
あなたの心の北条鉄平:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に業』北条鉄平の容疑を考察ー!
ワシを信じて!
今回は漫画版ひぐらしのなく頃に業『祟騙し編』で新たに出て来た鉄平の情報を追加して、再度考察してみました。
動画解説:鉄平は無実【ひぐらしのなく頃に業 考察】漫画版祟騙し編に出た沙都子のアザ(約12分)
目次
『ひぐらしのなく頃に業』北条鉄平の容疑を漫画版を加えた感想・解説・考察
祟騙し編の流行語大賞
ワシを信じて!
キレイな鉄平説とか、沙都子に教育された説とか、途中で消された説とか、アニメでは色々な説が挙がっていました。
先行カットを見る限り、次回の第23話郷壊し編その6でその真実が明かされそうですが、一足早くマンガ版『祟騙し編』で新たな情報が出て来たということで、今回は先に考察してみようじゃないかと。
もしかして、『ひぐらしのなく頃に卒』とかの続編に続くなら、この辺の真相は郷壊し編では明かされないかもしれないしね。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で漫画版や小説版などの試し読み、その他のひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
漫画版の祟騙し編では沙都子にアザが
祟騙し編アニメ版とマンガ版の決定的な違い、それは沙都子にアザがあること。
アニメ版だと徹底して鉄平の出番がなくて、知恵先生を追い返した後は圭一とラストバトルをおっぱじまるまで全く出て来てませんでしたからね。
これによって、キレイな鉄平説とか、鉄平消されちゃった説とか色々と出てきたわけです。
アニメでは沙都子のいや~ん!なサービスシーン…ならぬ、シャワーシーンまで入れて、沙都子にアザないですよー的なアピールをしてきたのに。
なのに漫画版の方では、アザだけでなく、沙都子に酒やつまみを買わせるおつかいさせたり、その間に自分は仲間と麻雀したりと、細かいところは違うけれど、旧作の祟殺し編や皆殺し編と同じ展開となっていました。
マンガ版の方にも原作者の竜騎士07こと竜ちゃんが関わっているらしいので、アニメ版では鉄平の虐待はないと見せかけて、実はあったというトリックなんでしょうか。
僕らは知っている沙都子の鬼化
しかし、わたくしたちはすでに知っちまってるわけでございます。
郷壊し編ですでに沙都子が鬼となっちまってることに。
こんな顔した沙都子が、鉄平に大人しくやられるのか?と。
この時の沙都子はループするために自分の命を躊躇なく捨てられる。
鬼騙し編以降の展開を見る限り、手段のためには梨花ちゃんはもちろん、その他の部活メンバーだって手にかける。
手段を選ばない鬼と化しているわけですから。
マンガ版のアザも梨花ちゃんを欺くために、自分で付けたんじゃないか?疑惑も出てきます。
漫画版の祟騙し編だと、旧作の祟殺し編や皆殺し編と違って、圭一一人じゃなくて、梨花ちゃんも含めた部活メンバー全員で北条家を訪れています。
また、アザの位置も旧作アニメと違うんですよね。
旧作だと首の後ろ、二の腕の後ろ、フトモモの三か所でしたが、今回の漫画版では胸の上あたりと手の二か所と、今回の方が旧作よりもより自分でアザを付けやすい位置にある。
鬼化した沙都子だったら、これぐらい普通にやるんじゃないでしょうか。
沙都子の祟騙し編の狙い
アザのことは置いといても、沙都子が吐いたあの一連の流れは演技ということは原作者から語られています。
漫画版の方はより旧作の祟殺し編や皆殺し編に近い感じに描かれているので、沙都子の裏側を知って読むと、
演技派だね~!
というぐらい、死んだ目や部活メンバーに対する接し方、特にアニメよりさらに『にーにー』呼びをしちゃう圭一に対する接し方は魔性の女レベル
お金取れるで。
ここまで身体張ったんですから、沙都子にはなにかしらの狙いがあって、祟騙し編のあの状況を作ったことは間違いない。
ここでわたくしが思いついた考察は4つ。
祟殺し編や皆殺し編の再現
一つ目は祟殺し編や皆殺し編の再現からの突然の突き放し。
これは22話郷壊し編その5で、フェザリーヌ的なキャラ(ここでは面倒なのでフェザと略します)に、梨花ちゃんの心を折ると宣言していたので、鬼騙し編や綿騙し編と同じく、惨劇を回避するルートに乗ったと見せかけての突然の突き放しを喰らわす!というのは一番考えられるパターン。
ただ、単純に再現しただけではおかしな部分がいくつかある。
まず沙都子を鉄平から救う最後のシーンは皆殺し編から大きく変えていること。
梨花ちゃんの心を折るんだったら、皆殺し編のハッピーエンドのときに惨劇を起こした方が大ダメージだと思うこと。
二人で最後抱き合うシーンで、沙都子が梨花ちゃんをガン!と刺したら、
身内に刺されるとわ~!
