
あなたの心の覇権アニメ:たくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな歴代覇権アニメ一挙紹介ー!
約半世紀分♪
そんな歴代の覇権アニメを1978年~2023年までまとめました。
歴代全覇権アニメ!年代別円盤売上ランキング&おすすめ人気No.1
今回はBlu-rayやDVDなどの円盤売上で年間トップを取った歴代全覇権アニメを、1978年~2022年まで、約半世紀のデータを集計。
1978年より前の作品の数字も飛び飛びであったのですが、どうせなら連続で発表したいので1978年からとしました。
全巻のデータがないアニメも多いので、今回は平均ではなくて第1巻の売上。
2000年以前についてはデータがない作品も多いので、テレビアニメだけじゃなくOVAも対象、円盤もLD・ビデオテープ・後に発売されたメモリアルBOXなど、データがあった数字になるのでご了承ください。
2000年以前のアニメはあくまで参考程度に、またこの作品の方が売れてるよとか、1978年以前の作品も含めて、情報があったら教えて頂ければうれしいです。
1978年:未来少年コナン 24,604枚
未来少年コナンは、スタジオジブリの宮崎駿の実質的な監督デビュー作。
最終戦争で滅亡した世界を舞台に、主人公コナンを中心としたそれにも負けずに力強く生きる人々を描くSF冒険アクション。
こっからスタジオジブリで魅せた宮崎駿アクションがガンガン登場しています。
また、このコナンの第2作を作ろうとした企画から『天空の城ラピュタ』や『ふしぎの海のナディア』も生まれています。
この作品をキッカケとなって数々のクリエイターを影響を与えた伝説的なアニメ。
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1979年:機動戦士ガンダム 79,846枚
リアルロボットアニメの伝説はここから始まった。
記念すべきガンダムシリーズの第1弾は、サンライズと富野由悠季監督のタッグによって生まれた。
地球連邦軍と宇宙を拠点とするジオン軍との戦争を軸に、そこにロボットアクションと大河ドラマのような群像劇を加えて大ヒット。
今なお続くガンダムシリーズはもちろん、2000年以前のロボットアニメブームを作った立役者の一つであることは間違いない。
1980年:伝説巨神イデオン 推定3,000~5,000枚
またしても、サンライズ&富野由悠季監督のタッグによって生み出されたロボットアニメが伝説巨神イデオン。
ここは詳しいデータがないので推定となります。
宇宙に進出した人類が宇宙人と出会い、泥沼の戦いに発展していくという物語。
そして、途中で打ち切りになったせいで泥沼のテレビ版最終回。
さらに、完結編として作られた映画版もストーリー的には泥沼の結末。
全アニメの中で一番のバッドエンドといったらこのイデオンを挙げる。それぐらいインパクトのある終わり方でした。
1981年:うる星やつら グッズ売上100億円(うち33万円のLDが6,000セット。Blu-rayに換算したら約28万枚)
高橋留美子の偉業はここから始まった。
宇宙人美少女・ラムが地球にやって来たことから始まるSFラブコメディ。
ラブコメアニメの歴史も、ここから始まった元祖ラブコメアニメ。
円盤売上は不明ですが、ラブコメという今までになかった新しいスタイルで旋風を起こし、なんとグッズ全体の売上が100億円以上。
全話収録したLDセットを33万円で全部で6,000セット発売したらしいのですが、それが予約段階で完売しちゃったという偉業も達成しています。
ちなみに、LDの売上を今の円盤価格7,000円に置き換えたら、約28万枚売れた計算になります。
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1982年:超時空要塞マクロス 4,533枚
ガンダムに対抗するロボットアニメといったらこのマクロシリーズ。
今なお続く、戦闘機が変形するロボットアクション・歌・三角関係の恋愛ドラマが特徴のそんなマクロスシリーズの第1弾がこの超時空要塞マクロス。
