
あなたの心のマリオネット:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に卒』第3話を感想&考察ー!
鬼騙し編の裏側!
ひぐらしのなく頃に卒 3話
圭一なら勝てるのですよ、ファイト・オーなのです…って、梨花ちゃんが思ってるのと違う圭一とレナのファイトが行われているんですけれどーっ!?
全ての小さなことが不幸に繋がった
けれど、最後はド派手に散らす
もはやどちらも正気の沙汰とは思えん終わらせ方#ひぐらし卒 pic.twitter.com/I8Kt1uCJX2— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) July 8, 2021
木曜の夜は再びひぐらしに捧げる男でございます。
今回も梨花ちゃんに負けず、ファイト、おーの考察物語をお送りします。
動画解説:沙都子の感情が【ひぐらしのなく頃に卒3話~鬼明し編】考察・感想。レナと梨花ちゃんの結末(約14分)
この記事で分かる目次
『ひぐらしのなく頃に卒3話~鬼明し編』の考察・感想・解説
今回の第3話の感想を一言でまとめると、すれ違いと沙都子めー!
と言いたくなる鬼明し編の結末。
解答編ということで、鬼騙し編の謎を解決してスッキリ!…と見せかけて、やっぱりいくつか気になるところがある。
これはただの作画ミスとかじゃないと祈りつつ、今回も考察していこうと思います。
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レナの伏線回収
ひぐらし業・鬼騙し編で随所に出て来た不穏なレナさん。
それが今回の鬼明し編で、つながるつながる、全て繋がってお見事!というぐらい、今回で一気に伏線回収してくれましたね。
あそこでああいう顔をしていたのは、圭一のあの発言がキッカケとなっていたのねとか。
今回も大石のヤツが、わざとか!というぐらい、疑心暗鬼を生み出してんなと。
ひぐらし業と一緒に見ると、本当にお見事!というぐらい伏線回収をしてくれた。
さすがひぐらし、メインストーリーの方はキッチリと仕上げてくれました。
ただ、こうやって見ると、今回の惨劇はただただ不運なすれ違いが積み重なっただけ。
一つでもズレていたら、また全然違った結末になったんでしょうね。
そして、雛見沢症候群を発症した人、あいかわらず普段とのギャップありすぎ。
しいたけ目の笑顔から嘘だッの怒りの表情!!まで、特にレナは一番の演技派ですよね。
目明し編の詩音なんて、途中で笑いそうになるの堪えてたりしてたのね。
沙都子の裏側
そして、こっちは、
沙都子め~!!!
といった感じ。
黄色い悪魔が随所でにやりにやりと笑いまくる。
前回はちょっと悲しそうな顔とかもしてたのに、今回は終始悪そうな顔ばっかり見せてたね。
ただ意外だったのは、もっと沙都子がレナを誘導しているのかな?と思ってましたが、H173を打った後はお好きにあそばせといった感じで、基本放置プレイなのね。
トラップ沙都子の割には、その後は運任せという展開がちょっと気になりました。
圭一の幻聴ではない鬼隠し編との違い
これは鬼騙し編だけじゃなくて、旧作の鬼隠し編も含めた解答編ですか?
レナが圭一の電話を覗いていたのは勘違いではない。
家に来た時、ドアをドンドン叩きまくっていたのも勘違いじゃない。
全ては圭一の疑心暗鬼から生まれた錯覚だと思っていたけど、鬼明し編ですべて実際にあったことだと明かされる。
こうやって見ると、鬼隠し編の方でも実際レナそうしてたんじゃないのかな?と、見てるこっちも疑心暗鬼になりそう。
そして、圭一じゃなくても、あんなドアをドンドンされたら開けたくないわな。
梨花ちゃんの言葉がなかったら、圭一も鬼隠し編と同じく、開けなかったんじゃないでしょうか。
梨花ちゃんのファイト、おーが惨劇のゴング
そして、そんな二人を梨花ちゃんが覗いていた。
ここの展開はPVで考察した通り。
二人を覗いてる二人は、『後はお若い二人で』と言いそうなお見合いの仲人さんに見えたよ。
梨花ちゃんの、
圭一なら勝てるのですよ、ファイト・オーなのです!
