
あなたの心の黒幕:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『ひぐらしのなく頃に業』と『うみねこのなく頃に』の関係性を解説ー!
原作者が同じ♪
ひぐらしのなく頃に業 第7話で再び原作勢の考察が過熱したうみねこのなく頃にの関連説。
ただ、アニメ勢や新規組にとっては『うみねこのなく頃にってなんぞや?』といった感じでしょう。
そこで今回やアニメ勢や新規組のために、ひぐらしのなく頃に業とうみねこのなく頃にの関係性を解説します。
また、最後に二作品の関連性について、わたくしの考察も語りたいと思います。
ちなみに、うみねこになく頃にはもちろん、旧作ひぐらしアニメの一部ネタバレも含むため、旧作ネタバレが嫌な方はここでストップしてください。
動画解説:【ベルンカステル黒幕説】ひぐらしのなく頃に業とうみねこのなく頃に、古手梨花との関係性を解説・考察(約11分)
目次
うみねこのなく頃にとは?
うみねこのなく頃にとは、ひぐらしのなく頃にの後に同じ原作者によって生み出されたミステリーファンタジーサスペンス。
ひぐらしと同じく原作は同人ゲームから始まり、そこから小説・漫画、原作の途中までですけれどアニメ化もされています。
ストーリーの方は、関係者以外は訪れない六軒島(ろっけんじま)に集まって行われた親族会議で、次々と犠牲者が出るというミステリーサスペンスの王道的な展開。
大きな違いはひぐらしと同じく何度も時間がループすること、そして魔女が存在していてそれが事件に関わってくること。
全く別の世界設定の作品ながら、ひぐらしイズムを受け継ぎつつ、よりファンタジー度が高いのがうみねこのなく頃にとなっています。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄でうみねこやひぐらしの漫画版の試し読み、そしてひぐらしの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
ひぐらしのなく頃にとうみねこのなく頃にの関連性
原作者は同じだけど全く別の世界設定。そんなうみねこなく頃にがどうひぐらしのなく頃に業と関連しているのか?
それはひぐらしに登場しているキャラクターが、うみねこでも一部登場していること。
そのまんまというわけではないのですが、中には見た目や声優まで同じと、あきらかに関連してんだろうとう感じさせるキャラクターもいる。
そして、うみねこのなく頃に登場する魔女ベルンカステルとラムダデルタが、ゲームとして争った世界がひぐらしのなく頃にと考えられています。
ちなみに、ひぐらしの方が先ということで、旧作テレビアニメ版ではうみとことの関連性を感じさせるシーンは登場しなかったですが、うみねこよりも後で描かれた『賽殺し編』や漫画版『皆殺し編』ではつながりがある描写もあり。
これらのこともあって、原作勢の中には今回のひぐらしのなく頃に業にうみねこが関わってくると考察する人が多いのでしょう。
ここからはそれらのキャラクターについての関係性を解説していきたいと思います。
ベルンカステルと古手梨花
見た目がそっくり、声優も同じベルンカステルと古手梨花。
ここでもっとも、ひぐらしとうみねこの関連性を感じさせることでしょう。
ベルンカステルはうみねこに登場する魔女で、先ほども言った通り、魔女ラムダデルタとゲームとして争った世界がひぐらしのなく頃にと考えられている存在。
原作者いわく、「古手梨花」が賽殺し編で自らを「ベルンカステルの魔女」と語ったもうひとりの自分と決別し、梨花のベルンカステルの部分が「カケラの海」をさまよううちに、最悪な性格部分だけが結晶された存在だとか。
ちょっとややこしいですが、簡単に言うと梨花ちゃんの人格の一部ということでしょう。
なので、姿形や声がそっくり。
そのため、第7話で豹変した梨花ちゃん見て、この赤眼状態のときはベルンカステルなんじゃないのか?
ベルンカステルが再びゲームを始めたのが、ひぐらしのなく頃に業の世界と考察している人もいました。
羽入とフェザリーヌ
OPに影だけ見せている羽入似た存在。こちらを原作勢はうみねこのフェザリーヌと予想する人が多い。
ちなみ、フェザリーヌはこの人でうみねこではゲームマスターを司る魔女。アニメ版では登場してないので漫画版の姿になりますけれど。
こちらは見て分かる通り、ベルンカステルとと違って、角以外は羽入とはまったく見た目が違い、さらに声優もこちらは違います。
この二人にどんな関係があるのか?
