
あなたの心の俺たちの考察はまだまだ終わらない:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に業』最終回第24話の感想・考察ー!
続きは7月放送の卒へ!
ひぐらしのなく頃に業 最終24話
神は鷹野から沙都子へ
キレイな鉄平に続きキレイな鷹野編
梨花に執着して鬼と化した沙都子はそのままに
最終回にどんでん返しないんいかいっ!?
ストレートすぎるところが逆に怖い
逆に解答編のひぐらしのなく頃に卒は7月だったのね#ひぐらし業 pic.twitter.com/HTZV31VYVd— アニメ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) March 18, 2021
木曜の夜はひぐらしに捧げる男でございます。
ちなみに、わたくしは旧アニメは全話見た状態で、この感想と考察を語っています。
動画解説:【ひぐらしのなく頃に業 最終回24話考察・感想~郷壊し編その7】ひぐらしのなく頃に卒に続く沙都子の伏線(約13分)
目次
アニメ『ひぐらしのなく頃に業 最終回24話 郷壊し編その7(2020版)』の感想・解説・考察
今回の第24話の感想を一言でまとめるなら、ストレートな展開すぎて逆に怖いーーーっ!?
最終回だからちゃぶ台返しか、惨劇あたりをぶっ込んでくるかなと思ったら、一番予想できるパターンで最後まで描いてきた。
郷壊し編って、ストレートに雛見沢や沙都子を壊すだけだったんですか?と言いたくなるストレートすぎる展開。
逆に噂の影響で、解決編となるひぐらしのなく頃に卒の放送時期の方が意表を突かれたぜって感じ。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察、そして旧作アニメ版の情報も加えて解説を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
鬼騙し編前で確定
キレイな鉄平どこ行ったっ!?
大好評の沙都子ワシ編はあえなく1話で終了。
沙都子は再び欠片の世界へ。
ただ、これによって、23話で出て来た綿騙し編っぽい世界や祟騙し編っぽい世界はどちらも別物ということが判明。
郷壊し編の終盤は鬼騙し編へと繋がる準備ループだったということですね。
ということは、祟騙し編はやはりキレイな鉄平の演技ということになるでしょうか。
また、改心した鉄平を『せいぜい利用してやりますわ。』という沙都子の発言にガクブルッになると同時に、あの後も鉄平とはお喋りしてあげたんかな?と気になるところ。
鬼騙し編前の世界と梨花ちゃんの状態
郷壊し編の終盤が鬼騙し編の前の段階だとして、じゃあ世界や梨花ちゃんはどうなってるの?という疑問が湧く。
梨花ちゃんはまだ未来からループしている様子を見せてませんし、そもそも梨花ちゃん視点だと鬼騙し編で始めてループしたって感じになってましたが、沙都子は郷壊し編の終盤だけで何度も欠片の世界に行ってエウアと話してますからね。
鬼騙し編以前の世界では、旧作と同じく、鷹野たちに殺されて何度もループしていたということでしょうか?
