
あなたの心の容疑者:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『ひぐらしのなく頃に業』第7話の感想・考察ー!
双子以外もなんだかおかしい♪
ひぐらしのなく頃に業 7話
嘘だッ!!圭一の叫びから始まる綿流し編からの完全分岐
詩音や魅音だけじゃない、沙都子もオヤシロ様すら旧作とは大きく違う
そして、敵か味方か、まさか梨花ちゃん再び覚醒
ここはまさかの衝撃でした#ひぐらしのなく頃に業 pic.twitter.com/QvKJBu1HsF— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) November 12, 2020
今回も旧作の綿流し編と目明し編を見た後にこの新作を見るという、木曜の夜はひぐらしに捧げる男でございます。
ちなみに、わたくしは旧アニメは全話見た状態で、この感想と考察を語っています。
動画解説:オヤシロ様の右手『ひぐらしのなく頃に業 7話考察・感想』梨花ちゃんと沙都子の違和感(約14分)
目次
アニメ『ひぐらしのなく頃に業 7話 綿騙し編 其の参(2020版)』の感想・解説・考察
今回の第7話の感想を一言でまとめるなら、双子の次は沙都子と梨花ちゃんに翻弄されるーーーっ!
綿騙し編でマークしないといけないのは魅音と詩音だけじゃなかった。
沙都子と梨花ちゃんも動き見せたことで、謎要素がさらに高まったよ。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察、そして旧作のアニメ版『綿流し編』と比較しながら解説を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
祭具殿でオヤシロ様の右手が
いや、入るんかいっ!?
前回祭具殿に入る場面で終わったので、この入るか入らないかのところで何か動きがあるのかなと思っていたら、あっさり入るんかいっ!?
アニメ実況していたら、わたくしの第一声はこれになりそうでしたw
さて、最初の違和感は綿流し編と違って、綿騙し編ではOPの映像と同じく、本編でもオヤシロ像の右手がちゃんとあること。
沙都子黒幕説も語った『OPの考察』でも解説しましたが、旧作ではメインの昭和58年6月が始まる前のもっと子供の頃に沙都子が祭具殿に忍び込んでオヤシロ様像の右手を壊しています。
このオヤシロ様の右手が直っているということは、今回の世界は旧作とは別の世界線なのか?もしくは沙都子がさらに過去にも戻ってその右手を壊す事件を止めたのか?
二つの疑惑が湧いてくる。
鷹野の昔話の変化
祭具殿に入ってから鷹野が雛見沢の昔話をする流れは旧作と同じ。
ただ、内容が前より詳しくなっていますね。
雛見沢が昔は鬼ヶ淵と呼ばれていたこと、鬼の伝承や綿流しの由来、祭具殿にある道具や梨花ちゃんの奉納演舞については旧作でも語れてましたが、旧作ではカットされていたオヤシロ様の降臨や鬼隠しの理由についても語られたのは大きな違い。
鬼隠しの方はともかく、旧作では詳しく語られることがなかったオヤシロ様の降臨について詳しく語るということは、ここが今回の事件のポイントになりそうな雰囲気を感じさせます。
詩音がオヤシロ様像に触れると…
ここは旧作では完全になかったシーン。
詩音がオヤシロ様像に触れると、頭が落ちてパッカーン!状態になる。
しかも、調べた富竹の話では詩音が触る前から壊れていたらしい。
今回のオヤシロ様像は右手の代わりに頭が最初から壊れていた。
これによって、羽入が力を失うことに繋がったのか?それとも、そこから新たな羽入とは別のオヤシロ様的な存在でも出てきたのでしょうか?
謎は深まるばかり。
4人の別れ際にも変化が
圭一・詩音・富竹・鷹野の4人の別れ際も旧作とは変わってました。
まず鷹野が祭具殿に一人残って最後に写真を撮っていた。
何気ないシーンなんですけど、わざわざ入れなくてもいいシーンなので、これが何か効いてくるのかなと感じさせますね。
また、旧作はあの後あっさり別れたのに、富竹が圭一と詩音も綿流しに誘うけど、鷹野のイチャイチャパラダイスによって阻まれるというシーンが追加。
鬼騙し編のときからちょっと感じてましたが、新作の鷹野さんは富竹へのイチャイチャパラダイスが過ぎますね。
やはり鷹野はこっちではすでに救われている世界線なのかもしれませんね。
そして、今回の詩音は『どたんばたんと音がうるさかった』という発言をしなかった。
これは詩音が発症してないので疑心暗鬼や妄想が起こってなく聞こえなかったのか?
