大人が面白い青年漫画おすすめランキング~お役立ちマネー・仕事・投資マンガ

マネー漫画サムネ

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あなたの心のお役立ち漫画たくじです。
そんな今回は実用書のように役立つマンガをピックアップしました。

今回はマンガ好きじゃない大人が読んでも面白い、実用書並の専門知識や学びがある漫画のみを集めました。

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お役立ちマネー・投資・社会漫画おすすめランキング

お金や経済、投資や社会・生活が学べるマンガをピックアップしました。

1位:インベスターZ

  • 投資、社会
  • モーニング:2013~2017年・全21巻で完結済み
  • お金を軸に人生で知っておきたい知識を随所に

いいですか、みなさん…就活とは人生の投資なのです

投資をメインに政治・経済・就職・保険・健康といった人生に関わるテーマも扱った青年漫画。

株やFXといった投資を中心に進みますが、その中に随所に人生の(主にお金の面で)裏側的で部分に踏み込んでいる。

就活に勝ち抜くためのポイント、さらにそもそもの就活の意味や人生にどの程度影響するのかといったことも描かれています。

お金はもちろん、こういった身近なことなのに学校や親などがまともに教えてくれることは少ない。

2位:闇金ウシジマくん

  • 経済、社会、犯罪
  • ビッグコミックスピリッツ:2004~2019年・全46巻で完結済み
  • お金と社会の裏側を赤裸々に描く

闇金融に通う客や関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いたストーリーとなっています。

現実のニュースなどではもちろん、漫画などでも詳しく描かれることが少ない犯罪や社会の闇を描いている点が他とは一線画す存在。

旦那に黙って借金を増やす主婦、お金がないのにパチンコがやめられない。

借金を返さないといけないのにそのお金をギャンブルにつぎ込んで溶かしてしまう男など、普通の生活に溶け込んでいる社会の闇が赤裸々に明かされます。

3位:バビロン大富豪の教え

バビロン大富豪の教え

100年読まれ続けている世界的ベストセラーの漫画版。

資産を増やし、お金に縛られない自由な人生を送り方を教えてくれます。

お金の原点にして頂点を学べる!

4位:FX戦士くるみちゃん

FX戦士くるみちゃん

ラクして稼ぎたい女子大生がFXに挑戦する。

そんな甘い考えのくるみちゃんに、FXの地獄を見せるだけでなく面白さも与える。

勝つときも負けるときも大きく動く!

だからFXはおもしろい!

FXはギャンブルじゃない、人生です!

5位:スタンドUPスタート

スタンドUPスタート

人は資産なり。

人間投資家を名乗る主人公が、さまざまな人のスタートアップ(起業)を手助けする物語。

日本ではまだまだ馴染みが薄い起業が、色んな人の色んな職種の立ち上げを覗けます。

起業が学べる数少ない貴重なマンガです!

6位:剣と魔法の税金対策

剣と魔法の税金対策

まさかの異世界×税金マンガ。

勇者も魔王もいるけれど、神が税金を徴収してくる不思議な世界。

異世界ファンタジーを楽しみながら、税制は日本に合わせているので税金の勉強もできる作品です。

神が「贈与税がかかります」ってw

7位:ドラゴン桜シリーズ

  • 受験、子育て、社会、青年向け漫画
  • モーニング:2003~2007年・全21巻、エンゼルバンク 2007~2010年・全14巻、ドラゴン桜2 2018~2021年・全16巻
  • 受験テクと社会学

早瀬はツイッターをやれ!

天野はユーチューバーになれ!

元暴走族の主人公が経営破綻寸前の落ちこぼれ高校を立て直すために掲げた計画が5年以内に東大合格者100名。

さっそく特進クラスを開設し、最初の東大合格者を出すために様々な受験テクや勉強法を叩き込んでいくという物語。

また、ドラゴン桜では受験テクや勉強法以外にも社会の裏側を語ったり、親や教師の子供との向き合い方を描いたエピソードなども随所に入ってくる。

当事者の学生は受験テクや勉強法を、それ以上の大人は人生学や社会学を学べる濃い青年マンガとなっています。

間接的な続編の『エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-』と直接的な続編『ドラゴン桜2』もあり。

8位:健康で文化的な最低限度の生活

  • ジャンル:職業(生活保護のケースワーカー)、群像劇、社会
  • 掲載誌:ビッグコミックスピリッツ:2014年~
  • 特徴:ケースワーカーの仕事、生活保護者の生活と問題、人生観

ニュースなどでちょいちょい話題になっている生活保護のリアルに迫る青年向け職業・仕事マンガ。

生活保護者をサポートする新人ケースワーカーの目を通して、生活保護者の様々な人生を覗いていく形。

この話題となると一番に挙がるのは不正受給ですが、それらは受給者のほんの一部でその他の多くの人は本当にサポートやお金を必要とするばかり。

もちろん、中には全く共感できないキャラクターもいますが、病気や環境の影響で今の状況になった人、マジメ過ぎるからこそ追い詰められたなど、普通にしか見えない人も多い。

ケースワーカーの仕事や生活保護者の実情に加え、誰でも一歩間違えればこうなるという教訓にもなる作品です。

9位:ハイパーインフレーション

ジャンプがついにマネー漫画の名作を生み出す。

主人公ルークが手に入れたのは『体からカネを生み出す能力』

そのカネを使って姉を救い出すが、その力には欠陥があった。

タイトル通りのハイパーインフレを起こすことで、世界に混乱を巻き起こす。

インフレはもはや日本も他人事ではない。

10位:女騎士、経理になる。

クッ、殺せ!

から始まるオークを救うための経理物語。

女騎士とダークエルフが経理となって、オークの世界の会社を救うっ!?

ぶっ飛んだ展開ながら、簿記の知識はしっかりとしています。

11位:カイジシリーズ

  • 青年ギャンブル、心理サスペンス
  • 週刊ヤングマガジン:1996年~
  • ギャンブルを通した人生劇

なめるなっ…!

あんなもので2千という大金が手に入るかっ…!

おまえらのように継続した努力ができぬ輩は本来大金なんて夢のまた夢
それでも手に入れたい
どうしても手に入れたいとなったら
これはもう…命を張る以外ないっ…!