でも、最初にループしてたときはいきなり祭囃し編で、いきなりハッピーエンド迎えていましたが。
これを沙都子が敢えて足を引っ張って、皆殺し編みたいな展開にしたとかでしょうか。
もしくは、指パッチンでループしまくってたし、郷壊し編は準備段階として沙都子だけループしてる形なんですかね。
また、鬼騙し編でループした梨花ちゃん聖ルチーア学園の制服を着て、学園に行った記憶もあったので、これは21話郷壊し編その4で沙都子と百合心中したセカンド梨花ちゃんっぽいですよね。
ということは、エウアはすぐには梨花ちゃんに繰り返すの能力を与えず、郷壊し編終盤の梨花ちゃんは何も知らない旧作の梨花ちゃんということになるんでしょう。
で、鬼騙し編でついに鬼と化した沙都子とセカンド梨花ちゃんを再会させたという形になりそう。
その場合、時間軸の方はどうなってんだっ!?とツッコミたくなりますが、その辺もエウアの力があればなんともなるってことでしょうか。
祭囃し編じゃない鷹野の結末
今度は鷹野目線の祭囃し編…と見せかけて、祭囃し編じゃない鷹野の結末。
旧作アニメでは小此木一人だったのに対し、今回は部下もいること、Rとかカッコウとかコードネームが前より飛び交っているのは原作準拠なのかな?とも思ったのですが、
旧作では逃がしてくれた小此木が、今回は鷹野に自害を迫ったのが大きな違い。
祭囃し編の展開は、梨花ちゃんの記憶の欠片では1回こっきりのはず(鷹野が死んだところで、梨花ちゃんが死んで繰り返す必要もないですしね)
となれば、これは沙都子がループした後の郷壊し編の終盤であった世界の一つなのか。
祭囃し編も繰り返せばこんな展開があるのか、それとも、こちらも沙都子が繰り返した影響が出て小此木の行動が変わってしまったのか。
また、これ鉄平もそうですが、フラッシュバックは他の欠片の世界で起こったバッドエンドを見せているのか?それとも、あるかもしれないバッドエンドの悪夢を見せているのか?このどちらかによって事情が変わってくるよね。
仮に後者の場合、とぼけているけど、エウアが各キャラクターに影響が出るように悪夢見せてるんじゃないか?という疑惑も生まれます。
東京の野村
そして、東京の野村は出んのかいっ!?
旧作でもそのままフェードアウトしたし、ひぐらし業でも出なくても支障ないだろうし、そのままカットされるかと思ったのですが。
ただ、ひぐらし業では葛西・園崎の父・校長先生・間宮リナなど、けっこうカットされているので(もしかしたら、卒で出てくるかもしれないけど)
そんな中、わざわざ出して来たということは、野村も卒でも出番があるかもしれない。
ちなみに、原作者の話によると、旧作で野村にもお咎めを喰らわして欲しいという声がけっこうあったらしいんで、時を超えてひぐらし卒で野村にキッツイお仕置きを竜ちゃん用意してるのかもしれない。
田無美代子編
野村に続いて、ロリッ子鷹野ならぬ田無美代子編も描かれるとはね。
正確にはおじいちゃんと慕う高野一二三に引き取られた時点で、今とは漢字が違う高野三四に改名してますが、ややこしいので子供の時は田無美代子と呼んでいます。
鉄平のときといい、変化するキャラクターは思ったよりもしっかりと描いてきますね。
ここはおおむね旧作と同じ展開ですが、美代子が踏まないで!って言ったときに、おじいちゃんが優しく引きはがしたのが大きな違い。
旧作だとおじいちゃん美代子をいきなり引っぱたくというね『おじいちゃんっ!?』という展開だったので。
鉄平が沙都子を殴るシーンとかもカットしてるし、今のご時世に合わせただけかもしれませんが、こっちの方が優しいおじいちゃんぽくていいよね。
キレイな鷹野
キレイな鉄平に続いて、キレイな鷹野も爆誕す!
鉄平よりも沙都子と関係性が弱いからなのか、それとも小悪党の鉄平よりももっと黒いからなのか?
鷹野の改心はフラッシュバック+おじいちゃんの手紙付きでございましたね。
旧作アニメではあのままフェードアウトしたおじいちゃんですが、原作ではあの時のショックと老衰から認知症になってしまい、最後は自ら命を絶ってしまったらしい。
そんなおじいちゃんとのアルバムがあり、その中に鷹野に宛てた手紙があったのは初耳ですが、願いが叶うまで見ないようにしてたと言ってたから、旧作の100年のループで一度も見なかったということなんでしょうね。
富竹へのH173の投与タイミング
そして、疑問に思ったのは野村にも言ってた富竹へのH173の投与のタイミング。
予防薬の代わりに打つみたいなこと言っていたけど、旧作だと綿流しの祭りの夜に富竹をとっ捕まえて打ってたので、それだとタイミング早すぎない?
