
あなたの心の罰当たり:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に業』第12話の感想・考察ー!
黒幕への伏線?
ひぐらしのなく頃に業 12話
前原圭一、男を魅せる!
けれど、祟殺し編から皆殺し編にシフトチェンジがあったとはいえ、今回もほぼ旧作ベースかいっ!?
さすがにタメ回を4話も使うのは長すぎやしませんか?と思うけれど、その期待に応える締めを見せてくれると信じてる#ひぐらしのなく頃に業 pic.twitter.com/bFYMWOPyy6— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) December 17, 2020
今回も旧作の祟殺し編と皆殺し編を見た後にこの新作を見るという、木曜の夜はひぐらしに捧げる男でございます。
ちなみに、わたくしは旧アニメは全話見た状態で、この感想と考察を語っています。
動画解説:黒幕の伏線【ひぐらしのなく頃に業 12話考察・感想】祟騙し編 其の四は沙都子の準備回か?(約12分)
目次
アニメ『ひぐらしのなく頃に業 12話 祟騙し編 其の四(2020版)』の感想・解説・考察
今回の第12話の感想を一言でまとめるなら、全然新たな動きがねえーーーっ!
いつものパターンなら、さすがにそろそろ動いてくると思ったんですけれど。
基本的には皆殺し編をギュッ!と、まとめただけですやん。
今回は引っ張るね~、もったいぶるね~。
これはオチは強烈なものじゃないと、ちょっと荒れちゃいそうですけど。
実は今回の黒幕も鷹野でした!じゃ済まない感じ。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察、そして旧作のアニメ版『祟殺し編』と『皆殺し編』と比較しながら解説を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
全然キレイな鉄平じゃないですやん
いや、どこがキレイな鉄平だよーっ!?
地蔵を倒した上に鳥居に小便ひっかけるって。
これは今回のオヤシロ様の祟りは鉄平で確定ってことでいいんですね?
いや、これはきっと冤罪に違いない
って、まだ擁護してる人いましたけど、絶対面白がってるだけですやん。
キレイな鉄平説推している人、キレイな鉄平というフレーズが面白いから言いたいだけですやん…気持ちは分かるけど。
そもそもキレイな鉄平説って、誰が最初に言い出したんだ?
仲間集めはバッサリカット
圭一たちの話に戻すと、児童相談所に乗り込む仲間集めはバッサリカット。
旧作ではエンジェルモートに行って、圭一の『立てよ!ロリッ子同盟!』的な演説によって、甲子園球児の亀田くんやオタクたちを仲間に引き入れるイベントがありましたが、そういったコメディタッチの部分はバッサリとカットされちゃったね。
旧作の皆殺し編では1.5話ぐらい使っていたエピソードを、今回は1話にまとめてきました。
大石の忠告もカット。その代わり
旧作では仲間集めの最中に入ってきた大石の忠告イベントもカット。
この時にあんまりやり過ぎると、北条家をおもしろく思っていない園崎家が出てくるという忠告をもらい、『それでも俺は沙都子を守るためなら戦いますよ』という圭一の一言で、大石との信頼関係を築くというイベントがありましたが。
前回のラストに、強キャラ感マンマンで登場したのはなんだったのかっ!?とツッコミたくなるバッサリいかれちゃいましたねw
その代わりに、この後に出てくる集会所での圭一たちの演説になぜか大石も途中で入ってくるというシーンが追加されましたが。
ここで一応、大石を仲間に引き入れるフラグは立ったということなんでしょう。
沙都子の再登校もカット
仲間集めや大石だけでなく、沙都子の再登校のシーンもカット。
旧作では児童相談所が電話だけはしたことで、沙都子がまた学校に通うイベントがあるのですが。
ここで沙都子の危険度がより分かる。
それによって、部活メンバーが一刻も早く沙都子を救い出さないとさらに気持ち高めるシーン。
沙都子救出をメインに置くなら、ここはカットしちゃいけないシーンでしょう。
そこを敢えてカットしてくるということは、なるべく沙都子を見せたくないという制作側の思惑も感じる。
やっぱり、沙都子なのか?