『賭博黙示録カイジ』『賭博破戒録カイジ』『賭博堕天録カイジ』『賭博堕天録カイジ 和也編』『賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編』と、タイトルを変えつつシリーズで続いているギャンブル青年漫画のロングヒット作。

自堕落な生活を送りギャンブルで一発逆転を狙う。

主人公のカイジも含めてクズと呼ばれる男達(女性はほぼ登場しない)が物語の登場キャラクターの大半という異色作。

人を人と思わないギャンブルを仕掛ける側も悪魔なのですが、それに参加する男達もなかなかにパンチが効いていて…。

随所に飛び出す名言もカイジ以外ではギャンブルを仕掛ける側の方が圧倒的に多かったりしますし。

例えば、画像のセリフなど継続した努力ができない者に大金などは夢のまた夢というのもなかなかに説得力がある。

そして、その大金を得るために時には命すら賭けて行うギャンブルで見える参加者たちの人間性。

極限状態で見えてくる心理サスペンスが胸に迫ります。

また、いつもは情けないカイジですがギャンブルになると逆に男前になる。

が、それでも最終的にはギャンブルでは幸せになれないという人生訓を含んだような内容にもなっているおすすめ作です。

また、カイジに出てくる悪役キャラを主役に据えた『中間管理録トネガワ』『1日外出録ハンチョウ』『上京生活録イチジョウ』のスピンオフシリーズもおすすめ。

利根川や大槻(班長)といった本編ではかなりの悪役をコミカルに描いていて笑えます。

12位:服を着るならこんなふうに

  • ジャンル:日常メンズファッション
  • 掲載サイト:ヤングエースUP:2015年~
  • 特徴:ユニクロなどでの服の買い方やコーデ術、お金の使い方が学べる

【兄】服を買いに行く服がないんだよ!!

【妹】大丈夫、お兄ちゃんが少しも気負わないショップに行くから

今まで服選びや買物を避けてきたメンズファッション初心者の兄が、ファッションに詳しい妹に教えてもらいながらダサい服装を卒業していくストーリー。

学生服もあるし、10代の頃は服装にあまり興味がなかったけど、20代以降の社会人になって服選びに困ったことがあるという人におすすめの青年漫画。

ヘタなファッション誌を買うよりだいぶ分かりやすいし実用的。

というのも、アイテムを揃えるショップがユニクロやGUといった身近で懐に優しいところが中心だから。

服選びに困ってメンズファッション誌を読んでみても、

こんな高けぇ服買えねえよっ!

と思ったことがありませんか?

ああいったファッション誌は広告料もらってブランドを掲載しているため、基本的に高いところがメインとなるのですよね(価格が安いショップはああいった雑誌に広告を出さない)

その点、この『服を着るならこんなふうに』ではそんなの関係なく、実用性と懐への優しさを重視してアイテムを選ぶ。

具体的な商品名やコーディネートの仕方もマンガで紹介してくれるのが非常に分かりやすい。

お洒落マスターにならなくてもいいけれど、それなりに綺麗な身なりをしたいという大人におすすめの漫画です。

お役立ち仕事・職業漫画おすすめランキング

仕事や職業系で役立つマンガを集めました。

1位:【推しの子】

  • 人間ドラマ、職業(アイドル、役者)、転生
  • 週刊ヤングジャンプ:2020年~
  • 推しのアイドルの子供に転生

かぐや様の赤坂アカ先生が仕掛ける芸能界の表と裏。

そこに主人公が推しのアイドルの子供として転生するというファンタジーもプラス。

1話目から怒濤の展開。

一言では説明できない無数の仕掛けとオンリーワンなジャンルが魅力です。

2位:BLUE GIANT(ブルージャイアント)

  • 音楽(ジャズ)、人間ドラマ、青年向け漫画
  • ビッグコミック:2013~2016年・全10巻、SUPREME2016~2020年・全11巻、EXPLORER2020年~
  • ジャズを通した人間ドラマ(日本編と海外編ではタイプが違う)

音楽はよく分からない。
でも、あんたを見てると、「スランプがなんだ」「マイノリティー(少数派)だからなんだ」

「一人だからなんだ」
それが伝わってくるよ―――

音楽(ジャズ)を通した熱い人間ドラマが見れる青年漫画。

こちらは音楽でも部活などではなく、プロとして世界一のサックスプレーヤーになることを目指す宮本大が主人公。

物語は高校生から始まるのですが、吹奏楽部や軽音楽部などには所属せず、ひたすら一人で異色作。

その練習方法も一人川原で雨の日も雪の日も365日ひたすら吹き続けるという過酷なもの。

なのに、主人公はそれを時には自分を鼓舞しながら当たり前のようにこなしていく。

本当の才能はこういったことを普通に楽しんでいくこなしていくことなのかなと感じさせます。

また、そんな主人公を取り巻く人達もどいつこいつも熱い奴らばかり。

日本編では家族や仲間を中心に、海外編では道中で知り合った人達までが何気ない優しさを見せてくる。

この日本と海外でまた違う人との関わりを見せてくれるのもいいですね。

2016年に日本編が完結し、『BLUE GIANT SUPREME』ではヨーロッパ編、『BLUE GIANT EXPLORER』では舞台をアメリカに移して続編が連載されています。

3位:GIANT KILLING(ジャイアントキリング)

  • 監督が主役のJリーグサッカー(名称などは架空)
  • モーニング:2007年~
  • プロならではの世界観

弱いチームが強い奴らをやっつける。
勝負事においてこんな楽しいこと他にあるかよ。

学生とは違う、プロ(モデルはJリーグ)を舞台とした青年サッカー漫画。

サッカーに限らず、スポーツ漫画の花形といえば高校。

サッカーならインターハイ優勝を目指し地区予選からトーナメントを勝ち上がっていくというのが王道ですからね。

これがプロになると一発勝負のトーナメントじゃなくリーグ戦になる。

最初はこれだと試合の盛り上がりに欠けるんじゃないかと思っていたのですよ。

が、フタを開けてみたら全然そんなことはなかった!

