この作品はダッシュとパワーが違う女子高生の行動力にやられたすやまたくじです。
今回はそんな青春アニメ『宇宙よりも遠い場所(略称:よりもい)』の感想レビュー評価・考察を。
- 宇宙よりも遠い場所とは?
- 宇宙よりも遠い場所、南極へ
- 南極を目指す女子高生メンバー
- 南極に行く方法はほぼノープラン!
- 南極を目指す女子高生たちの青春物語
- 宇宙よりも遠い場所の独自評価・考察
- 宇宙よりも遠い場所のひとこと感想まとめ
宇宙よりも遠い場所とは?
- ジャンル:青春、冒険
- 放送期間:2018年1~3月・全13話
- アニメーション制作:マッドハウス
- スタッフ:いしづかあつこ、花田十輝、吉松孝博、藤澤慶昌
- キャスト:玉木マリ・水瀬いのり、小淵沢報瀬・花澤香菜、三宅日向・井口裕香、白石結月・早見沙織
- 原作:オリジナル、コミカライズ版もあり
これは何かを成し遂げるための原点を描いたアニメ。
何かやらなきゃ・・・でも、何をすればいいか分からない。
そんな思いを抱えたまま高校2年生になった玉木マリ(愛称:キマリ)は100万円を拾うことになる。
その持ち主である小淵沢報瀬(こぶちざわ しらせ)がなんのために100万円を貯めているかを知って興味を持つ。
周りの冷ややかな視線など気にせず自分を貫くシラセに共感し、一緒に行動すると決めたことでキマリの青春も動き出す。
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宇宙よりも遠い場所、南極へ
宇宙よりも遠い場所=南極
この作品を観る前は異世界的なファンタジーや心の場所的な想像をしていました。
で、最終回までにそんな場所を見つける物語かと思ったのですが、第1話からそれが南極だということでいきなり覆されますw
公式サイトにも書いてありました(基本的に公式サイトやPVをチェックせずに1話目を観る派)
でも、
南極じゃ宇宙よりも近いじゃん。
なんて声も聞こえてきそうですが、タイトル名は2007年に南極の昭和基地に招待された元宇宙飛行士の毛利さんが、
宇宙には(ロケットで)数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。宇宙よりも遠いですね。
と発言したことに由来しています。
ちなみに南極に行くには『南極観測隊』に入るか(認められれば民間人も参加できる)、高額の個人手配の旅行(アルゼンチンやチリなどから行く)のみと宇宙ほどではないにしろこちらもかなりの難関。
南極を目指す女子高生メンバー
南極を目指す女子高生3人+1人。
天然ボケ役:玉木マリ(たまき マリ)
青春、する。
ぱっつん前髪と変幻自在の表情がチャームポイントの本作の主人公。
玉木マリの名前からキマリという愛称で呼ばれている高校2年生。
何かやらなきゃという思いはあるもののいざとなるとビビッてしまう小心者の性格が邪魔してなかなか前に踏み出せない。
そんなキマリが今度こそ!と一念発起して行動を起こすことから物語が始まります。
南極という目標が決まってからは本来の好奇心旺盛な性格が爆発。
仲間が出来たこともあって小心者だった頃が嘘だったように行動を開始。
天然気味でどこか抜けたようでありながら、それでいて核心を突いた発言や行動をすることでメンバーのキープレイヤー的な存在となっていく。
面倒くさい女:小淵沢報瀬(こぶちざわ しらせ)
私は行く。
絶対に行って無理だって言った全員にざまぁ見ろって言ってやる。
クール美人と見せかけて実は中身はお笑い芸人?なシラセ。
学校では誰とも仲良くせず、南極行きを公言していることから周り浮いている存在。
周りからは行けるわけないじゃんと影で『南極』とあだ名を付けられているけれど、そんなことはお構いなしに我が道を行く。
それどころか本当に南極に行って影で悪口を言っていた全員にざまぁみろ!と言っていると言い放つ自称:性格も悪い女。
が、パニックに陥ったりテンションが上がると画像のようなオーバーリアクションを見せる
お笑い芸人かっ!?
とツッコミたくレベルに見た目とのギャップが大きいキャラ(笑)
仲良くなる前は憎まれ口の誤解されやすい性格だけどそれは人見知りで口ベタだから。
仲良くなると強気な発言もガンガンしてくるようになるけれど、人見知りで口ベタなため自分では実行できないちょっと面倒くさい女の子w
社交性の高いツッコミ役:三宅日向(みやけ ひなた)
アイムオッケー!
