
あなたの心のハニートラップ:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に業』沙都子が起こした事件の裏側を考察ー!
暗躍を暴け♪
ひぐらしのなく頃に業 17話
謀ったな、沙都子っ!?
山狗よりも今回は番犬が活躍する
まさかの鷹野の黒幕からの怒涛の展開
これで平和と見せかけておいての想像以上の大どんでん返し
ブロッコリーとカリフラワー、緑色なのはどっち?
今度は沙都子が黒幕の番#ひぐらしのなく頃に業 pic.twitter.com/UNg7mOH0na— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) January 28, 2021
17話でついに明かされた沙都子の正体。
今回はその沙都子が今まで裏で暗躍していたであろう事件の裏側の感想や考察を語りたいと思います。
動画解説:沙都子事件の裏側【ひぐらしのなく頃に業 考察・感想】黒幕の暗躍を暴け!(約15分)
この記事で分かる目次
沙都子事件の裏側『ひぐらしのなく頃に業(2020年版アニメ)』の感想・解説・考察
今回は、鬼騙し編・綿騙し編・祟騙し編・猫騙し編で沙都子が起こしたであろう事件の裏側に迫る。
沙都子の暗躍を暴け!という企画となっています。
なので、今回は今まで起こった事件の全てに沙都子が関わっている、また前回の『沙都子の正体の記事』で語ったように、沙都子は何かしらの能力で銃を持っている・H173を盗んでいる・そして、それを相手に打つことができるという前提で今回の考察を行います。
沙都子の能力については前回の『沙都子の正体の記事』で考察しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
これらを前提に、沙都子が裏でどう動いていたのかを暴いてやろうと思います。
名探偵と呼ばれた、ジッチャンの名にかけて!
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
鬼騙し編のレナ事件
まずは鬼騙し編のレナ事件から。
ここは状況を見る限り、沙都子はH173は使わず、言葉とかのみで誘導して雛見沢症候群を発症させたんじゃないかなと思います。
H173を使ったら、すぐにL5の末期症状に強制的になっちゃうので、時間をかけて末期を発症したレナは対象外。
また、ひぐらしの物語の前半と後半で発症した人のイカレ具合の違いも大きい。
前半組はいつもの雛見沢症候群という感じですが、後半に発症した人達はさらにもう一段階
イッちゃってるゥ~!
イッちゃってる組がH173を使われた人たちじゃないかなと思います。
レナは第1話ですでに様子がおかしいので、沙都子はこの時点で心理誘導を仕掛けているか、もしくは旧作のレナが罪滅ぼし編を引き起こすキッカケとなった間宮リナの美人局を誘導したのかもしれない。
鬼騙し編レナは唯一、梨花ちゃんを狙ってないのですが、これは誘導に失敗したのか?
もしくは、旧作の鬼隠し編の展開を一旦防げたと思わせておいてから、梨花ちゃんに絶望を与えるために、まずは圭一を狙う展開にしたのかも。
この場合、圭一をやった後に、梨花ちゃんを狙ってもらうように誘導するつもりだったのかもしれません。
鬼騙し編の沙都子と梨花の相打ち
鬼騙し編の沙都子と梨花の相打ちは、これは沙都子が梨花ちゃんを殺した後に自分も死んだということなんでしょう。
レナが計算外に梨花ちゃんを狙うことが出来なかったので、今回の世界では予想外の絶望が与えることが出来たし、ここら一旦タイムリープしておくかっていう感じでしょうか。
『二人とも同じ包丁で、首を何度も刺されて…。』と言っていたので、まずは梨花ちゃんの首を刺した後に自分の首も刺したのでは。
とても、『正気の沙汰じゃねえなっ!?』という形ですが、目明し編で梨花ちゃんも自分の首を刺して死んでたし、正体がバレたからってすぐに銃を向ける沙都子はそもそも正気の沙汰じゃないしね。
綿騙し編の魅音事件