カリスマ監督である達海を主人公にしたことで試合以外の見せ場を多く作った。

采配はもちろん、試合に臨むまでの準備や経営陣とのやり取り、さらにはサポーターまでも関わってくる展開はプロならでは。

そこにライバル監督や代表監督との関係など、この辺は学生サッカーにはない魅力ですよね。

Jリーグファンはもちろん、サッカーの試合以外でも見せ場が欲しい人におすすめな大人向けマンガ。

4位:宇宙兄弟

  • 人間ドラマ、社会、ストーリー漫画
  • モーニング:2007年~
  • リアルな人間ドラマ

今のは心のノートにメモっとけ

子供の頃に宇宙飛行士になることを誓った南波兄弟を軸に展開する青年ストーリー漫画。

タイトル通りに南波兄が宇宙飛行士になるまでと、二人揃ってなってからの物語がメインなのですが、その中で描かれる人間ドラマが熱い。

宇宙飛行士関連はもちろん、それを支えるサポートメンバーやその他で関わる人達。

仕事にプライベートにそれぞれにそれぞれのドラマがある。

決してどれもが劇的でドラマチックじゃないけれど、良い事も悪い事も普通にありそうなリアルなものばかり。

病気・リストラ・引きこもりなど、リアルによくある挫折や困難を受け入れ、乗り越えて姿は大人になってからこそより心に染みる。

そんな中で交わされる何気ないセリフに名言が多いのもこの作品の特徴。

1巻で最低1度は泣かされるんじゃないだろうか?

それぐらいホロリとくるシーンが多いマンガです。

また、別に心のノート「メモしたくなる言葉たち」という本も出版されるほどの名言の数々も熱い。

5位:二月の勝者 ―絶対合格の教室―

  • 職業(塾講師)、ビジネス
  • ビッグコミックスピリッツ:2017~2024年・全21巻
  • 中学校受験がテーマ

テレビドラマ化もされた小学生たちの受験戦争。

東京などの都市部では受験は小学生から行うのも当たり前の時代。

そんな小学生の中学受験を本人・親・塾講師の立場から描く。

親や親目線では受験の大変さ、塾講師目線ではビジネスとして描いているのが面白いですね。

学習塾の赤裸々な裏事情が見えてくる。

6位:ザ・ファブル

  • 裏社会、ハードボイルド、コメディ
  • ヤングマガジン:2014年~(第2部に続く)
  • 伝説の殺し屋が普通になる

伝説の殺し屋にくだった次の指令は普通になって暮らすこと。

そこから始まる世間とズレまくった男の日常生活。

そのズレまくった感性と行動で笑いを起こす一方、裏社会の住人と絡むときは持前の鋭さを見せる。

この笑いとシリアスのギャップがたまりません。

7位:ハコヅメ~交番女子の逆襲~

  • 交番を中心とする警察の仕事
  • モーニング:2017年~
  • 警察ものでありながらその日常を中心に描く

警察ものでありながら、劇的な事件よりもサブタイトルにあるような女性警察官の内情を描いた警察日常系。

劇的なドラマよりも、交番女子の赤裸々な仕事ぶりと私生活が描かれています。

ただ、ここ一番では刑事ドラマのようなシリアスなストーリーも展開され、その時は死人が出たり、警察女子以外のエピソードにもフィーチャーするかなり幅広い題材を扱う作品です。

いつもの日常とシリアスの時の緊張感のギャップが激しく、たまにハートを持って行かれそうになっちゃう。

8位:アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり

  • 薬剤師、病院、青年向け漫画
  • 月刊コミックゼノン:2018年~
  • 薬剤師目線で描く医療現場

病院内で働く薬剤師を主人公とした職業もの。

医者じゃなくて薬剤師という点が今までのとはちょっと違う。

薬剤師と医者の違い、さらには同じ薬剤師でも病院勤務と薬局勤務ではまるで待遇も働き方も変わる。

さらに、医者とは違った形で患者と関わる薬剤師の仕事。

そんな身近のようで意外と知らない薬剤師の世界が覗ける。

9位:べしゃり暮らし

  • 職業&仕事(芸人)、青年漫画
  • 週刊少年ジャンプ⇒ヤングジャンプ:2005年~2019年・全20巻で完結済み
  • お笑いの世界を芸人目線で描く

高校生がお笑い芸人を目指して一から成り上がっていく世界を描く。

吉本をモデルにNSCのような養成所に通い、M-1のような漫才グランプリで頂点を目指す。

いきなり芸人からじゃなく、養成所生活も描いている点は面白いですね。

また、普通のギャグやコメディ漫画と違い漫才やコントで笑わせてくるという点。

さらにそこにはそれぞれの人生も掛かっている。

ただのギャグ漫画じゃない、人間ドラマな笑いがここにある!

10位:アオイホノオ

  • ギャグ、漫画家
  • ゲッサン:2012年~
  • 島本和彦先生の自伝的な話

島本和彦先生の自伝的な漫画家青春ギャグコメディ。

新人漫画家のホノオの生活を中心に、あだち充や高橋留美子などの名作マンガ。

時にはアニメや特撮なども斬っていく。

新人のくせに生意気に評論する様やその切り口がクセになる。

11位:3月のライオン

  • 職業(将棋)、青春、人間ドラマ、青年向け漫画
  • ヤングアニマル:2007年~
  • 将棋業界、イジメなどの学校問題、人生観

3月のライオンは恋愛少女マンガ『ハチミツとクローバー』で有名な羽海野チカさんによる将棋の世界を描いた職業漫画。

17歳でプロ棋士となった主人公:桐山零を中心に将棋業界を描いたもの。

命を削り合うような対局はもちろん、決戦前の棋士のプレッシャーやストレスといった裏側までも。

棋士達の生き様や人生観といったものも濃く描いているのが特徴です。

また、5巻~7巻でヒロインが抱えたイジメなどの学校問題も。

それに立ち向かう勇気や姿勢もそうですが、具体的な対策や対処といった情報も出てきます。

12位:リクドウ

  • 青年向け格闘スポーツ(ボクシング)
  • 週刊ヤングジャンプ:2014~2019年・全23巻で完結済み
  • 人間の闇と狂気に迫る

人の手は優しさで満ちている?