鷹野には抵抗がある梨花ちゃん
いよいよ集会所に乗り込むぞ!となったけど、なぜかテンションが低い梨花ちゃん。
前回はあんなやる気マンマンの顔してましたやん!って、感じですが、これはやっぱり旧作の黒幕である鷹野にはまだ抵抗があるってことなんですかね?
鷹野が来たときは目を逸らすし、鷹野からハチマキ受け取ったときはテンション低めの『ありがとう』でしたし。
一応旧作だと、大人になった梨花ちゃんが子供の頃の鷹野を救うというイベントでラストを締めますが、あれはさらに成長した姿なので、ひぐらしのなく頃に業よりも後の話ってことになるんでしょうね。
まあ、同じ世界だったらという話ですが。また別の世界というパターンもあるのでね。
児童相談所の所長が出て来た
児童相談所の再交渉もサクッとショートカット。
ただ、ここ描かれてはいませんが、旧作と違って所長も交渉の場に出てきたのが大きな違い。
旧作だと所長はまともに話を聞く気がなくて、最後の最後に園崎家の圧力を受けてやっと出てくるという流れだったんですけれど。
ここで名前だけとはいえ所長が出てきたということは、次回はこの辺のエピソードもバッサリカットするのかも。
知恵先生あらわる。でも、校長はいないよ
日にちを置いた旧作と違い、今回は児童相談所のすぐ後に、村の集会所へ行く。
ここら辺もサクサクと進んで行きますね。
そこに圧力を受けた知恵先生がやってくるのは同じ流れ。
ただ、知恵先生や魅音の事情が詳しく描かれ、二人が泣く泣くそうしてるんだというドラマ性が上がっていました。
けれど、校長はドラマどころか、やっぱり存在すらしないよ。
梨花のオヤシロ様擁護がなくなる
北条家を恨んでいる人はいないけど、誰かが恨んでいるかもしれないと思って圧力をかける
私は、そのいもしない誰かを、オヤシロ様の祟りって呼んでます。
この詩音の一言。内容はちょっと違いますけれど、旧作だとここで梨花ちゃんがオヤシロ様をかばう発言します。
それがなくなったのは羽入がいないからなのか?
それとも、梨花ちゃんはもしかしたら、黒幕が誰かなんとなく分かっているから、ここは黙ったのか?
魅音がレナじゃなく礼奈と言った意味
このシーンでもう一つ気になったことは、魅音がレナのこと礼奈と呼んだこと。
旧作ファンならご存じの通り、レナの本名は礼奈。
昔の自分と変わるため、雛見沢に引っ越して来たときに、礼奈じゃなくレナを名乗るわけですが。
旧作からずっとレナと呼び続けてるんで、声優のミスってこともないでしょう(礼奈の方がむしろ言いづらいしね)
これが伏線だとするなら、黒幕の思惑は過去も含めた壮大なものなのかもしれない。
圭一だけじゃない集会所での演説
集会所での圭一の演説。大筋は同じですが、より他のメンバーも絡んだ形に変更。
旧作だと圭一の大立ち回りが目立っていましたが、これによって、他のメンバーも沙都子のためにがんばってんだぜ!というのが、より伝わりました。
また、旧作だと圭一の威勢の良さが目立っていましたが、最後に頭を下げたことで、ただの失礼な奴じゃない、仲間のために動いているというのがより伝わりました。
他のメンバーだけでなく、圭一もさらに株を上げてきたね~。
お魎の怖さが倍率ドン!
村長たちを説得して、ラスボスお魎が業でもついに登場。旧作よりも怖さの迫力倍率ドン!
あと、方言がキツ過ぎて、なんて言ってるか分からない度も倍率ドン!
