
あなたの心のミステリー:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『ひぐらしのなく頃に』第1話の感想・考察ー!
14年ぶりにリメイク♪
ひぐらしのなく頃に 1話
あったんだ!バラバラ事件は本当に!
正解率1%、伝説のミステリーサスペンスが帰ってきた
リメイク的なメインはそのままに、細かい部分はかなり変化
話が進めば、新展開も見せてくれそうな予感
こりゃ新規はもちろん、既存ファンも楽しませてくれそう#ひぐらしのなく頃に pic.twitter.com/4uCrLEDTHX— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) October 1, 2020
ちなみに、わたくしは旧アニメは全話見た状態で感想と考察を語っています。
なので、今回は旧作を見ていない人のために、核心的なネタバレは伏せて、その違いの解説などを語りたいと思います。
動画解説:旧作との違いも解説【ひぐらしのなく頃に(2020リメイク版)第1話の考察・感想】鬼隠し編の新ルートあり?(約12分)
目次
アニメ『ひぐらしのなく頃に(2020リメイク版)第1話』の感想・考察
今回の第1話の感想を一言でまとめるなら、思った以上に良かったよー!
絵柄も変わって、前回は50話かけて描いた話を今回は2クール、半分の尺でまとめる。
構成によってはひぐらしの良さが死んじゃうないかな?とも心配してましたが、第1話に関しては逆にテンポ良くて新作の方が良かったですね。
また、前作とはあきらかに違う伏線もあって、ただのリメイクじゃない。
新たなルートも見せてくれそうということで、こりゃ新規はもちろん、既存のファンも新鮮な気持ちで楽しませてくれそうな内容になりそうな予感。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で小説版と漫画版を試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
声優陣は14年経っても変わりませんね
本編に入る前にまず言いたい。
声優陣の演技と声、変わんねえなー!!
なにしろ旧作から14年経っているわけですから。
普通だったらキャスト一新してもおかしくない年月でありながら、キャストそのままでございましたから、少しは年齢的な変化は覚悟していたのですが。
考察のために旧作見てからこの新作見たけれど、ぜんぜん違和感なかったよと。
全員ベテランの域に達してますし、特に金髪の沙都子役のかないみかさんは大ベテランの域ですが、まだまだロリッ子ボイスいけるやん!って感じで。
ちなみに、緑髪の魅音役のゆきのさつきさんは、最近だとあのバビロンの曲世愛を演じた声優さん。
あの『正崎さん~』的な狂気の演技、こちらでも見れると思うので、旧作観たことない人はぜひ期待して頂きたい。
正解率1%、衝撃のミステリーサスペンス開幕
正解率1%、衝撃のミステリーサスペンス再び開幕!
衝撃のオープニングは旧作そのまま。
これを最初見たときは『何事かっ!?』という戦慄が走ったもの。
また、2006年版でも物言いが付いたぐらいなので、2020年版はかなり規制してくるかなと思ったら、なかなか攻めてくるやんけというオープニングでございました。
掴みはOK、旧作を観てない人は是非ともなぜこういう展開になるのか?そして、物語のメインともなる部分の謎解きにも挑んでみて欲しい。
正直、答えを知っている身としては、これ本当に正解率1%もあるか?というぐらいのなかなか難問ですけれどw
ただ、尺を短くした影響もあるのか、旧作と比べて伏線を分かりやすい入れている傾向にあるので、前よりも推理しやすいかもしれないですね。
そして、この考察記事も参考にして頂ければと思います。
旧作を観てない人のためにも、核心的なネタバレは避け、ヒントを匂わせる程度に語っていきたいと思います。
開幕がなければラブコメかよ!?
衝撃のシーンから始まったと思いきや、場面変わって
いや、ラブコメかよっ!?
わたくし最初に観たときは思わずツッコミましたし、今回もお約束ということでツッコんでおきましたw
開幕のシーンがなければ、ひぐらしのなく頃にって、ハーレムもののラブコメかな?と、勘違いする人が出てきてもおかしくない。
このギャップがこれから一体何があるんだいっ?!という緊張感をうまく与えています。
ちなみに、開幕からこの辺のやり取りはほぼ旧作通り。
朝のシーンで主人公の圭一以外が出て来たのは、旧作にはなかった演出ですが。
また、オレンジっぽい髪のレナさんは『かな?かな?』とか、萌えキャラのような喋り方するし、
魅音さんはモデルガンを装備してたりするし(さすがに学校行くときは装備してないですが)、人によっては、
古っ!?