優しさ(そんなもの)なんて、何の役にも立たないじゃないか

狂気をテーマにしたボクシング青年マンガ。

スポーツ漫画は数多くあるけれど、そんな中でも異質なこの作品。

定番の青春・友情・スポ根といった要素なし。

あるのは主人公:芥生リクを筆頭とした痛々しい狂気を感じる生き様。

主要キャラはもちろん、その一戦限りの対戦相手にでも様々な形の闇がある。

誰もが知っているけれど、敢えて見ようとはしない身近な闇がそこかしこに詰まっている。

ハッキリ言ってこの作品は社会人向けの青年マンガとすら言えないレベルの生々しさですね。

大人でもかなり評価が分かれる漫画です。

が、それだけに他のスポーツ作品にはない怖さがある。

その集大成としてのボクシングの試合はヒリつく緊張感があります。

13位:空母いぶき

  • 架空戦記、軍事、政治
  • ビッグコミック:2014~2019年・全13巻、GREAT GAME 2019年~
  • 尖閣諸島をめぐる日本VS中国

もしかしたらあったかもしれない日本 VS 中国の仮想戦記マンガ。

2010年代前半に実際に起こった尖閣諸島問題。

この漫画ではそこから武力衝突が起こったifストーリーを描く。

『沈黙の艦隊』『ジパング』と軍事ものに強いかわぐちかいじが次に描くのはより現実感や具体性が強いこの作品。

日本が空母を持ったことをキッカケに中国が尖閣諸島&与那国島などがある先島諸島に侵攻・制圧。

そこから巻き起こるリアリティのあるストーリーはヒリヒリとした緊張感がある。

絶対に起こっては欲しくないけれど、そのリアリティゆえにページをめくる手が止まらなくなる。

2019年で完結し、今度はロシアとの問題が起こる新シリーズ『空母いぶき GREAT GAME』へと続く。

14位:パリピ孔明

  • 音楽、コメディ、歴史
  • コミックDAYS:2020年~
  • 諸葛亮孔明が現代の日本に降臨

三国志の名軍師・諸葛亮孔明が現代の渋谷に降臨。

そこからタイトル通りのパリピになると見せかけて、世話をしてくれた歌手志望の女の子の軍師となり、夢を叶える手助けをすることに。

そんなキャラのギャグコメディで笑わせつつ、ネタや諸葛亮が行う策略は三国志のものを細かく踏襲。

ギャグと歴史、二つが楽しめる作品です。

15位:ここは今から倫理です。

ここは今から倫理です1巻
  • 学園、倫理(人生観や哲学)、青年漫画
  • グランドジャンプPREMIUM:2016年~
  • 倫理を通した哲学や人生観

倫理は学ばなくても将来 困る事はほぼ無い学問です

倫理教師とその教え子たちとの交流を通して人生観・社会学・哲学などを描く青年漫画の異色のおすすめ作。

内容を読む前からタイトルと画力でかなり気になっていた作品。

そして、読んでみたら期待通り!といった感じでしたねw

倫理を通して色々な哲学を提示してくれるのは予想通り。

そこからさらに生徒との対話で示す人生観や社会学が予想を超えて来ましたね。

生徒の悩みもよくあるものからかなり重いものまで。

これに対応していく倫理教師のアドバイスや対応が予想できない展開を見せてきます。

リアルの人生を生きる上でも読んでおいて損はない大人向けの青年漫画ですね。

16位:リスタート!~34歳ゲームディレクターのつよくてニューゲーム~

  • ゲーム制作、タイムスリップ
  • モーニング・ツー:2021~2022年・全3巻
  • ハードモードの異世界転生

ドラクエ的な大ヒット作を手掛けていた天才ゲームディレクターがタイムスリップで1995年から2020年に。

そこからタイトル通りに、未来のゲーム業界でも無双する!…と見せかけて、過去から未来だから逆に新しい技術についていけない。

これ全然強くてニューゲームじゃなくない?という状況を、天才的な閃きとゲームへの情熱で乗り越えていく。

17位:BEGIN(ビギン)

  • 政治、社会、極道、青年向け漫画
  • ビッグコミックスペリオール:2016~2020年・全9巻
  • 政治と社会の表と裏

九条ばかりが議論されているが、新条項を加えるだけで、この国は劇的に変わる!

官僚が表側から極道が裏側から日本を変える史村翔と池上遼一の政治漫画『サンクチュアリ(1990年代の作品)』の2010年代版。

時代に合わせてキャラだけでなく政治的な内容も大きく変えてきた。

今回メインとなるのは沖縄と中国。

この二つの問題にバンバン切り込んでいく。

内容的にはかなり攻めたものもありますが、表の解決法として提示する手段はどこかスカッとするものもあります。

若い世代からは老害と呼ばれることもある上の層への切り込み方など。

もちろん、若い世代にもただ甘くするのではなく、キッチリと厳しい対応も見せる。

そして、裏の世界ではさらに攻めた内容に。

表と裏から描く沖縄&中国問題。

18位:Artiste(アルティスト)