そもそも今回は羽入がいないので足音自体がなかった線もありますが、今のところ詩音はおかしくなっている印象はないですよね。
いっちゃん鬱になる目明し編はやはりカットと思っていいんですよね。
部活メンバー合流に沙都子がいない
今回は沙都子が分かりやすく動き出しましたね。
詩音と別れてすぐに合流した部活メンバーに沙都子だけいなかった。
もちろん、旧作では合流シーンに沙都子はしっかりといました。
もしかして、5話の魅音に続いて、今回の7話では詩音と接触?
綿騙し編のクライマックスは園崎姉妹のダブルインパクトでくるつもりですかっ!?
それで今回もまた圭一がやられたら、さすがに可哀想になってくるね。
もうやめたげて!もう圭ちゃんはやめたげて!!
もしくは園崎姉妹でやり合ってバッドエンドという流れもあるかもしれないけれど。
不穏な魅音
沙都子もそうだけど、魅音も同じようで旧作とは違った動きを見せる。
優しく手を握って圭一を綿流しに連れていくのは旧作ではなかった。
詩音の別れ際のセリフといい、綿騙し編は綿流し編以上にラブが進行している感が強い。
今回の引き金は悟史ではなく、圭一をめぐる恋のもつれでバッドエンドが起こるんじゃないか?と、なんだか今からヒヤヒヤしてきたよ。
そして、圭一を連れて行く途中で詩音について聞く流れは同じ。
でも、富竹と鷹野のことも聞いてくるのは新たな流れ。
というか、まだ事件も起こってないし、この時点で富竹と鷹野のことを聞くのは早すぎると思うのですが。
もしかして魅音さん、4人が一緒にいるところ目撃しちゃってました?
大石がその日にやってくる
来るのはやっ!?
大石がその日のうちに圭一の家の前で待っていたのも旧作にはなかったシナリオ。
旧作では違う日の詩音と図書館で会ってるときに大石が現れるという流れ。
4人の目撃情報があって聞き込みに来たという流れは同じですが(旧作でも明かされなかった4人の目撃者も気になるところだけど)
その後の詩音の電話で明かされる旧作では死亡扱いだった富竹と鷹野が車を奪って逃げるように行方不明になったのは大きな違い。
富竹と一緒に逃げることから、やはりこの世界の鷹野は黒幕ではなさそう。
鬼騙し編のときといい、毎回二人で逃げるということは前とは組織の形が変わってるのか?もしくは、所属している組織自体が前とは違うのかもしれない。
詩音が電話して来た場所
大石の出現が早まったことに合わせて、詩音の電話のタイミングも早まった。が、電話している場所が旧作とは違う。
旧作では興宮(おきのみや)で一人暮らししているマンションから電話していましたが、今回はばあちゃんと魅音が住んでいる本家っぽい電話している。
でもまあ、これは旧作だとこの時点で詩音は本家で事を起こしてるので、その修正をしただけかもしれませんが。
旧作だと本家で色々とやってるのに、圭一と電話かけるためだけにわざわざ興宮のマンションに帰ってんのかいとツッコミどころがありましたからw
遠いから大変だろ。
詩音が園崎家本家にいるのなら、やっぱり詩音が今回も動いているのかという雰囲気はありますが。
ただ、旧作でも綿流しの当日は親戚たちとの宴会で詩音も本家に泊まっているので、これは電話する日が違ったからそれに合わせただけかもしれませんね。
というか、オヤシロ様の右手の件もあるし、この世界では詩音と本家との間に確執自体が生まれてないパターンもあるかもしれない。
梨花ちゃんの豹変
でも、梨花ちゃんは突然の突き放しっ!?
