
あなたの心の反転世界:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に業』反転世界のルールを考察ー!
22話でかなり見えてきた!
ひぐらしのなく頃に業 22話
さすが強情っぱりの梨花、簡単にはいきませんわね
絶対に負けられない戦いが、時を繰り返す者にもある
あきらめて次の世界に行く判断が早い早い早い!
もはやワールドクラスの沙都子の切り替えの早さ
開幕からラストまで
沙都子が鬼と化した#ひぐらし業 pic.twitter.com/Xln0JUXu60— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) March 4, 2021
今回は序盤から言われてきた反転世界のルールに迫っていきます。
動画解説:反転世界ルール【ひぐらしのなく頃に業 考察】郷壊し編で見えたフェザリーヌ的オヤシロ様(約12分)
この記事で分かる目次
『ひぐらしのなく頃に業』反転世界ルールの感想・解説・考察
第22話郷壊し編その5で判明したフェザリーヌ的なキャラが、沙都子に気付かれないように世界を反転させていること。
これによって、沙都子や世界にどういった影響があるのでしょうか?
すでに判明していることを整理しつつ、今回の22話の情報を加えて、まだあきらかになっていない部分も考察していきたいと思います。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
判明している反転ルール
まずはすでに判明している世界反転のルールを整理していきましょう。
反転説が起こるキッカケとなったのは、オヤシロ様像を筆頭に様々なものが旧作アニメから反転していたこと。
オヤシロ様像の挙げている手が反転しているとか、エンジェルモートの看板が反転しているとか、水車の回っている向きが反転しているとか。
オヤシロ様については旧作では壊れた右手も復活しています。
この中で世界反転を裏付けることになったのがこの古手神社の表記。
旧作アニメでは左読み表記でしたが、ひぐらし業ではこれが右読みに反転。
とはいえ、今では左読みが基本ですが、昔の日本は右読みだったので、古い神社なので業では歴史に合わせて修正しただけなのでは?という考察もありましたが、
今回の第22話郷壊し編その5に出てきた欠片の世界で、フェザリーヌ的なキャラと沙都子の後ろに映っている古手神社の表記が旧作と同じく、左読みになっていた。
ちなみに、前に出てきた欠片の世界でも古手神社の表記が反転しているのは、第14話猫騙し編その1で確認済み。
これによって、ひぐらし業では旧作と同じ通常世界と反転世界の二つを使い分けてることが判明したわけです。
フェザリーヌ的なキャラの世界反転合図
そして、第22話でフェザリーヌ的なキャラがどんな風に世界を反転させているのかも見えてきました。
沙都子に最初に会った20話のときは左手で錫杖を持っていましたが、その時は古手神社の表記が右読みに反転してました。
そして、22話では右手で錫杖を持ってましたが、この時は古手神社の表記は旧作と同じ左読みに戻っていました。
つまり、フェザリーヌ的なキャラが錫杖を右手に持っているときは正常世界で、左手に持っているときは反転世界という暗示でしょう。
そんでもって、22話では錫杖はずっと右手で持っていて、沙都子に新たな能力を与えるときも右手に錫杖、左手を沙都子にかざしてましたが、
力を与え終わったときは、沙都子にかざしていたはずの左手に錫杖を持ち変えていた。
エスパー伊東もビックリの高速持ち変え。
沙都子にもわたくしたち視聴者にも気付かれない内に、一瞬で持ち変える(フェザリーヌ的にはハイー!と決めポーズをしたかったのかもしれない。)
これを見る限り、フェザリーヌ的なキャラは目の前に人がいても、その人に気付かれないように一瞬で世界を反転させる能力を持っている可能性が高い。
この能力を駆使すれば、梨花と沙都子の友情にヒビを入れることもたやすいんじゃないでしょうか。
世界を反転させる意味
では、このフェザリーヌ的なキャラはなんのために世界を反転させているのか?
どうやって嘲笑うつもりなんだい?
