
あなたの心のトランプマン:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に業』第18話のトランプの謎を考察ー!
6なのに7?
ひぐらしのなく頃に業 18話
お待たせ未来編
時間は昭和56年から昭和59年
まずは3年後の梨花と沙都子の中学生編
雛見沢症候群の完治に、聖ルチーア学園には梨花だけでなく沙都子も?
ここからどう郷壊し編な展開になっていくのか#ひぐらしのなく頃に業 pic.twitter.com/W1Txl6VWjf— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) February 4, 2021
今回は恒例になりつつあるタレコミ情報を元に考察。
もはや気持ちはタレコミ刑事です。
動画解説:神経衰弱トランプの謎【ひぐらしのなく頃に業 18話考察・感想】郷壊し編と綿騙し編その1の伏線と暗示(約11分)
目次
郷壊し編その1と綿騙し編のトランプの謎『ひぐらしのなく頃に業 18話 郷壊し編その1(2020版)』の感想・解説・考察
先日行いました第18話郷壊し編その1の考察で寄せられたコメント。
圭一主催で行った神経衰弱のトランプを見てみてください。数字がおかしいことになっています。
と。
そしてもう一つ。
それとは別の人から寄せられたタレコミ。
綿騙し編その1で沙都子がやっていた神経衰弱を見てみてください。色々とおかしいことになっています。
この辺わたくしは全然気付きませんでした。
ということで、わたくし再度チェックしてみました。
そうすると、たしかにおかしい!部分を発見。
今回はこの二つのトランプの謎について考察していきたいと思います。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
郷壊し編での神経衰弱トランプの謎
郷壊し編その1で起こった神経衰弱トランプの謎
それは沙都子が引いたカードの数字とマークの数が合っていないこと。
画像を見れば一目で分かる通り、数字ではクラブ(クローバーと呼ぶ人も多いですよね)6となっていますが、マークの数ではクラブの7となっている。
しかも、沙都子自身はもちろん、圭一や梨花ちゃんといった周りも誰も気付かず、マークの数には疑問を持たず全員が6だと認識している。
『信じるか信じないかは、あなた次第です!』というような都市伝説的なおかしな現象が起こっています。
この6なのに7というのに、何か伏線や意味があるんでしょうか?
アニメ制作スタッフのミス
まずパッと思い浮かぶのが、アニメ制作スタッフのミスでしょう。
人間のやってることですから、たまにはミスもあります。
ただ、このカードは一度だけでなく、
もう一度違った角度と大きさで出てきているのと、2つ目では隣に正しい形のハートの6があるので、ミスの可能性はかなり低いと思いますが。
しかし、こういった小道具は一つモデルを作ってそれを使い回していると思うので、絶対にミスじゃないとは言い切れない。
一応、可能性としてこちらも挙げておきます。
クラブ(クローバー)6と7に意味がある
さて、こっからが考察本番。
制作側が意図的にやってるんだったら、このクラブ(クローバー)6と7に意味があるのでしょう。
ということで、このクラブの6と7の意味について調べてみました。
クラブには棍棒、農民や労働者を表すという意味があると言われてますが、こちらは特別な根拠はなく、俗説の一つと言われているので、そこまで重要視しなくていいかなと思います。
また、正しくは6じゃなくてサイス、7じゃなくてセブンという読み方ですけれど、『だから何?』と、こちらもひぐらしとの結びつきは感じられません。
というか、トランプ自体はあくまで遊戯用のカードなので、そこまで強い意味があるわけじゃないみたい。
となってくると、占いとかの意味が関係があるのか?
占いでは正位置とひっくり返った状態の逆位置があり、沙都子が引いたの逆位置のポジション。
逆位置の6は、一転してどん底に落ちる・高慢さ(ごうまんじゃなくこうまん。相手を見下すこと)を表し、成功や幸福から崩れ落ち、周りから非難を浴びるという意味。
逆位置の7は、幸せを妬まれる・心身共に疲弊を表し、幸せな生活が妬まれ、多くの敵が出てきて、裏切りや人間不信などで幸運が一転して不運になるという意味。
…って、ラッキーセブンの逆位置さんざんじゃねえかーっ!?
