
あなたの心の振り返ればヤツがいる:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『ひぐらしのなく頃に業』第3話の感想・考察ー!
ラストシーン、嘘だッ!より怖かったよ♪
ひぐらしのなく頃に業 3話
嘘だッ!
3話から鬼隠し編を大きく離れて鬼騙し編
かと思いきや、大石蔵人が出てきてまたしても同じようなルートへ
けれど、決定的な部分はかなり違う
まさか嘘だッ!よりさらに怖いレナを見るとは思わんかった。#ひぐらしのなく頃に業 pic.twitter.com/GE8bAx5D0j— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) October 15, 2020
今回も旧作を見た後に新作を見るという、木曜の夜はひぐらしに1時間捧げる男でございます。
ちなみに、わたくしは旧アニメは全話見た状態で感想と考察を語っています。
なので、旧作を見ていない人のために、核心的なネタバレは伏せて、その違いの解説なども語りたいと思います。
動画解説:富竹と鷹野が嘘だッ【ひぐらしのなく頃に業3話 鬼騙し編 其の参(2020版)】まだリメイク鬼隠し?の考察・解説・感想(約13分)
この記事で分かる目次
アニメ『ひぐらしのなく頃に業3話 鬼騙し編 其の参(2020版)』の感想・解説・考察
今回の第3話の感想を一言でまとめるなら、なんかまた鬼隠し編っぽくしてきたーーー!
前回の2話でけっこう変えてきたので、今回はガラリと変えてくるかなと思っていたのですが。
前回以上に鬼隠し編に沿って展開する鬼騙し編 其の参。
けれど、今回は決定的な部分だけピンポイントに変えてくるというこの焦らしプレイ。
焦らすわ~、来るならドカン!と変えてくればいいじゃない!
そんな新たな展開が早く見たい自分と、この焦らしに高まってる自分がいる。
この新作の脚本家はなかなかの焦らし屋さんでございます。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察、そして解説を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で小説版と漫画版を試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
オヤシロさまありがとうな綿流しパワーアップ
オヤシロさまありがとう
魔貫光殺砲じゃないよ、綿流しだよ。
旧作の鬼隠し編ではサクッと流された綿流しのシーンをしっかりと描く。
前回の梨花ちゃんの演武も含め、これによって旧作だとおまけのようだった綿流しの存在意義も高まりました。
オヤシロさま的にもニンマリでございましょう。
また、旧作ではよく分からなかったなぜ綿流しのシーンにレナと圭一しかいなかったのか?なぜ圭一が一人はぐれてしまったのか?という補完的なエピソードともなりました。
鬼隠し編と決定的に違う、圭一は富竹と鷹野と話さない
そして、鬼隠し編と鬼騙し編の決定的に違うシーン。
鬼隠し編では富竹と鷹野を見つけて話し込む圭一が、今回は邪魔しちゃ悪いと二人と話さずにその場を去る。
旧作ではここで圭一が綿流しの日に起こる4つの鬼隠し事件を聞いてショックを受ける。
ここで部活メンバーへの不信感が募るキッカケとなるわけですが、それがなくなった。
これによって、圭一は鬼隠し編とは違う行動を取ることになるんでしょうか。
振り返ればレナがいる
そして、ここも前とは違う大きなポイント。
振り返ればレナがいるっ!?
今回のレナさんは鬼隠し編とは行動がかなり違う。
この表情、完全にもうやられちゃってるんでしょうか?
また、不審な点はもう一つ。
レナは魅音と沙都子を探しに行くと圭一と別れたのに、このシーンでは一人でいるんですよね。
まるで圭一の後を付けていたように。
この時点の圭一はレナにとって不審な行動はまだしていない状態(雑誌を隠したというのはありますけれど)
その時点で尾行をしてくるのは、レナにも他の世界の記憶があるのかな?という疑惑も浮上してきます。
が、大石が現れ、富竹と鷹野が行方不明
圭一が富竹と鷹野に会わないことによって、蔵ちゃんこと大石刑事も現れず、ここから大きくルートが変わる!…かと思ったら、やっぱり出るんかいっ!?
圭一が二人に会わなくても事件発生のルートは変わらない。
けれど、ここでも決定的に違うポイントが発生。
鬼隠し編ではこの時点で富竹死亡、鷹野は行方不明だったのに対し、鬼騙し編では富竹も行方不明となっている。
これは前回の梨花ちゃんの頭なでなでが伏線なのか?
梨花ちゃんが二人を匿うことで鬼を騙すから鬼騙し編なんでしょうか。
旧作ファンだったら富竹はともかく、鷹野はどうするんだ?という疑問もあるかもしれませんが、旧作のエンディングの世界線が生きてるんだったら、鷹野の過去の憎しみも無くなっているはずなんですよね。
そうすると、今回の鷹野は完全なる脇役になっちゃう可能性もあり。
大石と圭一の会話もかなり変化
富竹と鷹野から鬼隠し事件を聞けなかったこともあり、今回の圭一と大石の会話内容もかなり変化。
大石の口から今回は4つの鬼隠しの事件について聞くことになる。
ここの大きなポイントとしては、悟史が出ちゃってるっ!?ところ。
まあすでに、OPのバットに書かれた名前とかは出てますけれど。
そして、旧作では最後まで車の中で会話してましたが、今回は部活メンバーには言わないようにという会話は車の外でしていました。
振り返ればレナがいたのかもしれない
大石との話を終えて部活メンバーの元に戻る圭一、ここも旧作だとカットされたシーン。
旧作と同じく、犯人当てゲームをしている途中に圭一が抜けたというのは旧作と同じ。
新作1話・2話は、旧作と同じように話を進めながらも、部活メンバーがやっているゲームは新旧違ったものをやっていたのですが、ここは新旧ピタッと同じゲームに合わせてきた。
ここもなんか意味があるのかなと感じてしまう。
そして、旧作と比べてカードがもの凄くパワーアップしているのも気になりましたが、犯人が梨花からレナに変わっていたのも気になるところ。
まあ、旧作は圭一が教室が出る前にゲームをやっていたので、時間軸とゲームやっている人物が違いますが。
あとは、ここでも表情がおかしなレナの存在でしょう。
その後の会話で圭一と大石が話しているのを見ていたことから、振り返ればレナがいたのかもしれない。
そして、旧作と違って、部活メンバーには秘密ですよという会話を車の外に出て話していたことから、レナがここの部分の会話を聞いていた可能性も高そう。
圭一がダム事件を探る?