この一弾の歌姫となったリン・ミンメイは爆発的な人気となり、歌売れまくり、担当声優の飯島真理さんは最初のアイドル声優と呼ばれるほどの社会現象を起こしました。
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1983年:聖戦士ダンバイン 13,418枚
ガンダムのサンライズ&富野由悠季監督のタッグ再び。そして、このダンバインは異世界ファンタジーアニメの元祖でもあります。
異世界に召喚されて、特別な力を持つ聖戦士となり、ロボットに乗って戦う。
ロボットの部分は今はないですけれど、異世界召喚により特別な力をゲットする。
今流行りのなろう系に通じる部分もあり、元祖として今の異世界アニメに影響を与えていることは間違いないでしょう。
1984年:北斗の拳 8,729枚
「お前はもう死んでいる」などの数々の名言を生み出した少年ジャンプの大人気を原作としたハードボイルド格闘アクションアニメ。
核によって滅亡した世界を舞台に、一子相伝の暗殺拳北斗神拳の伝承者ケンシロウが悪党を退治していく。
ヒャッハー!といった分かりやすい掛け声と見た目の悪党を、ケンシロウが一撃必殺で次々と葬っていく爽快感と、ボス戦では漢字の漢と書いて男と読む拳法家同士の熱い戦いが見れるのが魅力。
1985年:機動戦士Zガンダム 54,994枚
機動戦士ガンダムから7年後の世界を描いたテレビシリーズの第2弾。
基本軸はそのままに、ストーリー・世界観・ロボットアクションなどをパワーアップ。
ファーストガンダムは見てないけれど、このZからガンダムファンになった人も多い人気作。
1986年:機動戦士ガンダムZZ 26,028枚
ガンダムシリーズが覇権アニメを連覇
機動戦士ガンダムZZは、Zガンダムのすぐ直後の続編。
主人公を交代し、明るいガンダムをテーマに放送されましたが、19話以降はいつものシリアスな雰囲気に変わりました。
1987年:シティーハンター 14,198枚
2019年に公開された劇場版も大成功。
シティーハンターは、週刊少年ジャンプの発行部数5000万部突破の人気漫画を原作としたハードボイルドアクションコメディ。
こちらもサンライズ制作なので、制作会社としては三年連続覇権アニメ。
新宿を拠点とするスイーパー『シティーハンター』の活躍(主に美女のボディガード)を描く。
ハードボイルド展開に加え、いつもは三枚目、でもやるときは二枚目になる主人公・冴羽りょうが男女共に大人気。
また、ラストシーンにEDを被せてくる手法を最初に採用したアニメでもあります。
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1988年:トップをねらえ! 40,286枚(OVA)
トップをねらえ!は、宇宙怪獣と人類の戦いを描く熱血ロボットアニメ。
主人公は美少女でありながら、必殺技を叫びまくるなど、体育会系の熱血要素を取り入れているのが特徴。
また、制作はテレビ版の『新世紀エヴァンゲリオン』を担当したガイナックス、監督も庵野秀明(あんのひであき)となっています。
1989年:ドラゴンボールZ 40,065枚
世代じゃなくても説明不要でしょう。鳥山明先生の発行部数2億6000万部の国民的マンガを原作とした国民的アニメ。
漫画だけじゃなくて、映像ソフトも売れまくっていました。
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1990年:ふしぎの海のナディア 41,345枚
ガイナックスと庵野秀明監督のタッグ再び。
しかも、こっちはキャラデザもエヴァと同じ貞本義行(さだもとよしゆき)
天空の城ラピュタと共に、こちらも未来少年コナンを元に生まれたある意味で姉妹作みたいなもの。
ただ、不思議な少女と出会ったことで始まる冒険は同じですが、中盤からはSF要素満載。
むしろエヴァとの繋がりを感じさせる。
というか、エヴァは元々このナディアの続編として制作しようとして、それを断念して新たなに作ったアニメ。