今回の一番の衝撃はここでございましょう。
その前に、旧作だと梨花ちゃんは詩音にボコボコにされた後に圭一と話すことになりますが、それは無くなっていたのでさらに目明し編カットの流れが濃厚。
ロリッ子ボコボコも含めて、今だと放送できなさそうなシーン満載でございますからね。
さて、梨花ちゃん。旧作では自分から子猫の例え話していたのに、圭一がそう切り出したら、
そんな間抜けな例え話をしてくるとは思わなかった
って、突然の赤眼覚醒からの突き放しっ!?
鬼騙し編ではあんなに優しかったじゃんっ!?
アンタが何を心配してもしなくても、もう全て終わっているわ。今年の崇りも、この世界も、アンタも私も全部
死亡ルートに入ったことで、諦めモードに入ったってことなんでしょうか?
わたくしはそれに加えて、もう一つ可能性があるんじゃないかなと思います。
それは次の考察でまとめて話します。
沙都子の3つの動機
沙都子が今回の件に関わっているなら動機も考察して欲しい。
第6話の考察をしたときのコメントにあったので、ここの考察もしていきたいと思います。
わたくしが思いつくのは今のところ3つ。
1つ目はコメントでも多かった悟史を助けるパターン。
旧作テレビ版では唯一ちゃんと救われるところが描かれなかった悟史を沙都子が救うためにタイムリープしてきた。
ただ、これちょっと弱いかなと思っていて、悟史を救うなら昭和58年に戻ってきても意味なくない?というのと、たしかにテレビ版では復活してないですが、その続きとなるOVA版では悟史復活してるんですよね。
また、オヤシロ様の右手の件、そして今のところ悟史についてほとんど触れられないことから、すでに旧作とは違う状態になっていることも考えられるから。
2つ目はOPの考察でも語った梨花ちゃんや沙都子が中学生になった未来で何かあったパターン。
わざわざ成長させてたからタイムリープしてるので、動機は未来に一番ある可能性が高いですよね。
その詳しい内容は2クール目、もしくは最終エピソードで語られると思うので、今は考察できることが少ないのですけれど、こちらもOPで語った考察を一つだけ。
首が落ちた花、『赤花除虫菊(アカバナジョチュウギク)』が出てきますが、この花言葉は『しのぶ恋』
なので、しのぶ恋が落とされたことがその動機となるかもしれない。
今回の綿騙し編でも圭一がひどい目に遭ったら、その中心にいるのはやっぱり圭一なのかもしれない。
ただ、『赤花除虫菊(アカバナジョチュウギク)』は雛見沢によく生えてる花みたいなので、花言葉は関係なく不吉な演出として入れているだけかもしれませんが。
そして、今回思いついた3つ目は、実は梨花ちゃんがおかしくなっていて、沙都子はそれを止めるために動いている。
前回の救世主的な存在が今回の元凶。シリーズものならたまにあるパターンですね。
というのも、梨花ちゃんがこの写輪眼みたいに赤眼になる演出って旧作ではなかったんですよね。
鬼騙し編のときは単純な演出かと思ってましたが、今回の圭一との会話を聞く限りそうじゃないかもしれない。
圭一対する当たり強過ぎじゃない?旧作では圭一のことアンタとか言ったことないと思うのですが。
また、富竹と鷹野は死んでいると言ってましたが、いやいやいや鷹野は死んでないじゃん!旧作と同じなら偽装じゃんと。
そして、富竹が行方不明になるのは珍しいと言ってましたが、前回の鬼騙し編でもなってましたやん。
珍しいことが2回も続いたら、いつもの梨花ちゃんなら不審に思いそうだけど。
さらに、羽入はこんなに大きくはないですが目が赤くなることがあり、梨花ちゃんが赤眼になっているときは、今回の事件を起こしたオヤシロ様的な存在に乗っ取られているのかもしれないと考えたわけです。
つまり、赤眼のときは梨花ちゃんは自覚がなく、それを知っている沙都子が裏が動いていたというね。
今回圭一が梨花ちゃんに追い詰められたときに助け船を出したのも沙都子ですし。
アニメ『ひぐらしのなく頃に業 7話 綿騙し編 其の参(2020版)』の感想・考察・解説まとめ
今回の話をまとめると、魅音や詩音以上に梨花ちゃんと沙都子が気になる!
容疑者は二人、どっちが今回の黒幕なのか?