  • 海外仕事、人間ドラマ、青春、青年向け漫画
  • 月刊コミックバンチ:2016年~
  • フランスを舞台にした青春お仕事ストーリー

フランスで料理人として働く気弱な青年ジルベールを中心に描く仕事と人間ドラマの青春ストーリー。

主人公が料理人ということでグルメ系マンガなのかな?と見せかけて、そこで働く人やジルベールが住むアパートの住人の人間ドラマを中心に描く。

フランスという異国の地が舞台ですが、そこに住む一般人のストーリーがメインに描かれるので社会人なら共感できるセリフやシーンも多いですね。

例えば、上のシーンでは人を外見でばかり判断する女性におばあちゃんが言ったセリフ

人間は立体的なんだよ。正面からじゃ見えない部分がとんでもなく汚かったり、逆に隠れている部分こそそが美かったりする

何気ない日常にハッとする気付きを与えてくれる。

それがアルティストの魅力です。

19位:推しが武道館いってくれたら死ぬ

  • ジャンル:アイドル、百合、コメディ
  • 掲載誌:月刊COMICリュウ:2015年~
  • 特徴:地下アイドルとそれを追いかけるオタク

地下アイドルの活動とそれを追いかけるオタクの触れ合いを百合とコメディを交えてお送りする漫画。

アイドルをテーマにした作品はいくつかあるけれど、地方で活動する地下アイドルという点が大きな特徴。

岡山を拠点にコツコツと。

時には東京や香川に遠征に行くけれど、その時は経費を抑えて車移動など、アイドルって大変だな~と思います。

また、そのアイドルたちを追いかけるオタクたちの生活事情なんかも。

追いかける方もやっぱり大変と、仕事や社会に対する内容もけっこう描かれている作品です。

20位:フットボールネーション

  • 社会人サッカー、運動力学
  • ビッグコミックスペリオール:2009年~
  • サッカー理論、健康的な歩き方や靴の選び方

フットボールネーションは日本のサッカー界に物申す理論や運動力学などに重点を置いた異色のサッカー漫画。

また、サッカー以外にも正しい歩き方や靴の選び方といった普通の人の健康に関わる重要な情報も描かれているのが特徴。

歩き方も靴の履き方も選び方も日本人の多くの人が間違っている。

そして、それを間違ったまま行い続けるとこういった弊害が生まれるといったことも。

もちろん、正しい歩き方や靴の選び方なども上のような図解付きで詳しく解説されています。

サッカーに興味がなくても歩き方(2巻)と靴の選び方(11巻)だけは健康のために読む価値アリ。

21位:はたらく細胞

  • 科学、細胞擬人化、体内のお仕事
  • 月刊少年シリウス:2015~2021年・全6巻
  • 体内の仕事を人間社会のように描いている

これはあなたの物語、あなたの体内(からだ)の物語。

はたらく細胞はこのおすすめランキングで登場する他の漫画とはちょっと毛色が違う作品。

人間社会のことを描いたものではなく、赤血球や白血球といった細胞を擬人化し、その働きを人間社会風に描いたものですね。

それによって身体の中がどんな風に健康を保っているのかが分かります。

逆に菌やウイルスがどんな風に身体を攻撃し、それを白血球などの免疫細胞がどうやって守っているかも。

しかも、ドラマ仕立てで分かりやすいのですよね~。

教科書や専門書などの文字メインの本を読むよりかなり分かりやすい。

やはり絵の力は偉大ですね。

健康を維持するためには知識も大事。

その入門編として役立つ漫画です。

原作漫画の他に、他に不摂生な身体を舞台にした『はたらく細胞BLACK』と赤血球になりたがらない赤芽球を主役にした『はたらかない細胞』と細菌を主役にした『はたらく細菌』などのスピンオフも多数あり。

22位:グラゼニ

  • ジャンル:銭系プロ野球、職業
  • 掲載誌:モーニング:2010年~
  • 特徴:年俸やプロの仕事に関することが中心

野球漫画だからスポ根展開!…ではなく、細かい理論展開!…でもなく、プロのお金や仕事関係にフィーチャーした作品。

主人公の凡田は作中開始時点では26歳の年俸1800万円、ワンポイント中心の左の中継ぎ投手。

これだけでも野球マンガの中ではあまりないパターンですが、それに加えて年俸やお金に非常に敏感な男。

今日はうまく抑えたから年俸はこれぐらい上がるかなとか、こういう失敗を続けていたら2軍に落とされるといったことをよく考えている。

また、凡田以外にも様々なキャラクターにスポットを当てたエピソードも多く、スター・万年2軍・引退後の生活といったプロの華やかな面も厳しい面も覗ける。

特に厳しい面ですよね~。

一部の有名選手以外はこんなに年俸が低く、さらにすぐにクビになるかといった仕事の厳しさが描かれています。

そして、スポーツ選手が引退後の生活を確保するのがどれだけ大変かということも。

野球好きはもちろん、そうでない人もプロスポーツ選手の仕事という面で非常に参考になる漫画です。

お役立ち歴史漫画おすすめランキング

歴史が学べて面白いマンガを集めました。

1位:ヴィンランド・サガ

  • 歴史、アクション、探検
  • 週刊少年マガジン⇒月刊アフタヌーン:2005年~
  • 主人公の成長を通してテーマが大きく変わる

…はるかな西…大海の向こうにヴィンランドという名の…土地がある

そこは暖かく豊かで…奴隷商人も戦の炎も届かない遠い土地だ

そこからならきっとあなたも苦しまずに生きていける

アルネイズさん、オレ達と一緒にそこへ行こう

ヴィンランドに平和な国を作ろう

ヴァイキングの戦いから始まる壮大な歴史大河ロマン青年漫画。

ちょっとネタバレになってしまうのですが、この作品は最初と中盤以降で作品のテーマが大きく変わるのですよ。

そしてテーマが変わってからが本番。

なので、多少ネタバレになってもここを解説しないとヴィンランド・サガの魅力を伝えることはできない。

最初はヴァイキング達の活躍を主人公のトルフィンのバトルアクションも交えて描いています。

残虐な描写もありますが、この中盤までの展開は少年マンガの要素も感じさせるような展開です。

が、その戦いが終わってからは今までの自分自身と向き合い、人生の大きな目的を見つけることになる。

その目的が歴史上の史実の人物とも重なり、序盤までの展開とは全く違う面白さを魅せてくれる。

読めば読むほど深みが増していく作品です。

2位:蒼天航路

  • 曹操が主役の三国志(フィクションを含む)
  • モーニング:1994~2005年・全36巻で完結済み
  • 現代にも通じるパイオニアとしての曹操の生き様

劉備を主役とした横山光輝の『三国志』などと違い、こちらは曹操を主役にしたお大人向け青年歴史漫画。

劉備主役の三国志では敵役、ライバルといった曹操ですがこちらでは乱世の奸雄と呼ばれたその真骨頂を発揮。

三国志演義とも史実とも違う独自のアレンジを加えたことでその辺がさらに強化されていますね。

序盤の仕える側からその才能と苛烈さを発揮。

相手が誰であろうと容赦しない点は君主となる前から随所に見られます。

そして、君主となってからは他の三国志以上に破格の英傑としての存在感を発揮。

軍事はもちろん、政治・価値観・宗教まで、周りの反発があっても既存のもの捉われずに突き進むパイオニア精神は現代の成功者とも通じるところ。

『アモーレ!』『ならばよし!』など、曹操を筆頭に一度読むと頭に残る名言の数々。

歴史マンガの中でも面白さだけでなく、内容の濃さも兼ね備えた大人向けのおすすめ作品です。

3位:創世のタイガ

  • SF、タイムスリップ、サバイバル、歴史(原始時代)
  • イブニング:2017年~
  • 原始時代の生態や人間が知れる

狂乱の原始時代でサバイバル!!!

