
今回もありがたいリクエストがあったすやまたくじです。
今回はそんなリクエストがあった『トリコ』の感想レビュー評価・考察について。
目次
トリコとは?
トリコとは、週刊少年ジャンプに2008年~2016年まで連載されていた島袋光年さんによるグルメバトル漫画。
2011年~2014年にテレビアニメ化もされています。
グルメが世界的に大流行している
世界中を渡り歩き未知の食材の発見・採取・捕獲を行う探検家でありハンターでもある美食屋という職業が存在する世界観となっています。
ちなみに食材や料理は基本的にすべて架空のものとなっています。
美食屋の主人公と料理人の準主人公の冒険物語
主人公はタイトルにもなっている美食屋『トリコ』
トリコを知らない人が美食屋と聞くとスマートなキャラを思い浮かべるかもしれませんが、
ものごっつな筋肉ムキムキキャラ!(笑)
しかも、
めちゃくちゃ強い!
画像のように恐竜みたいなものも簡単に仕留めるほど。
美食屋よりも格闘家の方が似合うよ!と言いたくなるキャラですねw
ちなみに下に書かれている捕獲レベルは高ければ高いほど倒すのが難しい。
捕獲レベル9で戦車でも勝てないレベル。
トリコはそんな獲物を捕まえて食べたり売ったりして生活しています。
トリコのパートナーである『小松』は料理人。
料理人なのでトリコのような戦闘力はなく、こちらは料理がメインのキャラクターとなっています。
小松はトリコと比べると見た目は地味、性格もビビりで料理もそこまで目立つ存在ではなかったのですが、
物語の進行と共に徐々に成長、世界に認められる料理人となっていきます。
ちなみに最終的な料理の腕は、
どんな料理・グルメ漫画の主人公も小松には勝てない!
という読者もいるほどのレベル。
バトル漫画にも負けない本格派の戦闘シーン
トリコの魅力の一つが熱いバトルシーン!
さすがバトル漫画の週刊少年ジャンプで連載されていただけあって、戦闘シーンの迫力はさすがの一言。
作者の島袋光年さんは元々バトル漫画で頭角を現してきたので、当然と言えば当然なのですが。
グルメ抜きの純粋なバトル漫画としても十分に楽しめるレベルです。
料理もインパクト大
一方、料理・グルメの方もインパクト大。
料理マンガで最近流行りのリアルや料理の再現性より、
とにかく見た目のインパクト!
といったものが多いですね。
まあ、世界も食材も架空なわけですから調理法をリアルさを持たせる必要はありませんからね(笑)
そういった細かいことを抜きにして出てくると、
うひょーーー!
と、とにかく食べたくなるのがトリコの料理の醍醐味です。
トリコの独自評価・考察
トリコの最大の功績は『グルメ+料理』というそれまで全く関係がなかったものを組み合わせたことでしょう!
それまでの料理バトル・グルメバトルと言えば、
ミスター味っ子や今なら食戟のソーマのように、料理人同士が料理勝負でバトルするというのが一般的でしたから。
そこに本格バトルを持ってきたわけですからね~
言ってみれば、
ドラゴンボールとミスター味っ子を合わせたようなもの
です。
その結果、トリコ以降にこういった作品が増えてきた。
このブログでも紹介した『ダンジョン飯』や王道ファンタジーバトルにグルメを合わせたものですし、
『信長のシェフ』は歴史ものでも人気な戦国時代に現代料理を合わせたもの。
一見どちらもトリコとはタイプは違うように見えますが、バトル+グルメという点では同じ。
そして、トリコ以前にはそういった人気作がほとんどなく、トリコ以後にそういった作品が出てきたのは決して偶然とは言えないでしょう。
トリコの感想レビュー評価・考察のまとめ
トリコはそれまでになかったグルメ+バトルという新境地を切り開いた画期的な少年漫画
以上、グルメバトルという新境地を切り開いた少年漫画『トリコ』の感想レビュー評価・考察でした。