
あなたの心の鬼騙し編:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『ひぐらしのなく頃に業』を漫画版と合わせて考察ー!
二つを合わせると新事実が見えた♪
いつもはアニメ版のみで考察しているのですが、鬼騙し編をまとめた漫画版1巻が発売されたので、今回はその情報もプラスてして再度鬼騙し編を振り返ってみたいと思います。
ちなみに、マンガ版にはアニメで描かれてない部分も一部あったため、そういったネタバレが嫌な方はここでストップしてください。
動画解説:鬼騙し編の裏側を考察【ひぐらしのなく頃に業】アニメ&漫画版の比較から迫る真相(約11分)
この記事で分かる目次
マンガ版『ひぐらしのなく頃に業 鬼騙し編』
漫画版を読んだ感想を一言でまとめるなら、新たな発見ありっ!
そう断言してもいい内容となっていました。
マンガ版は、アニメと連動してヤングエースUPで連載されている『ひぐらしのなく頃に業』のコミカライズ版。
ヤングエースUPは無料Web漫画雑誌なので、コミックスを買わなくても無料で読むこともできます。
内容の大筋はアニメ版と同じですが、アニメでは4話あった鬼騙し編を3話でまとめるなど、けっこうショートカットはしていますが、アニメ版で描かれていない部分も描かれているのが特徴。
今回はその漫画版とアニメ版を比較して、新たに気付いた鬼騙し編の考察をまとめていきたいと思います。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄でコミックスの試し読みとヤングエースUPの公式サイトのリンクを、そしてその他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
圭一 VS レナのラストバトルの謎
鬼騙し編でもっとも考察が飛び交ったのがここでしょう、圭一 VS レナのラストバトル。
大きく話題となっていたのがこの3つ。
- 何度も刺された圭一が生きてること。
- 勝負のついた後の血の量が多すぎること。
- 入院した圭一の姿の違和感
これに関して、アニメ4話の考察で詳しく語りましたが、わたくしは圭一の最初の体当たりでレナが後頭部を強打したことで力が入らなかった。
血の量は派手に見せる演出でわたくしもやり過ぎかなと予想しました。
その他にも動画のコメントには色々な考察が飛び交って賑わっていました。
なかには人の考察にイチャモンつけるだけで、自分では何も考察しない生意気言うヤツはいましたけれど、そういった邪魔者はオヤシロ様ならぬYouTubeさまのシステムでしっかりと鬼隠ししておいたのがご安心ください。
ただ、イキリたいだけのわんぱくものはこのチャンネルには必要ございません。
それは置いといて、本題に戻ると漫画版を読むと、アニメだけでは見えてなかったいくつかの新事実が見えてきました。
一番多かった圭一も発症していた説
コメントの説で一番多かったレナだけでなく圭一も発症していて、ラストバトルは圭一の妄想だったというもの。
その中にも色んなパターンがありましたけど、多かったのは最初のシーンだけ現実で、その後のド突き合っていたのは妄想というパターン。
なかには旧作の鬼隠し編と同じく、圭一だけが発症していて、レナに襲われたという妄想を見て、実は圭一が一方的にボコったという説なんかもありましたね。
が、これらはマンガ版を読む限り、この説は否定されています。
ここについては後で詳しく語りますので、まずは先ほどの3つのポイントについて、マンガ版と比較しながら考察しましょう。
漫画版で分かった圭一 VS レナの真相
アニメ版ではレナが上から圭一が下からド突き合っているシーンでフェードアウトして決着まで進みますが、マンガ版ではこのシーンがより詳しく描かれています。
漫画版では若干流れが違うんですけれど、
圭一が途中でガードしてレナを吹っ飛ばしてマウントから解放され、スタンディングでの勝負となります。
そして、スタンディング戦になってからは圭一は常に左手でガードしながら攻撃していたので、何度も刺されたけど最初以降は深手を負うことはなかった。
ただ、アニメ版では左手でガードしているシーンがなかったので、これ入れておけばより分かりやすかったですね。
途中で脱出したのでアニメ版よりもマウントのシーンで刺される回数も少ないですし。
アニメ版は仮にわたくしの考察通り後頭部を打って力が入らなかったという設定なら、大石の事情聴取のときに一言添えるとかしておけば良かったと思うのですが。
