あなたの心のハリウッド:すやまたくじです。

アニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回はそんな夏アニメ『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』の感想・考察ー!

大どんでん返し♪

今期3本目は、豪華スタッフと世界に発信するフジテレビの本気が詰まった『グレートプリテンダー』

見逃し厳禁な圧倒的な完成度。

わたくしはネットフリックス先行配信で見ましたが、テレビ放送はこの動画を撮っている今日の深夜。

本当はこの動画も明日出した方がいいのですが、明日はリゼロがあるので前倒しで出しました。

なので、ネタバレが嫌な方は作品を観てからこの動画を見て頂ければと思います。

動画解説:ハリウッド映画級アニメ【グレートプリテンダー(GREAT PRETENDER)】1話の感想・考察(約11分)

アニメ『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』第1話の感想・考察

計算し尽された完璧な第1話。

制作陣と、そしてフジテレビの本気が詰まってましたね。

今まで少なくとも3000作品以上はアニメ見ていると思いますが、その中でもこの第1話はトップクラス。

それぐらいの出来。

日本の詐欺師とフランスの詐欺師が世界を相手に行うコンゲーム(信用詐欺)

実写的、そしてハリウッド的なテーマなので、人によっては『アニメ的じゃない』とか『美少女が出ねえなら見えねよ』と0話切りしようとしている人もいるでしょう。

が、好みじゃなくてもまずは1話だけでも見ないと損をする。

そう断言できる完成度、そしてハリウッド映画的なテーマをアニメに落とし込んだ面白さがある。

テレビで見てないとか、ネットフリックスを契約してないからと環境に見れない人も検討の価値あり。

ちなみに、ネットフリックスは1ヶ月のみなら無料、そしてグレートプリテンダーは現時点で14話までネットフリックスで配信されているので、それを見てから一ヶ月以内に解約すればタダですから。

また、グレートプリテンダーはマンガ版も出ています。

ブログ版、または動画の概要欄で漫画版を試し読みできるようにしています。

気になる方はそちらもチェックしてみてください。

>>グレートプリテンダーも含む2020年夏アニメおすすめランキングへ

>>グレートプリテンダーも対象ドラマ系アニメおすすめランキングへ

豪華アニメスタッフとドラマ界の大物

第1話の内容に触れる前にここを語っておかないといけない。

グレートプリテンダーと他のアニメとの大きな違い。

それが豪華アニメスタッフとドラマ界の大物ですね。

エヴァンゲリオンの貞本義行(さだもとよしゆき)がキャラクターデザインを務め、進撃の巨人のWIT STUDIO(ウィットスタジオ)がアニメ制作を行う。

まあ、豪華アニメスタッフについては他の作品でもよくあります。

目玉となるのはドラマ界の大物。

『相棒シリーズ』『ALWAYS 三丁目の夕日』『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』などの数々のテレビドラマや実写映画を担当した脚本家:古沢良太(こさわりょうた)がシリーズ構成・脚本として参加しているところ。

わたくしのように実写に興味がない人でも、一つぐらい作品名は知っているでしょうという大物脚本家。

『コンフィデンスマンJP』は『グレートプリテンダー』と同じ信用詐欺をテーマにしているので、ハリウッドよりも古沢良太作品的と思うかもしれない。

わたくしは見たことないので、ハリウッド!っていう感覚でしたけれど。

そして、違うジャンルの大物脚本家がアニメに参加してくることはめったにない。

これだけでも業界にとっては大事件でしょう。

もちろん、豪華スタッフやドラマ界の大物脚本家を起用したところで、うまくいかないものはうまくいきません。

アニメ好きだったら、豪華スタッフと宣伝しておいて、イマイチだった作品をいくつも知っていることでしょう。

わたくしもたくさん記憶にあります(でも、タイトルは言わない。心の中だけに秘めておいて)

しかし、このグレートプリテンダーでは、古沢良太の得意なジャンルを扱うことでその力を十分に引き出し、そして演出やカラフルな街並みなどでアニメ的な面白さも追求した。

結果、それぞれの良さがバチコーン!とハマった個性的なアニメが爆誕しました。

 

ハリウッドなラスト

さあ、こっからその第1話について触れていきましょう。

まずここに触れないわけにはいかないでしょう。

大どんでん返しのお見事なラスト。

あのラストですべてがひっくり返る。

『ティッティティー!』って感じの終わり方(この音楽はハリウッドじゃなくてドッキリですけれどw)

冒頭のおばあちゃんも相棒さえも、すべてがエダマメを騙すための仕込みだった。

全米が驚いた!