…って、思ってたんですけれど、旧作の第11話皆殺し編その6を見直すと、鷹野は明言してないですけれど、予防薬もH173を打ったとにおわせてました。
つまり、富竹は二度H173を打たれたってことなんですね。
また、H173を打たれて末期症状を数時間で発症するのはL3-以上の発症者ということなので、雛見沢で暮らしてなくて発症レベルが低いであろう富竹は、一度目で発症レベルを上げて、二度目で末期症状を発症させたという仕組みなんでしょう。
ということは、雛見沢の住人でもL2が基本なので、H173で末期を発症させるにしても、二度打つか、なんらかの方法でL3まで引き上げる必要アリということになりますね。
H173は指パッチンの無限ループで
沙都子がH173を手に入れた方法も判明。
てっきり山狗が警備している地下の入江機関の方に保管していると思ったら、沙都子も忍び込める入江診療所の方に保管してたのね。
いくらロックがかかってるとはいえ、ちと不用心ですな。
8桁の暗証番号は指パッチンのループで総当たりで当てるって、これ単純計算するとパターンは約1億ありますから、
いや、どんだけ繰り返して試してんだよーっ!?
指パッチンの仕組みは分からないですけれど、従来の形を演出で短くしてるだけだったら、あの場で死んで、また沙都子の家とかで目覚めて、そしてまた入江診療所に忍び込んで…って、いや、頭がおかしくなるわ!
これを1億回、途中で運よく当たるとしても何万回も繰り返すとしたら、やってられまへんわ。
仮にあの指パッチンは沙都子の新能力で、あの場にすぐにループ出来るとしても、途方もない回数試さないといけないわけですから。
梨花といるためなら何度だって繰り返す、沙都子の狂気の精神力がえげつなさすぎる。
沙都子の伏線
H173を盗んで、これ鬼騙し編以降の展開の伏線は整った。
でも、今回のひぐらし業の最終回を見て思ったことは、ひぐらしにしてはちょっとストレート過ぎないって。
このまま解決編に突入して、想像通りの展開だったら、犯人が解決編の途中まで分からなかった旧作と違い、知ってる知ってるー、犯人沙都子って知ってるー。
それぞれ事件の犯人も、知ってる知ってるー、沙都子がH173使って発症させるって知ってるー…という展開になって、
これ解決編盛り上がらなくないっ!?
という感じになりそうなんですけれど。
となれば、解決編で新たなちゃぶ台返しがある。
黒幕:沙都子、H173など、これら全てはミスリードじゃないのか?と思えてくるのはわたくしだけでしょうか?
解決編ひぐらしのなく頃に卒は2021年7月放送
続編のタイトルは『ひぐらしのなく頃に卒』。
業と合わせて卒業のこちらは噂通りのタイトル。
PVを見る限り、内容も想像通りの解決編になりそう。
特にレナさんがなかなかやってくれそうな表情をしています。
逆に噂通りじゃなかったのが放送時期が2021年7月と1クール空くこと。
噂では業の後にすぐに放送されるというのが有力になっていたので、今回の最終回の内容よりも、こっちの放送時期の方が裏切られたわ!って感じです。
続編があるのはうれしいけれど、3ヶ月も待ち切れねえよ!という人も多いんじゃないでしょうか。
特にわたくしなんて、この冬はひぐらしとズブズブの関係でしたから、春はどうやって乗り越えよう?と、今からガクブルッ状態でございます。
アニメ『ひぐらしのなく頃に業 最終回24話 郷壊し編その7(2020年版)』の感想・考察・解説まとめ
今回の話をまとめると、ストレートすぎる終わり方が逆に怖い。
今回仕込んだ伏線も、卒ですべてひっくり返すんじゃないか?という予感もある。