平気だよ!バイトでお金はあるし高校は行ってないし
誰ともでもすぐに仲良くなれる社交性の高さと豊満なバストが魅力のヒナタ。
ヒマリと同い年だけどある出来事がキッカケで高校には行っていない(大検は取っていて大学には行くつもり)
なので、年齢的には高校生ですがヒナタのみ女子高生ではない形。
調子の良い性格のようでしっかりと人生設計しているなど計画性があり。
社交性の高さを活かしてメンバー内では交渉役やツッコミ役を務めることが多い。
また、リアクションの大きさなども活かしてムードメーカー的な役割も。
一見、ノリが良いお調子者と見せかけて実はマルチな才能を秘めている女の子。
寂しがり屋の現役タレント:白石結月(しらいし ゆづき)
軽く死ねますね。
表では清純派タレント、でも中身はピリリッと辛いユヅキ。
ユヅキのみキマリたちより一つ年下の高校一年生。
子供の頃から北海道でタレント活動していた影響か、誰に対しても敬語で礼儀正しい性格。
精神年齢も高めとなっています。
が、実はタレント活動に不満を持っているようで、グチが多いのが玉に瑕。
また、仲良くなってくると、
軽く死なせますよ。
など、ピリリッと辛い毒舌も放り込んでくる。
幼少期からタレント活動を行っていることから友達が少なく、友達が欲しい&寂しがり屋。
南極に行く方法はほぼノープラン!
個性派揃いのメンバーで行くぞ南極!・・・で、どうやって行く?
冒頭でも少し触れた通り、南極に行くには観測隊に参加するか高額(100万円では難しいレベル)な個人手配の旅行しかない。
で、メンバーはどうやって南極に行くか計画しているかといえば、ほぼノープラン!
一応、発案者のシラセが我に秘策あり!みたいなことを言っていますが、それがなかなかのポンコツ作戦で・・・。
そんなポンコツ作戦で大人に直撃したリアクションが画像上。
果たしてズッコケ女子高生たちは南極に行けるのかっ!?
南極を目指す女子高生たちの青春物語
宇宙よりも遠い場所のメインテーマは南極を目指す女子高生たちの青春物語。
OP(オープニングテーマ)の映像にその辺が凝縮されています。
女子高生たちが南極目指して、
走ったり、
プレゼンしてアピールしたり、
その過程だけでも十分に青春アニメしてます。
あとは南極に行って王道的に盛り上げるのか?
もしくは最終的に行けないことで盛り上げるのか?
ぜひ、その目で確かめてください。
宇宙よりも遠い場所の独自評価・考察
何かを成し遂げないのならまず行動してみて、問題は走りながら解決していく。
ビジネスで成功している人達がよく言っている言葉ですね。
どんなことでもまずはやってみないと分からない。
いくらやる前に色々と考えて計画を練っても所詮は机上の空論でその通りに進むことはありえない。
逆に実際に行動することで色々と問題点が出てきてその対策が出来るというもの。
行動しない限り何も始まらないというわけですね。
が、多くの人は先に色々と考え、そして失敗を怖れて実際に行動できない。
特に年齢を重ねて経験を積むと先に失敗が見えて行動できなくなっていく。
本当に大事なのは失敗しないことでなく、その失敗を次に活かすことだというのに・・。
よりもいの登場人物はそんな失敗を怖れずにまずは行動してみる。
失敗したならその失敗を糧にしてまたチャレンジするという成功の王道を突き進んでいく。
行動力のダッシュとパワーが違う女子高生たちが成功するための原点を体現している物語。
周りになんと言われてもまずは自分がやりたいと思ったことをやってみるという。
そんなメッセージが込められているのかなと。
ちなみにストーリーの方は女子高生が南極を目指すというファンタジー性の強いものですが、ベースとしている情報はリアルですね。
OPにメンバーが南極でお風呂に入っているシーンがチラッと出てきますが、あれも実際に南極には温泉があるようですし。
また、10代で南極に行っている人もいるみたいです。
とはいえ、その場合は親や保護者に連れて行ってもらうという形がメインなので、女子高生主体でという点はやはりファンタジー色が強い。
なので、宇宙よりも遠い場所はリアルな情報をベースとした青春ファンタジーアニメという印象ですね。
宇宙よりも遠い場所のひとこと感想まとめ
よりもいは女子高生たちの行動力が楽しめる青春ファンタジーアニメ。