って感じで、海外の映画館で上映してたら全員スタンディングオベーションとかしそうなラストでした(日本だとそういう文化ないのでやらないと思いますが)

わたくしも『ティッティティー!』の音楽と共に『ザ・ハリウッド!』という文字が脳内に駆け巡りました。

子供の頃に最後に大どんでん返しを持ってくるハリウッド映画を観たことがありまして。

タイトル忘れちゃったんですけれど、身内に騙されて主人公が最後絶望して飛び降り自殺したら、なぜか下にマットが敷いてて、そのマットで助かった主人公にそれまで登場したキャラが一斉に『誕生日おめでとう!』と出てくる

というサスペンスミステリーと見せかけて壮大なドッキリだったというオチだったんですが、その作品を思い出しましたね。

なので、どういった大どんでん返し作品を見たかによって、ハリウッド的!とか、あのドラマ的なとか、色々と印象が変わるアニメですね。

 

自称・日本一の天才詐欺師エダマメは引き立て役

そして、その衝撃のラストを見た後に、もう一度最初から見直してみると、本当に一つ一つの演出に無駄がない、仕掛けだらけの作品なんだなと気付きます。

二人の主人公エダマメ視点とローラン視点で、この第1話の仕掛けを振り返っていきましょう。

自称・日本一の天才詐欺師。

そういうだけあって、最初の浄水器を売りつける一連の流れはお見事でしたね。

相棒をまずは囮にして、その後にすかさず回収する。

ただ、それ以外の部分は基本的には場当たり的でしたよね。

ローランが戦略的な作戦で大金を稼ぐコンフィデンスマン(信用詐欺師)なら、エダマメは小手先のテクニックで小銭を稼ぐケチな詐欺師といった感じで。

1話目のエダマメはローランと引き立て役として、しっかりとピエロを演じてました。

また、エダマメ目線で物語を見ると、ちょいちょいおかしな部分があるんですよね。

分かりやすい所で言うと、ケチな詐欺師一人捕まえるためにあんなに刑事来ないだろうと(しかも、アパートの前であんなに分かりやすく車停めたら気付かれて逃げられるし)

相棒なんて屋根裏に逃げてるし、それじゃあ逃げ場所がないだろうって感じですからね。

が、これらは全てエダマメをハメるための罠だったとは。

最初はアニメ的な分かりやすい演出なのかな?と思っていたら、オチを見た後に気付く計算し尽くされた構成。

お見事!

 

ローランの圧巻の仕掛け

さらに、第1話をもう一度見直すと衝撃を受けるのがローランサイド。

ローランの何気ない行動のすべてに仕掛けがあった。

一つ一つのシーンにまったく無駄がないことに気付きます。

最初の登場での分かりやすい財布を入れ替えるシーン(一瞬ですけどしっかりと入れ替えている動きが描かれています)

その他のタクシーで空港に向かうシーンとか、ドロップの缶をエダマメのリュックに忍ばせるシーン、スーツショップでのエダマメに対するファッションチェックのシーンとか

すべてがエダマメをハメることに繋がっている。

1回した観てない人は、ラストの流れを頭に入れてもう1回見てみてください。

ローランの何気なくやっている一つ一つの行動に『あーっ!』って、戦慄を覚えますから。

どこまでが計算でどこまでが偶然なのか?

タクシーの運転手や空港のカップルもローランがやっぱり仕込んでいたのでしょうか?

そして、仕込みといえば、最初のおばあちゃんとエダマメの相棒ですよね。

エダマメ一人を仲間に引き込むためになんとも壮大な詐欺。

そこまでしてエダマメを仲間に引き入れる理由はなんなのか?

ただの捨て駒にしては、手間とお金がかかりすぎですからね。

 

豊臣秀吉はエダマメの天下取りの暗示?

ここまで色々と仕込んでいるんだったら、エダマメのカプセルトイ(ガチャガチャ)のフィギュア集めにも何か意味があるんじゃないでしょうか。

特に冒頭で引き当てた豊臣秀吉の武将フィギュア。

数多くいる武将の中でも、織田信長でも徳川家康でも人気の真田幸村でもなくて豊臣秀吉。

エダマメが作中で自分でも言ってましたが、詐欺師の世界か何かは分かりませんが、天下取りの暗示。

その才能にいち早く気付いたローランが、仲間に引き入れるためにあんなに手間とお金を使ったとなれば、一応筋は通りますよね。

また、エダマメも詐欺師で稼いでいるみたいなのに、ボロアパートに住んで、英語の訛りは田舎者みたいな喋り方。

この辺も農民から(ここは色々と諸説がありますが)天下人になった豊臣秀吉に設定を合わせているのかもしれない。

となると、ローランが織田信長のポジションなのか?

今後明かされるであろうエダマメの才能や二人の関係性にも注目して見ていきたいですね。

 

アニメ『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』第1話の感想・考察まとめ

グレートプリテンダーは、ハリウッド映画級のクオリティが期待ができるアニメ。
そして、ドラマ界の脚本家が仕掛ける伏線満載。
一度だけじゃもったいない、二度見ることでさらにその仕掛けが楽しめる作品です。

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