綿騙し編の魅音はレナと同じく、H173は使わずに発症を誘導したんじゃないかなと思います。
魅音は序盤はまともだったので、圭一と詩音が祭具殿に入ったときに沙都子は仕掛けたんじゃないかなと。
祭具殿に入ったことをチクって、このまま圭一は村人から殺されてしまうかもしれないと煽った。
結果、魅音は圭一への愛ゆえに、お魎・公由・詩音を手に掛けたという流れでしょうか。
この辺は『漫画版と比較して見えた綿騙し編の真相の記事』で詳しく語っています。
また、レナの時と違って、魅音は梨花ちゃんを狙わせることに成功したのも大きな違いですね。
綿騙し編の沙都子と魅音の相打ち
沙都子と魅音の相打ちは、沙都子の誤算から生まれたんじゃないかなと思います。
魅音は梨花ちゃんを狙わせることに成功したんですけれど、死体をトイレの便槽に隠しちゃったので、沙都子には梨花ちゃんを確実に始末したかどうか分からなかったんじゃないのかなと。
同じ世界にタイムリープするルールとして、梨花ちゃんが死んだ後に自分も死なないといけないとかがあるのかもしれない。
お互いタイムリープしてるなら、普通ならタイミングがズレちゃう心配もあるもんね。
この辺も強制的に同じ世界にタイムリープする能力が沙都子の方にあると考えて間違いないでしょう。
それで、魅音の家を訪ねて探りを入れようとした。
もしかしたら、力に目覚めたことによって、沙都子も梨花ちゃんのように目明し編などの記憶がある状態なのかもしれない。
そしたら、梨花ちゃんは地下の祭具殿で拷問を受けているか、もしくは地下牢に閉じ込められているだけかもと考えて。
アニメ版ではなかったですが、漫画版ではしょうゆの瓶っぽいものが描かれていたので、目明し編の梨花ちゃんみたいにしょうゆを分けてもらうフリをして園崎家を訪ねた。
魅音さんおばんです~、ちょっとしょうゆ分けてくれへん?
みたいな感じでね。
結果、魅音に殺されちゃって、魅音は首を掻きむしって死んだと『綿騙し編の真相記事』では予想しましたが、17話で沙都子が銃を持ってることが判明したので、それぞれ銃を撃ち合って文字通りの相打ちになったのかもしれないね。
床に転がってるのは沙都子の銃で、魅音のリボルバーは画面の見えない部分に転がったか、魅音の身体の下に入ってるのかも。
祟騙し編の鉄平
祟騙し編の鉄平は沙都子に殺されたか、もしくは沙都子に心理誘導を喰らって一緒に大人しく暮らしていたか。
今の沙都子だったら、どちらでも楽勝でございましょう。
知恵先生が訪ねたときまでは確実に生きてましたし、その後に児童相談所の職員と大石が家を訪ねているので、この時までは生きてる可能性が高いかなと思います。
その後に圭一とのバトルがおっぱじっまった時が、圭一の妄想じゃなければ、鉄平にH173を打ってみて効果を試してみたんじゃないかなと思います。
鬼騙し編のレナ、綿騙し編の魅音と、発症させることには成功したけど時間がかかる上に思った通りに動いてくれない。
そこで沙都子はH173を使うこと閃き、祟騙し編からH173を盗むようになったんじゃないのかなと。
祟騙し編の圭一
祟騙し編の圭一は、H173の実験台か、もしくは最初は圭一を綿流しの祭りで暴れさせるつもりだったのかもしれない。
どちらにしろ、圭一をわざわざ北条家に連れて行ったのは、H173の効果を誰にも邪魔されずに見るためだった。
なので、あの時の沙都子のラブコメシーンは、すべて完全なるハニートラップでございますよ。
この野郎、高校性になってハニーの方のトラップも覚えたか?という感じ。
鉄平が妄想じゃなかったのなら、二人をH173を打って戦わせてみたという流れでしょうか。
鉄平と圭一を、H173を打って戦わせてみた。…って、なんだかYouTubeの企画みたいになってますけど。
あのバトルが妄想だったのなら、あの部屋に鉄平の死体があったか、もしくは沙都子によって骨抜きにされた鉄平がいて、それを圭一が一方的に殴っただけなのかもしれない。
圭一の頭の傷はその時に暴れ回って壁にでもぶつけたのか、もしくは想像以上に暴れ回っちゃったんで、沙都子が黙らせるためにぶん殴ったのかもしれないね。
