あなたの心の爆死男:すやまたくじです。

アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回はそんな期待されながらも覇権獲りに失敗したアニメ特集ー!

前評判は高かったんやで。

今回はそんなそのクールを代表する名作になり損ねたアニメにスポットを当てたいと思います。

動画解説:【覇権失敗アニメ】期待されながらも爆死した名作になり損ねた10選(約14分)

覇権失敗!期待されながらも爆死した名作になり損ねたアニメランキング

スタッフや予算気合入れまくり、原作売れまくりなど、放送前は覇権候補と前評判は高かったけれど、終わってみればそんな期待に応えられなかった。

今回はそんな覇権獲りに失敗したアニメを、予算やスタッフの気合の入れ度とのギャップ・円盤売上・動画配信・感想の4つで評価。

ベスト10ランキング形式で紹介していきます。

なぜ計算通りにうまくいかなかったのか、わたくしなりの考察も加えて語りたいと思います。

ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で今回紹介する作品のアニメ情報や原作試し読み、その他の関連動画をまとめています。

気になる方はそちらもチェックしてみてください。

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10位:キャロル&チューズデイ

2019年に放送された未来の火星を舞台にした二人の少女が音楽で有名になっていくシンデレラストーリーを描くオリジナルアニメ。

制作会社はヒロアカなどで有名なボンズ、監督はカウボーイビバップなどが有名な渡辺監督と、スタッフと予算気合入れまくりの作品。

さらに、放送枠は世界を意識した作品を出していくフジテレビの+Ultra(プラス・ウルトラ)で、ネットフリックスで世界同時配信。

歌パートでは声優とは別のシンガーを起用し、さらに海外を意識して日本のアニメでは異例の全編英語歌詞。

結果、円盤売上371枚!期待してた海外でもたいしてウケじ!むしろ日本よりもウケじ!

ただ、動画配信はそこそこ見られていたので、第10位としました。

計算通りにいかなかった原因をわたくしなりに考察してみますと、キャラデザと歌を海外向けにしたことで、そこでけっこう日本のファンが離れちゃった。

見てた人も1クール目はけっこう好評だったのですが、2クール目で中だるみしたという意見が多かった。

1クールにまとめれば、もっと評価が違った作品かもしれません。

海外ウケに関しては、同じぐらいの時期のヴァイオレット・エヴァーガーデンとか、よりもい高く評価されていたので、外国人が見たい日本のアニメはこういう海外に寄せた作品じゃないということなのかもしれませんね。

 

9位:池袋ウエストゲートパーク(I.W.G.P.)

池袋ウエストゲートパークは、2020年に放送された池袋を舞台にした主人公が様々なトラブルを解決していく一話完結型の物語。

テレビドラマ化もされた人気小説を原作に、人気制作会社である動画工房が担当したことで、覇権候補と推す人も少なくなかった。

結果、円盤売上198枚、動画配信の再生数はイマイチ、Amazonの評価も星3つと爆死。

成績だけなら十分上位に入るレベルですが、前評判が他の作品と比べると低かったのでこの順位。

一番の敗因は原作を大幅にアレンジして大ヒットしたドラマ版と比較されたこと。

アニメ版は原作を忠実に再現しているのですが、ドラマ版の印象が強過ぎて、そっちに引っ張られる人が続出したという不運が重ねってしまいました。

ただし、原作も90年代後半の作品と古いので、その世界観に10代・20代の若い層が付いて来なかったのも大きな原因でしょう。

 

8位:LISTENERS リスナーズ

リスナーズは2020年に放送された2000年代に大ヒットしたエウレカセブンの流れを組む音楽×ロボットのオリジナルアニメ。

シリーズ構成はそのエウレカセブンと同じ佐藤大、音楽や脚本はカゲロウプロジェクトをヒットさせた音楽家じんが担当。

そして、制作会社は呪術廻戦や進撃の巨人ファイナルシーズンなどを担当した今ときめくMAPPA。

こちらもスタッフと予算気合入れまくり。

円盤売上売れなさ過ぎて計測不能!動画配信はAmazon独占でしたが、独占の割に再生数はそれほどでもなく、評価も星3.4

リスナーズの感想で多かったのは、よく分からないというのと、内容が薄いといったもの。

ストーリーにロック史の伝説を絡めた結果、付いて来れない人が続出。

アニメ視聴者の中心となる10代・20代で、古いロックに興味がある人はかなり少ないので、時代とマッチしてなかったというのが一番大きいんじゃないかなと思いますね。

 

7位:迷家-マヨイガ-

迷家-マヨイガ-は2016年に放送された人生やり直しツアーに参加した男女が謎の村に迷い込むというミステリー群像劇なオリジナルアニメ。

監督・音響監督は『ガールズ&パンツァー』の水島努、シリーズ構成は『あの花』の岡田麿里(まり)、キャラデザは『艦これ』の井出直美、音楽は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の横山克(まさる)と、こちらもスタッフに気合入れまくり。

結果、円盤売上は約300枚、動画配信の方もAmazonの星は2.7、再生数も現時点までを含めても不調。

成績的には上位に入ってもおかしくないほど芳しくないのですが、制作会社と予算の面で、他の作品と比べると前評判は落ちるので、この順位としました。

叩かれている内容で多かったのは薄いや終盤の展開に物足りなさを感じというもの。

評価している人に多かったのが、トラウマをテーマとしたキャラに共感できるといったもの。

ここから考察すると、世界観や入り方とかはミステリー要素が強いのですが、最終的なテーマとしているのはそれぞれキャラがトラウマと向き合う人間ドラマ。

ミステリーを活かすんだったらもっとサスペンスが欲しかったなど、ミステリーとトラウマがうまくマッチしてなかったのが大きいんじゃないかと。

 