そのため、エヴァにはそこかしこにこのナディアと繋がりを感じさせるものがあります。
1991年:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 65,927枚(OVA)
再び覇権に戻ってきたガンダムシリーズのOVA版。
ただし、先程出てきた作品と違って、サンライズ制作は同じですが、富野由悠季監督じゃないのが大きな違い。
この0083は今までのガンダムシリーズと違い、ニュータイプといった感覚的な部分を一切排除し、軍人と軍人の戦い。
ロボットバトルをより際立たせる作風になっています。
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1992年:超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN- 20,915枚(OVA)
超時空要塞マクロスから80年後を描いた続編。
当然ながら前作からキャラも一新。
今回は主人公が民間人でヒロインがパイロット。
歌を戦意高揚の兵器として用いるなど、前作から変化を付けた設定となっています。
1993年:美少女戦士セーラームーン 33,161枚
女児アニメの国民的アニメと言ったらこのセーラームーン。
女性だけでなく、男性のファンも多い。
こちらもドラゴンボール同様、説明不要でしょう。
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1994年:逮捕しちゃうぞ 32,800枚(OVA)
逮捕しちゃうぞは、『ああっ女神さまっ』の藤島康介(ふじしまこうすけ)先生の漫画を原作とした美人婦人警官コンビを主役とするOVAアニメ。
日常コメディを軸に、アクションやカーチェイスも魅せてくる。
ちなみに、このOVA版以外にも4度テレビアニメ化もされている人気作。
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1995年:新世紀エヴァンゲリオン 177,234枚
こちらも説明不要でしょう。ガイナックス×庵野秀明監督によって生まれたエヴァのテレビシリーズ(ちなみに、新劇場版の制作会社はカラー)
テレビ版の衝撃的な最終回は話題となりました。
でも、初回放送のときはたいして人気はなく、旧劇場版に合わせた深夜の再放送で火がついた。
その再放送の人気が、今では定番の深夜アニメ枠が作られるキッカケになったとも言われてます。
結果、映像ソフト177,234枚は全年代で圧倒的歴代1位、今後も抜かれることはないでしょう。
1996年:機動戦艦ナデシコ 44,012枚
機動戦艦ナデシコは、SFロボットアニメにラブコメ要素を取り入れた画期的な作品。
シリアスな恋愛はマクロスシリーズが入れてましたが、ライトのノリのラブコメを取り入れたのはこのナデシコがパイオニア。
ラブコメ以外のSF要素もかなり細かく設定されてましたが、全26話で収めるためにその辺の謎はかなりカット。
本当は100話ぐらい使って描きたかったらしいです。
1997年:勇者王ガオガイガー 26,005枚
スパロボやったことある人ならお馴染みの必殺技なんかを叫びまくる熱血ヒーローロボットアニメ。
勇者王ガオガイガーは、サンライズが送る勇者シリーズの第8弾、最後の作品となります。
機界生命体ゾンダーなどと、地球はもちろん、宇宙も股にかけて戦う壮大なストーリー。
1998年:カウボーイビバップ 54,339枚
男が男に惚れる、そんなカッコイイオリジナルアニメがここにあります。
カウボーイビバップは、おんぼろ宇宙船「ビバップ号」に乗って旅する賞金稼ぎたちのSFハードボイルドアクション。
ジャズ・ブルース・ロック・テクノなど多彩なジャンルの音楽をBGMとして使用し、男たちのクールな生き様とセリフ、そして様々なジャンルを織り交ぜたストーリーは他のアニメでは見られないようなオンリーワンな世界観を作り出しました。
ボクの中でも、今なおNo.1アニメと言ったら、このカウボーイビバップを挙げます。
1999年:無限のリヴァイアス 14,729枚