ここでうまくコントロール出来るようだったら、沙都子はそのまま圭一を綿流しの祭りに突っ込ませて梨花ちゃんを狙わせるつもりだったのかも。
祟騙し編の大石事件(詳細は猫騙し編で)
祟騙し編の大石事件(詳細は猫騙し編で語れましたが)は、沙都子がH173を打って起こしたもの。
圭一か鉄平、もしくは両方で実験して使い方を覚えた沙都子が、さっそく実践した形。
H173の欠点として、すぐに末期状態の症状を発症しちゃうので、梨花ちゃんと距離があったら目的が達成できない可能性が高いと思います。
大石は綿流しの祭りの警備に付いていて、拳銃も持っているので村人の邪魔が入っても目的を達成できるうってつけの人物だったことでしょう。
そんな大石にH173を打って、末期症状になる前に梨花への殺意を誘導、使用済みだった金属バットも圭一が使ったやつを渡したんじゃないのかなと思います。
アニメでは、沙都子は梨花ちゃんが殺された後にちょうど来たみたいな感じになってましたが、実はその前に戻って来ていて、大石にH173を打っていたということでしょう。
この時の表情はちゃんと見えないですが、もしかしたら『しめしめ』という表情をしていたのかもしれない。
猫騙し編の赤坂・園崎茜・公由・圭一事件
猫騙し編で起こった赤坂・園崎茜・公由・圭一の4つの事件はもはや説明不要でしょう。沙都子のH173無双が始まったわけですね。
H173の特徴と、梨花ちゃんが死んでから沙都子も死ぬというルールから考えると、4つ共、沙都子は近くにいた可能性が高い。
赤坂事件ではH173を打ってから梨花ちゃんに誘導し、末期症状になる前になんか用事を作って出ていったんじゃないかなと。
部屋が爆発したときの沙都子の表情は見えなかったですが、ここでも『しめしめ』と笑っていたのかもしれない。
圭一事件も流れは赤坂事件と同じでしょう。
ただ、圭一事件では沙都子もその場にいましたけど、この不自然な血のりと、梨花ちゃんが死んだ後に沙都子も死ぬというルールを考えたら、ここは死んだフリの可能性が濃厚。
ここもひっくり返したら『しめしめ』と笑っていたのかもしれない。
公由事件では沙都子の姿はありませんが、ここは見つからないように後を付けていたのかもしれない。
森の影に隠れて『しめしめ』と笑っていたのかもしれない。
園崎茜事件は一番疑問を持っている人も多いと思いますが、梨花ちゃんもいたので一緒に家に招待でもされたんでしょうか。
祟騙し編のように、何かしらのキッカケがあって、村が沙都子を受け入れる形になって。
もしくは、沙都子だけなんらかの能力を使って、園崎家に侵入したとか。
どちらにしろ、他の部屋から『しめしめ』と覗いていたのかもしれない。
猫騙し編の沙都子の奉納演武
夢か現実か?沙都子の奉納演武は前に考察した通り夢寄りかなと。
沙都子最後まで正体隠していたので、あんな自分の正体に繋がりそうなヒントをリアルで言うのかな?という疑問があるので。
ワンチャン梨花ちゃんに想いを伝えるために沙都子が仕掛けたとしても、能力を使って夢的な世界でやってたんじゃないかなと思いますね。
そういえば、大石に金属バットで殴られまくった後に、羽入との精神世界に行った後も梨花ちゃんは転げ回って痛がってましたが、沙都子に奉納演武でお腹ぐちゃぐちゃにされたのに、こちらでは夢から覚めた普通に平気だったという大きな違いもあります。
また、これは沙都子がやったことじゃなくて、羽入が沙都子の正体を教えるために夢という形で見せたのかもしれない。
それだったら、精神世界に行ったときに教えろよって感じですが、羽入さん鷹野の正体にも100年気付かなかったわけですから、決して万能というわけではないのでね。
沙都子事件の裏側『ひぐらしのなく頃に業(2020年版アニメ)』の感想・解説・考察まとめ
今回の話をまとめると、沙都子は最初は時間をかけて発症させてましたが、途中から七面倒くせえー!と、H173を使い始めた。
そして、後半の沙都子の表情は『しめしめ』ラッシュだったかもしれない。