
あなたの心のATフィールド:たくじです。
まずはこの記事を書いている2019年6月21日からネットフリックスでテレビ版と旧劇場『新世紀エヴァンゲリオン』が全世界で配信開始です。
一応ね、レンタルではAmazonでもやってましたが、ネットフリックスなら見放題で観れるというのが大きいですよね。
今回は話題に合わせたリクエストが。
エヴァ新劇場版とテレビ版&旧劇場版の違いを教えて欲しいというもの。
これはなるほどな!と思いましたね。
僕はテレビ版・旧劇場版・新劇場版と順番に見ましたし、この形で観ている人が一番多いと思いますが、
たしかにね、新劇場版しか観てない人も多いだろうなと。
旧作と新作とけっこう時間が空いてますからね。
そこで今回は、そんな新劇場版しか見てない人向けに、
『逃げちゃダメだ!』から『おめでとう!』まで、
テレビアニメ版を振り返りながら新劇場版とどう違うのかをサクッと解説していきます。
動画解説:【新世紀エヴァンゲリオン】テレビアニメ&旧劇場版と新劇場版を比較解説(約10分半)
エヴァンゲリオンシリーズとは?
- ジャンル:SFロボット
- 放送期間:1995~1996年・全26話、旧劇場版 1997年、新劇場版 2007年~(全4部作予定)
- アニメーション制作:GAINAX、カラー
- キャスト:シンジ・緒方恵美、レイ・林原めぐみ、アスカ・宮村優子、ミサト・三石琴乃
- 原作:オリジナル、結末が違う漫画版もあり
エヴァンゲリオンとは、1995年~1996年のテレビアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』から始まるシリーズ。
低予算でありながら斬新な設定と演出、衝撃的な最終回が話題を呼び、最初の放送ではイマイチ人気は出ませんでしたが、その後の旧劇場版上映前に実施した深夜の再放送で火が付きました。
そして、1997年にテレビアニメ版の続編となる『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(ほぼ総集編+25話)』と『Air/まごころを、君に(25話・26話)』を上映。
また、結末などの内容が違う漫画版も刊行されています。
さらに、2007年から序から始まるヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズも始まりました。
>>テレビアニメ版も含む1990年代アニメおすすめランキングへ
テレビアニメ版&旧劇場版と新劇場版の世界観
まずは旧作(新世紀エヴァンゲリオンのテレビアニメ版+旧劇場)と新作(ヱヴァンゲリヲン新劇場版)のおおまかな違いから解説。
新作は旧作をリメイクして作られた新劇場版ですが、まったく同じ世界観というわけではありません。
この辺はね、新劇場版の渚カヲルが、
また3番目とはね。変わらないな君は。
今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ
と序と破のラストでそれぞれ発言していたので、SFによく出てくるループ的な世界のようなものなのかなと。
まあ、ここは明確に答えが示されているわけではないのであくまで予想になりますが、新作は旧作のその後に繰り返した世界なのかなと。
それが旧作の直後なのか、その後に何度か繰り返された後の世界なのかは分かりませんが。
なので、旧作と新作は途中からまったく話が違ってきますが、SF的に言えば世界線が違うと認識してください。
テレビアニメ版1~6話と新劇場版:序を比較
まずはテレビアニメ1~6話、ここは新劇場版でいえば序に当たる部分。
シンジくんとミサトさんが出会って、ヤシマ作戦であの水晶みたいな使徒を倒すまでですね。
ここはね、ほぼテレビアニメ版と同じように新劇場版も展開します。
リメイクと言っていい感じですね。
6話を約100分でまとめているのカットされているエピソードや細かい部分の変更はありますが。
テレビ版ではポジトロンライフルと呼ばれたいたのになぜか新劇場版では陽電子砲と呼ばれていたり(意味は同じなのでポジトロンだと名称カワイイと思って変えたのかもw)
ゼーレや渚カヲルなど、テレビ版では後半まで登場しないキャラが出てきたりなど。
とはいえ、おおむね展開は同じなので、細かい部分やカットされたエピソードが気にならない人ならここは飛ばしてもいいですね。
全26話とテレビ版は長い上に、その後に旧劇場版もありますからね。
テレビ版から新劇場版を観たら、
こんなに変わった!