つまり、この結果から推測するなら、沙都子は聖ルチーア学園に行ったら、この逆位置の6と7の仕打ちをダブルで受けるということを暗示しているのでしょうか。
そういえば、沙都子って、喋り方だけはお嬢さまっぽいので、クラスメイトからはそれを高慢さと受け取られ、『バカにして~!』といった感じで周りから集中砲火を喰らう。
結果、雛見沢にいた時の幸せな時間が不運に落ちるといった流れでしょうか。
6が7に見えることに意味がある
もう一つの考察としては、クラブの6や7には意味がなく、6が7に見えることに意味がある。
本来は6のカードなのに、わたくしたち視聴者にだけはマークが7個見えていることが問題。
つまり、この時点では沙都子は黒羽入的な存在に憑りつかれていることを暗示しているじゃないかなと。
圭一たちにはカードが6としか認識できないように、梨花ちゃんや沙都子自身も誰も気付いてない。
けれど、沙都子の後ろにはもう一人いるんだぜというのを、沙都子たちには見えてないプラスワンでわたくしたち視聴者にそっと暗示している。
わたくし的にはこの後の考察も含めて、こっちの方が可能性高いんじゃないかなと思います。
まあ、両方の意味があるというパターンかもしれませんが。
綿騙し編の神経衰弱トランプの謎
綿騙し編その1で行われたおもちゃ屋のゲーム大会で、実は沙都子さんこちらでも神経衰弱を行っていました。
しかも、郷壊し編では1枚も取れなかったの違い、こっちの神経衰弱では圧勝。
悔しかったから練習したんでしょうか?それとも、トラップという名のイカサマをしたんでしょうか?
ただ、おもちゃ屋が用意したトランプなので、部活で使ってるトランプみたいに印とかはないと思うので、どうやってイカサマしたのかという疑問はありますが。
綿騙し編の神経衰弱でもまたしてもトランプのカードがおかしい。
ハートの2が2枚あったり、スペードのキングが2枚あったり、本来あるはずのない同一のカードがチラホラと出てきます。
謎の答えは郷壊し編と同じか?
綿騙し編の神経衰弱の謎も郷壊し編と同じなんでしょうか?
こちらは全部めくった状態なので、占いなどのカードの意味は関係なさそう。
また、同一のカードは複数あり、さらに動画配信は後から修正もできますが、配信からけっこう日にちが経っている綿騙し編で修正がないということは、これはミスでではなくわざと演出としてこうしているということでしょう。
となってくると、こちらもあるはずのない同一カードがもう一枚ある。つまり、沙都子の後ろにもう一人いるということを暗示しているのかなと。
ダブル神経衰弱というものもある
とはいえ、こちらは当然ながらデッキを2つ使えば、その問題も解消する。
ギャンブルをテーマにしたアニメ『賭ケグルイ』を見たことある人なら、ダブル神経衰弱をやっていたんじゃないか?と思う人もいるかもしれません。
ダブル神経衰弱は2つのデッキを使い、通常と違い数字を合わせるだけではダメで、マークも合わせないといけない。
ハートの2だったら同じハートの2じゃないと取りにならない究極の神経衰弱。
ただ、これ正式な競技じゃないのと(賭ケグルイの作者が生み出したのか?)、
当然ながらカードを倍にしたら、3人で戦っていた沙都子たちには時間がかかり過ぎるネックがある。
賭ケグルイでは二人で勝負してましたが、あちらは勝負はあれだけですが、沙都子たちはこの後に決勝戦もありますし、というか沙都子、秒殺レベルで終わらせていましたし。
また、賭ケグルイでは大人数の会議で使うようなデッカイ長テーブルを使って104枚並べていましたが、沙都子たちが使っていたあのテーブルにさすがに104枚も並べられないでしょう。
時間的・物理的な制約を考えて、二つのデッキを使っていた可能性は低いと思います。
沙都子の雛見沢症候群完治の理由
そして、郷壊し編の方に話を戻すと、あのトランプが黒羽入的な存在が憑りついた暗示だとするのなら、それはこの沙都子の雛見沢症候群完治が関係しているのかもしれない。
一度L5を発症した者は症状は抑えられても完治することはない。
それが完治したのは羽入の心境の変化によって、村全体の症状が緩和されたことが原因っぽく18話では語られていました。
が、それだけでなく、沙都子も梨花ちゃんとは違う形の女王感染者となったから完治したんじゃないでしょうか。
こちらの説は前に考察しましたけど、沙都子は長く他の村人よりも症状が重い雛見沢症候群を患っていたこと、さらに梨花ちゃんの協力で完成した治療薬C120を打ち続けていた。
今回語っていたように、回復前までは1日3回も打っていたというなかなかの頻度。
これによって、インフルエンザの変異体みたいに、梨花ちゃんとは違うタイプの女王感染者となり、この時に梨花ちゃんが生まれたときに羽入が憑いたように、沙都子にも黒羽入的な存在が憑いたんじゃないでしょうか?
ただ、中学生の沙都子にはその存在が見えてないようなので、オヤシロ様の巫女的な力はまだ覚醒してないんじゃないかなと。
沙都子がこの力に目覚めた時、つまり赤眼沙都子になったときに、今回の業の惨劇が動き出す。
郷壊し編その1と綿騙し編のトランプの謎『ひぐらしのなく頃に業 18話(2020年版)』の感想・考察・解説まとめ
今回の話をまとめると、トランプの謎は黒羽入のことを暗示しているのかもしれない。
そして、本当にそうだったら、えらいさり気ないところに伏線隠してくるなっ!?
やっぱり平和回こそ油断ならない!