と思うかもしれませんけれど、時代は昭和58年ということで、元々の舞台が古いってことで。
前作1話にはなかった沙都子と梨花の躍動
教室の入り口に罠を仕掛ける前作1話にはなかった沙都子と梨花の躍動。
これ旧作にはなかったエピソード。
旧作だと序盤は圭一・レナ・魅音の三人が中心で、神社でお弁当を食べるシーンまでまともな沙都子と梨花の出番はなかった状態。
また、沙都子がこれぐらい分かりやすくトラップを仕掛けるシーンはもっと後だったということもあり、
圭一・レナ・魅音の三人に比べると、旧作は沙都子と梨花のキャラクター性がもっと後にならないとよく分からないのですが、
リメイク版では新エピソードを追加して、この5人がメインで、それぞれのキャラクター性を序盤からハッキリとアピールしたのが分かりやすくて良かったですね。
逆にトランプ勝負など前作とのつながりも
旧エピソードをカットして、教室入り口のトラップ、ペン争奪戦の部活(部活はよくあるような名称はなくて、魅音が主催するゲームを遊ぶための集まりみたいなもの)で沙都子と梨花の活躍を見せる一方、
トランプ勝負など、旧作とのつながりについても触れていましたね。
部活メンバーで行うトランプ勝負、こちらは旧作の第1話で描かれています。
本編の謎とは直接関係ありませんが、イカサマトランプで圭一がどんなひどい目に遭うのか?
気になる方はぜひチェックしてみてください。
シリアス演出、新旧比較
リメイク版でも健在のシリアス演出。
圭一が富竹さんから聞いたバラバラ事件について聞こうとすると、ピリッと空気が変わるあのシーン。
リメイク版では急にリアルな感じで目元を隠し感じなのね。
これもなかなか雰囲気があってええやんけ。
旧作はレナは後ろを向いたまま、魅音は無感情に答えるだけだったのに比べ、よりこの事件のサスペンス感が増した演出だったんじゃないかなと思います。
こうなってくると、更なるサスペンスのときの演出が気になってしょうがない。
前作にはないレナの違和感は新ルートへの伏線か?
ラブコメかよっ!?な日常で始まり、富竹さんから聞いたバラバラ事件の話で一つの疑惑を持つ。
それをレナや魅音に聞いても、何もなかったと答えるけれど、最後に雑誌を見つけて不信感が膨らむ圭一の後ろにレナが(ラストの旧作と同じ主題歌を流す演出も良かったですね~)
細かい違いや新エピソードも入ってますが、この流れはリメイク版も旧作と同じ。
このまま圭一ルートの鬼隠し編(旧作のそれぞれのエピソードのサブタイトルで、今回は使ってないのも気になるところ)が始まるのかな?という感じですが、大きな違いとしてレナの様子がおかしい。
具体的には、ペン争奪戦の部活終わりに体調が悪いからと保健室に行くレナとか、まあこの部活自体が旧作にはなかったのですが、レナを体調を崩して保健室に行くなんてことはなかった。
旧作はあくまで圭一メインで、そもそもレナや魅音のこういった個別エピソードなんてなかったのでね。
また、ゴミ山を漁っていて、後ろから圭一に声をかけられたときのレナの様子もおかしかった。
あのシーンは旧作にもあるんですけれど、このように顔もちゃんと見えていて、普通の顔で振り返っていましたから。
これらを見てると、圭一の鬼隠し編と見せかけて、レナの罪滅し編に突入ですか?と予感も感じさせる。
ただそうすると、冒頭のシーンに繋がらなくなるので、もっと捻って2つルートを合わせた新ルートに突入するのかな?という想像もさせる。
2つのエピソードを1つにまとめることで、尺が旧作の半分でもイケるぜ!みたいな。
どのルートに行くにしろ、旧作とはまた違った部分を見せてくれる期待感は高まる。
今から来週の第2話が楽しみすぎて、ドキドキするよ!
古手梨花、早くも動く
そして、旧作にはなかったラスト。
古手梨花、早くも動く!
特に旧作を見てない人にとっては、梨花ちゃんの『にぱ〜☆』とか『ヨシヨシなのです』とか、『あざとい!』と思った人もいるでしょう。
わたしくも最初見たとき、そうでございましたw
マスコットキャラにしても、これはちょっとやり過ぎじゃない?と思っていたのですが、これには訳があった。
リメイク版では第1話のラストでさっそくそれを見せてくれたので、ただのあざといだけのロリッ子じゃない雰囲気は感じ取ったと思います。
これ旧作だとかなり後にならないとこういった雰囲気見せてくれないので、わたくしずっとただのあざいとロリッ子と勘違いしてましたもんw
こちらの演出もファインプレー。
そして、早くも古手梨花が動くということで、既存のファンも楽しませてくれる新ルートの期待度がさらに高まる。
アニメ『ひぐらしのなく頃に(2020リメイク版)第1話』の感想・考察まとめ
今回の第1話をまとめると、ナイスリメイク!ナイス新ルートを感じさせる伏線。
メインの部分を変えないリメイクなら、旧作を観てない新規ファンも楽しめる。
けれど、まんま同じ形でのリメイクだと、既存ファンはオチが分かっているのでつまらないですからね。
是非とも新ルートは見せて欲しい。