無限のリヴァイアスは、サンライズ制作の宇宙船にとり残された少年少女たちのSFサバイバル。
宇宙ステーションが何者かによって襲撃され大人は全滅。
リヴァイアスに逃げ込んだ少年少女487人が敵と戦いならが逃避行を続け、リヴァイアスの中では少年少女のヒエラルキー争いが行われるという内と外でそれぞれのドラマを魅せてくれるアニメです。
2000年:ラブひな 28,950枚
ラブひなは、週刊少年マガジンの発行部数2000万部突破の人気漫画を原作としたハーレム系ラブコメ。
東京大学への合格を目指す主人公が女子寮「ひなた荘」の管理人となるうらやまけしからん!展開。
原作もアニメも大ヒット、マガジンを代表するラブコメの一つです。
2001年:まほろまてぃっく 16,158枚
まほろまてぃっくは、漫画を原作としたアンドロイドと人間のSFラブコメアニメ。
ラブコメだけでなく、バトルアクションやお色気にも力を入れている作品です。
ちなみに、アニメ制作はシャフトとガイナックスが行っています。
2002年:機動戦士ガンダムSEED(シード)71,081枚
再びガンダムシリーズが戻ってきました。
そして、伝説的なアニメ枠、土曜夕方6時の土6枠の記念すべき第1弾。
この時代は土曜6時に気合の入ったアニメが1年間とか、長期スパンで放送されていたんですね。
そんな第1弾の機動戦士ガンダムSEEDは、21世紀のファーストガンダムを合言葉に、原点回帰を目指して制作された。
ファーストガンダムとの直接的な繋がりはありませんが、随所にオマージュを感じさせる設定やシーンを入れてきた。
結果、女性も含めて新たなファンの獲得に成功しました。
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2003年:鋼の錬金術師 64,992枚
土6枠の第2弾でもある鋼の錬金術師は、発行部数7000万部突破の人気マンガを原作とした錬金術が存在する世界でのバトルアクションダークファンタジー。
「死生観」や「人間の定義」をテーマとしたストーリーが人気を集め、「立って歩け、前へ進め」など数々の名言も生み出しました。
ちなみに二度アニメ化されていて、この一度目は原作を参考にしつつもオリジナル展開なのに対し、2009年の二度目のアニメは原作準拠の内容となっています。
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2004年:機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シード デスティニー)80,635枚
土6枠の第3弾は、ガンダムSEEDの二年後を描く完全なる続編。
新たなキャラクターが主人公になるも、途中で旧作の主人公と交代するという衝撃な展開も起こったアニメ。
ちなみに、これで土6時枠が覇権アニメ三連覇。
土6は四作品目に『BLOOD+(ブラッドプラス)』という作品がありますが、ざんねんながらこちらは覇権は取れず、四連覇は達成できませんでした。
2005年:AIR(エアー)26,091枚
記念すべき深夜アニメ初&京アニ初の覇権。
二つの意味で記念すべきアニメ。
しかも、このエアーは放送当時はBSでしか放送されてなかったのに、覇権を取るという快挙を成し遂げています。
そんなエアーは、『Key』のゲームを原作にあの京アニが制作した恋愛ファンタジー。
2000年代は泣きゲーのKeyと京アニのタッグが3回組んですべて名作を生み出していた。
その第1弾がこのエアー。
もちろん、このエアーも泣ける!そして、京アニの快進撃はここから始まった。
2006年:コードギアス 反逆のルルーシュ 62,527枚
今なお続く、コードギアスシリーズの第1弾がこの反逆のルルーシュ。
主人公がダークヒーローでギアスという相手に強制的に命令できる力を手に入れて、帝国に反逆していくという非常に壮大なストーリー。
そこにSFロボットアクションも加えて、男女共に大人気のアニメとなりました。