6位:正解するカド

正解するカドは、2017年に放送された異方から来た存在(宇宙人みたいなもの)と交渉していくSFオリジナルアニメ。

東映アニメーションが手がけるオリジナルCGアニメーションプロジェクトとして、予算も時間もつぎ込みまくり。

シリーズ構成に『バビロン』でも衝撃を与えた野崎まど迎え、10年先に見ても面白い作品を目指して制作。

結果、円盤売上497枚、Amazon独占配信ということでけっこう観られましたが、評価は星2.8の惨敗。

こちら日本政府と異方の交渉が中心だった中盤は評価が高かったのですが、ガラリと展開が変わる終盤で一気に評判を落とした。

正解するカドに関しては、ストーリー面の要素が大きいですね。

 

5位:グランベルム

グランベルムは、2019年に放送された少女たちが魔術師の「プリンセプス」になるため、バトルロイヤルを行うロボットファンタジーなオリジナルアニメ。

監督とキャラデザがリゼロアニメを担当したスタッフ、脚本もラブライブやよりもいを担当した花田十輝(はなだじゅっき)と気合十分。

放送開始前から冒頭の15分ぐらいを公開するなど、時間も予算もかけまくりでございました。

結果、円盤売上234枚、動画配信の再生数は低迷、Amazonでの評価も星3つと惨敗。

こちらはファン層が違う少女たちの物語と、ロボットを合わせたのがうまくハマらなかったんじゃないかと。

特にロボットアニメファンからは、ロボットをギュッと縮めたデフォルメサイズにした点も不評でしたね。

 

4位:GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)

グレートプリテンダーは、2020年に放送された詐欺師の物語をテーマにしたオリジナルアニメ。

アニメ制作は進撃の巨人1期~3期を担当したウィットスタジオ、脚本に『コンフィデンスマンJP』などの実写の方で活躍する古沢良太(こさわりょうた)を、キャラデザはエヴァの貞本義行(さだもとよしゆき)を起用。

そんでもって、放送枠は海外を意識したフジテレビの+Ultra(プラス・ウルトラ)に加えて、ネットフリックスで世界同時配信と、キャロル&チューズデイと同じ形。

結果、円盤売上約200枚で、動画配信はそこそこ見られたけど、国内でも海外でもさらに評価が高くないというのが違うところ。

グレプリは視聴者すら騙した1話目の展開がクライマックス。

ここで評価うなぎ登りだったのですが、それ以降は徐々に人間ドラマにシフトしていったのでどんどん視聴者が離れてしまった。

裏切りを期待している視聴者が多かったのに、提供したのは人間ドラマだった。

このミスマッチが数字に繋がった形でしょう。

 

3位:Fairy gone フェアリーゴーン

フェアリーゴーンは、妖精の力を使って戦う妖精兵たちの戦いを描くバトルファンタジーオリジナルアニメ。

それまで少女の青春ものを中心に描いてきたP.A.WORKSが、海外展開をにらんでガラリと作風を変えて制作した気合の入った作画バトルと、『灰と幻想のグリムガル』の作者である十文字青をシリーズ構成に迎えた勝負の作品。

結果、円盤売上302枚、動画配信の再生数低迷、Amazonの評価も星3つ。

作画を褒める声が多かった一方、単純にストーリーがつまらないという声も多かった作品。

 

2位:フラクタル

フラクタルは、2011年に放送された世界を管理するためのシステムが崩壊危機になる世界での冒険を描くサイエンス・ファンタジーなオリジナルアニメ。

SF未来でありながら、世界は緑が多いファンタジーという独特の世界観が特徴。

それを制作するのはSAOや今だと86などを担当するA-1 Pictures。

監督は涼宮ハルヒの憂鬱やらきすたなどに関わり京アニで活躍した山本寛、シリーズ構成は『あの花』などが有名な岡田麿里(まり)

そして、放送枠は深夜アニメで一番見る人が多いノイタミナ枠。

こりゃもらったも同然だ!という完璧な体制の中、

結果は、円盤売上883枚と、円盤が売れまくっていた2011年では大爆死!

動画配信は今でもあまり見られてなくて、感想の方もジブリっぽい何かと、かなり厳しい意見が挙がっています。

 

1位:けものフレンズ2

けものフレンズ2は、2019年に放送された人間の姿をした動物たちのほのぼのとした冒険ものの続編。

朝に放送しているような日常系のような雰囲気でありながら、そこかしこに張り巡らされた伏線もある深い世界観が人気を呼び、2017年に放送された第1期は本形式という形でしたけど、円盤売上6万枚を超える大ヒット。

そんな大ヒット作品の続編ということで期待されましたが、

結果は、円盤売上458枚、一期で絶好調だった動画配信の再生数も大暴落、Amazonの評価も星2.1と大爆死。

その要因は知っている人も多いように、監督と制作会社を変えてしまったこと。

それでもコンテンツは同じだからと期待している人も多かったのですが、終わってみれば、作る人が変わるとここまで変わるんだという結果になりました。

 

覇権失敗!期待されながらも爆死した名作になり損ねたアニメランキングまとめ

今回のランキングをまとめると、スタッフや資金で気合を入れても、オリジナルアニメの外れ率は高すぎなんじゃあ~!(だから、なかなか勝負ができない)
あと、その中でもロボットアニメと海外展開狙った作品はさらに倍率ドン!で外れ率が高まる傾向にありますよね。
ロボットアニメ好きとしては、そこはなんとかがんばって欲しい。

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