わたくしがその場にいたら、『え?え?なんて?』とか、何度も聞き返しちゃいそうですw
そんなお魎のラスボス感がパワーアップしたからこそ、それに立ち向かう圭一の沙都子への想いも倍率ドン!
今回の圭一、株上げまくるわ~
ビビッてんじゃないよ詩音
逆にどうした園崎姉妹っ!?
これ旧作のときから思っていたのですが、自分の家の問題なんだから、ここはお前ら二人がメイン張れよ。
旧作と比べると、このシーンも他のキャラのがんばりは目立っていましたが、お前ら二人は本来メイン張るぐらいがんばらなきゃダメだろうと。
特に詩音!
前回は怒れるヤンキー姉ちゃんのように荒ぶっていたのに、お魎に一喝されてビビッてんじゃないよー!
今回こそ、
あんたら助けないんだったら、アタイが鉄平やるよ!邪魔するって言うんだったら、まずはあんたらからやるよ!
というぐらいのタンカを切ってもいいとこでしょう。
爪剥がされたぐらいでビビッてんじゃないよ!
まあ、この世界線で爪剥がされてるから分かないんけど。
そして、俺が同じ立場だったらビビるけどね!
お父さんもいないよ
校長先生に続いて、園崎家のお父さんもいないよ。
お魎のセリフも物騒な部分はカットされてたし、このご時世に合わせて裏世界とのつながり明確に描写しないようにしてるんですかね。
お父さんまんま組長だったしね。
もしかして、校長先生も見た目がいかついということでカットされたのかもしれない。
そして、業ではお父さん出ないんだったら、茜はワンチャン未亡人設定かもしれない。
園崎家のフラグが立ったよ
そして、圭一は魅音だけはなく、詩音と茜(未亡人だったら)のフラグも立ったよ。
小学生の沙都子との仲を疑われて魅音が必死に弁解するのもどうかと思うけど。
どんだけ圭一のこと好きだよ。そして、こういう時レナは余裕よね。
そして、茜と詩音のフラグも立ったことで、業ではダブル親子丼もあるかもしれないよ(ダブル親子丼って言うか分かんないけど)
梨花は皆殺し編の情報を知っている
梨花ちゃんは皆殺し編の記憶はないという意見もありましたが、今回の圭一とのラストは知っていないと出来ないやり取り。
圭一の『運命なんて言葉は…』というセリフは、皆殺し編で圭一が梨花ちゃんに言った言葉。
それを『分かってる』と遮ったということは、皆殺し編のラスト以外の記憶はあるのか、少なくとも羽入から詳しく聞いて知っていないと出来ない二人のやり取りでしょう。
冒頭のシーンは黒幕の伏線か?
今回もほぼほぼ皆殺し編と同じ流れだと、逆に気になるのが旧作にはなかった冒頭のシーン。
キレイな鉄平説は置いといて、ここに何か今後の伏線があるんじゃないかと考察します。
土地神である地蔵を転がすということは、オヤシロ様を地に堕とす、もしくは新たな神が成り代わるという意味なのか?
もしくは老人たちのセリフの方、『北条に祟りがある』と言っていたことから、北条VSオヤシロ様、つまり、沙都子黒幕を暗に示す伏線だったのか。
さあ、次回こそ、大きく動いてその答えを出して欲しい。
そして、沙都子に関してはもう1本、別に記事を書きたいと思います。
アニメ『ひぐらしのなく頃に業 12話 祟騙し編 其の四(2020版)』の感想・考察・解説まとめ
今回の話をまとめると、ほぼほぼ皆殺し編でありながら、地蔵や梨花ちゃんの様子、魅音の礼奈呼びなど随所におかしな部分が散りばめられていた。
次回、この伏線がすべて回収されるのか?
そして、圭一は沙都子を救い、園崎家のダブル親子丼を成功させることはできるのかっ!?