と梨花ちゃん大ショックだと思うんですけど。
それをやらなかったということは、ここから羽入が梨花ちゃんの記憶を完全にすると知っていたのか?
それとも、これも沙都子がフェザに頼んでそうしたのか?
また、沙都子の家に行く前の大石も『今は茶番に付き合う』とか『(圭一たちとは違ったニュアンスで)私も相談所に北条家の現状を知ってもらいたい』と発言し、まるで旧作とは違った事態が起こっているような雰囲気を漂わせていたことも気になるところ。
そして、大石に連れて行かれたと沙都子は言ってたのに、なぜか北条家にいた鉄平の存在。
沙都子が完全に鬼化してて、梨花ちゃんの気持ちをとにかく折ろうと考えるとしても、この辺の違和感は不自然ですよね。
特に圭一だけ別にする必要はないだろうと。
鉄平へのリベンジ
二つ目の可能性は鉄平のリベンジ。
本来の目的ではないのですが、前の世界ではあれだけやられたわけですから。
梨花ちゃんのついでに、もしくは本命の梨花ちゃんの計画のために、鉄平は邪魔くさいとなって、途中でガチコーン!とやっちゃったのかもしれない。
この場合、アニメでは知恵先生に、マンガ版では部活メンバーに鉄平の存在をアピールした後に、鉄平を消した。
銃を手に入れることができる、H173も多分手に入れることができる沙都子なら、小学生の身体でも鉄平を消すのは簡単でございましょう。
このパターンの場合、最後の鉄平は圭一の幻ということになるんでしょう。
フェザへの反撃のため
3つ目はフェザを倒すための時間稼ぎ。
こちらは第22話郷壊し編その5の考察記事で少し触れましたが、実は沙都子は鬼化してなくて、フェザを倒すために演技しているんじゃないかというパターン。
梨花ちゃんの100年の記憶の欠片を見た辺りで我に返って、親友である梨花ちゃんの100年越しの夢を叶えてやりたい。
けれど、そのためにはこのフェザが邪魔になる。
悟史へのお別れは、親友のために鬼になったフリをして、神を討つといった決意だったんじゃないでしょうか。
ただ、ここで問題となってくるのは相手は神様ですから、普通にやっても倒すことはできないだろうということ。
梨花ちゃんの心を折るためにループを繰り返しているのはカモフラージュでは、実はフェザを倒す方法を探るためにループしている。
が、鬼騙し編や綿騙し編では思うような成果が出なかったので、祟騙し編では鉄平を隠れ蓑にして、学校に行かずにいつもよりも時間を作って、色々と裏で動いていたんじゃないでしょうか。
この場合も鉄平は途中で消しちゃってるのか。
そして、それに気付いた大石をやもなく発症させたということでしょうか。
沙都子の誤算
4つ目は沙都子の誤算で、フェザが干渉したというパターン。
梨花ちゃんの記憶の欠片を見たこと、そして祟騙し編の活躍を見て、運命に抗う男といえば前原圭一、前原圭一といえば運命に抗う男と、フェザ攻略に圭一の力を沙都子は借りようとしたんじゃないかと。
それで圭一だけ一人北条家に連れて行ったんじゃないのかなと。
もしかして、ここで圭一に渡したいと言っていたものは、沙都子が持ち去ったであろう神剣・鬼狩柳桜だったのかもしれないね。
さすがに丸々渡すとフェザにバレちゃうので、砕いた欠片をそっと渡そうとしたのかも。
そこをフェザに怪しまれたのか(気付かれてたらさすがにそこでゲームオーバーでしょうから)、またはただの神のお戯れで干渉してきた。
持ってる錫杖の音のようなものが聞こえてきたのは、フェザが干渉してますよという暗示として。
また、フェザが関わってるんだったら、ここは圭一を発症させて妄想を見せることも、実際に鉄平をその場にいさせるということも両方を出来そう。
この場合は大石もフェザが発症させて、その時に鉄平を逃がしたのかもしれない。
第14話猫騙し編その1で大石にやられる前の放心状態みたいに見えた沙都子は、これ演技じゃなくて、フェザの奴やりやがったな!という沙都子の作戦が砕かれた徒労感みたいなのもあったのかもしれない。
また、第15話猫騙し編その2で今度は死んだフリまでして圭一を発症させたのは、この時にフェザに怪しまれたから、『いえいえ、わたくしの狙いは梨花であって、あなたはありませんことよ』と、フェザ狙いじゃないよということをアピールするためにやったのかもしれない。
『ひぐらしのなく頃に業』北条鉄平の容疑を漫画版を加えた感想・解説・考察まとめ
今回の話をまとめると、沙都子が本当に鬼化してるか、それともフェザを討つための演技かによって、
祟騙し編の舞台裏はかなり大きく変わってきそう。
また、仮に演技だった場合は最後の最後までとっておいて、第23話郷壊し編その6でも詳しく明かされないかもしれない。