現代の普通の大学生7人が原始時代へタイムスリップするSFサバイバル漫画

マンモスなどの大型哺乳類が闊歩する巨大獣時代へタイムトラベル。

今でもお馴染みなオオカミやワニ(どれも今よりだいたい大型)、現在では絶滅してしまっているカリコテリウムなどの動物も登場。

SFなストーリーを楽しむだけでなく、歴史的な好奇心も刺激してくれる作品です。

SFも歴史も好きな人には特におすすめ。

農耕時代よりも狩猟採集時代の人類の方が栄養的に豊かだったなどの意外な事実も発覚する。

さらに、この時代には現代の人類の祖先であるホモサピエンス以外のネアンデルタール人などの他のヒト属がいるのも大きな特徴。

他のヒト属同士が出会えば即殺し合い。

話し合いさえ許され合い人同士の戦いは現代戦とはまったく違う緊張があります。

4位:アルキメデスの大戦

  • 歴史、架空戦記
  • ヤングマガジン:2016~2023年・全38巻
  • 架空の人物を混ぜて1933年から始まる日本の歴史

戦艦「大和」開発を阻止せよ!

1933年(昭和8年)から始まるの日本の歴史に、数学の天才である架空の人物:櫂直をプラス。

櫂の目的は戦争を回避し、平和な日本を実現すること。

櫂の天才的な頭脳によって、太平洋戦争を回避することはできるのか?

ストーリーが面白い青年漫画おすすめランキング

とにかくストーリーが面白い青年マンガをピックアップしました。

1位:喧嘩商売&喧嘩稼業

  • 青年向け邪道格闘
  • 週刊ヤングマガジン:2005~2010年・全24巻、2014年~(喧嘩稼業)
  • 勝つために手段を選ばない独特の倫理観を持つ主人公

ルールなし(素手&一対一の最低限のルールはある)で戦ったら全ての格闘技で最強はどれかをテーマにした格闘青年漫画。

これだけ見ると少年誌にもありそうですが、喧嘩商売(第2部は喧嘩稼業)はそこに駆け引きの比重を多く持ってきている点が他との大きな違い。

具体的には主人公の佐藤十兵衛は勝つために手段を選ばない作中で卑怯者と呼ばれることもある存在。

そんな十兵衛も含めて、キャラによっては試合前に襲ったり罠にハメたりしようとする、試合中でも運営側に分からないように武器や毒を仕込んだりといった策略で勝負が決まることも多い。

1対1で正々堂々と戦う王道バトルとは真逆の邪道格闘マンガ、それがこの喧嘩商売です。

王道とは全く違う魅力が詰まった作品。

また、十兵衛は卑怯なことを平気で行う倫理観がない男ですが、そこに信念のようなものを持って挑んでいる。

生まれや才能が違うならそこに平等なんてありえない。

なのに、その不平等を嘆いたり、そこに合わせて戦ってどうする(スポーツなどのルールが決まったものは才能がある方がより活躍できるようになっていると言わんばかりに)

不平等ならそれを利用する。

そこを利用してむしろ有利な立場になるといった考え方は格闘技以外にも使える。

その内容と王道とは違う格闘バトルに魅力を感じて、この大人向け青年漫画おすすめランキングで1位としました。

まあ、だからといってやってることはやっぱり卑怯だと思いますがw

2位:20世紀少年

  • SF、サスペンス、ミステリー、青年冒険
  • ビッグコミックスピリッツ:1999~2006年・全22巻、2007年・全2巻(21世紀少年)で完結済み
  • 今は普通な大人達が地球の平和を守るために立ち上がる

正式名称『本格科学冒険漫画 20世紀少年』は、1970年前後の子供の頃にスケッチブックに描いた『よげんの書』が『ともだち』という謎の存在によって次々と実現されていくSFサスペンス青年漫画。

子供時代に夢見たことが次々と実現されていく。

一見、心躍るような展開ですがその実現されていく内容は悪の組織側のものばかり。

そして、それが自分たち以外の誰かに実現されていくというミステリーサスペンス要素満載の始まり。

かっては夢を抱いていた子供たちも今は現実の忙しい生活にすっかりと馴染んでしまった大人へと。

そんなかっての子供たちが『ともだち』の正体暴き、世界を救うために情熱を取り戻し立ち上がるという展開が熱い。

また、随所で入れてくる歌もイイ!

特にかってロック歌手を目指していた主人公:ケンヂの歌『Bob Lennon』がいいのですよね~

僕のお気に入りの肉屋のコロッケは~

辺りの歌詞が心に染みる。

ちなみにタイトル名は、T・レックスの楽曲『20センチュリー・ボーイ』にちなんだもの。

2008年に唐沢寿明さん主演により映画化もされています。

3位:めぞん一刻

  • 青年ラブコメ恋愛
  • ビッグコミックスピリッツ:1980~1987年・全15巻で完結済み
  • 7年半に渡る壮大なラブストーリー

青年誌だけでなく少年誌連載も含めて僕の中でNo.1のラブコメ恋愛漫画。

子供の頃に読んだ時も面白かったのですが、大人になって再度読むとさらに面白く感じた。

噛めば噛むほどに深みを増すラブコメ恋愛マンガ。

何気がいいってキャラと7年半かけて進んでいく時の流れが秀逸なのですよね~

メインとなる五代祐作と音無響子も良かったですが、恋のライバルとなる三鷹瞬が特に熱かった。

子供の頃に読んだ時はアパートの管理人としてやってくる音無響子みたいな年上女性もいいな~と思っていたぐらいで、三鷹に関しても面白い二枚目半にぐらいしか思ってませんでしたが、大人になってもう一度読むとかなり印象が変わった。

お金がなくて浪人生で特にカッコイイわけでもない主人公の五代と違い、三鷹はお金持ちでテニスクラブのコーチでイケメンとモテる要素が満載なのですよ。

そんな中、五代と共に30代の三鷹がなかなか振り向いてくれない響子を何年も追い続けるというのはなんと一途なことか。

性格も良く、響子はもちろんライバルである五代に対しても最後まで紳士的なところがカッコ良すぎる!