のセリフにシンクロさせて、二人のバトルをおっぱじめるのはやめなさい。
たしかに圭一勝ったけど。
また、あんだけ大声で暴れ回ってたのに、外の梨花ちゃんには聞こえんもんかね。
うちのボロ屋だったら絶対聞こえると思うんだけど、前原御殿と言われるだけあって、昭和の建物にしては防音もしっかりとしてるんでしょうか。
意外な梨花ちゃんの最後
今回の一番のサプライズは、梨花ちゃんをやったのは沙都子でも、他のキャラでもなかったんだと。
目明し編のエグさ再び。
まさか包丁で自分を刺しまくるとは思わんかった。
緊急事態の目明し編はともかく、色々と方法が選べる中で、そんな痛い方法選ぶ?
沙都子も躊躇なくその方法選んでましたけど、沙都子と違って、梨花ちゃんは何度も何度も刺していたからね(痛い痛い痛い)
羽入と話してる時の梨花ちゃんの雰囲気と、鬼騙し編の結末で魅音が話していた内容、沙都子の裏側が分かった郷壊し編の展開から、梨花ちゃんがまさか自分でという発想がなかったですね。
これはちょっと竜ちゃんにやられちゃいましたね。
全てがうまく繋がりすぎじゃないか?
解答編ということで、鬼明し編のストーリーには特に考察するところはない…と見せかけて、全ての伏線がうまく繋がりすぎじゃない?
この次々に伏線を回収ストーリーに、お見事!と思いつつも、ちょっとキレイ過ぎないという違和感もあり。
これはすでにエウア動いてません?と思ったわけですよ。
伏線がうまく繋がるのはそういう作品なんだからとか、考察勢の悪いクセが出てるよと言われたらそれまでですが、それでも気になるところをこねくり回すのが考察勢。
結果、トランプやカレンダーで『恥ずかしいー!』となることもあるけれど。
また、郷壊し編ではちょいちょい沙都子を覗いていたエウアが、この鬼明し編では全然出て来なかった点も気になる。
ここからはそのちょっと気になる部分をピックアップしていきたいと思います。
レナの疑心暗鬼とレナ父
まず気になったのは、レナが発症してからの疑心暗鬼の具合。
もともと敵意を持っていた間宮リナや、見られたと思った圭一に敵意が向くのは分かる。
ただ、それ以外の人物にほとんど敵意が向けられない点に違和感あり。
今までの雛見沢症候群って、発症すると全方位に向けて疑心暗鬼が向けるが多かったのに、今回のレナさんちょっとピンポイント過ぎない?
罪滅ぼし編のレナは、圭一だけじゃなくて、魅音や梨花ちゃんとかにも向けていたし。
特に発症してから一番一緒にいる時間が多かった、レナ父には一切疑心暗鬼や怒りは発生しないんだと。
家を出た罪滅ぼし編と違って、今回はずっとレナ家にいたしね。
鉄平やリナさえも変化してる中、あいかわらず旧作と変わらないレナ父。
お前のためにがんばってんのに、お前は飲んだくれて寝てばかりかい!と、ついにレナ父にお咎めの時が来るのか?と思ったのですが、ないんかい!と。
状況は全然違うけど、詩音は家族でも容赦なくガチコン!いったけどね。
最初から敵意を持っていたリナは置いといて、これらのことからまるで圭一だけ疑心暗鬼が向くように誘導されている感じがする。
レナ父のその後
そんでもって、罪滅ぼし編に続き、鬼明し編でも明かされなかったレナ父のその後。
罪滅ぼし編ではレナが家出して、最終的には学校立て籠もり事件を起こした。
その後に雛見沢大災害が起こったとはいえ、このルートだとレナは捕まったおかげで助かっていたので、レナ父もレナが事件を起こしていることは知っているはず。
ついでに言うと、旧作でレナがレナ父に間宮リナと付き合うのをやめるように話し合うイベントも発生している。
なのに、お前はなんで鉄平や間宮リナみたいに少しも改心する様子がないんだっ!?
そして、今回はレナが死亡していることは伝えられているのは間違いない、もしくは圭一を襲ったことも警察から伝えられているかもしれない。
自分が飲んだくれている間にこんなことが起こった、レナの父のリアクションが凄く気になる。
鬼騙し編では圭一の病室にお見舞いに来ている様子もなかったし、そのショックでさらに引き籠もってしまったんでしょうか?