という感動はありますが、逆だと絵のクオリティはパワーダウンですからねw
テレビアニメ版7~19話と新劇場版:破を比較
次に、テレビアニメ7~19話、ここは新劇場版の破の部分にあたります。
アスカ来日から手が紙みたいな感じで攻撃するときに硬くなる感じの使徒にネルフ本部が襲われるまでですね。
こっからは破というタイトル通り、リメイクというよりほぼ新作の別物ですね。
まず7~19話を約110分にまとめているわけですから。
テレビ版のエピソードやスーパーロボット大戦などにも出てくるシンジとアスカのユニゾン攻撃によって倒す使徒戦など、かなりの部分がカットされています。
ストーリーの方も大筋は同じですが細部はかなり違う。
変更点が多いので主要なポイントだけを押さえて解説すると、
まずアスカ来日はテレビ版と新劇場版ではまったく違います。
新劇場版では足が長い使徒に対してアスカが空中戦を仕掛けてさっそうに登場しますが、テレビ版ではまったく違う海中の使徒とシンジと協力して戦うのがデビュー戦。
なんでもテレビ版の原画を紛失したので新規に作ったらしいですが、テレビ映像があるんだからそこからデザイン出来なかったものなんですかね?
また、アスカの設定も変わっていまして、テレビ版では式波ではなく惣流・アスカ・ラングレー。
テレビ版であった母親に対するトラウマが新劇場版ではなくなって性格に変化が。
その影響かテレビ版では加地さんラブでしたが新劇場版では一切興味を示さなくなっています。
あと、
人物でいえば新劇場版に登場するマリは旧作では一切登場しません。
次に3号機のエピソード。
新劇場版だとアスカが乗り込んで使徒に乗っ取られる展開ですが、テレビ版は他の人物が3号機に乗り込むことになります。
誰が乗るかはぜひ自分の目で確かめてみてください。
テレビ版を見て新劇場版を見ると、それに関わる心憎い演出が入っていることにも気づくと思います。
そして、ネルフ本部に侵入した使徒がレイを取り込んで、それをキッカケとして新劇場版ではサードインパクトが起こりかけますが、
テレビ版ではそもそもレイが取り込まれず、なのでサードインパクトが起こることもありません。
テレビアニメ版20話~旧劇場版(25話・26話)と新劇場版:Q&||(3.0+1.0)を比較
最後に、テレビアニメ20話~26話、そしてテレビアニメ版とは全く違う25話・26話の内容になっている旧劇場版までの流れを。
ここは新劇場版のQとは全く違います。
サードインパクトのイベントがないので14年後に時間は飛ばないので。
なので、新劇場版の最終章である||とも全く違う内容になるでしょう。
テレビアニメ版ではそのまま時間は飛ばず、
衝撃の『おめでとう!』ENDで終わりますから(見たことない人もこの衝撃ENDのネタを知っている人は多いはず)
ここで終わると訳が分からないので、必ず旧劇場版まで見てくださいw
テレビ版では投げっぱなしだった25・26話とは違う、ちゃんとした25・26話は見れますから。
旧劇場は2作品ありますが、冒頭でも触れた通り、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』は総集編+一部の25話の新作カットを一部加えたもの、『Air/まごころを、君に』に実質的な25話・26話となります。
なので、ここも面倒な場合は『シト新生』は飛ばして『Air/まごころを、君に』のみのチェックでOK。
新劇場版のエヴァを見ている人ならある程度は耐性があると思いますが、旧作はより鬱展開が多いので要注意。
特に20話以降はグイグイきますから!
ヱヴァンゲリヲン新劇場版とテレビアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』の違いを比較解説まとめ
エヴァTV版は6話までは新劇場版:序と同じ流れ。
7話からは破と大きく違って、終盤はQとは全く違う。
なので、全26話+旧劇場版全部観るのが面倒なら7話からチェックしてください。