2つ目の流血については、そのスタンディング戦に入ってからはレナが大量出血してますので、あの血のメインはレナの血っぽいですね。
ただ、漫画版でもそれにしては血の量が多すぎるので、派手に見せるための演出をやり過ぎちゃったかなと。
ここはアニメ版でかなりツッコミが入ってましたから。
3つ目の入院している姿の違和感。
アニメでは顔を斬られたのとお腹しか刺されている描写しかなかったのに、入院している姿は頭に包帯、首にコルセットを巻いている姿に違和感を持つ人が多かった。
特に首のコルセットから圭一が発症していて、首をかかないようにガードしていると予想する人が多かったですが、先ほども言った通り、圭一の妄想説はマンガ版では否定されています。
これについても漫画版で見えてくるものがある。
先ほどのスタンディング戦でお腹以外も攻撃されていまして(左手でガードしながらですが)、こちらでも最後の決着は倒れた状態になっていたので、少なくとも最初と最後で2度倒されているので、その時に首と頭は痛めたのではないかなと思います。
首は寝違えたぐらいで痛めるぐらいですし、これだけ激しく争ったらコルセット巻くぐらいに痛めてもおかしくはないでしょう。
というか、寝違えたぐらいでも病院に行けばコルセット巻かれることありますからね(腰痛だったら腰に巻かれるし)
コルセットって、包帯と違って痛みが和らぐようにサポートするものだから、ちょっと痛めたぐらいでもけっこう巻かれるんですよね。
圭一とレナのラストバトル、漫画版と合わせて読めば、血の量以外は説明がつくんじゃないかなと思います。
鬼騙し編の最後に梨花と羽入が
漫画版では鬼騙し編の最後に梨花と羽入の会話がある。
その代わり漫画版だと、アニメ1話ラストの怪しい梨花ちゃんとか、2話の冒頭で入ってきた梨花と羽入の会話はカットされているのですが。
ここで梨花ちゃんが今までの繰り返しでレナと圭一が殺し合う世界はなかったと言ってる。
なので、圭一の妄想説はなくなったわけですね。
まあ、梨花ちゃんが騙されてるとかだったらあるかもしれませんが、さすがにそれはややこしすぎるのでそこまではやらないかなと。
また、ここでは自分と沙都子もやられてしまったことについては深く言及していません。
ここは死んだ直後の記憶が曖昧になるから覚えてないんでしょう。
そして、今回のループは羽入の力ではない、旧作で実体化した羽入が梨花がループなどない人間らしい生活を送るために、人の世を離れ眠りについたことも語られています。
今回の黒幕:沙都子説
今回の黒幕:沙都子説。
これOPの考察でも語りました(詳しくはそちらの記事を参照してください)
そして、沙都子を黒幕として考えてから見直すと、鬼騙し編でちょっとだけ違和感があるシーンがあります。
それはアニメ版1話の終盤でレナが体調が悪いから保健室で休んで帰ると言ったとき、梨花ちゃんにKOの落書きを書かれた沙都子が一緒に顔を洗いに行くと付いていくところ。
アニメ版だと時間差で沙都子が出て行って、レナと合流したかどうかは分からないのですが、
漫画版ではしっかりと合流したところまで描かれています。
また、アニメ版の第5話綿騙し編 其の壱では、一足早くゲーム大会の予選を突破した魅音と沙都子が二人でティータイムをしに出て行く。
同じ部活メンバーなのでおかしくないのかもしれませんが、どちらも沙都子から誘っている点、
そして、これは動画のコメントに書かれていたのですが、旧作では沙都子がレナや魅音と二人っきりになるシーンはほぼほぼなかった(圭一や詩音はあるけれど)
さらに、最初に言った通り、漫画版はアニメ版4話を3話描いているため、カットされているシーンが多いのですが、このレナと沙都子が一緒に保健室に行くシーンは漫画版でも描かれている。
鬼騙し編のことだけを考えるのなら、このエピソードはカットしても特に影響はないと思う(実際、マンガ版ではレナの怪しいシーンとかもけっこうカットされているので)
それをわざわざ入れてくるとはここが何かの伏線となっているんじゃないか?二人になった時に沙都子が何かやっているんじゃないかと感じさせる。
考察通りだったら綿騙し編、すでに魅音さんやられちゃってることになりますね。
アニメ&漫画版で考察『ひぐらしのなく頃に業 鬼騙し編』まとめ
今回のアニメと漫画で考察する鬼騙し編をまとめると、二つをチェックすればより多角的に情報が手に入る(考察好きは必見)
そして、沙都子に気を付けろ!