
あなたの心の古手梨花:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に業』梨花がトリック説ー!
反転世界の謎に迫る。
今回は新たな情報を加えて反転説と黒幕の謎に迫っていきます。
動画解説:梨花がトリック説【ひぐらしのなく頃に業 考察】オヤシロ様と古手神社の反転の秘密は本殿にアリ(約15分)
目次
梨花がトリック説『ひぐらしのなく頃に業』の感想・解説・考察
前回やったOPの再考察から迫った反転世界とフェザリーヌ的キャラの正体。
わたくし的にも手応えあったんじゃないかな?という考察ですが、この考察に関係ある新たな情報が入ってきました。
ということで、今回はその新たな情報も加えて、反転世界とフェザリーヌ的なキャラの正体にさらに迫りたいと思います。
なので、前回の考察動画を見てもらった方が、より内容が伝わると思います。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
第22話郷壊し編その5の先行カット情報
今回入ってきた新たな情報は、今夜放送される第22話郷壊し編その5の先行カットの一つ。
再び中学生となった沙都子が、欠片の世界でもう一度フェザリーヌ的なキャラに会う。
そして、フェザリーヌさん的なキャラはサラシでお胸をカバーしてるんですね!
それはそれで気になるのですが、それ以上に気になるのは背景で逆さまに映ってる古手神社の本殿。
これひっくり返ってるので分かりづらいかもしれませんが、こちら古手神社の文字が反転していない左読み。
つまり、旧作アニメと同じ形の表記に戻っているわけです。
ひぐらし業の世界ではOPはもちろん、作中でも旧作とは逆の右読みに反転していたのに。
ただ、これは欠片の世界だから、現実世界の表記からさらに反転してるのかもしれない(本殿もひっくり返ってますしね)
そう思って欠片の世界をチェックしてみたら、他ではひっくり返った古手神社の本殿自体が出て来なかったのですが、
第14話猫騙し編その1に出てました。
梨花ちゃんが大石にやられて、羽入がいる欠片の世界に行ったときですね。
羽入が最後の力を振り絞って、梨花ちゃんに力を与えて消えるときに一瞬だけ映っています。
これかなり見づらいのですがよーく見ると分かる。
この時の古手神社の表記も、旧作とは違う反転した右読みとなっていました。
つまり、欠片の世界だからといって、現実世界の表記が反転しているわけではないようです。
フェザリーヌ的なキャラの力
ここから推測されるフェザリーヌ的なキャラの力。
沙都子に時を繰り返す能力を与えるだけでなく、自由に世界を反転できる、もしくは二つの世界を自由に行き来することができる能力もある。
先行カットの画像を見ると、古手神社の表記だけでなく、フェザリーヌ的なキャラが持っている錫杖も前回会ったときは左手だったのに、今回は右手に持ってますからね。
ちなみに、OPで出てくるシーンでは右手側に錫杖を置いているので、祭具殿にいるあのシーンは旧作の世界ということでしょう。
錫杖については、フェザリーヌ的なキャラのさじ加減一つじゃねえか!って感じもしますが、右手と左手で使い分けることで世界の違いを分かりやすく演出してるのかなと思います。
フェザリーヌ的なキャラは、世界を丸ごと反転させているか、もしくは沙都子を旧作の世界とひぐらし業の世界を行き来させている。
これを沙都子に気付かれないようにやることによって、沙都子を闇落ちに誘導しているのではないでしょうか?
郷壊し編のトランプやカレンダーといった数々の違和感は、二つの世界を随所に入れ替えることによって起こっているのかもしれません。
反転世界の仕組み
では、その二つの世界の反転の仕組みはどうなってるんだい?
ここが一番の謎でしょう。
オヤシロさま像の手や古手神社の表記、他にも水車の回っている方向やエンジェルモートの看板などが旧作から反転しているのはすでに判明していること。
とはいえ、これらがいくら反転していようと、沙都子の闇落ちには一切関係ない。
あっ、オヤシロさまの手が反転してる!じゃあ、アタイも闇落ちに反転しなきゃ!
とはなるわきゃないから。
影響を受けるとしたら人物だと思いますが、圭一もレナも魅音も旧作とまったく性格が違うとかからじゃないですからね。
これがネックで、反転説が迷宮入りになっていたんじゃないでしょうか。
分かりやすくキャラの性格が違ったら、
あなた反転してる!ダウト!!