イケメン嫌いな僕の中で数少ない好きなイケメンの一人がこの三鷹瞬です。

4位:SHIORI EXPERIENCE(シオリエクスペリエンス)ジミなわたしとヘンなおじさん

  • 音楽、青春、学園
  • 月刊ビッグガンガン:2013年~
  • 夢を取り戻した人達の青春物語

目を閉じればはっきり見える…

俺たちロックファンの妄想が現実となった

奇跡の光景が…

『27歳が終わるまでに(音楽で)伝説を残さないと死ぬ』と取り憑かれた変なおじさん幽霊:ジミヘン(ジミ・ヘンドリクス)に言われたことから始まる物語。

そんなロックと青春とファンタジーを合わせたような青年漫画。

27歳の地味な先生がジミヘンと関わったことで大変なことになった。

最初はなんだかダジャレのようなギャグ漫画かと思ったのですが、話が進むうちにどんどん青春のボルテージが上がっていく。

実は過去にバンドを組んでいた主人公がジミヘンと関わったことで音楽への情熱を取り戻す。

そして、そこから同じように現実と夢との間で悩んでいるメンバーを加えてバンドを組んでいく姿が熱い。

そこにジミヘンやニルヴァーナなどの伝説も絡んでくるからさらに熱い。

夢を追う主人公サイドとジミヘンなどの伝説サイドで違った年代の青春が展開されるダブルスタンダードな作品となっています。

5位:ハイスコアガール

  • ゲーム、ギャグ、ラブコメディ
  • 月刊ビッグガンガン:2010年~2018年・全10巻、DASH2019年~
  • 1990年代を舞台にその時代のゲームが登場

恋に「待ちガイル」なんて
ねえと思うぜ…?

1990年代を舞台に対戦格闘アーケードやPCエンジンのゲームを絡めながら展開するちょっと変わったラブコメディ漫画。

ストII・源平討魔伝・ファイナルファイト・サムライスピリッツ・飢狼伝説・鉄拳・バーチャファイターなど、90年代を一世風靡したゲームが実名で登場する。

主人公のハルオはそんなゲームが大好きで、日常のギャグやラブコメシーンにもそういったゲームのキャラクターを脳内で登場させる。

そこが強みであり弱みでもある。

知らないでもラブコメシーンは楽しめますが、ギャグの部分はやっぱり90年代のゲームを知っていないとよく分からないものも多いですからw

よく登場するストⅡのガイルも含めて、90年代のゲームセンターネタもありますからね。

なので、この作品に関しては大人向けというより1990年代のゲームネタが分かる人におすすめな漫画ですね。

2019年からはヒロインの一人日高小春を主役とした『ハイスコアガールDASH』の連載が始まりました。

6位:恋は雨上がりのように

  • 青年恋愛、文学
  • 月刊!スピリッツ⇒ビッグコミックスピリッツ:2014~2018年・全10巻で完結済み
  • 17歳女子と45歳男性二つの視点で物語が展開

この感情に名前をつけるのはあまりに軽薄だ・・・

女子高生:橘あきらがアルバイト先のファミレス店長:近藤正己に恋するというお話。

17歳のあきらと45歳の近藤の二つの視点で物語が進行する青年恋愛マンガ。

なので、女性側はあきらに感情移入する10代や20代が多く、男性側は近藤に感情移入する30代や40代が多かった男女で年齢層が大きく変わる作品。

特に近藤側に至っては40代の人生を振り返ったり、好きな小説の話が入ってきたりしたので社会人というより30代以上におすすめな漫画ですね。

あきらとのやり取りを通して過去の自分に振り返る哀愁や、一時の感情に流されずに10代の女の子の未来を考えて行動する姿は大人のカッコよさを感じる。

逆に眩しすぎる若さと対面したことで夢も家庭もうまく立ち回れなかった姿も経験したからこその大人ならでは。

あきらの可愛さに注目する人もいますが、10代・20代男性では近藤のこの辺がよく分からなかったという声も多かったですね。

そういう人は自分が30代以降になってから読むとより楽しめるかなと思います。

7位:寄生獣

  • SF、アクション
  • モーニングオープン増刊⇒月刊アフタヌーン:1988~1995年・全10巻で完結済み
  • 宇宙から飛来した人に寄生し捕食も行う謎の生物

【新一】おれの右手は…?

【ミギー】く…食っちまった…よ

人間の体に寄生し、頭部を置き換わる形で全身を支配し(外見そのままに中身が入れ替わるような感じ)、超人的な戦闘力で他の人間を捕食するパラサイト(寄生生物)が宇宙から飛来してきた所から始まる青年マンガ。

主人公の高校生:泉 新一(いずみ しんいち)はパラサイトに襲撃されるが、間一髪で脳が乗っ取られるのは免れ、右手にパラサイトを宿し共生することに(後にミギーと名乗る)

この漫画、子供の時に読んだときはミギーなどのパラサイトが気持ち悪くて全く好きになれなかったのですよね~

名作とは聞いていたのですがそれがネックで長く封印、大人になってアニメ版を観てからハマりましたw

そういった人は周りにも多く、内容だけでなくそのビジュアルも含めて、子供や10代の学生の頃より社会人になってからおすすめしたい作品ですね。

見た目や残虐な描写もそうなのですが、人間という種の根本に迫るテーマなど非常に深い内容で大人向きになっていますから。

寄生獣は本編の他に公式アンソロジー『ネオ寄生獣』、2018年から連載が始まった新一とミギーの戦いの裏で展開されていたもう一つの物語(本編のキャラも登場)『寄生獣リバーシ』もあり。

8位:僕だけがいない街

  • ミステリー、サスペンス
  • ヤングエース:2012~2016年・全9巻で完結済み
  • タイムリープ能力を持つ主人公が完全犯罪者に挑む

これは現実なのか?

本当に(平成18年から)昭和63年に来ちまったのか?