あと、フェザリーヌ的なキャラという言い方が面倒くさいので、ここからはフェザと略させて頂きます。
これはOPの映像から考察すると、神様的な存在は羽入だけじゃなく、フェザもいる二人体制なんじゃないのかなと。
本殿に羽入がいて、
祭具殿にフェザがいるという、通常世界はメインが羽入でサブがフェザという体制でしょうか。
反転世界ではここがひっくり返って、メインがフェザでサブが羽入という形になるんじゃないかと推測します。
スポーツでいうところのホーム&アウェーみたいな感じで、ホームだと力を発揮できるけど、アウェーだといつもより力が抑えられちゃう感じかなと。
なので、ホーム&アウェーをうまいこと使い分けて梨花と沙都子の溝を深め、それがある程度完成してから、最終的にはより干渉できる反転世界、つまりひぐらし業の世界に固定したんじゃないでしょうか。
キャラの反転は曖昧
とはいえ、反転世界と言いつつも、オヤシロ様像や古手神社の表記が反転しているだけで、キャラは反転していないように見える。
これが分かりやすく、女の子らしいレナが男臭くなってたり、魅音がおじさんじゃなくておばさんになってたら分かりやすいのですが。
まあ、そんな分かりやすかったら、沙都子や梨花ちゃんが『いつもと違う!ダウト!』ってすぐ気付いちゃうんですけれど。
とはいえ、これだけ反転している世界に加え、ひぐらし業では旧作と違う展開が起こってますから、キャラが全く影響を受けていないとは考えづらい。
つまり、一見すると通常世界と変わらないように見えるけど、実は反転世界では沙都子や梨花ちゃんが一目では分からない変化している部分があるはずです。
反転してるのは実は一つだけ
ここで注目したいのは、先ほどのフェザと羽入の関係。
反転世界ではメインがフェザでサブが羽入に反転しているんじゃないかと予想しましたが、これはつまり、反転世界のオヤシロ様はフェザになるんじゃないかなと。
オヤシロ様が善良な羽入から、邪悪なフェザに変わった。
これによって、世界が影響を受けている。
反転世界は鏡のような世界ではなくて、オヤシロ様が変わったことによって、通常世界とは違う影響を受けている世界じゃないのかなと予想します。
オヤシロ様が変われば雛見沢症候群も変わる
そして、オヤシロ様が変われば、ひぐらしのキャラクターのほとんどが影響を受ける可能性があり。
なぜなら、雛見沢には雛見沢症候群という村人全員がかかっている風土病があるから。
この雛見沢症候群がフェザの影響で通常世界と別物なら、一見すると反転世界でもキャラの本質は変わらないと見せかけて、発症すると通常世界が大きな変化が出てもおかしくない。
というか、ひぐらし業でどちらの世界での発症したシーンがある圭一を見る限り、あきらかに通常世界と反転世界の発症の仕方は違いますよね。
通常世界の鬼隠し編では、疑心暗鬼の恐怖からレナや魅音を攻撃したって感じですが、反転世界の猫騙し編で発症したときは金属バットでの攻撃を楽しんでいる
完全にイッちゃってるー!
な状態になってましたから。
羽入からフェザに変わったことで、反転世界では雛見沢症候群がより凶悪なものとなっています。
L5じゃなくても狂気的に
さらに、郷壊し編の沙都子を比較すると、軽い発症でも通常世界でもより凶悪になる疑いあり。
雛見沢症候群には発症レベルがあり、惨劇を起こすときはだいたい一番高いL5を発症している場合が多い。
郷壊し編で闇落ちし、何度もループしている沙都子なので、完治している雛見沢症候群を再発している可能性もあり。
というか、完治したのは羽入の影響によって雛見沢症候群が沈静化した通常世界だと思うので、
フェザがオヤシロ様である反転世界では22話の鬼形相を見る限り、沙都子も再び雛見沢症候群を再発させてるんじゃないかなと思います。
とはいえ、首をかきむしってないので、L5は発症していないと思うのですがこの表情。
さらに、22話では何度もループしてますが、一度も梨花を手に掛けようとはしなかったのに対し、
反転世界の21話郷壊し編その4では百合心中で梨花を巻き込んだ。
そして、こっから始まる鬼騙し編の展開を考えれば、L5まで発症しなくても沙都子が通常世界よりも攻撃的になっている可能性は高い。
これは沙都子以外にも当てはまることで、例えば旧作では一度もL5を発症したことがないと言われてる魅音ですが、綿騙し編では旧作の詩音のような攻撃性を見せて、
魅音ついにL5発症かっ!?と疑われました。
あれは、L5は発症してないけど、反転世界だから攻撃性が強まって、この状態になっている可能性もありますね。
オヤシロ様の巫女も変化している
オヤシロ様が変化してるんだったら、オヤシロ様とつながっている巫女だって変化してるはず。
オヤシロ様の生まれ変わりと言われる梨花ちゃんは、よりフェザの邪悪さに引っ張られるんじゃないかなと思います。
聖ルチーア学園編は反転世界で起こっていて出来事だと思うので、あの時に沙都子に冷たい態度を取った梨花ちゃんは、フェザの邪悪さに性格が引っ張られていたのかもしれない。
そして、オヤシロ様の巫女として忘れてならないのは、女王感染者として雛見沢症候群を抑えるフェロモンを出していること。
反転世界ではここも変わっている可能性あり。
猫騙し編を見れば分かる通り、反転世界でのL5発症者はなぜか梨花ちゃんを狙ってきますからね。
ここから考察すると、反転世界での巫女は発症者に狙われるようなフェロモンが出ているのかもしれません。
巫女は二人いる
さらに、ひぐらし業ではフェザに力を与えられた巫女はもう一人いる。
そして、沙都子は梨花ちゃんみたいに発症者から狙われてないことから考えると、梨花ちゃんとは別のフェロモンが出ている可能性あり。
例えば、逆に雛見沢症候群を発症させるようなフェロモンを出していて、それを自由に出したり消したり出来るのなら、H173を使わなくても、今までの事件の犯人を自由に発症させることができる。
こうすれば、梨花ちゃんが惨劇のルールをいくら回避しても、沙都子によってぶち壊されるという方程式が成り立ちます。
22話を見る限り、フェザは後から沙都子に能力を追加することもできるので、梨花ちゃんと沙都子を違うタイプの巫女にすることも簡単でしょう。
まあ、幻覚を見せる能力とかを与えても成立しそうですが、女王感染者の設定を利用した方が、よりひぐらしっぽいかなと。
『ひぐらしのなく頃に業』反転世界ルールの感想・考察・解説まとめ
今回の話をまとめると、反転世界は鏡のような世界ではなく、オヤシロ様が羽入からフェザに変わった
つまり、良い神様から悪い神様になったことで、世界や雛見沢症候群、そして巫女が影響を受けている世界ではないでしょうか。