
あなたの心のサーヴァント:すやまたくじです。
今回はそんなFGO『Fate/Grand Order(フェイトグランドオーダー)-絶対魔獣戦線バビロニア-』
最新9話の気になった部分の考察や感想をまとめて解説。
アニメ派にとっては、ゴルゴーン・ギルガメッシュ・イシュタルと今回も気になる部分が満載でした。
動画解説:【FGO-絶対魔獣戦線バビロニア-9話】おはようイシュタルならぬ遠坂凛の感想・考察(約12分)
目次
FGO『Fate/Grand Order(フェイトグランドオーダー)-絶対魔獣戦線バビロニア-』9話の感想・考察
8話の牛若丸やスパルタ王ことレオニダス一世のバトル回から一転、9話では圧倒的な強さを見せたゴルゴーン対策のためにイシュタルを仲間にする回でしたね。
ちなみに、わたくしは原作ゲームはやったことがないアニメ派。
なので、アニメ派目線で考察や感想を語っていきたいと思います。
原作ゲームをやっていたら当たり前のことも、アニメ派したらチンプンカンプンな所がけっこうありますからね。
今の流れからアニメではその辺の謎は詳しく解説されないと思うので、その辺も調べて解説したいと思います。
また、FGO-絶対魔獣戦線バビロニア-が初のFateシリーズという人も意外と多くいる。
そのため、他のFateシリーズを観てないとよく分からない人向けの解説も加えていきます。
ゴルゴーンって何?
9話の初っ端に出てきた気になる部分はゴルゴーンの正体。
敵はティアマト神の権能を持った女神ゴルゴーン!というセリフが出てきましたが、この辺は神話に詳しくないとティアマト神とかゴルゴーンとか言われても訳ワカメでございますよw
なので、わたくし調べてみました。
ゴルゴーンとはギリシア神話に登場する醜い女の怪物のこと。
アニメでも解説していた通り、ゴルゴーンはステンノー、エウリュアレー、メドゥーサの3人の姉妹からなる怪物。
そのため、ゴルゴーンよりメドゥーサの方が知っているという人も多いんじゃないかなと思います。
見た者を石に変える能力を持つ(ゴルゴーンにもその能力はありますが)非常に強力な怪物。
ここがややこしいんですけれども、ゴルゴーンは三姉妹全員からなる怪物、メドゥーサはその中の一人ということですね。
メドゥーサは女神アテナの盾を借りた英雄ペルセウスに退治されてしまいますが。
また、アニメや漫画ではこのメドゥーサの石化能力を使うキャラクター多く登場し、これで石化=ゴルゴーンよりメドゥーサのイメージが強い人が多いんじゃないかなと思います。
例えば、ギリシア神話をテーマにした聖闘士星矢では、メドゥーサの盾が登場して猛威を振るっておりました。
聖闘士星矢ではアテナの盾ならぬ、ドラゴンの盾で対抗して、最後はドラゴンの拳でギャーン!と盾ごと粉砕するわけですが、それはまあ置いておいて。
ちなみに、ティアマト神の方はメソポタミア神話に登場する原初の海の女神。
つまり、ここがややこしいんですけれども、ティアマト神とゴルゴーンは本来別人でございます。
ゴルゴーンは今回の舞台であるメソポタミアではなくギリシアですし、そもそも女神ですらないですしね。
FGOの世界では、ゴルゴーンがティアマト神のポジションに入っているということ。
なので、敵はティアマト神の権能を持った(ティアマト神の権利を行使できる存在ということ)女神ゴルゴーン!ということでしょう。
ゴルゴーン退治はギルガメッシュじゃダメなの?
ゴルゴーン対策のために英雄王ギルガメッシュが取った方策は女神イシュタルを仲間にすること。
女神対策に女神を仲間に引き入れることは悪くないのですが、僕のようにアニメ派の人は思いませんでした?
え?ギルガメッシュが退治すればよくねえ?