こちらも原作者いわく、昔の頃に頭の左の角を傷つけた結果の姿が、『ひぐらしのなく頃に』に登場する「羽入」だとか。
つまり、より大きな力を持った羽入完全体、パーフェクト羽入みたいな感じでしょう。
さらに、羽入=フェザリーヌなら、完全体のオヤシロ様とも言える存在になる。
また、ベルンカステルはフェザリーヌの巫女だった点から、梨花と羽入との関係性をより強く感じさせる。
このことから、OPの羽入に似た存在はフェザリーヌで、今回のループを起こしている黒幕と考察する人もいます。
今回は北条沙都子がラムダデルタ説
そんでもって、ベルンカステルとひぐらしの世界でゲームをしていた魔女ラムダデルタについても解説しましょう。
ラムダデルタは鷹野三四の幼児期『田無美代子』にそっくりの外見で担当声優も同じ。
が、こちらはそれだけで性格とかは別物、ベルンカステルやフェザリーヌみたいに原作者いわくみたいな鷹野三四と関連する情報は特になし。
あくまで鷹野を上位世界から駒として操っていた存在。
そして、ひぐらしのなく頃に業では随所で怪しい動きを見せる沙都子黒幕説も挙がっていますが、このラムダデルタが今度は鷹野ではなく、沙都子を操っているんじゃないか?という考察も。
その根拠として、鬼騙し編第1話で行われたペン争奪戦を行っていた沙都子のセリフや仕草がラムダデルタっぽいなんていう意見も。
こうやって並べてみるとぽいっぽいかも、髪も同じ金髪だしね。
ただ、アニメ版ではこのセリフカットされています。
羽入の力じゃない今回のタイムリープは、ラムダデルタの力じゃないかと考察されていました。
うみねこのなく頃にとの関連性を考察
さて、最後にわたくしの考察を。
わたくしもOPの考察で沙都子黒幕説やひぐらしのなく頃に業7話で梨花ちゃん黒幕説は考察しましたが、前から言っている通り、うみねこのなく頃にをガッツリ絡めてくることはないと思います。
絡めてもファンサービス的な感じじゃないでしょうか。
その最大の理由は、アニメ勢や新規勢など、うみねこの原作を知らない人にとっては謎展開になるから。
こう言うと、ムキー!となって絡んでくる原作勢がいますが、これイジワルとかで言ってるわけではないので。
なので、今回はその理由についても詳しく解説しましょう。
まず勘違いしている人も多いですが、原作とアニメは別物です。
アニメは原作と元にして、アニメスタッフが一から作り直したものなので。
これ作品としてだけでなく、作っている人達も違うので、極端な話、ひぐらしの原作やうみねこが売れたところで、アニメ制作側は1円も潤わないんですよ。
そっちが売れても全部原作側にいきますし、漫画版に関しても今回のスポンサーKADOKAWAではなく、スクウェア・エニックスが刊行しているのでこっちの利益もない。
ここでまず、ひぐらしのなく頃に業がうみねこをプッシュする理由が大きく下がる。
そして、アニメのとっての収入源といえば、円盤売上と動画配信の再生数、つまり、より多くの人に見てもらうことが大事。
そんでもって、今回のひぐらしとうみねこの関連性を聞いたアニメ勢や新規勢の人はどう思ったでしょうか?きっと、
ややこしいーーー!!!
と思った人がたくさんいるんじゃないでしょうか?なぜなら、わたくしも解説をまとめながら、
ややこしいーーー!!!
と思っていたから。ついでに、まとめるの七面倒臭せえーーー!!ってw
うみねこのアニメ版が失敗したのは、このややこしさも原因の一つじゃないかなと思うんですよね。
ひぐらしのなく頃に業で、そんなややこしい設定を入れたら、うみねこを知らない人が大量離脱するリスクもあり。
逆にうみねこ要素入れなくても、原作勢で離脱する人はそんな多くないでしょうから。
アニメをより多くの人に見てもらうという大前提で考えたら、うみねこの要素はせいぜいファンサービス的な感じじゃないかなと考察しているわけです。
ひぐらしのなく頃に業とうみねこのなく頃にの関係性まとめ
今回の話をまとめると、原作ひぐらしとうみねこの関連性は非常に強い。
が、それをひぐらしのなく頃に業にガッツリと入れてくるかというと、知らない人達のことを考えるとなかなか難しそう。
ただ、このひぐらしとうみねこの関連性を知っておいて損はなし。