この作品で百合漫画のイメージが変わったすやまたくじです。

今回はそんな百合漫画&アニメ『やがて君になる』の感想レビュー評価・考察を。


やがて君になるとは?

  • ジャンル:百合、恋愛、学園、群像劇
  • 作者:仲谷鳰
  • 掲載誌:月刊コミック電撃大王
  • 連載期間:2015年~2019年・全8巻
  • 他にテレビアニメ版もあり

誰にも言えない、ふたりの特別

特別が分からない少女と好きを受け入れない少女を軸とした恋物語。

コメディでもファンタジーでもない。

どこにあるかもしれない少女二人のガールズラブストーリー。

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特別が分からない少女が主人公

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少女漫画やラブソングのことばはキラキラしてて眩しくて

意味なら辞書を引かなくてもわかるけど、わたしのものになってはくれない

主人公の小糸侑(こいとゆう)は誰かを特別に想う気持ちが理解できない女の子。

拒否しているわけじゃなくて知りたいけど分からない形ですね。

他の子と同じように誰か好きになりたいけどそれが出来ない。

実際に告白されても素直に受け入れることができない自分に悩んでいました。

そんな侑は先輩:七海燈子(ななみとうこ)が告白されている現場を目撃する。

それがキッカケで知り合う二人。

そして、この出会いが侑の人生を変えることになるのでした。

 

好きを受け入れない少女との出会いが気持ちを変えていく

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だって今まで好きって言われて、どきどきしたことないもの

生徒会の七海燈子は男女誰から告白されても決して受け入れない。

誰に告白されても付き合うつもりはないと断って。

侑がその理由を聞いてみると、好きって言われてもドキドキしないからと燈子は答える。

その答えは聞いて侑は共感を覚えます。

同じ想いを抱える者同士ならと侑は自分の悩みを打ち明けてみる。

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だって私、君のこと好きになりそう

その結果、悩みは一旦解消されることになりますが、燈子から思いがけない告白をされることになります。

自分と同じ想いを抱えているのかと思ったら実は違った。

しかも、相手は同じ女性。

侑は燈子の告白に戸惑いますが、接していくうちに燈子を助けたいという気持ちを抱くようになり、同じ生徒会に加わることになります。

ここから始まる自分・燈子・周りへの戸惑いと葛藤の中で揺れ動く恋物語。

 

やがて君になるのアニメ版と原作漫画を比較

  • 放送期間:2018年・全13話
  • アニメーション制作:TROYCA
  • キャスト:小糸侑・高田憂希、七海燈子・寿美菜子、佐伯沙弥香・茅野愛衣、槙聖司・市川太一、堂島卓・野上翔

アニメ版はこのペースで行けば原作漫画の4巻あたりまでを描きそう。

ここはまた視聴後に感想と共に情報を追加します。

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アニメ版の絵柄は原作漫画をベースに大きな変更はない形ですね。

ただ、アニメらしく演出に力を入れています。

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最初に感じたのがカメラワークですね。

キャラの視点を追ったようにカメラが次々と切り替わっていく。

その人物が何に注目していて、どんな心理状態なのかがよく伝わってくる。

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また、キャラの表情の見せ方や構図なんかも原作漫画とけっこう違う場面がありますね。

特に画像のようなアップを巧みに挟んでくる。

単純に顔のアップだけでなく、敢えて目線を隠したりパーツの一部のみを切り取ったりと。

この演出によってキスシーンなど、一瞬の出来事が非常にドラマチックに仕上がっている。

同じシーンでも原作マンガとはまた違ったシーンに見えます。

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ネタバレ注意のアニメ版 全話視聴後の感想

原作1~5巻途中までをアニメ化。

原作に忠実ながらも番外編や4コマのエピソードも加え、オリジナル部分も一部入っています。

百合ものはコメディ以外はちょっと…そんなイメージを覆した作品でしたね。

恋愛をメインとした心理描写が本格的で独特の演出やカメラワークも光ってましたね~

また、追われる側のキャラが面倒臭いのも良かったw

恋愛ものってそのキャラにイライラすればするほどストーリーにのめり込む傾向にありますから。

ただ、原作があるからしょうがないとはいえ、アニメでは恋愛の決着が付かなかったのがやっぱり不完全燃焼でしたね。

結末は原作でといった感じで。

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やがて君になるの独自評価・考察【ネタバレ注意】

ここではやがて君になるの魅力を三つに絞って解説。

その三つに注目して感想・評価・考察を語っていきます。

 

繊細な心理描写と恋愛模様

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作者いわく やがて君になるは、ガールズラブ(百合)のど真ん中を描こうとしている漫画。

そう言うだけあって、各キャラクターの心理描写が本当に丁寧に描かれている作品だなと感じます。

侑も燈子も元々はどちらも最初は恋愛がよく分からなかった。

さらに相手は同じ女の子。

そんな相手への気持ちの変化や友情ではなく恋愛を選ぶ葛藤などの描き方が非常に繊細。

また、完璧に見えて実は脆い燈子の弱さなども。

それによって、最初は侑がヒロインのポジションになるのかと思っていたら、実は燈子の方がヒロインだったなどの意外な展開も見せてくれます。

 

百合好きじゃなくても入りやすい設定

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やがて君になるは百合好きじゃない、もしくは苦手な人でもハマる要素がある漫画。

なぜなら僕もそうだったから(笑)

これを読むまでは百合ものってコメディか、ファンタジー性の強いものというイメージだったんですよ。

だいたい女子校が舞台とか登場人物にほぼ女の子しか出てこないとか。

で、すぐにイチャイチャしたり濃厚なキスなどのスキンシップをしたり、逆に尊いと言われる神聖な関係性だったりと。

ラブコメやお色気漫画の女の子同士版といった感じだったのですが、コメディはともかくシリアスや濃厚なスキンシップなどがいまいちハマらなくて。

尊いでは恋愛描写が物足りない、濃厚なやつもお色気漫画ほどのエロスは感じられない!

…という具合だったのですが、やがて君になるではそんな今までの百合漫画のイメージを全て覆したきた。

感覚的には百合漫画というよりキャラが女の子同士という違いがあるだけの中身は本格的な恋愛マンガですね。

舞台も女子校じゃなく共学。

男性を選ぶこともできる状況で女性を選ぶという恋物語。

特別百合好きじゃない僕としてはこっちのありそうな世界観の方が断然入りやすかったです。

 

その他の人物の恋愛も描かれる(百合以外もあり)

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メインの二人以外の恋も描かれる群像劇。

燈子のことをずっと想い続けている親友の佐伯沙弥香(さえきさやか)

侑と燈子以外の百合カップル。

しかも、百合だけでなく普通の男女の恋愛も出てくる。

ここも他の百合漫画と違うなと感じる点です。

特にこの侑の友人の日向朱里(ひゅうがあかり)の健気さは普通に応援したくなる!

そして、侑と燈子の関係を知ったときの佐伯沙弥香の反応がどうなるのかを想像するとちょっと怖い!(ガクブルッ)

 

やがて君になるの感想・評価・考察まとめ

やがて君になるは普通の恋愛漫画に近い感覚で読める百合漫画。

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