圭一ママのその後
そしてもう一人気になるのは、圭一ママのその後。
圭一ママがあのやる気満々のレナを家に呼んだ上に、今夜は家に圭一一人しかいないという情報まで与えたのですから。
さすがにここまでやったら自覚あると思うんだけど、圭一に対してどんな風に謝ったんだろうか?
さらに、今の圭一ママがレナや、その残された家族であるレナ父にどんな感情を抱いているのか?というのも気になるところ。
圭一の出血量
そして、鬼騙し編からずっと言われている圭一の出血量。
今回の梨花ちゃんや沙都子にも負けない出血量。
レナに何か所も刺されたこと、たぶん圭一の両親であろう発見者が助けるまで時間がかかったこと。
これらから考えると、やはり圭一が生きているのは不自然。
単純に作品の演出として派手にやっただけという線が濃厚そうですけれど、これだけ突っ込まれても、OVAでも今回でも血の量を修正して来なかったことを考えると、もしかしたらここにもエウアの力が働いてるのかもしれないね。
PVでエウアが圭一の欠片を覗いていたこと、OPで圭一だけ笑ってないように見えるのは、圭一が自覚なしにエウアの駒となっているのかもしれない。
魅音は本当にカヤの外なのか?
もう一人気になるのは、魅音は今回は本当にカヤの外なのか?
鬼隠し編であったおはぎ事件もなければ、罪滅ぼし編であったレナの死体隠しを手伝うイベントもない。
旧作に比べて格段に今回は魅音の出番が減らされてしまった。
最後に『くっ!』と悔しがる表情を見せるだけで終わったのですが。
ただ魅音といえば、鬼騙し編のラストで、圭一に『梨花ちゃんと沙都子は同じ包丁で何度も首を刺されて死んだ』と言っていた。
この発言があった影響で、梨花ちゃんが自分でやったと思わなかったのですが。
しかし、そんな梨花ちゃんはともかく、
沙都子の方は1回しか刺してるように見えない。
鬼騙し編の最後のカットではランドセル背負ってないし、倒れた後にまた何度か刺したのでしょうか?
それとも、この魅音の発言や沙都子のランドセルは、トランプやカレンダーと同じミスってことなんでしょうか?
仮にそのどちらでもなく、魅音が故意に嘘の情報を伝えて来たのなら、エウアが干渉しているのは圭一じゃなくて魅音という線もあるかもしれない。
沙都子は正気なのか?
そして、沙都子は正気なのか?
というのも、前回は、
レナさん、梨花を雛見沢にとどまらせることができたら、その世界では必ずあなたも幸せにしてあげましてよ。
と悲しそうな顔をして言ってましたが、
今回はそんなことは記憶にございませんと言わんばかりに、今回はレナが不幸になる度に、にやりにやり、最終的にはレナが亡くってもにやりにやりですからね。
最終的には梨花ちゃんが自害した姿を見ても冷静と、もはや梨花ちゃんと一緒にいたいというよりも、梨花ちゃんを苦しめることに生きがいを感じてるような悪人になってきたんですけれど。
なんか趣旨変わってません?というぐらい、もうちょっと感情あった郷壊し編はもちろん、前回と比べても正気の沙汰とは思えない沙都子に見えた。
エウアが干渉しているのは沙都子の感情なのか?もしくは、沙都子もで、その他のキャラにも干渉してるのかもしれない。
また、OPやEDを見る限り、沙都子は最終的は改心すると思うんだけど、沙都子がまともだと、僕ら見てる視聴者を納得させるのが難しいとも思う。
今までの犯人は雛見沢症候群を発症して惨劇を起こしたという免罪符的なものがあったけど、まともな状態で惨劇を起こして後で改心したとしても、『お前さんざん好き勝手に暴れ回ったやないけ!』と、観てる側にもしこりが残ると思うので。
なので、ボクは沙都子の精神状態がエウアか何かしらの影響を受けてまともじゃない方に、3000点でお願いします。
『ひぐらしのなく頃に卒3話~鬼明し編』感想・考察・解説まとめ
ひぐらしのなく頃に卒3話の考察をまとめると、解答編はお見事な状態でひぐらし業の伏線を回収している。
けれど、それだけでは終わらない、大どんでん返しも竜ちゃんにはやってくれるという信頼感がある。