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2007年:機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)42,415枚
土曜6時に再びガンダムが戻ってきた再び覇権へ。けれど、これが土6枠の最後のアニメ。そして、深夜アニメ以外ではこれが最後の覇権アニメとなりました。
今までのガンダムと比べるとよりヒーロー的で、より必殺的で、よりイケメン的な印象。
その影響か、ガンダムシリーズの中でも特に女性人気も高い作品となっています。
2008年:マクロスF(フロンティア)64,981枚
ガンダムと違って、こちらは久しぶりに戻ってきたマクロスシリーズ。
今までのシリーズとの最大の違いは、今度は歌姫が二人いて、一人は昔ながらの正統派のアイドル的な歌姫。もう一人はカワイイよりカッコイイのアーティスト風な歌姫。
そして、主人公は元歌舞伎役者のイケメンということで、全シリーズで一番熱い三角関係と言われ、こちらも女性ファンも非常に多い作品。
2009年:化物語 82,803枚
シャフトの名前を一気に轟かせた物語シリーズの第1弾。
主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)と彼に出会った少女たちの、「怪異」に関わる不思議な青春物語
オンリーワンな世界観で展開する日常パートでは少女たちと漫才のようなやり取りを行い、そして怪異パートではシリアス、ときにシニカル締める。
見た後になんとも言えない不思議な気持ちになる作品です。
2010年:けいおん!!(2期)42,433枚
京アニが再び伝説を作った。ガールズバンドをテーマにした日常コメディが覇権奪取の快挙。
まったり感がウリの日常ものの弱点である盛り上げの少なさを、バンドのライブシーンによって一気に解決した。
ライブシーンはもちろん、その音楽も名曲揃いで、主題歌などの関連音楽はもちろん、登場人物が使っていた楽器なども売れまくり。
深夜アニメでありながら、一般層でも知る人が増えるほど、一大ブームを起こました。
2011年:魔法少女まどか☆マギカ 80,089枚
京アニに負けるか!と言わんばかりに、シャフトもまた物語シリーズとは違う伝説アニメを生み出しました。
続編映画『ワルプルギスの廻天(かいてん)』も制作決定。
朝に放送されていそうなカワイイ見た目の魔法少女ものでありながら、その中身はどエライハードなダークファンタジー。
このギャップの大きさに心を持って行かれるアニメファンが続出しました。
2012年:偽物語 65,133枚
シャフト二連覇。
化物語に続く、物語シリーズの第2弾。
2と3とかじゃなくて、化とか偽とか傷とか前の部分が変わるタイトルなので、見る順番が分かりづらいのが物語シリーズの弱点。
今回は化物語では出番が少なかった主人公の妹たちがヒロイン。
2013年:進撃の巨人 83,683枚
発行部数1億部を超えるこちらも国民的マンガを原作としたダークファンタジー。
特にアニメ版では巨人と人類の戦いを描いた立体機動兵器のワイヤーアクションが芸術的。
アニメのバトルはここまで出来るんだ!ということを見せ付けました。
2014年:ラブライブ!(2nd Season)116,266枚
今度のサンライズの覇権アニメは、本気のアイドルアニメ。
気合入れまくりのライブシーンに、それを担当声優がリアルでも行ってどっちも楽しめる。
結果、ラブライバーという熱狂的なファンも生まれたよ。
2015年:おそ松さん 114,548枚
昭和名作、赤塚不二夫先生の『おそ松くん』を原作に大人になった六つ子の日常を描いたブラックコメディ。
制作サイドも放送前は、昭和のシンプルなキャラデザがウケるのか?と不安に思っていたみたいですが、フタを開けてみたらびっくりの大人気で覇権アニメへ。
しかも、男性人気中心だった旧作と違って、おそ松さんは女性から圧倒的な人気を集める意外な結果となりました。
2016年:ラブライブ!サンシャイン!!83,384枚
ラブライブの第2シリーズ。
新たなグループの新たな物語。