タイムリープ能力(作中では再上映(リバイバル)という呼称)を持つ主人公:藤沼悟が過去の子供時代に戻って自分や周囲に起こる悲劇を回避するという青年漫画。

こちらは29歳の主人公が小学生時代に戻るというもの。

現在の自分の身に起こった悲劇を避けるため、小学生時代に起こった同級生の犠牲を食い止め、さらに犯人を暴くというミステリーとサスペンス要素が非常に強いおすすめ作。

2006年の平成と1988年の昭和を往復するため、社会人向けというより昭和と平成両方を知っている大人の方がより楽しめる漫画ですね。

非情に頭が切れる関税犯罪者に推理ではなくタイムリープというSF能力で立ち向かうというのが斬新。

特に小学生時代の盛り上がりは秀逸。

犯人が分からない中で様々な推理と対策を立てる見せ方が良かったですね。

9位:ラストイニング

  • 監督が主役のリアル系高校野球
  • ビッグコミックスピリッツ:2004~2014年・全44巻で完結済み
  • 思考し続けることの凄さを示す

人間を扱うにはな、D(ドッグ)、C(キャット)、M(モンキー)って、三種類に分けると都合がいいんだ

元詐欺師で部員のタイプを犬・猫・猿の3タイプに分けるなどの独特の指導法を行う監督が主人公の青年野球漫画。

スポーツもので主人公がプレーヤーじゃなく監督というのも珍しいですが、その監督が元詐欺師となると青年誌連載マンガでもほとんどないでしょう。

もちろん、ただの詐欺師ではなく元は理論派の捕手として甲子園を目指していたというバックボーンはあります。

そこから挫折で社会の裏側を経験したことにより、野球理論が表と裏を操るさらに懐が深いものになったもの。

部員を犬・猫・猿と分けたり、教育者としては問題発言や行動は目立ちますがその実力は本物。

弱小校だった高校を甲子園を狙えるレベルにまで育てていく。

しかも、その方法もスポ根などではなく、あくまで理論と試合中のベンチワークで勝ち進んでいくという点が新しい。

最後の最後までエース以外は全国レベルの選手はいない。

それでも勝つことは出来るというのを示し続けてくれた作品です。

10位:ReLIFE(リライフ)

  • 学園、恋愛、SF青春
  • comico:2013年~2018年・全15巻
  • 若返りの薬で高校生をやり直す

あたり前のように友達に会える毎日なんて、大人になったらなくなってしまうのに

あくまで28歳として高校生活をもう一度送る青年マンガ。

学生にも社会人にもおすすめの青春SFラブコメ漫画として紹介されていましたが、やはりどちらも経験した大人が読んだ方がより楽しめますね。

社会人としての自信を失ってドロップアウトしてしまった主人公:海崎新太。

そんな状態を抜け出すため、薬を使って若返り、1年間の高校生活を送る秘密の実験『リライフ』に参加することになる物語。

主な目的は社会人になってなくしてしまった自信を、高校生活を通して取り戻そうというもの。

タイムスリップなどで過去に戻り学生をやり直す作品は多いですが、こちらはあくまで見た目だけ高校生になり(身体能力なども含めて中身は大人)、期間も1年間限定というところ。

そこに周りや自分の恋愛も絡み(大人が高校生と恋はできないという葛藤)、さらにリライフ後のことも絡んでくる特殊なSF青春劇。

他の学園漫画とは違う中身が大人だからこそのおすすめ作です。

11位:LIAR GAME(ライアーゲーム)

  • ギャンブル、心理サスペンス
  • 週刊ヤングジャンプ:2005~2015年・全19巻で完結済み
  • 知恵と交渉力で戦う心理ゲーム

疑うことは決して「悪」じゃない

本当の「悪」は他人に無関心になる事なんだ

知恵や交渉力を駆使して、お互いのお金を奪い合うなどのゲームを行う『ライアーゲーム・トーナメント』が物語の舞台となるギャンブル漫画。

LIAR GAME(ライアーゲーム)というタイトルの通り、交渉や知恵だけでなく嘘をつく力も重要なゲームをプレーヤー達が戦う。

ギャンブルといっても競馬やパチンコのような運の要素にかなり左右ものではなく、駆け引きや集団戦では政治力がモノを言う。

また、同じギャンブル漫画のカイジ・シリーズとは違い、負けると命を失う・肉体的なダメージを負うといった直接的な制裁はなく、あくまで心理サスペンスに特化しているのも大きな特徴。

その分、派手さはないけれどギャンブル漫画でありながらスマートさも感じる作品となっています。

さらに、随所で飛び出すキャラクター達の人生の芯を喰ったような名言の数々も熱い。

人を疑うことは決して悪いことじゃないなど、学校などでは教えてくれない建前以外の部分にどんどん切り込んでくる。

そして、大人になって社会に出てからはこういったことを知っているのと知らないとでは人生が大きく変わってくるんですよね。

12位:ブルーピリオド

  • 美術、青春、青年漫画
  • アフタヌーン:2017年~
  • 美術が舞台の人間ドラマ

美術をテーマにしたスポ根青春物語。

文化系な美術。

けれど、そこで生きる人たちは運動系にも負けない激しさがある。

主人公はそんな美術に目覚め、家庭の事情から国立である東京藝術大学(通称:芸大)を目指すことになる。

ここで初めて味わう挫折。

今までは勉強も遊びもスクールカースト上位としてうまく立ち回ってきたけれど、才能がモノを言う美術の世界ではそうはいかない。

主人公やその他のキャラにもあまり魅力を感じませんが、そういった生々しいまでの人間ドラマが熱い作品です。

少年マンガはもちろん、青年マンガでもなかなか見られないテーマやキャラクターが特徴的。

13位:妻、小学生になる。

  • 人間ドラマ
  • 週刊漫画TIMES:2018~2022年・全14巻
  • 10年前に死んだ妻が小学生になって戻ってくる

10年前に死んだ妻が小学生になって戻ってきた。

この設定だけ見ると、ラブコメかな?って感じですが、詰まった中身が濃い人間ドラマ。

10年間、妻を亡くしたことで屍のように生きていた夫と娘との時間を取り戻す。

また、小学生として転生した家庭にも色々と問題があり…。

心温まる日常の中にホロリとくる泣きを入れてくる。

14位:王様ランキング

  • 人間ドラマ、ファンタジー、青年向け漫画
  • マンガハック:2017年~
  • 絵本のような独特の絵柄と世界観

見た目からは想像できない人間ドラマが詰まっている漫画。

絵本のような絵柄に絵本のような世界観で展開されるファンタジー。

その主人公が父親が力を得る代償として小さな身体で非力、さらに耳も聞こえない王子ボッジ。

そんなボッジの夢はみんなを守る王様になること。

が、それは周りは望んでいなくて…。

怖い人が怖い人とは限らない、優しい人もただ優しいとは限らない。

不思議な世界で展開されるストーリーとキャラは一癖も二癖もある。

15位:ケンシロウによろしく

  • ギャグ、整体師
  • ヤングマガジン:2020~2023年・全8巻
  • 新たな北斗神拳伝承者

ヤクザに母を奪われた少年は、憧れた北斗の拳のケンシロウとなって復讐することを心に誓う。

伝説の暗殺拳を体得するためにツボを極めた主人公がなった職業は整体師!

ツッコミどころの満載の伝説がここにある。

お前はもうコリがほぐれている。

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