕も誰かを轢いてしまったら、きっとその人には病院へ行ってほしいと願うでしょう!!
だって死んじゃうから!!
【運転手】そ、そこまでわかってるなら…なんでそんなに…!!
【ナサ】それでも…とにかく可愛いんです!!
出会いは命がけ。
主人公のナサは頭は良いが行き過ぎた性格でちょいと世間ずれしたパンチが効いた男。
そんなナサは高校受験の日、とにかく可愛いヒロイン:司(つかさ)と出会うこととなる。
声をかけようとした瞬間、彼女に見とれていたナサは車に轢かれてしまう。
それを助けてくれたのが司。
ナサはケガを負いながらも立ち去った彼女を追って告白。
そこから始まる王道ラブコメ!…かと思ったら3話で即結婚するという超展開っ!?
始まるのは王道ラブコメではなく、愛と幸せの夫婦コメディーでしたw
トニカクカワイイの独自評価・考察【ネタバレ注意】
ここからはトニカクカワイイの魅力を三つに絞って紹介。
その三つに注目して感想・評価・考察を語っていきます。
ヒロイン一択の勝負ラブコメ
本当にこの子は…とにかく可愛い!!
攻めに攻めたラブコメ漫画。
というのもですね、ラブコメってだいたいヒロインが複数いるじゃないですか?
メインがいたとしてもサブが複数。
ハーレム系だととなると、メインすらいない全員横一線といった作品もありますし。
ヒロインを複数用意することで、色々な属性や好みをカバーするという戦法ですね。
そんな中、トニカクカワイイのヒロインはお嫁さん一択。
厳密には他にもいますが、ヒロインの司と比べると出番は少なく存在感も弱い。
つまり、この作品では司にハマらない人は即離脱という流れになるでしょう。
ラブコメとしてはかなり勝負してますね~
そして、作者のヒロインへの意気込みと自信を感じる作品でもあります。
夫婦のイチャイチャが笑いとなる
【司】ていうか、事故の後…ご両親に私のことなんて説明してたの?
【ナサ】え?宇宙一可愛い女の子に助けられたって。
【司】(照)そ、その説明だと…私、ご両親に会いづらくない?
【ナサ】大丈夫だよ。司ちゃんは宇宙一可愛いから。
【司】あう…(さらに照れる)
愛があればなんでも出来る!夫婦になっても笑いは取れる!!
いきなり結婚してそこからどう展開するんだ?
王道ラブコメに慣れている人はまずそう思うんじゃないかと。
というか、僕はそう思いました(笑)
くっ付くまでのラブやコメディ、ラッキースケベなど、すでに夫婦では成立しないものもありますからね。
答えは夫婦のいちゃいちゃをメインとする笑いでしたw
新婚ということもあって、ナサが色々と考えて空回るだけでなく、天然な一言で司を照れに照れさせるというのが王道パターン。
このイチャイチャが想像以上に笑えます。
攻めに攻めたパロディの数々
【ナサ】先生…先生は完璧超人(パーフェクトちょうじん)ってご存知ですか?
【先生】え…?ぱ…パーフェクト?
【ナサ】感情を超越した精神と、完璧な強さを身につけた、神に最も近い存在の超人…
たぶん僕…それだと思うんですよ。
【先生】(言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい自信だ…)
種類も数も多彩な攻めに攻めたパロディの数々。
夫婦コメディ以外ではこのパロディに攻めまくってくる。
その頻度は1話には数回は登場するんじゃないかと思うほどに。
作中はもちろん、タイトルなんかでも使ってきますからねw
しかも、漫画だけでなくお昼の番組のパロディなどリアルなものも混ぜてくる。
サンデー連載なのにむしろパロディネタはジャンプの方が多かったりするし(笑)
この攻めに攻めたパロディも笑える!
トニカクカワイイの感想・評価・考察まとめ
トニカクカワイイはいちゃいちゃ夫婦コメディとパロディで攻めに攻めまくってくるラブコメ・ギャグ漫画。