第1シリーズ以上に気合の入ったライブでしっかりと結果を残しました。
2017年:けものフレンズ 6.6万部(本扱い)
朝に放送されていそうなほのぼのとした世界観でありながら、深いテーマでけもフレブームを巻き起こした。
定番の深夜アニメ以外のスタイルでも、工夫次第で戦えるということを証明した作品。
そして、2で人気が急落したように、監督が代わると作品が変わることがあることも証明した作品。
2018年:ゾンビランドサガ 23,178枚
開始数分で度肝を抜いたきた!ゾンビが佐賀でアイドルをするという破天荒アニメ。
そんな破天荒な始まりでありながら、ストーリーが進むごとに青春・感動・友情など、幅広いテーマで心を揺さぶってくる。
熱くさせてくれる作品は多いけれど、ここまで多ジャンルはかなり珍しい。
2019年:鬼滅の刃 29,458枚
週刊少年ジャンプとFateのユーフォーテーブルがタッグを組むことで、トンデモない作品が生まれた。
鬼が存在する大正時代を舞台に、鬼を退治する鬼殺隊だけでなく、その鬼の物語も描く。
結果、二つの融合がトンデモない爆発を生み、原作マンガの売上はアニメ化前は500万部程度だった発行部数は1億5000万部を突破。
アニメもテレビ版だけでなく、劇場版でも興行収入400億突破で歴代1位。
2020年公開映画の年間興行収入世界1位も記録するなど、すべてが記録的な作品となりました。
2020年:プリンセスコネクト!Re:Dive(プリコネR)41,421枚
あの2020年に一大ブームとなった呪術廻戦を抑えて覇権となったのは、サイゲームスのスマホゲームを原作としたファンタジーアニメ。
原作のカワイイキャラはそのままに、アニメでは人気異世界ファンタジーコメディ『このすば!』の監督を起用してコメディ部分を強化。
結果、アニメも当たって原作ゲームファンも増えました。
円盤売れづらくなった現在、このサイゲームスのゲーム×アニメのコンボは今後の軸となりそう。
2021年:ウマ娘 プリティーダービー2期 200,591枚
こちらもサイゲームスのスマホゲームを原作とした伝説の競走馬を擬人化した競馬アニメ。
カワイイキャラと熱いレースの両方を魅せてくれることで、1期に続いて2期も大ヒット。
2期でやっとリリースされた原作ゲームの売上も1ヶ月で140億円超え、モンストを超える記録的な数字を叩き出しました。
まだ円盤は発売されてませんが、予約時点でトンデモナイことになっていて、同じサイゲームスのプリコネの4万枚を超えることはほぼ確実。
初動112,030枚売れ、最終的にエヴァの177,234枚を抜く大記録となりました。
さすがに今後20万超えは出て来ないかもしれませんね。
2022年:リコリス・リコイル 33,011枚
人知れず犯罪を未然に防ぐ少女たち、リコリスを主役したオリジナルガンアクションアニメ。
犯罪者には問答無用に発砲する『GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)』などの2000年代に流行ったハードなガンアクションをベースとしながらも、普段は喫茶店を舞台とし、まるで日常コメディのような笑いを提供するギャップ。
さらに、主役である千束は非殺傷弾を使用し不殺が信条で、その相棒となるたきなもその姿を認め、相棒として認めていく。
そんなハードな世界観と最初は見せかけて、百合も感じさせる千束とたきなのバディとしての絆に、ガンアクション好き以外も大フィーバー。
結果、オリジナルアニメでありながら、その着せ替え人形は恋をする 12,450枚・ラブライブ!虹ヶ咲 21,576枚・鬼滅の刃 遊郭編 22,021枚を超える数字を叩き出し、現在2022年アニメのトップを走っています。
歴代全覇権アニメ!1978~2023年代別円盤売上ランキング&おすすめNo.1まとめ
今回の歴代全覇権アニメをまとめると、ここ最近だと京アニ・シャフト・ユーフォーテーブルなどが強いけど、約半世紀を半世紀を振り返ると覇権はサンライズの圧勝でした。
そして、約半世紀のデータはまとめるのも、語るのもとっても疲れたよ。