と指摘して、反転説がガッチリと固まるわけなんですが。
わたくしもここで迷宮入りしてたのですが、今回の先行カットのヒントから思いついたのが、ここはオヤシロ様の反転からストレートに考えて、反転世界で反転してるキャラはオヤシロ様だけじゃないのかなと。
つまり、ひぐらし業の世界のオヤシロ様はフェザリーヌ的なキャラ(ここの正体については後で考察するので一旦置いといて)
そして、オヤシロ様がフェザリーヌ的なキャラになることで、もう一人影響を受けるキャラクターがいる。
梨花ちゃんが反転していた
それは、
梨花さまだーーー!!!
聖ルチーア学園に入学してからは、沙都子を放っておいて取り巻きと、
寝耳に水でございます。
的なセレブなお嬢さま学園生活を送って叩かれまくっている梨花さまですが、これ一旦冷静になって考えてみると、おかしくない?という不自然な点が多い。
というのも、小学生の梨花ちゃん時代には、旧作な皆殺し編や業の祟騙し編も含めて、沙都子に助けはいらないと突き放されても、しつこく食い下がって最終的に沙都子のことを助けた梨花ちゃん。
言うなれば、100年間も戦い続けた諦めの悪い女ですから。
それが沙都子から勉強の助けは必要ないと言われて簡単に引き下がるかなと。
しかも、その親友が19話の郷壊し編その2では補習送りになり、その後に特別クラス送りになった。
さらに、20話の郷壊し編その3では独房送りに。
独房の方はまさかそんなもんがお嬢さま学校にあるとは思わず、気付いてない可能性もありますが、何日も教室に来なかったのは事実ですから。
さらに、百合心中が起こった21話郷壊し編その4のループでは、『私は手を差し伸べたけど、卑屈になったあなたがそれを拒んだ』と、さらに突き放すようなこと言ってましたしね。
独房に入れたり、補習送りになって苦しんでる沙都子を、あの沙都子を鉄平から助けるために必死に動いた梨花ちゃんが放っておくかね?と。
しかも、21話の方では『約束するのです。僕は沙都子を一人にしないのです。』と宣言してるのに。
もちろん、叩かれてるように聖ルチーア学園に行って変わったという可能性も0ではないですが、梨花ちゃんの場合はただの学生ではなく、100年も繰り返しているわけですから。
肉体的な変化はともかく、100年間も生きてたら、根本的な性格はそう簡単には変わらないと思う。
郷壊し編は沙都子に注目を集めておいて、実は梨花ちゃんにもフェザリーヌ的なキャラが影響を与えていた。
古手神社の表記の反転には、梨花ちゃんも反転してるぜという暗示なのかも。
この梨花ちゃんのトリックによって、反転説を迷宮入りさせてるのかもしれないと思ったわけです。
梨花ちゃん反転の仕組みその1
では、その梨花ちゃん反転の仕組みはどうなってるんでしょうか?