圭一が眠らずにダム事件が書かれた雑誌を夜遅くまで読み漁る。
ここも旧作ではなかったシーン。
旧作では大石の話を聞いた影響で、単純に眠れなかったとなっていましたが。
その理由付けとしてこのシーンを入れただけなのか。
それとも、4話以降につながるここも伏線なのか?
鬼騙し編の圭一がこっからどう動くかによって、ここも繋がってくるかもしれない。
魅音とレナの鬼隠し話の雰囲気が違う
夜更かしして眠る圭一の後ろで鬼隠しの話をする魅音とレナ。
ここは旧作でもあったシーンですが、その雰囲気と会話の内容が若干違う。
旧作だとボソボソボソと、かなり怪しげに秘密の会話をしているという雰囲気でしたが、今回の二人は普通に会話しているという感じ。
また、旧作だと『次はレナが鬼隠しに遭う番かな?』と言った内容の会話がありましたが、ここは今回カットされてましたね。
大石とエンジェルモートに行くタイミングが違う
そして、大石とエンジェルモートに行く。ここはタイミングが変わってました。
旧作だと、今回のラストの電話の次の日に大石行くのですが、今回はそれよりも前。
しかも、旧作だと電話で鬼隠しや4つの事件の詳細を聞くことになりますが、今回はこのエンジェルモートでそれらの内容を聞くことになる。
よって、旧作のエンジェルモートで話した内容とはかなり違う、電話の内容をこっちで話したような形。
ただ、旧作の電話内容との大きな違いは、悟史の名前が出て来なかったこと。
これによって、旧作であった圭一がレナに悟史について聞くシーンもカットされましたね(これはまた後で入ってくるのかもしれませんが)
そして、レナや魅音たちがなぜ自分に鬼隠しのことを隠すのかと圭一が言ったときに、大石が心配させないためでしょうと答えたこと。
その後にこれから鬼隠しが起こるという含みのあることを言ってましたが、旧作の大石からは考えられないセリフ。
なにしろ旧作の大石は圭一を利用することしか考えておらず、バンバン追い込むことを言っており、この大石の発言も圭一の不信感のトリガーとなっていましたから。
それが圭一を安心させるようなセリフを言うなんて。
大石にも他の世界線の残滓が残っているのかもしれない。
嘘だッ!
嘘だッ!
ひぐらし名物、レナの名ゼリフ。
既存ファンは待ってました!新規ファンは驚いた!って感じでしょうか。
旧作よりも情報たっぷりで問い詰めようとした圭一を、旧作よりも怖さたっぷりで逆に問い詰めてくるレナさん。
今回は『嘘だッ!』の迫力が旧作より落ちたなと感じましたが、
その後の追い込みが激しいっす。
追い込みのために、嘘だッ!の演出を抑えたのかもしれませんね。
そして、このレナの追い込みの時に出て来たセリフ
人って幸せになるためにどれだけの努力が許されるのかな?
これは圭一が主役の鬼隠し編のレナにはない、レナが主役の罪滅ぼし編で言うセリフ。
このセリフがここで飛び出したということは、前から考察していた通り、鬼騙し編は鬼隠し編と罪滅ぼし編をミックスした内容になる可能性がグングン上がってきた。
あなたは振り返れますか?ラストもやっぱりレナがいた
あなたは振り返れますか?梨花ちゃんの次回予告風に言うならそんな感じ。
振り返れば、ラストもやっぱりレナがいた。
そして、今回どんだけレナは圭一の後ろにいんだよっ!?
旧作でもあった大石から電話、細かいところでは旧作と違って、圭一のお父さんがしっかりと登場してましたね。
お父さん的には時代を超えて、やっとちゃんと登場できたのでニンマリでございましょう。
電話の内容はエンジェルモートですでに話しているので、旧作のような鬼隠しに関することじゃなく、レナについて。
あと旧作と違って、大石が竜宮レナじゃなくて、竜宮礼奈とちゃんと言ってましたね。
さすがに住民票見てる大石がレナというのはおかしいなと思ってたので、ここは修正してくれてスッキリ。
名前が違う理由については、罪滅ぼし編が関わってるんだったら、早い段階で明かされると思います。
そして、今回の旧作との一番の大きな違いとしては、鬼隠しの話じゃなくて、レナの話をしている圭一をレナが覗いていた。
旧作だとレナが覗く演出はなかったので、わたくし今回『嘘だッ!』より、『圭一、うしろー!』な振り返ればレナがいるこのシーンの方が震え上がった。
レナの不信感はレッドゾーン突入、そして圭一の恐怖もレッドゾーンに突入。
さあ、次回はどっちがどうなるのか?新作初の大一番!結びの一番待ったなし!状態。
アニメ『ひぐらしのなく頃に業3話 鬼騙し編 其の参(2020版)』の感想・考察・解説まとめ
今回の第3話をまとめると、鬼隠し編のリメイクのような展開でありながら、随所に違う個所と罪滅ぼし編の影。
クライマックスに入る第4話。
大きな動きを見せるのは圭一か?それともレナか?