って。
Fate/stay nightではあれだけ圧倒的な強さを見せていたので。
Fateシリーズを知らない方のために解説すると、Fateシリーズの第1作であるFate/stay nightでギルガメッシュはラスボスの一人。
Fate/stay nightではサーヴァントとして2000年代の日本に召喚されて大暴れ。
この世の財宝は全て我(オレ)の物
といったジャイアンもびっくりのセリフもバンバン飛び出すなど、金ピカの鎧や表情など英雄王というより暴君という感じ。
FGOでも何度か見せている王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)では、地上のあらゆる伝説の武器を叩きつけるチート技であらゆる英雄や怪物、神なんかも蹴散らしておりましたから。
Fate/stay nightを見ていた身としては、これを使えばゴルゴーンも簡単に倒せるんじゃないの?と思う所ですが、FGOのギルガメッシュはFate/stay nightのときほどは強くないのかなと。
3話や5話で見せたFGO版ゲート・オブ・バビロンはFate/stay nightの数が少なく、伝説の武器などが出てきて無数に叩きつけるという攻撃はしてませんでしたからね。
また、5話のエルキドゥとの戦闘後にギルガメッシュ自身が『あやつがその気なら、貴様らと共に死んでいたわ』と言っています。
原作ゲームがもっと強い設定みたいで、自らがあまり戦わない理由があるみたいですが、アニメだとこの辺の設定が違うのかもしれませんね。
そして、FGOでも少し触れていましたが、若き日のギルガメッシュは暴君と呼ばれており、エルキドゥと出会って、さらに冥界より帰還して王として成長を果たして賢王と呼ばれるようになりました。
つまり、Fate/stay nightの時は若き暴君の頃のギルガメッシュが召喚され、FGO-絶対魔獣戦線バビロニア-ではその後のギルガメッシュなので性格や能力も違うみたいです。
ちなみに、この時のギルガメッシュはこう見えて100歳を超えてるとか。
そりゃ肉体的な面も考えると若い日よりも戦闘力は落ちますわな。
金星の女神イシュタルって何者?
女神イシュタルって何者よ?
ゴルゴーンと同じく神話に詳しくない人だったらよく分かりませんよね。
しかも、この第9話のタイトルには金星の女神ってなっていますし。
イシュタルについては今後アニメで詳しく解説されるかもしれないので、ネタバレが嫌な方はここでストップしてください。
イシュタルはメソポタミア神話における愛と美の女神。
戦・豊穣・金星・王権など多くの神性を司る女神とされています。
FGOではこの内の金星の部分に重きを置いているようで、今回のタイトルのように金星の女神というわけなんでしょうね。
また、FGOでは9話で解説された通り女神そのものではなく、相性のいい人間の身体に憑依された疑似サーヴァント。
本来は金髪で豊満なボディをしているそうですが、現在は依り代となった少女の見た目となっております。
本来に近い金髪姿は今回の9話や6話でも少し登場していますね。
今回見せた二重人格っぽい所は、7対3と言っていたイシュタルと依り代の少女の性格が溶け合った影響か?
もしくはイシュタルには冥界を支配する死の女神エレシュキガルという姉がいるため、その影響の線もありそうですね。
依り代はなぜ遠坂凛の姿?
なぜ依り代の少女は遠坂凛の姿をしてるんだ?
ここもアニメ派だったらずっと思っていた部分でしょう。
他のFateシリーズを観てない人向けに解説すると、遠坂凛とはギルガメッシュと同じくFate/stay nightに登場したヒロインの一人。
画像を見て分かる通り、FGOのイシュタルと見た目はそのまんま。
担当声優も同じ植田佳奈(うえだかな)さんと声まで同じ。
イシュタルは相性のいい人間の身体に憑依した疑似サーヴァントですが、この憑依した人間というのが調べてみたらそのまんま遠坂凛だったみたいです。
2000年代の日本人である遠坂凛がなぜメソポタミアにいるんだ?という疑問が出てきますが、サーヴァントの召喚のときと同じく、依り代となる人間も時代に関係なく召喚されたからということらしいです。
サーヴァントは時代や国に関係なく、現在や未来、神話や並行世界の英雄まで召喚できるというチートシステムなので、それと同じというわけですね。
FGOのイシュタルはこの遠坂凛の性格も受け継いでいるため、本来のイシュタルより善良が増し残忍さが引っ込み、頭に血がのぼりやすい猪突猛進な部分もあるとのこと。
また、9話のメインでもある宝石で女神を競り落とすにもそれがよく見て取れました。
遠坂凛も宝石を使った魔術を得意として大事にしており、
今回の9話で見せた宝石に対するリアクションは宝石好きの本来のイシュタルと、イシュタルとは違った意味で宝石好きな遠坂凛二人の宝石に対する思い入れダブルに発揮された表情になっていたんじゃないかなと思いますw
FGO『Fate/Grand Order(フェイトグランドオーダー)-絶対魔獣戦線バビロニア-』9話の感想・考察まとめ
FGO9話はイシュタルと遠坂凛がダブルに楽しめた回。
けれど、原作ゲームやってないとこの辺はかなり伝わりづらいよねと。