ここではそこを詳しく考察していきます。
羽入と梨花ちゃんが繋がっていたように、反転した世界では梨花ちゃんとフェザリーヌ的なキャラも繋がっている可能性は高い。
その存在が沙都子のループを楽しんで鑑賞するような邪悪なオヤシロ様なら、梨花ちゃんの性格にも多少なりとも影響を与えるんではなかろうか。
沙都子だけが入れ替わってるんだったら、沙都子は知らずに二人の梨花ちゃんに会っていることになります。
子供の頃からフェザリーヌ的なキャラと過ごした梨花ちゃんは、羽入と過ごした梨花ちゃんとは性格も変わってくるでしょう。
沙都子が入れ替わってるんだったら、その間に反転してない方の梨花ちゃんは、反転した沙都子と会っている形になるはず。
反転した世界の梨花ちゃんの性格が変わってるなら、二人の関係性も変わってるはず。
なので、梨花ちゃんの方も反転した沙都子に『いつもと違うな』とイライラを溜めてるはず。
沙都子を入れ替えて、お互いにいつもと違うというイライラを溜めさせてから元の形に戻す。
これで、二人共言ってることが嚙み合わずに対立構造になったのかもしれない。
これが沙都子だけを入れ替えていた場合ですね。
梨花ちゃん反転の仕組みその2
もっと厄介なのは世界を丸ごと反転させていた場合ですね。
この場合は、梨花ちゃんも気付かない内にフェザリーヌ的なキャラと繋がって、その悪意に性格が引っ張られるんじゃないでしょうか。
なので、自分としては変わってないつもりなんだけど、前のように沙都子に接することができない形。
この兆候を感じるシーンが猫騙し編にありまして、
一つ目は第15話猫騙し編その2で、圭一にバットで殴られる前に、こんな地獄のループから抜け出して、聖ルチーア学園で幸せに過ごしていた未来に戻りたいみたいなことを言ってたとき。
このときに、沙都子についてまったく触れてないし、沙都子とあんなにギスギスしてるのに、梨花ちゃんにとってあの日々は幸せなのか?という疑問点も残る。
そしてもう一つは、その次の第16話猫騙し編その3話で、梨花ちゃんが気持ちを改めて、雛見沢で生きて行こうと決めたシーン。
ここで『私、いつから雛見沢のことを嫌いになったんだっけ?』と言ってますが、郷壊し編を見る限りは、梨花ちゃんは雛見沢のことが嫌いになって聖ルチーア学園に行くというよりも、外の世界に出てみたいという気持ちの方を強く感じた。
この辺が曖昧になってるのは、フェザリーヌ的なキャラの影響を受けて、感情や記憶が混濁しちゃってるからじゃないでしょうか。
フェザリーヌ的なキャラの正体
では、そのフェザリーヌ的なキャラの正体はなんなんでしょうか?
こちらも二つ候補があります。
1つ目は反転世界のオヤシロ様、つまり羽入ということですね。
羽入は角に傷がついたことで力が弱まりあの姿になったと言われているので、フェザリーヌ的なキャラは角に傷がつかなかった姿。
服装が似ているのも、元は同じキャラクターということを暗示していることになります。
古手神社の本殿に答えがある
2つ目は、オヤシロ様はそもそも二人いたというもの。
こちらはOPの再考察でも語りましたが、OPでは羽入が古手神社の本殿にいるのに対し、
フェザリーヌ的なキャラは祭具殿にいる。
しかも、OPでは錫杖は右手の位置にあるので、こちらは反転世界ではない旧作と同じ元の世界ということでしょう。
つまり、同じ世界の古手神社の本殿と祭具殿に、それぞれ別の神様がいる状態となっています。
また、OP再考察のコメントに来たのですが、
『大事なオヤシロ様像がなぜ祭具殿にあるのか?』というものがありました。
昼間は扉を開けてる本殿より祭具殿の方が安全性が高いとか、祟りで恐れられているので隠しているとかの理由も考えられますが、崇めているオヤシロ様を本殿に置かないのはおかしな話ですよね。
というか、神社だったら本殿に何かしらの像は置いているでしょうから。
ひぐらし業はもちろん、旧作も含めて古手神社の本殿の中は見たことなかったですが、本殿にも別のオヤシロ様像があるんじゃないでしょうか。
で、OPから考察すると、本殿にあるのが羽入の像で、祭具殿にあるのがフェザリーヌ的なキャラの像。
羽入が消えたことで、フェザリーヌ的なキャラの力が増して、今回の反転世界を作り出したかもしれないですね。
OPの走ってる梨花ちゃんが最後に祭具殿ではなくて、本殿の方の扉を開けるので、今回は本殿に何か秘密がある可能性が高そう。
扉を開けたときに手が飛び込んでくるので、新ED考察ではこれは沙都子で、OPとEDが繋がるとも予想しましたが、これ最初のOP考察で予想した通り、やっぱり羽入なのかも。
フェザリーヌ的なキャラの反転世界を打ち破るために、本殿に入って再び羽入を蘇らせるのかもしれない。
梨花がトリック説『ひぐらしのなく頃に業』の感想・解説・考察まとめ
反転説のキーとなるのは、フェザリーヌ的なキャラだけでなくて梨花ちゃんも。
そして、それを打ち破るために助けてくるのが、羽入と鬼狩柳桜という流れでしょうか。